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2021年10月01日

右下腿の裏

ゴルフ後の身体の疲労は1日で回復した。
日曜にゴルフをすると火曜あたりに筋肉痛などが出ていたが、今回は初めてのパターンだ。翌日だけだった。火曜にはジムにも行った。その時に感じたのが右脚の痺れが軽くなっていること。
ゴルフ後の月曜は最悪だったのに。

ジムでストレッチを終えて青竹踏みで足裏を刺激する。ずいぶん前に書いたが、ファイテンの中足骨マッサージを経験した時に歩きが格段に良くなった。中足骨のカーブが大事ということを知ってから足の親指から小指までのカーブを作るように青竹踏みをしている。
右足裏の痺れが強くなって、足踏みで立っていられない位の時が最近多かった。青竹踏みで右脚全体の痺れの状態が把握できている。
火曜のジムでは足裏の痺れが少なかった。そして昨日もジムに行って足裏を刺激したが、痺れは少ない。
先週まで右ふくらはぎ裏を押せば痛かったのだが、それがかなり改善されている。

先週の鍼で右ふくらはぎと足首の裏の痛みを強くセンセイに言った。
何も言わなくてもセンセイは欲しいところに鍼を打ってくれる。だからあまりリクエストはしないのだが、もちろん完ぺきではない。
自分でも筋肉の中の方の痛みは、その痛いところに鍼を打っても痛みが無くなるとは思っていない。筋肉を痛めている訳でなく神経の症状なのだ。もちろんセンセイも百も承知で、そこが痛い原因を減らすように打ってくれるわけだ。
ただ前回は痛いといった右下腿の裏に集中的に打ってもらった。
それが関係しているのかどうかは解らない。ただ右ふくらはぎの痛みと足の甲と裏の痺れが緩和されたのは事実だ。

何がどうなって良くなるか解らないし、悪くなるかも解らない。
少なくとも右足の甲や裏がここまで痺れるようになったのもいつからか覚えていない。良くなっていることもたくさんある。左腕や左手が格段に使えていることもそうだ。
ただ何が要因だったかは解らないが記録は残さないと。

今日から緊急事態宣言が解除。会社へ出勤だ。
在宅の時のように疲れたら横になれない。しばらくは疲れるだろう。
posted by shigenon at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月27日

ゴルフ翌日2021/9/27

昨日はゴルフ。
ゴルフの翌日はいつも調子がいいと書いてきた。歩きが快調だと。
それが今日は快調ではない。脚が重いのだ。それだけでなく、両肩・両腕共に痺れが強い。使った筋肉の箇所が悲鳴を上げているという表現がぴったりだろう。それと疲労感。
使った筋肉が筋肉痛でなく痺れや疼痛になったことは以前にもある。

こんな状態になったのはどうしてなのだろう。
いつもゴルフの前日に筋トレをして筋肉がパンプアップしていて、筋肉を使ってもそれほど影響しなかったからだろうか。
それともいつもよりも筋肉を使えたのだろうか。
スコアは良くなかったが、満足のいくスウィングでいいショットが何回かあった。ヘッドスピードこそ違うが受傷前のようなスウィング。
疲労感はゴルフ後に成績発表の呑み会・2次会に行ったからかもしれない。それもあるが歳なのかも。
とにかくこれまでにない痺れと痛み。

痺れと痛みは我慢できる。
何か解らない原因でこうなったわけではない。確実に昨日のゴルフによるものだ。いつかは収まる。
もしこれが原因不明でこのようになったら心配だ。心配して不安になるという脳の働きは更に悪化させる。
昨日のゴルフ中、歩くことは全く苦にならなかった。これはこれまでのウォーキングなどの成果なのだろう。完全とは言わないまでも左腕が引っかかったような感覚もなくなっている。それでクラブを振りぬくことができたのだろう。
このように身体の良い変化を感じながらのゴルフだったのだが。

今日はゆっくり休もう。そういえば休肝日も取っていない。
昨日、夜に居酒屋Qのマスターから着信があった。遅くなったので今日の昼に電話した。
「今日、来ない」という話だ。晩酌にお呼ばれだ。
今日の休肝日予定は次にまわそう。
posted by shigenon at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月24日

