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2018年01月19日

D生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策【ポイント】

本日は、「生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策」のポイントをお話します。

【身体活動・運動】
健康増進の効果は、運動の強度・時間・頻度に関係します。
運動は有酸素運動と無酸素運動に大きく分けられます。
身体活動・運動分野における国民の健康づくりについては、1989年より積極的に取り組まれてきました。
2013年度からの健康日本21を推進する取り組みの一環として改訂が行われました。
・身体活動全体に着目することの重要性から、「運動基準」から「身体活動い基準」に名称を改めました。
・身体活動の増加でリスクを低減できるものとして、従来の糖尿病・循環器疾患に加え、
 がんやロコモティブシンドローム・認知症が含まれることを明確化しました。
・こどもから高齢者までの基準を検討し、科学的根拠のあるものについて基準を設定しました。
・保健指導で運動指導を安全に推進するために具体的な判断・対応の手順を示しました。
・身体活動を推進するための社会環境整備を重視し、
 まちづくりや職場づくりにおける保健事業の活動例を紹介しました。

【喫煙行動】
2016年の「全国たばこ喫煙者率調査」によると、我が国の20歳以上の喫煙者率は男性29.7%、女性9.7%です。
男性の喫煙者率は低下傾向にあるものの、依然として先進国の中でも極めて高い水準になっています。
一方、女性の喫煙者率はほぼ横ばいであり、先進諸国の中でも比較的低い状況にあります。
ただし、20〜50歳代の女性のい喫煙者率は、60歳代以上と比べて高く、
男子と異なり今後喫煙者率の上昇が懸念されます。

【飲酒行動】
我が国のアルコール消費量は、経済成長、国民所得の増加、
生活様式の変化等により昭和20年代から急激な増加を示しました。
近年は、全体としては減少傾向にあります。
国民健康・栄養調査によると成人の飲酒習慣のある者の割合は、2004年は男性が38.2%、女性が7.1%であり、
2014年は男性が34.6%、女性が8.2%となっています。
また、未成年の飲酒の割合も減少しています。
しかし、大領に飲酒している者の割合は男女とも改善しておらず、
一部の多量飲酒者が多くのアルコールを消費している状況があります。

【睡眠、休養、ストレス】
こころの健康は身体状況の生活の質に大きく影響することから、健康づくりにおいて重要な項目です。
こころの健康を保つためには、十分な健康、休養、ストレス管理、こころの病気への対応等があげられます。

<健康づくりのための睡眠指針2014>
健康づくりのための睡眠指針2014.png

<健康づくりのための休養指針>
健康づくりのための休養指針.gif

【歯科保健行動】
口腔の健康は、国民が健康で質の高い生活を営む基礎的かつ重要な役割を果たしており、
国民の日常生活におけつ歯科疾患の予防に向けた取り組みが口腔の健康の保持に極めて有効です。
歯科疾患の予防等による航空の健康の保持の推進に関する施策を総合的に推進するため、
2011年8月10日に公布・施行されました。


次回、問題を出題します。

2018年01月18日

C健康状態・疾病の測定と評価【解説】

それでは、「健康状態・疾病の測定と評価」の問題の解説をします。

Q1.コホート研究に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)曝露群と非曝露群のそれぞれについて、罹患率を求めることができる。
(2)曝露要因と当該疾患との間に時間的順序が成立している。
(3)研究開始時に、当該疾患に罹患している人を観察コホートから除外する。
(4)症例対照研究よりも時間と経費がかかる。
(5)曝露情報を過去にさかのぼって思い出させる。


【解説】…正答(5)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)正しい。コホート研究は、曝露群と非曝露群で罹患の出現が異なるか否かを調べる研究であるので、
   罹患している人は対象から当然除外される。
(4)正しい。
(5)誤り。曝露情報を過去にさかのぼって調べるのは、症例対照研究である。


Q2.調べたい事柄の疫学の方法との組み合わせである。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)特定保健用食品の効果ー地域相関研究
(2)新型インフルエンザの罹患率ー横断研究
(3)腸管出血性大腸菌食中毒の原因食品ーコホート研究
(4)悪性中皮腫と石綿曝露との関連ー症例対照研究
(5)放射性物質の健康影響ーランダム化比較試験(RCT)


