2017年12月03日
H思春期【解説】
それでは、「思春期」から二問出題します。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。思春期スパートの開始は、女子の方が男子より2〜3年早い。
(2)誤り。卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、思春期前に比べ増加する。
卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで、卵胞の成熟と精子形成に働く。
(3)正しい。最も多くカルシウム蓄積がみられる時期は、女性11.8歳、男子13.4歳と報告されている。
思春期にはカルシウム蓄積量と吸収率が急激に増加し、骨量の増加スピードが最大となる。
(4)誤り。思春期の貧血の多くは鉄欠乏性貧血である。
思春期の著しい成長により循環血液量が増加するため鉄の需要が増大するが、
供給のバランスがとれない場合に貧血となる。
女子では、月経開始による出血も貧血の一因となる。
(5)誤り。神経性食欲不振症患者のほとんどは、30歳以下の女性である。
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。一般に行動は活発である。
摂取エネルギーが少ないいもかかわらず、日常の活動性は亢進する。
(2)誤り。体重が標準体重の20%以上減少する。
(3)正しい。
(4)正しい。神経性食欲不振症は心因性の摂食障害であり、
やせの原因と考えられる器質性疾患は認められない。
(5)誤り。徐脈を呈する。
Q1.思春期の女子に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)思春期発育急進減少(思春期スパート)の開始は、男子より遅い。
(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、思春期前に比べ低下する。
(3)カルシウム蓄積速度は、思春期前半に最大となる。
(4)貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
(5)神経性食欲不振症は、男子より少ない。
(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、思春期前に比べ低下する。
(3)カルシウム蓄積速度は、思春期前半に最大となる。
(4)貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
(5)神経性食欲不振症は、男子より少ない。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。思春期スパートの開始は、女子の方が男子より2〜3年早い。
(2)誤り。卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、思春期前に比べ増加する。
卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで、卵胞の成熟と精子形成に働く。
(3)正しい。最も多くカルシウム蓄積がみられる時期は、女性11.8歳、男子13.4歳と報告されている。
思春期にはカルシウム蓄積量と吸収率が急激に増加し、骨量の増加スピードが最大となる。
(4)誤り。思春期の貧血の多くは鉄欠乏性貧血である。
思春期の著しい成長により循環血液量が増加するため鉄の需要が増大するが、
供給のバランスがとれない場合に貧血となる。
女子では、月経開始による出血も貧血の一因となる。
(5)誤り。神経性食欲不振症患者のほとんどは、30歳以下の女性である。
Q2.神経性食欲不振症に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)一般に行動は不活発である。
(2)体重が標準体重を10%以上下回るまで減少する。
(3)女性の場合には無月経を伴うことがある。
(4)やせをきたすような器質的疾患は認められない。
(5)頻脈を呈する。
(2)体重が標準体重を10%以上下回るまで減少する。
(3)女性の場合には無月経を伴うことがある。
(4)やせをきたすような器質的疾患は認められない。
(5)頻脈を呈する。
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。一般に行動は活発である。
摂取エネルギーが少ないいもかかわらず、日常の活動性は亢進する。
(2)誤り。体重が標準体重の20%以上減少する。
(3)正しい。
(4)正しい。神経性食欲不振症は心因性の摂食障害であり、
やせの原因と考えられる器質性疾患は認められない。
(5)誤り。徐脈を呈する。
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