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2020年07月22日

武漢風邪現状(七月十九日)



 ここらで一つ、チェコの武漢風邪流行の現状をまとめておこう。数字は20日朝のもの、つまり19日の検査結果までが集計されたものである。厚生省がデータをまとめて発表しているページによれば国全体にかかわる数字としては以下のとおりになる。

  累計検査数  624780
  累計感染者数 13945
  現在感染者数 4826
  完治者数   8760
  死亡者数   359
  入院者数   134

 検査数は、確認のための再検査なども含めた数なので、これだけの数の人が検査を受けたというわけではない。特に最近は集団感染が発生した企業などの関係者を中心に検査が行われているため、それ以外の検査数は減少する傾向にある。そのため一度開設した検査専用の施設を閉鎖する病院も増えている。集団感染が発生して慌てて再度開設したなんて話もあるけど。

 現在感染している人の数は、5月末には1800人程度まで減っていたのだが、6月に入って再度増加をはじめ、これまで最高だった4月11日の数字を越えて5000人に迫りつつある。オロモウツ地方では、地方の提供するページによれば、7月に入ってからはすでに再度減少を始めており、一時は150人に迫っていたのが、60人程度まで減っている。
 ただし、現在の感染者数は、情報源によって数字に差があるため注意が必要で、例えばセズナムの提供するページでは、オロモウツ地方全体ではなく、かつてのオロモウツオクレスだけで115人という数が出ていて。地方全体を合計すると145人となる。これについては、セズナム自体が、情報が錯綜していて正確な数字がつかめないという記事を載せいてた。現状を把握するのに大切なのは累計ではなく現在の感染者の数だから何とかしてほしいものである。

 死亡者数に関しては、他の病気が主因で亡くなった人でもコロナウイルスが確認された場合にはこの中に入れられているのは他の国と同様。武漢風邪が主因で亡くなった人の数はほんの一部だと言われている。問題はオロモウツ地方の発表するデータは、この死亡者の数抜きになっていることで、現在の感染者数は累計から感知した人の数を引いたものである。死亡者も出ているはずなのだけど。

 厚生省の発表するデータの中に、最近七日間の新規感染者数を人口十万人当たりに換算して、オクレスごとに示した地図がある。数が多ければ多いほど赤が濃くなっていくのだが、二週間ほど前までは真っ赤に染まったカルビナー以外は、ほんのり赤い場所があるぐらいで、厚生省のカルビナー以外は問題ないという説明に説得力を与えていた。それが一時は300を越えていたカルビナーの数字がどんどん減って50程度と落ち着いてきたのとは反対に、全体的に赤みがかってきたというか、色のついたところが増えてきた印象である。
 特にカルビナーのあるモラビアシレジア地方は、40に近づきつつあるフリーデク・ミーステクだけでなく、ノビー・イチーンも10を越え、オパバとオストラバも10に近いという状況で、数字だけを見ると地方の保健所が規制強化を実行したのも仕方がないかなとは思える。ただ人口も少なく新規の感染者も少ないブルンタールは巻き込まれた感が強いけど。

 スロバーツコのウヘルスケー・フラディシュテでも新規の感染者が増えているが、一つは町の病院で患者と医療関係者が十数人感染したというもので、もう一つは近くの村ブルチノフで8人の集団感染が確認されている。ブルチノフはイーズダ・クラールー(王の騎行)というユネスコの無形文化遺産にも指定されている伝統行事で知られる村だが、ニュースで何かの行事を中止するかどうか検討すると村長が語っていたので、イーズダ・クラールーのことかと思っていたら違って、ホディと呼ばれる収穫祭のようなイベントだった。
 村の提供する行事のページによれば、今年のイーズダ・クラールーは5月末に予定されていたが、規制の厳しい時期で実施できず、すでに来年への延期が決まっているようだ。ページの一番上に「Jízda králů Vlčnov 2020 aneb ani Covid nás nezastaví」というビデオがあるから、一瞬無理やり開催したのかと思ったけど、下のほうに中止を知らせるニュースもあった。

 話を戻そう。地方別の累計の患者数を見ると、流行の最初から常に他の地方よりも多かったプラハをモラビアシレジア地方が抜いて、4000人超となっている。セズナムの情報ではカルビナーだけで累計2000人を越えている。プラハが常に一番というのは気に入らないのだけど、この場合はプラハが一番でも何の文句もないんだけどねえ。
 最後の入院者数を見ると、以前と比べると、入院しなければならないほど病状が悪化する人の割合が減っていることがわかる。集団感染に関するニュースでも、大半は無症状か軽症だということが多いし。これが季節による環境の変化が原因なのか、病気の性質が代わったことが原因なのかはわからないが、感染して免疫をつけるなら今が一番かもしれない。

 何だか話があちこちそれたけれども、これが簡単にまとめたチェコの現状である。
2020年7月19日24時30分。






https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/








posted by olomoučan at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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