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2020年03月02日

中国ポスト習近平と日本の方向性!

『中国が日本との関係改善に踏み出したか?』
(2019年投稿記事です。)
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中国情勢について、日本との関係を修復しようとする動きが出ています。

習近平国家主席になって、関係悪化の続いた日中関係が再構築されるのか?

ポスト習近平を巡る動きも相まって、予測困難な状況です。

中国は、穏健路線に戻るのか注目!
(前回記事):『倉庫の棚卸はちゃんとしましょう!
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(1)先行き不透明な習近平第二期政権

中国は2012年から習近平国家主席による体制となり、2017年には二期目に入りました。

しかし、不穏な情勢が漂っています。

図1 習近平国家主席
Xi_Jinping_Mexico2013.jpg
引用URL:https://commons.wikimedia.org/wiki/?近平?uselang=ja#/media/File:Xi_Jinping_Mexico2013.jpg

2018年3月の全人代(全国人民)では、中国政治体制の不文律だった国家主席2期10年の制限を撤廃しました。

事実上の任期制限なしの独裁制の予兆といわれました。

しかし、ここにきて米国との貿易戦争など苦しい立場になっています。

1.1 習近平は外交不得手か?

ここ最近の情勢を見て、習近平主席にはある懸念が出てきます。
『習近平は、外交関係に不得手ではないか?』
象徴的な光景は、2017年4月の米中首脳会談のシーンです。

図2 米中首脳会談(2017年4月)
t_sjz81acd0qzedcskho10.jpg
引用URL:http://img.epochtimes.jp/i/2017/04/07/t_sjz81acd0qzedcskho10.jpg

この時シリア攻撃の一報に、すぐに反応出来なかったそうです。

その後も米国からの貿易赤字是正の要求に、防戦一方となっています。

一部でささやかれていた外交不得手が現れています。

1.2 重要側近の失脚

中国国内でも、習近平主席の求心力低下を疑うべき事態が発生しています。

習近平主席の側近として、共産党内部で2階級特進までさせた人物が失脚しました。

図3 孫 政才中国共産党中央政治局委員
360px-Sun_Zhengcai(cropped).jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/孫政才#/media/File:Sun_Zhengcai(cropped).jpg


国内外で習近平への不信感が高まっています。

春の全人代や秋の中央委員会にて、今後何等かのアクションがあるかもしれません。
\習近平はどうなる?!/

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(2)ポスト習近平の最有力候補は胡春華!

習近平体制の終わりが見えない状況となっていますが、大胆にもポスト習を予測してみます。

私の予想として、胡 春華(こ しゅんか)中央政治局委員が最有力といえます!
図4 胡 春華
345px-Hu_Chunhua.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/胡春華#/media/File:Hu_Chunhua.jpg 


中国共産党の派閥、共青団の出身です。

2.1 胡錦涛派閥が盛り返す?

現状は習近平をはじめとした太子党が、党中央を占めている状況です。

この状況を苦々しく思うのが、胡錦涛(こきんとう)元国家主席です。

中国経済の減速に危機感を抱く、胡錦涛派閥・共青団が対応してくる可能性があります。

胡錦涛氏は、現在の習近平の前の国家主席です。

意外と、対日本融和派の面を見せています。

反日を推し進めた習近平とは対照的な存在です。

2.2 一帯一路からRCEP・FTAAPへ

中国が計画している一帯一路計画が、各国の反発を招いています。

中国としては、この状況を打開できない習近平を引きずり下ろす可能性も否定できません。

中国が発展できる可能性として、RCEP・FTAAPへの参加があります。

@RCEP:東アジア地域包括的経済連携
AFTAAP:アジア太平洋自由貿易圏

図5 FTAAP参加予定の国
FTAAP.jpg
引用URL:https://blog-imgs-80.fc2.com/g/e/o/geographico/201507292339492fb.jpg

無理に自国主導にこだわるより、国際協調に転換する判断出てくる可能性があります。
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(3)日本は第6世代の中国対策を!

日本の今後の進路としては、
『第6世代の中国に対する政策』
を検討すべき時期に入ってきたと言えます。

中国の国防費が、約20兆円を超える状況になってきました。

この事態をそのまま中国脅威論と、短絡的に捉えるのは早計であると考えます。

習近平体制までの中国は、日中戦争の影響を受けてきた世代です。

今後登場する第6世代の中国は、直接的に影響を知らない世代が台頭します。

単に対立するより、RCEP・FTAAPによる恩恵を受けるメリットで取り込む方策をとるべきでしょう。

一帯一路をRCEP・FTAAPの中に包括してしまう政策も、日本の方策として考えられます。

中国に対して、軍事オプションがデメリットとなる経済包囲網が求められます。

今後の中国の動向に注目です!
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posted by sstd7628 at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界情勢
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