筋肉にエンジンがかかる

一昨日も階段ダッシュに出かけた。
去年は10往復の連続ダッシュに耐えられた。それが今年は5本続けると息が切れる。1年で出来ていたことが出来なくなる、これは機能の衰えだ。
といっても肉体的な機能でなく、持久力といったものだろう。要は歳を取ったということか。
無理を感じてまでやることはない、要は脚の筋肉を動かすことが目的なのだ。4本ダッシュで1本は歩き。

通勤がなくて歩くのが家の中や近所だと何が違うのかが解った。
これは色々考えて自分でもなるほどと思ったことなのだが・・・。
家の中や日中の人通りの少ない近所を歩くときには脳が単調な働きなのだ。ソファーに座っていて、面倒くさいなと思いながら立ち上がってキッチンに行く。クリーニングを出しておこうと外を歩くが、歩きのチェックをしながら歩くもののそれだけだ。

一昨日ウォーキングに出た時に前に犬の散歩をしている人がいた。
かわいい仕草をしている犬だ。追い抜いて近くで見たいと早足になる。久しぶりの早足をすると、その後の歩きが良くなった。
これなのだ。
通勤の時に前をスタイルのいい女性が歩いている。美人だろうなと思い、追い抜いて追い抜きざまに顔をチラ見する。これは日常的なことだった。(変態じゃありません、ついつい本能で)
これらは歩くということだけでなく、何かもう一つの目的を持って歩いている。
つまり脳の指令が単調に歩くだけでなく、別の目的を持ち脳が指令して筋肉にエンジンがかかる。これで筋肉の動き・つまりは歩きそのものが変わる。これまであまり意識していなかったことだ。
いやはや、くだらない例だったか。

ダッシュ後、くたびれ果ててベッドに横になった。
痺れはあるものの脚の筋肉が心地よい。水曜日そのまま居酒屋Qの晩酌にお邪魔して酔って帰る。
昨日、朝一でジムへ行った。帰るとクタクタだ。やはり歳を取ったのだろうか。
色んな刺激が入ることはいいことなのだろうと改めて思う。まあ何らかの変化を起こさないと何も変わらない。

何か軽く動くスポーツがいいのだろうな。相手の動きや球の動きを見て、脳を働かせながらそれを筋肉に伝えて動かすような。それを身体が欲しがっている。
ゴルフは静なるスポーツだが、ゴルフ後に調子が良かったのは何か考えて身体を動かしていたということもあるのだろう。
26日は久しぶりのゴルフだ。止まっている球を打つ、これはあれこれ考えずに打つ方がいいけれど。
posted by shigenon at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月22日

階段ダッシュ再び

久しぶりに連チャンでアップ。
在宅の日々、サボっていたウォーキングをやらないと。
最近のウォーキングは高台の公園まで行って鉄棒にぶら下がり家まで戻るという5000歩ないコース。
高台の公園に向かいながら、そういえば去年は川沿いまで行って階段ダッシュをしていたなと思い出す。
季節の問題もある。ダッシュしていたのは汗をそれほどかかない時期だった。
それと去年は今より痺れは軽かったのだろうか。今は走るという行為すらやりたくない。

高台の公園を通り過ぎれば川が流れている。川岸の遊歩道は2段の高さがある。その上下差はけっこうあるのだ。
確か10往復ダッシュしていた。走りながら思い出す。これをやってから会社から帰りの地下鉄に入る階段の下りがラクになったのだ。左脚がギッコンバッタンしていたのがスムーズになった。

5往復で息が切れた。無理をする必要はない、2往復歩く。そして2往復ダッシュ、残りは歩く。
上りで左脚のふくらはぎがキツく感じる。キツく感じるのは普段の生活で使えていないからだろう。歩きも含めて10往復を終わらせベンチへ。結婚していたときに住んでいた場所のすぐ前の川だ。このベンチには何回腰掛けたことがあるだろうと思いながら。
汗がどんどん出てくる。ちょうど12時半、快晴で30℃近い気温になると予報されていた。

