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2020年03月29日

自宅監禁日記(三月廿六日)



 カテゴリーを立てるかどうかは別にして、新たなシリーズを始めよう。このシリーズは、在宅勤務という美名の下に、自宅から出られなくなり、連日PC上でひたすら仕事を続けなければならなくなった人間が、いかにして心の平安を失い、発狂に至るかを描いたドキュメントである。だから多少過激で不穏当な発言があったとしても、頭がおかしくなりつつあるんだと思ってもらえるとありがたい。
 朝食の後久しぶりに外に出た。出たといっても、ゴミを捨てに行っただけなので、ほんの数分で戻ってきた。マスク代わりのマフラーで口と鼻を覆っていたら、眼鏡が曇ってしまったので外してポケットに入れた。この眼鏡も、かれこれ十何年もかけ続けているから、度もあんまりあっていないし、そろそろ新しいのを買おうかと思っていたのだけど、この騒ぎで階にいけなくなってしまった。眼鏡屋は開いているとは思うけれども、出不精が身にしみつつあって、出歩く気にはなれない。

 新しいのを買うといえば、携帯も買い換えようと考えていたのだった。ネットで確認したら、今でも売られている昔ながらの携帯があって、そんなに高くなかったから、これなら買ってもいいかと思えたのだけど、携帯屋は今もやっているのかな。政府の命令では例外扱いされている業種のお店でも、店員が確保できないとか、開けても客が来ないとかの理由で閉店しているところも多いから厄介である。郵便局ですら事情で営業をやめているところもある。
 買い物で厄介なのは、例の高齢者を守るための対策で、午前8時から10時は、65歳以上の高齢者しか買い物できないことになっているのだが、以前は一律適用だったのが、店舗面積か、売り場面積かが500平方メートル以下のところは例外扱いで、お年寄りタイムを作らなくてもよくなった。数字で500平方メートルというのは簡単だけど、どのお店が対象になるのかわからんとうちのがぶーぶー言っている。機を見て改めるのいいけど、導入も突然だったんだから、改変にはもう少し時間をかけて、またすぐに改変とならないようにしてほしいものだ。

 伝え聞く、日本の何でも自粛で政治が責任をとろうとしないのに比べれば、チェコでは政府の決定によって出た損害は、何らかの形で補填すると言っているのが現在の外出禁止令が遵守されている理由のひとつだろう。非常事態宣言中はこれを破ると犯罪になるというのもあるけど、今は外でマスクしてないだけでも罰金取られるし。
 税金や社会保険の費用の徴収を一時停止するとか、休業中の社員に払う給料を政府が負担するとか、かなり具体的な形で企業や個人事業主に対する支援策の検討が進んでいる。銀行に対して個人のローンの返済の停止を求めたなんて話もあったかな。今年の予算は、当初の予定からはかけ離れて大きな赤字を出すことになりそうだが、野党もこれは仕方がないと賛成している。いや市民民主党にいたってはもっと大きな支援をしろと主張しているぐらいである。最近露出が減りまくっているから野党も、めだとうと必死になっているようだ。
 日本では、自粛に同調しない人たちを、無責任だと批判する連中がいるようだが、無責任なのは政府、政治家たちである。自宅待機にしても、外出禁止にしても、要請とか自粛とかあいまいなもので、どうするか決める責任を国民に押し付けて、その結果に対して政治家は責任をとらないのだからひどい話である。こういう緊急事態に際して、決断を下させるために、国民は税金を払って政治家を飼っているのではないのか。それができない政治家など家畜にも劣る。

 念のために言っておくと、チェコでやっている厳しい封じ込めの政策が絶対に正しいと思っているわけではない。今年でウイルスが消えるというなら、今のやり方で問題ないだろうけど、来年以降も流行が起こったら、今年ほどではないと思うが、同じような騒ぎになりかねない。だから、イギリスが当初目指していた集団免疫を獲得するという方針も、長期的に考えれば、全くなしではないと思う。ただ、イタリアやスペインを中心にあれだけ死者が続出すると、方針の転換もやむなしであろう。
 大事なのは、封じ込め政策で感染者をできるだけ出さないこと、別な言い方をすれば国民全体を平等に保護することを目標にするのか、ある程度感染が広がる野はやむなしと考えて、重症化する可能性のたかいグループを重点的に保護することで、死者の数を減らすことを目標にするのか、決めて、それに基づいて対策を打っていくことだろう。どちらを選ぶにしても高齢者や病人の安全を確保することは優先されるべきだとは思うけど、高齢者対策が遅れた国は多い。

 ところで、日本は高齢者に対して外出禁止をしたりしているのだろうか。オリンピックの問題で、高齢であり、かつ癌で闘病中だという森元首相が登場してくることから考えると、期待薄である。大会組織委員長だからというのはその通りだとしても、世界各地で高齢者で重い持病を持つ人たちが、次々に亡くなっている中、本人が公共の場に出てくるというリスクを犯す必要はあるのか。辞任したくないと言うなら、コロナウイルス騒ぎが収まるまで代理を立てればいいだけの話である。大会組織委員長がコロナで倒れたらオリンピックどころの騒ぎじゃなくなると思うんだけど。
 高齢の老害政治家が軒並みこの病気に倒れてくれれば、政界の浄化が進むなんてのは、冗談半分には言えても、実際にそうなったら大変である。高齢の国会議員は活動を自粛して在宅勤務に切り替えた方がよくないか。ハイテク国家日本なんだから、国会のオンライン会議ぐらいできるだろう。EUですらやってるんだしさ。

 マスコミだって、若い人たちの軽率な行動を批判する前に、高齢者の出演を自粛させろよ。いや、テレビなんか、どうせ糞みたいなワイドショーとカ、バラエティ番組しか作っていないんだから、番組の制作を自粛して高齢者が喜びそうな昔の人気番組の再放送をすればいいのだ。自分たちがそれだけの対策を打って初めて、自粛要請という法的にも意味不明なものを拒否した人たちを批判できるというものである。

 あれ、何でこんな話を書いているんだろ。これも自宅監禁中の気の迷いということで。本当は朝から何したかにしたという日記もどきになるはずだったんだけどなあ。あっブログのトップページの表示の不具合は修正に成功した。
2020年3月26日23時。









posted by olomoučan at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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