【解説】…正答(4)
(1)誤り。ランダム化比較試験(RCT)を用いる。
(2)誤り。地域相関研究を用いる。
   なお、新型インフルエンザ等の発生状況等は、感染症発生動向調査にて公表される。
(3)誤り。症例対照研究を用いる。
   なお、腸管出血性大腸菌等の食中毒及びその原因食品は、食中毒統計にて公表される。
(4)正しい。
(5)誤り。コホート研究を用いる。


Q3.空腹時血糖検査による糖尿病のスクリーニング陽性基準を110r/dLにあげると、糖尿病診断の敏感度、特異度はどうなるか。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)敏感度が高くなり、特異度が高くなる。
(2)敏感度が高くなり、特異度が低くなる。
(3)敏感度が低くなり、特異度が高くなる。
(4)敏感度が低くなり、特異度が低くなる。
(5)敏感度、特異度は変わらない。


【解説】…正答(3)
陽性基準を110mg/dLから120mg/dLにあげると、陽性者の割合は低くなるので敏感度も低くなる。
敏感度と特異度はトレードオフの関係にあるので、特異度は高くなる。


Q4.ある疾病の有病率が10%である1,000人の集団に対して、敏感度70%、特異度80%のスクリーニング検査を行ったときに、検査陽性となる者の期待人数である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)70人
(2)80人
(3)150人
(4)180人
(5)250人


【解説】…正答(5)
a:真陽性、d:真陰性、c:偽陽性、b:偽陰性
敏感度とは、疾病罹患者に占める検査陽性者の割合である。
したがって、この場合、有病者100人に対する70%でであるから70人となる(aに該当)。
特異度とは、疾病に罹患していない者に占める検査陰性者の割合である。
したがって、この場合、非有病者900人に対する80%であるから720人となる(dに該当)。
有病者100人のうち検査陽性者が70人であるから、残りの30人が検査陰性者となる(bに該当)。
非有病者900人のうち検査陰性者が720人であるから、残りの180人が検査陽性者となる(cに該当)。
(1)〜(4)誤り。
(5)正しい。検査陽性者は真陽性者と偽陽性者の合計である。

2018年01月17日

C健康状態・疾病の測定と評価【問題】

それでは、「健康状態・疾病の測定と評価」から四問出題します。

Q1.コホート研究に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)曝露群と非曝露群のそれぞれについて、罹患率を求めることができる。
(2)曝露要因と当該疾患との間に時間的順序が成立している。
(3)研究開始時に、当該疾患に罹患している人を観察コホートから除外する。
(4)症例対照研究よりも時間と経費がかかる。
(5)曝露情報を過去にさかのぼって思い出させる。



Q2.調べたい事柄の疫学の方法との組み合わせである。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)特定保健用食品の効果ー地域相関研究
(2)新型インフルエンザの罹患率ー横断研究
(3)腸管出血性大腸菌食中毒の原因食品ーコホート研究
(4)悪性中皮腫と石綿曝露との関連ー症例対照研究
(5)放射性物質の健康影響ーランダム化比較試験(RCT)



Q3.空腹時血糖検査による糖尿病のスクリーニング陽性基準を110r/dLにあげると、糖尿病診断の敏感度、特異度はどうなるか。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)敏感度が高くなり、特異度が高くなる。
(2)敏感度が高くなり、特異度が低くなる。
(3)敏感度が低くなり、特異度が高くなる。
(4)敏感度が低くなり、特異度が低くなる。
(5)敏感度、特異度は変わらない。



Q4.ある疾病の有病率が10%である1,000人の集団に対して、敏感度70%、特異度80%のスクリーニング検査を行ったときに、検査陽性となる者の期待人数である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)70人
(2)80人
(3)150人
(4)180人
(5)250人




