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2021年04月12日

将来なくならない職種


AIやITが進展したころが原因で仕事がコンピューターに奪われ大規模リストラ業界が次々発表されている

銀行などの金融業界や事業縮小でこちらもリストラが進められる大手家電メーカーがある一方で

今後も人手不足が続くといわれている業界がある。

それは、建設業界、介護福祉業界、運送業界が代表格である。

上記の業界でも情報技術や自動化技術の導入が進んでいるが、機械や情報技術では限界がある。

例えば、介護の仕事の場合、高齢者という人が相手であるが、情報技術やロボット技術で

きめ細かいサービスを実現できるかといったら、人にはこころがあるから困難だろう。

それと国の統計でも高齢化人口が最大になるのが2040年と言われており、

それまで老人介護や福祉、医療の業界では人材不足が続くと言われている。

介護福祉、医療の業界は2040年を過ぎても、高齢者が一挙に減るわけではなく、

2040年をピークに少しずつ減ってゆくわけだから、将来なくならない仕事だと言える。

運送業にしても、自動車の自動化運転が実現するのは早くてこれから10年後といわれており、

自動化運転が実現しても、道の狭い、各家庭への宅配は人手に頼らざるを得ない。

自動運転技術で走行できるのは高速道路など閉鎖空間だけであり、高速道路を降りた瞬間から

道路環境が複雑になり周囲に木が生えていたり、横断歩道があり人が歩いていたりのオープン空間では

自動車の自動運転技術では対応が難しいといわれている。

建設業の場合、大きく言うと土木工事と建築工事に分かれ、

特に土木工事の場合、複雑な地形や現場条件に対応して、

最善の設計や工事方法を考えられるのは人の考えと経験が必要になり、機械では困難だ。

つまりは、自動化やIT化が進んでも仕事の段階や要所要所で人の判断が必要になり

機械に仕事は奪われにくい仕事である。

一口に建設業従事といっても、工事の計画立案、客先との打ち合わせ、現場管理などを行う

現場監督、現場代理人、主任技術者、現場所長、調査設計技術者と

責任をそれほど意識しなくてよい下請け会社の職人のような職種に大別できる。

世間で職人と一口にいっても伝統工芸士のような特殊な技能を身に着けるのに10年以上の長い年月が必要なものと、

建設職人のように仕事の内容にもよるが比較的短い期間で技能を習得できる職人の種類もある。

ただ職人でも多くの工種である鉄筋工やとび職、型枠大工、左官職人、配管工、重機操作、建設作業員

などが兼務でできる者は10年以上の実務経験でいろんなことができる技能職職人もいる。

現場監督を比べれば職人のほうが拘束時間が短く精神的にも楽だといえる。

ただ建設職人や作業員は論理的な仕事をしていないため、感情的なものが多い傾向だ。

職人になる人間の多くは勉強が嫌いか苦手な人が多い感じだ。

現場監督や設計技術者は客先苦情対応やらマネジメント、技術計算や設計図面の作成、様々な文書書類など高度な知識、

広範な知識が必要であるため、学力が低く、狭い知識や学習能力と集中力では難しいと思う。

それと、現場でケガや死亡事件が起きると元請けの所長や責任者が責任を取らされるため安全管理や指導は重要である。

したがって、現場監督や設計技術者のほとんどが大学や大学院卒業者で占められる。

現場での仕事は現場監督も職人も現場に7時40分には集合して、ラジオ体操の後に朝礼などを行い、8時から仕事を始めるのは同じだが、

職人は通常10時から10時30分まで30分の休憩があり、

当然に昼には1時間の休憩、午後は3時から3時30分まで休憩があり、

夕方の5時には仕事が終わり残業は少ないのである。

それで、月給が安くとも20万円、高いと40万円以上ももらえる。

ところが施工管理職など監督業務では日中に行った工事記録の整理や

客先への打ち合わせ資料の作成やら次の日の段取りを夕方からはじめて

夜遅くまで残業が多いことがほとんどだ。

私の友人で頭脳労働のストレスで病気になり一度、建設職人になったものがいた。

最初は日中に体を使うため、夜は心地よくぐっすり眠れるといっていたが、

そのうちまわりの職人の言動や性格についてゆけず、最近、職人を辞めて今は監督と設計職になっている。

専門工事会社の社長でもヤンキーで年齢を経てもガラの悪い社長や従業員の会社もあるのは確かだ。

社長がしっかりしていてまじめな雰囲気の会社も少なからずある。

職人は下請けの専門工事会社の労働者であり、技能職は体で仕事を覚えることが多いのに対し、

我々監督や設計技術職は顧客対応、頭脳労働が主体であるためだ。

私の友人に公務員を30歳代までやっていたが、実家の家業の建設業を継ぐために辞めて親の専門工事会社を継いだものがいる。

当然彼は、社会のルールも守るし、言動も感じがよく、人間的な対応もきちんとできるため、

次々と顧客を開拓し、客先の評判もよく会社が繁盛している。

そのような社長の会社なら職人としてはいっても問題ないと思う。

ただ、気を付けるべきこととして、職人のほとんどが下請けの専門工事会社に所属し、

時々、暴力団関係のフロント会社の場合があるので気を付ける必要がある。

彼らの癖として多いのが「見栄を張りたがる」自分を大きく見せたがるガラの悪い社長や従業員の傾向がある。

もし知的な業務で仕事につきたい場合、人手不足の元請建設会社も有望だと思う。

建設業でも元請け会社の場合、室内で行う仕事は多くあるし、監督や設計技術者の手伝いさえ不足し、

パソコンが使えればなんとかなる。元請け建設会社で反社は少ない。

一方で職人はパソコンも表計算もワープロもキャドも使えないことがほとんどだ。

勉強が苦手だから、多くの技術基準や仕様書などを読んで理解し、

書類作成も難しい技術計算も見積もり書も作成できないし説明もできない者がほとんどである。

我々はそれらだけでなく、無理な苦情を言う顧客相手にコミニケーションし、

素早く様々な書類や図面を正確に作成して、顧客にわかりやすく説明するスキルが求められる。

建設業界は若手が入職してこないばかりか、10年ほど前に団塊の世代が大量に退職し、

将来的にも長く人手不足が続く業界でもあることは明白で、国土交通省としても担い手確保に力を入れている。

建設会社での現場監督や調査設計業務では、高校や大学で勉強したほとんどの勉強が仕事で役立つのだ。

未だに数学の図形や三角関数、微分積分、座標、物理、化学、生物、英語、国語、経済学、

法学、一般教養知識、など仕事で普通に使う機会が多々ある。

ただ職業適性として勉強が嫌いでも肉体労働がそれほど苦でないなら、職人も選択枝になるかもしれない。

なぜなら、残業もほとんどなく毎日ほぼ定時で帰れて所定の給与がもらえる。

最近は職人さんや作業員さんの肉体的な負担を軽減するパワースーツが開発導入される事例が増えて

体力的な負担も減る現場が出てきている。

建設工事の場合、必ず仕事の途中途中で人の判断が必要であるから、

デジタル技術やAI技術を現場に取り入れ効率化を図りつつも

職人や監督の仕事はなくならない仕事であるといえる。

つまり、建設業、介護福祉、運送業、タクシー運転手などの仕事はAIやデジタル化でなくならないといえる。

posted by ひでお at 00:00| 転職で思うこと
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ひでお
50歳で仕事のストレスでうつ病と不安障害を併発して、 5年仕事を休み、もうだめかと思っていたのでしたが 資格を数種類取得していたので社会復帰出来ました。 資格取得のコツ、体験談、有利だったことなど記載しております
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