汗が引くのをまたずに帰り道。
階段ダッシュは走るという行為プラス階段のアップダウンの効果がある。足首や足裏、脚の様々な筋肉を刺激するし使う。
帰り道の歩きも軽く感じる。やはり筋肉は使って刺激することが大事なのだろう。

帰ってソファーに座っていると右脚の痺れが強い。痺れが強くなってもそれほど気にしない。何らかの刺激が入ったから筋肉が反応しているのだ。
ただその考え方は危険か。良い反応なのか悪い反応なのかをジャッジ出来ないのだ。
ただ夕方に右下腿を触ると筋肉が柔らかくなっているのが解る。これが良いことか悪いことなのか。
良いことだと信じるしかないだろう。
座骨神経痛の大元、お尻と腰のあたりも熱っぽさを感じる。筋肉は繋がっているのだ、アナトミートレイン。

今朝、起きてからも右下腿の痺れは強い。足裏はもともと内側の痺れが強かったのだが、外側の痺れが強い。痛かろうが痺れていようが脚は動かせる。
筋肉をチェックすると冷たく硬い。昨晩は暑いのでエアコンをかけて寝た。冷えたのだろうか。

階段ダッシュが良い刺激なのかどうかは解らない。だが何もしなければ何も変わらない。
筋肉に刺激を入れるために階段ダッシュしますが、良いことですか・悪いことですか?と聞くと、殆どの人たちは良いことですと言うだろう。自分もそう思う。
身体に良かれと一生懸命歩いた父親。膝が痛くなれば、動かせば良くなると信じたのだろう。結局は水が溜まり、それでも動かせば良くなると信じた。無理のない程度だが。
それは間違っていたのだ。でもそうなりがちだ。

どの筋肉をどう動かすことを狙う・やってはいけないことは何とかが明確にならないと逆効果になる。
それでも今日は同じ階段ダッシュをやってみようと考えている。
そして身体に起きる変化を昨日と比べてみよう。人体実験をしないかぎり検証して次に進めないのだ。
昨年の階段ダッシュ時と違う身体の変化がある。
「症状固定」を言い渡されている。症状固定なら変化はないはずだ。良い変化にできるのも自分しかいないのだ。
posted by shigenon at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月21日

腕の状態・2021/09/21

腕の筋肉がかなり付いてきた。
じゃあ痺れとか痛みはどうなのかというと、それはあまり変わらない。手指の痺れはかなり少なくなったと感じるが、時々強くなる。
上腕はもしかしたら前より痺れを感じることが多くなったように想う。二の腕は肩からの疼痛が二の腕まで繋がった感じがある。
でも感覚がいい。動きが良くなったからだ。

筋肉が付いたからこのように感じるのだろう。
得てして筋肉が膨らんだら、そこの痺れや痛みはその分広がることは経験済みだ。でも、小さな筋肉で小さな痺れや痛みを抱えるより、大きな筋肉でその分多少痺れや痛みが増えてもそちらの方がメリットは大きい。まあ、無駄に筋肉を大きくする必要はないが。

筋肉が大きくなった理由。
やはり筋トレマシンが変わってからだ。マシンが変わったのは昨年の3月。1年半経つが、数ヶ月はジム閉鎖があった。
マシンはどこかのジムで使われていた中古。支店内の使い回しだ。前のマシンは日本のメーカーで日本人向けだったが、今のマシンは海外製。全体の造りが大きく、カラダを大きく伸ばさないといけない。
動かす部分とカラダが離れているのだ。
慣れるまで時間画家かっったが、これが良かったのかもしれない。今までよりも大きな動きで力を入れないといけない。

このマシンでずっとやって、筋肉が膨らんだと感じたのが数ヶ月前。
でもその頃に書いていたように、筋トレを終えて5日経つと筋肉がしぼんでくる。右腕はそれほどではないが、左腕が。それは左側の麻痺が強かったと言うことが影響しているのだろうか。
左腕・左肩・左の胸筋は筋肉が付きにくい。筋を触ると全く筋肉の付いていない筋もある。
それが影響しているのだ。つまり使っている(使えている)筋肉がある一方、全く稼働していない筋肉がある。
その使えている筋肉は筋トレ後には膨らんでいるが、日常生活だけでその筋肉を鍛えるまではいかない。
そしてその筋肉が萎めば腕全体の筋肉が無くなったように見える。