次回、解説します。

2018年01月16日

C健康状態・疾病の測定と評価【ポイント】

今日は、「健康状態・疾病の測定と評価」のポイントをお話します。

【疫学の概念】
疫学とは、疾病の発生頻度をさまざまな要因に分類して比較し、
発生頻度の偏りを検討して疾病のリスクファクターを明らかにする学問のことを言います。

【疾病頻度の指標】
@罹患率
 対象集団について、一定期間におけるある疾患の発生状況を示す指標
 *罹患率=一定期間の真発生患者数/対象集団の人口✕100,000
A有病率
 対象集団について、ある時点においてある疾患をもつ者の割合
 *有病率=調査日における有病者数/対象集団の人口✕100,000
B死亡率
 人口1,000人あたりの死亡数の割合
 *死亡率=年間死亡数/人口✕1,000
C生存率
 ある疾患に罹患して生存できる割合
 *生存率=生存者数/罹患者数✕100
D致命率
 ある疾患に罹患して死亡する割合
 *致命率=死亡者数/罹患者数✕100

【曝露効果の指標】
曝露とは、一般に化学物質や物理的刺激などに生体が曝されることをいいます。
つまり、疾病発生の前に存在する特定の状態をいい、
日常生活習慣や、年齢・性別・遺伝的要素なども全て曝露にあたります。
@相対危険度
 リスク要因の曝露が罹患の危険を何倍に増加させたかを示す指標
 *相対危険度=曝露群における罹患率/非曝露群における罹患率
A寄与危険度
 リスク要因の曝露によって、罹患の危険がどれだけ増加したかを示す指標
 *寄与危険度=曝露群の罹患率ー非曝露群の罹患率
B寄与危険割合
曝露群でみられる罹患のうち、その曝露要因と関連していると考えられる罹患の割合
 *寄与危険割合=曝露群の罹患率ー非曝露群の罹患率/曝露群の罹患率
Cオッズ比
 因果関係を知る上でも重要な相対危険度を近似値として求める式
 〇要因ありの患者:a、要因ありの対照:b、要因なしの患者:c、要因なしの対照:d
 *オッズ比=患者曝露あり/患者曝露なし/対照曝露あり/対照曝露なし=a✕d/b✕c≒相対危険度

【疫学調査法】
〇横断研究
 ある集団のある一時店における疾患の有無と要因の保有状況を調査し、
 その関連性を明らかにする研究方法。
〇記述疫学
 疾病の発生頻度をさまざまな要因ごとに分類して比較し、
 疾病発生のリスクファクターについて仮説を打ち出す基本的な疫学
〇分析疫学
 記述疫学で設定した仮説を証明するために行う疫学
 コホート研究と症例対照研究に分類
〇ランダム化比較試験(RCT)
 対象者を乱数表やくじ引きでランダムに介入群と対照群に分け、
 介入群には有益と思わせる治療や予防を実施し、
 対照群にはそれらを行わずに従来の治療やプラセボを与えて経過を追跡調査する方法

【バイアスと交絡】
偏りともいい、結果や推定値の真の値から一定方向へのずれやそれを生じる過程を指し、
仮説要因と疾病との真の関連をゆがめて、誤った研究結果を導く原因となります。
選択バイアスと情報バイアスがあります。

【スクリーニング】
〇スクリーニングの定義
 迅速に実施可能な試験・検査その他の手技を用いて、無自覚の疾患を暫定的に識別すること
〇スクリーニング検査
 スクリーニング検査は、検査の能力を表現するのにさまざまな指標が用いられます。
 a:真陽性(疾患があり異常と判定)
 b:真陰性(疾病はなく正常と判定)
 c:偽陽性(疾病がないのに異常と判定)
 d:偽陰性(疾病があるのに正常と判定)
・敏感度
 疾病罹患者に占める検査陽性者の割合、または疾病罹患者を@検査で陽性とする率
 *敏感度=a/a+b✕100(%)
・特異度
 疾病に罹患していない者に占める検査陰性者の割合、または疾病に罹患していない者を陰性とする率
 *特異度=d/c+d✕100(%)
・偽陽性率
 疾病に罹患していない者に占める検査陽性者の割合
 *偽陽性率=c/c+d✕100(%)=100−特異度
・偽陰性率
 疾病罹患者に占める検査陰性者の割合
 *偽陰性率=b/a+b✕100(%)=100−敏感度
・有効度
 検査が疾病の有無を正しく反映している割合
 有効度=a+d/a+b+c+d✕100(%)
・有病率
 対象集団内に疾病罹患者が存在する割合で、検査前より疾病が存在する確率を示す

