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2017年07月07日

新生児期・乳児期の消化器系

今日は、新生児期・乳児期の消化器系についてお話します。

〇口腔
生後6〜8か月に乳歯が生えます。
最初に生える前歯はかみ切ることはできますが、すりつぶすことはできません。
離乳期には、舌や顎を使って噛む動作を覚えていきます。
1歳で8本、2〜3歳で上下10本ずつ合計20本が生え揃います。

〇胃
良く聞く話だとは思いますが、新生児の胃の形は筒状になっていて、
成人のような湾曲が少ない状態です。
噴門部(食道と胃の間)近くの食道括約筋が弱い為に、
胃内容物が逆流し易く、溢乳や吐乳が起こり易いと言われています。

〇腸
腸の長さは成人では身長の4.5倍あるのに対し、新生児は約7倍、乳児期は約6倍。
出生直後は腸内細菌が存在していませんが、
乳汁を摂取することや母親と接触することで次第に形成されていくと言われています。

〇消化
アミラーゼ(糖質の分解酵素)活性は生後2〜3か月で増加し、2〜3歳で成人と同レベルになります。
膵リパーゼ(脂質の分解酵素)活性は2〜3歳で成人と同レベルになります。
トリプシン(タンパク質の分解酵素)活性は、出生時は低いですが、
授乳に伴ってタンパク質分解能は急速に増加し、
生後2日で出生時の約4倍、1か月でほぼ成人と同レベルになります。

以上のように新生児・乳児期は糖質やタンパク質は分解しやすく、脂質は分解しにくいんです。
タンパク質が多い肉、魚、卵などがアレルギーの心配もあります
脂質は赤ちゃんの様子をみながら、白身魚→赤身魚→青魚、
赤身肉→脂質も含む肉など、少しずつ脂を含む食品を増やしていきます。

消化酵素など問われることがありますので、覚えておきましょう。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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