コロナ感染症で両親の収入が減少して、大学進学をあきらめる高校生が増加しているという。
しかし、大学を卒業しなければ受験資格がない資格での職業でない限り、
大学を諦めて失望することは無いと思う。
有名大学に入り卒業して、大手企業に入社しても、その後が大変な場合が多々ある。
今の時代、企業で一生転職せず生きられる保証はない。
なぜなら日本は世界相手に仕事をしており、日本は輸入や輸出に大きく依存して成り立っているから、
大手企業といえども倒産の危機やリストラがなく一緒安泰とは言い切れない。
大手企業こそ海外企業との競争や海外の不況の影響を受けやすいと言える。
その良い例が日本の家電メーカーであろう。
今は中国と韓国の攻勢が激しく、日本企業は価格と品質で負け、家電やメモリー分野などから撤退を余儀なくされている。
公務員は公務員で国民からは「我々の税金でメシを食ている」と言われ息苦しい職業でストレスも大きい。
つまり、今後は更に社会から必要とされる個人の実力と専門スキルが試される時代が加速すると考えられる。
大学を卒業しないと取得または受験資格のない資格はかなりの難関資格であり
代表格として、医師、薬剤師、臨床心理士、弁護士、公認会計士、社会保険労務士などが挙げられる。
それ以外の多くの資格は専門学校卒や他の資格取得で受験資格が得られものも多い。
専門学校に入らなくとも高卒で実務経験で受験資格を得られるものや
実務経験が無くとも受験できる資格は多くある。
例えば司法書士、土地家屋調査士、行政書士、宅建士、衛生管理者、測量士、簿記、電検3種
危険物取扱(乙種)(丙種)、マンション管理士などは受験に実務経験は必要なく、
調べればそのような資格は沢山ある。
普通高校卒でも一定の実務経験で受験可能資格も多い。
私の業界だと二級建築士、更に実務を積めば一級建築士、衛生管理者、
建設会社だと土木施工管理技士2級取得後に1級を目指せる。
技術職など理系の仕事は医師などと同様にハードだが、給与は高い傾向だ。
ある特定の仕事では上記の国家資格を取得していない者は仕事に従事できなかったり
企業に必ず一定の人数の有資格者を配置しないと業務ができない職業が多い。
よって、コロナの影響で大学に入学できなくとも悲観することは無いと思う。
どうしても将来自分は医師や薬剤師、弁護士、公認会計士、博士となって研究職になりたいといのなら話は別だが。
その前に「自分がどのような仕事に向いているかの」職業適性を自分が気が付く必要があると思う。
言い換えれば、どのようなことが好きで、どのようなことが苦手かを知る必要があると思う。
勉強が嫌いな人は大学へ進学を考えないだろうから、大学進学を考える人は勉強は苦手ではないだろうが
その個人によって、何に興味があるのか、何が苦手なのかなどを自分の無意識を認識する必要があると思う。
極端な例、絵画や音楽など芸術に興味がある人間と理科が好きな人では入社する業界が大きく変わると言える。
そのためにネットなどで職業適正テストをやってみるのもよいと思う。
しかし、私は就職活動の中で書類審査を通ることが多い。
また転職サイトに登録していると、そこそこオファーが来る。
それはなぜかといえば、仕事で必要な資格を多く取得しているためだと思う。
私の場合、建設関係だけでなく、不動産や労働衛生管理、環境関係などの資格を取得している。
長く働いた職業でのスキルや仕事での対人能力はそれなりに持っていると思う。
正直思うことに、50歳あたりから就職や転職に学歴とかあまり関係なくなると思う。
企業で転職者に求めていることは
1、即戦力になって、会社に利益を出してくれるか
2、入社後に周囲の人とうまく人間関係が築けるか
3、健康で会社に迷惑をかけずに働いてくれるか
などであると思う。
私の場合、技術職であるので、上記の条件の他
1、パソコンや製図ソフトや技術計算など関連ソフトが使えるか
2、業法の法令で必要な国家資格など取得しているか
3、顧客との打ち合わせなど責任者としてのスキルと対応ができるか
などが要求され、逆を言うと
上記のスキルと国家資格など取得していないと、いくら有名大学を卒業していようが
会社から見た場合、魅力が無い人材となると思う。
多くの人が大学を目指す理由として研究者になるためではなく、最終的には就職が主であるなら
仕事で最低限必要な業務知識と実務経験、必要な国家資格取得と社会性を身に着け、
職場や客先の人とうまくやれること、中高年では健康が重要な要素となると思う。
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