【エビデンスに基づいた保健対策(EBM)】
EBMとは、「根拠に基づく医療」の略であり、患者の治療に対して判断するにあたり、
最新かつ最善の根拠を、誠実かつ明確に、思慮深く利用することを指しています。
〇一次・二次予防戦略
・ハイリスクアプローチ(ハイリスク戦略)
 肺がん患者に対する喫煙者の禁煙教育のようにハイリスク群に焦点を当てたプログラム(二次予防主体)
・ポピュレーションアプローチ(ポピュレーション戦略)
 一般住民や雇用者などに対する疾病予防プログラム(一次予防主体)


次回、問題を出題します。

2018年01月15日

B健康、疾病、行動に関わる統計資料【解説】

それでは、「健康、疾病、行動に関わる統計資料」の問題の解説をします。

Q1.保健統計に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)老年化指数は、総人口に占める老年人口の割合である。
(2)合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産む女児の人数を意味する。
(3)新生児死亡は、生後4週未満の死亡である。
(4)標準化死亡比の計算には、昭和55年モデル人口を用いる。
(5)平均寿命は、その年次に死亡した人の平均年齢である。


【解説】…正答(3)
(1)誤り。老年化指数は、年少人口に占める老年人口の割合である。
   これは、人口の高齢化を示す指標である。
   老年人口と年少人口が等しければ老年化指数は100で、
   老年人口が年少人口より多ければ100より大きく、逆ならば100より小さくなる。
(2)誤り。合計特殊出生率は、1人の女性(15歳から49歳まで)が生涯に産む平均子ども数を意味する。
   なお、1人の女性が生涯に産む平均女児数を意味するのは、総再生産率である。
(3)正しい。なお、生後1年未満の乳児の死亡を乳児死亡という。
(4)誤り。間接法の標準化死亡比は、年齢構成の差異を基準の死亡率で調整した値に対する
   現実の死亡数の比である。
   主に、小地域の比較に用いる。
   なお、その他に、年齢構成の異なる集団の死亡状況を比較するために考案された指標として、
   直説法の年齢調整死亡率があり、
   この計算における基準人口には一般に「昭和60年モデル人口」が用いられる。
(5)誤り。平均寿命とは、その年の0歳の子どもが今後平均して何年生存できるかという統計的調査を指す。
   すなわち、0歳の平均余命である。


Q2.A地域における年齢階級別人口と1年間の死亡数、並びに基準集団の年齢階級別人口を表に示した。直接法によるA地域の年齢調整死亡率である。正しいのはどれか。1つ選べ。

            A地域   基準集団
0〜39歳 年齢階級別人口200、死亡数400      年齢階級別人口400
40〜64歳 年齢階級別人口300、死亡数600      年齢階級別人口400
65歳以上 年齢階級別人口500、死亡数1,500      年齢階級別人口200
 合計   年齢階級別人口1,000、死亡数2,500     年齢階級別人口1,000
(1)220
(2)250
(3)1,000
(4)2,200
(5)2,500


【解説】…正答(1)
年齢調整死亡率(直接法)の計算式は、
「{観察集団の年齢階級別死亡数✕基準集団の年齢階級別人口}の各年齢階級の合計/基準人口の総和✕1,000」
である。
まず、A地域の年齢階級別死亡数を求める「死亡数÷人口」と、以下のとおり。
 0〜39歳:400(人)÷2=200
 40〜64歳:600(人)÷3=200
 65歳以上:1,500(人)÷5=300
次に、A地域の年齢階級別死亡数を基に、
基準集団の年齢階級別死亡数を求める「死亡数✕年齢階級別人口」と、以下のとおり。
 0〜39歳:200✕400(人)=80,000
 40〜64歳:200✕400(人)=80,000
 65歳以上:300✕200(人)=60,000
基準集団の各年齢階級死亡数の合計を求めると、
「80,000+80,000+60,000=220,000」となり、
基準人口の総和で除すと、「220,000÷1,000=220」となる。
(1)正しい。
(2)誤り。A地域の粗死亡率である。「2,500÷10(10万人)=250」で求められる。
(3)〜(5)誤り。