全く筋肉の付いていなかった箇所に少しずつ筋肉を付けるにはどうすればいいかだけを考えていた。
散々、付いていない筋肉部分に反応するような動きを繰り返した。グー・パーもそうだ。
また、その箇所への鍼。何か刺激を入れれば反応するかという発想。
これらの繰り返しだった。ただ重要だったのはその動かない筋肉だけを何とかしようとするのではなく、その周辺の大きな動きが大事だったように思う。
大きく動かさないといけないマシンは、決まった筋肉しか使わないが、慣れるとグリップ位置を少し変えることで筋肉の少し違う箇所を使える。小指に力を入れてグリップを握るだけで腕の内側を使える。

それと特に実はこの1ヶ月で変わったことがある。
腕への鍼が変わった。こんなことを言ったらAセンセイに失礼だが、脚に注力してもらってはいたが腕への鍼はずっと同じだった。
それが、少し変えてみましたという。それからだ、腕の痺れが強く感じるようになったのは。
痺れが強くなるといっても、既に痺れている自分にとっては怖いことでない。
肝心なのは、それが心地よい痺れかどうか。痺れが強くなったと言ったらおかしいか、言い方を変えれば繊細に感じるのかもしれない。
筋肉が付いたこともあるが、腕や手が日常生活で使いやすくなったと感じるのだ。

先週の鍼でセンセイにその話しをし、何が変わったのか聞いた。
太い鍼に換え、深く打っているということ。センセイは常々言っている。鍼は太ければ太いほど、深ければ深いほど効果を出せると。
それはふつうの鍼師が打たない箇所に打つセンセイだから言えることなのだろう。
「際どいところに打つ」とセンセイはよく言う。それをコトバ通りとったらアブナイ話になる。センセイの言う際どいころとは、骨と骨の間とかだ。

腕の筋肉が付いたのは同じ筋トレでも間隔を開けて言っているからかもしれない。
これまでは土・日。今は在宅ということもあり、土と火曜か木曜。
まあ何が明確な要因かは解らない。
ただ一つ言えることは、良くなろうという気持ちを持たない限り良くはならないこと。
受傷し、不安な状態の時に目にしたネット情報「中枢神経を損傷したら回復はしません」と記載していた記事、そいつと話がしたい。
posted by shigenon at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月13日

スイッチがオフだが

日常のルーティンが壊れている。
何でもコロナのせいにはできないが、在宅勤務になったことが大きい。人間は環境に甘えるものだ、いや、それは人によるのだろうが少なくとも自分は置かれえた環境の中でラクをする。
ラクをするためにはやるべきことをやる段取りをつけてラクをするのだが、今の仕事でのやるべきことは納期がまだ余裕がありすぎる。11月納期のタスクのプランニング期間なのだ。

ほとんど日々はこれまでと同じように5時50分に起きてはいるが、それも週1くらいは7時半になったりする。サボりだ。
これまでブログも通勤電車の中で思いついたことを会社に着いてからアップしていたのだが、自宅にいると書く内容すら思いつかなくなる。家にいると思考が停止するのだ。
ワークライフバランスというコトバが流行る前から、自分はオン・オフの切り替えを上手くできていた。
会社を出るとスイッチがオフになる習慣が沁み付いている。ゆえに自宅では“何かやらなければいけない”という事そのものを拒否する習慣になってしまっている。

とはいえ、仕事もそうだが在宅で時間があるうちにやっていた方が良いことがある。
部屋の片付けだ。
受傷後の身体の不自由さを理由に、部屋は片付かない状態になっている。ゴミ屋敷にはなっていないが、テーブルの上やソファのまわりなどもモノがいっぱいだ。
服も整理しないといけない。去年の在宅勤務の時に少しは捨てたが、まだまだ着ていない服は多い。

