(2019年投稿記事です。)
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海上自衛隊に勤務しているときは、年1回の射撃訓練があります。
艦船補給処という補給機関でも、訓練を行います。
そこで自衛隊に入って、初めてのびっくりハプニングに遭遇!
体験した人はあまりいない、びっくりなお話をご紹介!
(前回記事):『韓国さん、観艦式の整備ぐらいちゃんとやっとけよ!』
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(1)あれ?9mmけん銃ってどう操作するんだっけ?
艦船補給処は、補給機関ではありますが海上自衛隊の部隊です。
そのため、海上自衛官は年1回の射撃訓練があります。
1.1 陸上部隊の射撃訓練使用弾数は少ない!
海上部隊や、警備隊では射撃訓練の回数はそれなりに多くあります。
一人に割り当てられる弾数もそれなりにあります。
しかし艦船補給処のような、後方支援部隊だと射撃弾数が少なくなります。
ホントに、年一回の少ない弾数で訓練となります。
図1 射撃訓練中!
引用URL:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSqR-KhY0qCyjIVA-fVWjpJljZMWCrUco63O1lHWqV1HhUhOajqcA
普段、銃を扱わない部隊なので陸警隊の支援を得て事前訓練から始めます。
1.2 あれ?マガジン(弾倉)が外れない?
幹部自衛官は、9mmけん銃(P220)を使用しての射撃訓練になります。
事前講習では、一応おさらいとして9mmけん銃の操作方法を再確認します。
これは、ベテラン幹部が11.4mmけん銃(コルトガバメント)の操作方法と間違えないように確認するためです。
(当時9mmけん銃は、海自では新しい方だったため)
ここで、ペンギンが艦発隊にいた弊害?が発覚します!
『あれ?9mmけん銃の操作方法ってどうだったっけ?』
図2 9mmけん銃
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/9mm拳銃#/media/File:RSCN1829.JPG
以前所属していた艦発隊で、某特殊拳銃の操作に慣れすぎていました・・・
(関連記事):【艦発隊】特別警備隊(SBU)に関係する研究について
『マガジンが落ちない〜!』
『マガジンキャッチを押さないと出ませんよ〜』
ついつい、某特殊拳銃」の操作方法になっていました・・・
(某特殊拳銃はホントに操作性が良かったなあ・・・)
1.3 とりあえず事前講習は修了!
おもわぬハプニングがありましたが、無事に事前講習が終了しました。
あとは、射撃訓練の日を待つばかりです!
しかし、補給日程や緊急の出張で射撃訓練が出来ない!なんてこともあります。
(前年度は、システム講習出張で参加できなかった。)
今年こそ参加したい〜!
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(2)射撃訓練!うおっジャムったあぁ〜〜!!
ついに射撃訓練の日がやってきました。
何とか、仕事を片付けて緊急出張もなくようやく射撃訓練に参加できます!
そこで、自衛隊勤務中で唯一のハプニングに遭遇します!
(この経験をした人は、かなり少ないんじゃないかな〜?)
2.1 射撃開始3発目に・・・!
射撃訓練は順調に進んでいき、ペンギンの射撃順番になりました。
まずは試射を行い、その後実射を行います。
試射が終了して、実射用の弾倉を受け取り、けん銃に装てん!
実射を開始して、3発目か4発目の時でした・・・
『バアン!!ガキッーン!!』
突然に、自分の銃からすごい音と衝撃が伝わりました。
図3 発生した状況(イメージ)
引用URL:https://en.wikipedia.org/wiki/File:Failure_to_eject_(FTE),_firearm.jpg
2.2 撃ち方待てーー(怒)!!
『ジャムった〜〜!!』
思わず射撃場内で叫びながら、後方に待機している安全確認員に左手で合図します。
(射撃指揮官)
『撃ち方待て〜〜!!』
射撃訓練の射撃指揮官から、珍しい「撃ち方待て」の号令が飛びます!
(通常は「撃ち方やめ」、一時的に射撃中止の時に「撃ち方待て」となる)
海自では、ジャムなどが発生した場合は、射撃手が回復作業をしてはいけないことになっています。
(銃を標的の方向に向けたままにしておく)
陸警隊からの支援要員が、ジャム(排莢不良)の対処を行います。
陸警隊の作業により、ジャムは解消され射撃再開となりました。
まさかのP220(9mmけん銃)のジャムを体験して動揺したのか、ボロボロの成績でした・・・
2.3 初めて見た9mmけん銃のジャム
射撃レーンから出た後、待機場所ではざわついていました。
『9mmけん銃のシャムなんて初めて見たぞ・・・』
『操作方法を間違ったんじゃないか?』
私も9mmけん銃(P220)はジャムや故障の少ない銃と教えられていたので、何が起きたか不安でした。
そんな中で陸警隊支援要員を引率する幹部から、説明がありました。
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(3)P220でも、ごくたまにジャムは発生する!
陸警隊幹部からの説明では、陸警隊射撃訓練でもたまに発生するとの説明がありました。
3.1 けん銃の癖により発生しやすい!
今回の射撃訓練は、陸警隊の銃を借りて行いました。
陸警隊が保管するけん銃・自動小銃の中に、癖がある銃がたまに存在するとのこと。
何度整備しても、ジャムや小さな作動不良が頻発する癖を持つ銃が存在するそうです。
今回のけん銃も、おそらく癖があった可能性があると説明がありました。
3.2 ガク引きになっていた模様・・・
またけん銃射撃のときに、ガク引きとなっていた可能性を指摘されました。
ちょうど立入検査隊の整備時期であり、けん銃射撃姿勢の変化が起きていました。
図4 立入検査隊の状況
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/4el/cf4_isead18_04/002.jpg
射撃姿勢が変化していた時期で、握り方がまずくガク引きとなった可能性がありました。
意外と難しい射撃の根幹を見た感じです。
この射撃訓練で、けん銃のジャムという珍しい経験をすることになりました。
自衛隊勤務での、忘れられない思い出の一つです!
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