2018年01月13日

B健康、疾病、行動に関わる統計資料【ポイント】

今日は、「健康、疾病、行動に関わる統計資料」のポイントをお話します。

【人口静態統計】
人口静態統計とは、ある時点の人口状態を把握するための統計です。
2005年の国勢調査による10月1日現在のわが国の人口は約1億2777万人で、
1年前の人口を約2万人下回りました。
〇年齢別人口(2015年)
・年少人口(0〜14歳)−12.7%(前年比‐0.1)
・生産年齢人口(15〜64歳)−60.6%(前年比‐0.7)
・老年人口(65歳以上)−26.7%(前年比+0.7)
〇一般に老年人口割合が7%を超えた状態を高齢化社会、14%を超えた状態を高齢社会といいます。

【人口動態統計】
人口動態統計とは、ある期間内の人口の変動を把握するための統計です。
具体的には、厚生労働省が人口の動きに影響する5事象の要因(出生、脂肪、婚姻、離婚、死産)について、
人口の動態を調査して統計にしたものです。
〇出生
出生率とは、人口1,000人当たりの出生数で表現します。
出生率=出生数/人口✕1,000
・合計特殊出生率:女性の年齢階級別出生率の15歳から49歳までの合計
・総再生産率:同様のことを女児だけについて求めたもの
・純再生産率:総再生産率にさらに母親の世代の死亡率を考慮したもの

【死因統計と死因分類】
〇死亡
粗死亡率=死亡数/人口✕1,000
〇死因順位
我が国では、死因分類としてWHOによるICD‐10が用いられています。
@悪性新生物
A心疾患
B肺炎
C脳血管疾患
D漏水
E不慮の事故
F腎不全
G自殺
H大動脈瘤及び解離
I慢性閉塞性肺疾患

【平均寿命】
我が国の平均寿命は、男性80.75年、女性86.99年(平成27年完全生命表)です。

【母子保健統計】
〇妊産婦死亡:妊娠中または妊娠終了後満42日未満の死亡
〇死産率:妊娠満12週以後の死産の出産
〇周産期死亡:妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたもの
〇乳児死亡・新生児死亡:生後1年未満の乳児の死亡を乳児死亡、生後4週未満の死亡を新生児死亡

【傷病統計】
傷病統計.png

【学校保健統計】
児童・生徒、及び幼児の発育・健康状態を明らかにし、
学校保健における情勢上の基礎資料を得ることを目的としています。


次回、問題を出題します。

2018年01月12日

A環境と健康【解説】

それでは、「環境と健康」かの問題の解説をします。

Q1.地球環境問題に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)地球温暖化の原因の一つとして温室効果ガスの排出増加がある。
(2)地球温暖化はマラリアの分布域拡大をもたらす。
(3)成層圏オゾン層の破壊に伴って、赤外線が人体に悪影響を及ぼす。
(4)酸性雨は湖沼や森林等の生態系に影響を与える。
(5)砂漠化とは、「乾燥地域、半乾燥地域、乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含む
   さまざまな要因に起因する土地の劣化」と定義されている。


【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)誤り。赤外線ではなく紫外線である。
   成層圏オゾン層は有害な紫外線を吸収する。
   オゾン層が破壊されると、有害な紫外線の地上への到着量が増えるため、人体に悪影響を及ぼす。
(4)正しい。
(5)正しい。


Q2.高温職場の環境測定項目でないのはどれか。1つ選べ。

(1)気圧
(2)気流
(3)乾球温
(4)黒球温
(5)湿球温


【解説】正答(1)
高温環境による健康障害の要因となるのは、気温・湿度・気流・輻射熱である。
気温・湿度の測定には乾湿温度計、輻射熱の測定には黒球温度計がそれぞれ用いられ、
許容基準の指数は乾球温度・湿球温度・黒球温度から算定される。