まずはパソコンまわり。
ゴルフのスコアカードがあちこちに置いてある。終わった後に見たことなどないのだ。これを集めて捨てよう。
集めながらも一応見てみる。誰と多く回っているのだろう。亡くなったAさん、沖縄に移住したAさん、T君が多い。とりあえずいいスコアのカードは残しておこう、90以下は。
ゴミ袋がいっぱいになった。手元に残す90以下のカードは25枚ほどだった。だがベストハーフの38、ホールインワンの時のスコアカードが出てきたのは嬉しい。

居酒屋Qのママの息子が仕事で千葉に住むことになった。
じゃあ布団をあげるよと。押し入れには使わない客用布団のセットが2つ。これらが無くなるだけでも押し入れはすっきりした。
まだ半月ある。ずっとオフ状態で片付けだけをやるわけではないが、時間をうまく活用したい。

身体の状態。
右脚の下腿の痺れは相変わらず強い。先々週から右下腿の打ち方を変えて鍼を打ってもらっているが、どうもすっきりしない。それとやはりルーティンの通勤がないので、自分の状態が前と比べてどうなのか評価できない。涼しくなったから、これからは昼のウォーキングでチェックしていこう。
腕の鍼、3回くらい前から深く打つように変わった。これがいい。
打った後は痺れを強く感じるのだが、腕橈骨筋群が活き活きしているように感じる。この前左腕に深く入った鍼はピクンピクンと痙攣を起こした。その後は左手首の可動が良くなっているように感じる。
posted by shigenon at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月06日

車いすラグビーで想う

車いすラグビーで想う
オリンピック・パラリンピックが終わった。
このコロナ渦で開催するの?という状況下だったが、多くの人に感動を残したのではないだろうか。
自分としては東京で開催されるのだから是非参加意識を持ったイベントにしたかったのだが、それは仕方ない。無観客となったがチケットの抽選でも外れていた。

パラリンピックでの注目は車いすラグビーだった。
実は車いすラグビーに少し関わっていたことがある。もう20年位前の話だ。
色んな経緯があって、自分の判断で協賛をすることにした。
その後東京に転勤し、常に千葉で開催される国内のリーグ戦の観戦に行った。プレイしているすぐ横で観戦させてもらった。

当時は何の不自由もない身体。
障害者に対しての理解がどれだけあったのだろう。健常者は障害者を哀れんで思う。大人が小さな子供に対して接するようにある種の“上から目線”になる。これらは紛れもない事実だと思う。
自分がそうでなかったとは言い切れない。
ただ、自分の立場で協力できることをできればという気持ちだった。
車いすの状態ではあるが、鍛えられた上体。激しい動きをすぐそばで見た記憶は忘れられない。

自分がこの身体になって頑張ろうと思ったのは、その当時に見てきたことや感じたことが大きく影響している。
身体が動けるようになったら筋トレという安直だが正しい発想を得られたのも、この時の経験だろう。
筋トレだけではない、こうなってしまったことを悔やむより前に進むという気持ちにもなれた。
車いすラグビーに関わることがなければ受傷後の自分は違ったかもしれない。

リオに続いて3位という成績。金メダルを狙っていただけに悔しい結果だった。
下半身が動かなくなった理由は色々だ。アナウンサーが障害を持った経緯を話すことがある。先天性の選手もいるが、事故による脊髄損傷・・・完全損傷の選手も多い。
こういう見方は良いのかどうか・・・テレビで観戦しながら、選手たちの筋肉や動きを見る。自分としては鍛えることによって色んな箇所の稼働がどうなのかと見ることが参考になる。

鍛えること(筋肉だけでなく動かすこと含め)で中枢神経に障害を持ってもあれだけの動きが出来るというのは大きな励みになる。
健常な人が見るパラリンピックと障害のある人が見るパラリンピックは見方が違うのは当然なのかもしれない。
改めて思ったことは、常に言っていることだが、イタイイタイ・痺れると言っていても仕方ないのだ。自分がそれをどう少しでも改善できるかを考えて実践しないといけない。

それは自分で出来る人はいい。サポートが必要なのだ。
まずは自身が能動的に改善しないといけないと教えることからのスタートだ。その気持ちがない人はいくらサポートしても改善は遅いのだと思う。そのためには夢を与えることが必要なのだろう。同じような症状でも改善した例とか。
自分は少なくともその例になれればと思っている。
サポートする人たちも人間だ。やる気の無い人のサポートはモチベーションが下がる。

