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2020年07月12日

カルビナーをめぐる大騒ぎ(七月九日)



 一昨日の記事にまたコメントがついていたので、前回コメントをくれた人が、記事を読んでまたコメントしたのかと思って確認したら、前回と全く同じコメントがついていた。こりゃ読んでないわ。自分のブログの宣伝のためにあちこちのブログにコメントを付けて回っているのだろうか。そんな暇があったら、文章を書いたほうがいいと思うのだけどねえ。とりあえず、二つ目のコメントは削除しておいた。三つ目が来たら一つ目も削除してしまおう。

 ところで、カルビナーで仕事をしている知り合いに連絡してみたら、会社の従業員からは患者は出ていないけど、家族や親せきが感染して隔離状態に置かれた人はいるような話が返ってきた。カルビナーなんてそんなに大きな町じゃないし、周辺の街を合わせてカルビンスコと呼ばれる地域全体でも25万人ぐらいしかいない中、2000人近くの感染者が出ているから、感染が疑われる人が出るのは仕方がないのだろう。とにかく本人は何事もないようで安心した。
 このカルビナーの集団感染の拡大については、政治問題化しつつあり、与野党を問わず、ANOを除く政党は厚生省と地方の保健所の対応が甘かった、遅すぎたのではないかと批判している。五月下旬のカルビナーの炭鉱で感染者が出始めたころに、楽観視し過ぎじゃないのと思ったことはあるのだが、同時にチェコだけではなくヨーロッパ全体で規制解除に向けて邁進していた時期に、地域を限定してとはいえ規制を強化するのは難しいだろうなあとも思った。

 重要なのは、カルビナーの市長も含めて、政府の対応を批判している人たちが、当時は何も言っていなかったことだ。どうにもこうにも後出しじゃんけんの観があって批判には同調しにくい。おまけに、チェコテレビのニュースのアナウンサーに代替案を求められても、まともな対策を答えられる人はいないし、批判のための批判に出している印象である。批判することで存在感を出そうという日本でもよくみられる政治ショーと化しているわけだ。
 もちろん、厚生省の対策が完璧で批判するところがないとは言わない。そもそもの話で言えば、この武漢風邪がここまで警戒して厳しい対策を取る必要がある病気だったのかというところから疑わしいのだけど、国会での議論をニュースで見ても、次への対策につながる建設的な議論にはなっておらず、秋に行われる地方選挙に向けた広報の場になっている。チェコの政治も、他のヨーロッパの国々や日本に負けずに衆愚化が進んでいるのである。

 もう一つ、ショーと化しつつあるのが、サッカーリーグのカルビナーをめぐる疑惑である。リーグ再開に際して、降格の危機にさらされていた4チームが積極的に賛成しなかったのだが、その中の一つだったカルビナーでは意図的に選手を感染させたのではないかという疑惑を口にする人たちがいるのだ。リーグが完結しなければ降格チームは出ないわけで、確実に降格を避けるためには、リーグ戦が開催できない状態にする、つまりチームから感染者を出すのが一番だと考えたというのである。
 このような主張をする人たちは、状況証拠、選手たちの検査が決まった経緯とか、関係者の証言と現実の食い違いなどを挙げて、これは怪しいと主張するのだけど、憶測に憶測を重ねている感じで、どこまで信じていいのやらである。当然カルビナーの側からも反論は出ているのだが、これもまた、どうにもこうにも怪しいというか、説得力がないもので、困ったものである。

 こうなったら、一番いいのは、カルビナーの次の検査がすべて陰性で、暫定の計画通りにリーグ戦だけでなく、入れ替え戦まで行うことである。入れ替え戦では日程的に厳しい1部のチームよりも、準備期間が長くなる2部のチームのほうが有利になるという不平も聞こえてくるけど、疑惑を疑惑で終わらせるにはこれが最善のはずである。問題は、4人だったチーム内の感染者が、新たな感染者の発覚で5人に増えたことである。
 個人的には、この問題で失敗したのはサッカー協会(もしくはリーグを運営するリーグ協会)だと思う。カルビナーで集団感染が発覚した時点で、カルビナーのチームがカルビナーで活動するのを禁止して、暫定的に他の町に活動拠点を移させるべきだったのだ。公平性を失うという批判はあるにしても、チームから感染者を出して再度リーグが中断されるよりはましなはずである。
 いや、中断した時点でリーグがまともに行われたとは言い切れなくなったのだから、降格なしで昇格だけということにしたほうがよかったのかもしれない。そうなると全節終了後のグループ分けをした上での追加のリーグ戦とプレーオフが維持できなくなるのかな。そこまでいいものだとは思えないのだけど。このカルビナーを巡る馬鹿騒ぎ、いつまで続くのだろうか。
2020年7月10日12時。












posted by olomoučan at 05:29| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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