Q3.廃棄物に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)学校給食施設からの残菜は、産業廃棄物である。
(2)一般廃棄物の総廃棄物は、年々増加している。
(3)一般廃棄物のリサイクル率は、年々減少している。
(4)一般廃棄物の処理責任は、市町村にある。
(5)産業廃棄物の処理責任は、都道府県にある。


【解説】…正答(4)
(1)誤り。学校給食施設からの残菜は、事業系一般廃棄物である。
   学校や共同調理場は事業者である。
(2)誤り。近年の一般廃棄物の総排出量は、4,500万トン前後であり、
   年々増加ではなく、ほぼ横ばいである。
(3)誤り。近年の一般廃棄物のリサイクル率は、約20%であり、年々減少ではなく、横ばいである。
(4)正しい。一般廃棄物は市町村が処理責任を有しているが、できるだけ資源化・再利用化を図り、
   残りのごみを焼却・埋め立てなどで衛生的に処理する方法が基本となっている。
(5)誤り。産業廃棄物の処理責任は、排出事業者にある。

2018年01月11日

A環境と健康【問題】

それでは、「環境と健康」から三問出題します。

Q1.地球環境問題に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)地球温暖化の原因の一つとして温室効果ガスの排出増加がある。
(2)地球温暖化はマラリアの分布域拡大をもたらす。
(3)成層圏オゾン層の破壊に伴って、赤外線が人体に悪影響を及ぼす。
(4)酸性雨は湖沼や森林等の生態系に影響を与える。
(5)砂漠化とは、「乾燥地域、半乾燥地域、乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含む
   さまざまな要因に起因する土地の劣化」と定義されている。



Q2.高温職場の環境測定項目でないのはどれか。1つ選べ。

(1)気圧
(2)気流
(3)乾球温
(4)黒球温
(5)湿球温



Q3.廃棄物に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)学校給食施設からの残菜は、産業廃棄物である。
(2)一般廃棄物の総廃棄物は、年々増加している。
(3)一般廃棄物のリサイクル率は、年々減少している。
(4)一般廃棄物の処理責任は、市町村にある。
(5)産業廃棄物の処理責任は、都道府県にある。




次回、解説します。

2018年01月10日

A環境と健康【ポイント】

今日は、「環境と健康」のポイントをお話します。

【環境保全】
我が国の環境行政は、1950年代に顕在化した公害への対策から始まりました。
1993年には環境基本法が制定されています。
<環境基本能の基本的な理念>
@環境の恵沢の享受と継承等
A環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築等
B国際的協議による地球環境保全の積極的推進

【環境汚染と健康影響】
〇問題点
・地球温暖化
・オゾン層の破壊
・大気汚染(硫黄酸化物、窒素酸化物、ダイオキシン)
〇公害
四日市残速、イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病


次回、問題を出題します。

2018年01月09日

@社会・環境と健康【解説】

それでは、「社会・環境と健康」の問題の解説をします。

Q1.一次予防はどれか。1つ選べ。

(1)脳卒中患者の機能回復訓練
(2)骨粗鬆症検診での骨量測定
(3)高血圧の予防を目的とした減塩教育
(4)エイズ患者のカウンセリングサービス
(5)胃がん検診での関節胃エックス線撮影


【解説】…正答(3)
(1)誤り。三次予防である。
(2)誤り。早期発見を目的とする検診での測定であるから、二次予防である。
(3)正しい。減塩教育は一次予防である。
(4)誤り。三次予防である。
(5)誤り。(2)と同様に二次予防である。


Q2.オタワ宣言のヘルスプロモーションに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)健康を生きることの目的としている。
(2)個人の受動的な活動である。
(3)疾病予防方治療への方向転換を重視する。
(4)環境対策と対立する活動である。
(5)公共政策として実施される。


【解説】…正答(5)
(1)誤り。健康は生活の資源であるとしている。
(2)誤り。「人々がミス方の健康をコントロールし、
   改善することができるようにするプロセス」と定義されているように、積極的な活動である。
(3)誤り。健康管理能力を高め、疾病を予防することを重視している。
(4)誤り。健康のための健康づくりを活動分野としている。
(5)正しい。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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