「障害を持った人が積極的に社会に参加できる仕組みを」
そんなくだらないお題目は誰でも言えることだ。そのために何をするのかが大事。総論はもういい、各論にしないと。障害を持った人がその障害を少しでもラクにすること。そのためにどうするかを体系立てて実施しないといけないと思う。
posted by shigenon at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年09月02日

オフィシャルな場

今日は久しぶりに出社した。
昨日は居酒屋Q。酒の量についてはあまり意識しない。過ごす時間中ずっと口にして、無くなれば頼むという感じだ。3時間でビール1本と濃い焼酎5杯くらいか。
居酒屋Qは濃い焼酎なのだ。焼酎はママが作るのだが、濃い目がサービスと信じている。ママ自体が酒好きだからだ。濃い焼酎は飲んでいる時は何ともないが、帰ると効いてくる。
今朝は起きるのが辛かった。

暑かったここ数日は全く歩かなかった。昨日は涼しかったので公園までウォーキングをしたが、歩くという行為そのものが大儀に感じている。ウォーキングの目的は二つで、一つは歩行機能の改善だがもう一つはカロリー消費だ。早く70キロを切らねば。
昨日のウォーキングをもそう、その前日に買い物に行った時もそうだが歩行がぎくしゃくしている。ちゃんとこれまでの正しい歩き方は踏襲できているのだが、力の入れ方のバランスがおかしい。
なんか気合の入らない歩き方なのだ。

久しぶりに地下鉄ホームまでの通路を歩く。
感じていたバランスは修正されている。ただ右脚の痺れが強い。自然と脚を動かしてはいるが、痺れで右脚はほとんど感覚がない。見かけは健常者、さっそうと歩いているのだが。
地下鉄へ向かう通路とウォーキングで歩く道と何が違うのだろうと考える。
地下鉄の通路は通勤に向かう人達がかなり歩いている。その流れを邪魔してはいけない。いわばオフィシャルな場だ。
ウォーキングは自分のペース。周りに人はいないので何も気にすることなく脚を繰り出すだけ。

何かスポーツの練習をするのは本番のためだ。その本番とは試合だろう。
自分の考えだが…機能を回復させるのは自分の生活のためだが、その機能がある程度回復しても更なる修練を繰り返すのは、オフィシャルな場に行くことを想定してだろう。人に迷惑をかけたくない・転ぶなどして無様な姿をさらしたくない、色んなトラブルを想定する。

オフィシャルな場はスポーツで言う本番なのだ。
だから脳も特別な働きをするのかもしれない。いわゆる気か引き締まるような働き。
自分の場合は普通の人に見えて、普通のことがオフィシャルな場でできることがリハビリのモチベーションだ。
そう、そう思っているから脳の指令がウォーキングの時は脚が痺れないような歩き、地下鉄の場合は強い痺れになることを犠牲にしてもカッコよく歩くようになるのだろうか。

今日は夕方まで会社。
明日は在宅勤務、夜は再び居酒屋Qに行く予定。
posted by shigenon at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年08月30日

安心するという脳の働き

最近特に気になっていたのが脚の裏。
右脚は痺れているだけで、押さない限り痛みはない。その痛みと言っても普通で言う“痛い”の感覚で無く、肩など凝った部分を押したときにキューッと感じる気持ちよさがあるが、それが強くなった感じ。
それが神経で言う痛みなのだと今は理解している。

それが立ち上がっただけで痛みを感じるようになった。
右脚のふくらはぎだ。押すとふくらはぎの半分下から足首にかけて痛む。筋が硬くなっているような感じだ。
鍼治療はどちらかというと脚の側面から前への鍼が多い。裏は最後に立ってビリビリ響かせるときに5本ほど打ってもらうだけだ。

土曜日の鍼ではそれを訴えた。
何でこうなったのだろうかとセンセイと話しながら。意見が一致したのが冷え。特に痛みを感じる足首の裏の筋は冷えによって硬くなると言う。
そういえばクーラーかけてパンツ一丁で布団も掛けずに寝ている。夜中に目が覚めると脚が寒くて、脚同士を摺り合わせていることが何度かあった。

痛みを感じるところに鍼を打つのが効果的かどうかはわからない。でも物理的な刺激が欲しいのだ。
痛みを感じる箇所に多く鍼を打ってもらう。
寝転んでの鍼治療だから自分では見えなく実感がないのだが、鍼を打って抜くときに出血する箇所が何カ所かある。センセイが拭き取る動作で判っていた。
今回打ってもらった箇所は出血が多いという。しかも黒い血だと。

幼い頃、よくしもやけになった。毎年だ。
足の親指になることが多かったか、いや全ての指がしもやけだった記憶がある。そうなると母親は親指の根元を糸で縛って、指をパンパンにして針を突き刺す。
悪い血が溜まっているから痛いという。
血とか針とか幼い頃には怖いものだ。でも、それを我慢しなければいけないほど、しもやけの痛みは酷かった。針を突き刺すと黒い血がでる。血は赤いと子供ながらに知っている。
やはり黒い血は悪い血なのだと思っていた。

センセイは治療家だから患者を安心させるコトバを投げかける。
これまで身体のことを色々話しているので、僕には気休めのコトバはかけない。気休めが通じない人間だと理解してもらっている。
黒い血が出たというのも事実なのだが、それは自分にとって悪い血が出たから安心という気持ちにさせる。
悪い血が出たおかげだろうか。それもあるが、ずっと打ってもらいたかったふくらはぎの裏に集中的に打ってもらったという満足感だろうか。足裏の痛みは半減した。

気休めは大事なのだ。脳が喜ぶのだ。
呑みに行く前は足が軽い。これは毎回経験している。つい最近では金曜日に飲みに行く前に洗濯物を片付けるとき、最近ではない軽い身体の動きだった。
自分で脳を喜ばすことはなかなかできない。せめて何か楽しみを作り、それを享受することだろうか。
posted by shigenon at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2021年08月27日

背が伸びる

この3日間外に出ていない。真夏日や猛暑日が続いている。
これではいけないと今朝は6時前からウォーキング。いつものコースだ。今日も35℃予報なのだが、朝の太陽の力は弱くなってきている。8月初旬の力強さはない。

折り返し地点でいつもの鉄棒にぶら下がる。あれ、足が地面に着く。
背が伸びたのだろうか。そういえばこの3日間はよく寝ている。寝る子は育つのだ。ありえない事ではない。定期検診での身長測定は176.4。毎年数ミリずつ縮んでいる。あとは牛乳でも飲むか。
18歳から背が伸びた岩崎や、30過ぎで数センチ背が伸びたタツを思い出す。二人ともヒマさえあれば寝ていた。

歩いていて調子はどうなのかと考える。歩けないことはない。踵着地の小指から親指に抜く歩き方、これはもう習慣になった。でも何か地に足がついた感覚では無い。
公園に着くとオジサンがランニングをしていた。そうなのだ、調子のいいときは軽く走ろうかという気分になったのだ。そんな前ではないはずだ。
今は歩いていても走ろうという気持ちが起きない。つまりはやっとこさ歩いているだけなのだろう。
動作ができていても気持ちが身体の状態を教えてくれる。

何か目標が必要なのだ。小さな事でもいいのだ。
単調でヒマな在宅勤務。身体は前よりも稼働はするので何かの動作で不自由はない。そんなことを繰り返していたら、その状態に慣れてしまっているのだろう。やはり面倒くさくても外に出て何か刺激を受けなければいけない。

今日は居酒屋Qに呼ばれている。
ママの息子のコロナ、2日ほどの熱と咳で回復したという。ワクチンは1回接種していたからなのだろうか、その程度だったという。
本来なら今日は那須に向かいBBQ。そして明日は温泉だった。それが中止になった。
Qのマスターから、そのお詫びとしてささやかに集まろうと連絡が来た。もともとずっと一緒に呑んでいるメンバーだけだ。マスター・ママ・Oさん夫婦・Eさん。
人と話すことで気分を変えたい。
posted by shigenon at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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