10日は小料理屋Hのコンペ。Hは2月に亡くなったAさんに連れて行ってもらった店。花街にあり、ゴルフコンペは年4回。12年くらい参加しているか。
Aさんが亡くなっても温かく迎え入れてくれる。月1回程度は一人で顔を出す。
以前にも書いたが、ゴルフはリハビリの指標としている。神経障害は急な膝折れに代表されるよう、力のコントロールを一定に保つことに難がある。
ゴルフのスイングはバックスイングからフォロースイングまでの流れが重要。
何も考えずにスイングすると、腕が途中で力が抜けてしまうことがある。
ゴルフの結果はスコアだ。どんな球が打てたとか、良く飛んだホールがあったとかは関係ない。
僕はかつて、「高い球でバックスピンをかける」とか「250ヤード以上はドライバーを打つ」とかばかり考え、一向に上達しなかった。4回に3回実現してもスコアには繋がらないのだ。
それでも受傷前は85前後から90ちょっとで回れていた(時には100を叩くが)ので、これからゴルフが更に成長できるという気持ちでいっぱいだった。
受傷後、「腕が振れない」「パターの時に痙攣っぽく手が動く」とかが続いた。
115を超えたりして、クラブを捨ててゴルフをやめようかとも思ったことは何度もある。
もうサイトは見つからないのだが、脳梗塞か脳出血で後遺症があり1種1級の障害を持たれた方が、生活のリハビリ方法とかゴルフの話を書かれていた。発症前はシングルだったようで、発症後もリハビリに励まれて80台とかで回られていたようだ。
障害があれば、工夫すれば何とかなる。生活もゴルフも。左手の力が弱いので右手で打つ。右利きの場合は左手が肝心なのだが、そこは工夫。右脇をしっかり締め、ボディターンでドライバーを打つ。
クラブも替えた。今までは重くて硬いシャフト。今は軽くて柔らかいシャフト。
どうにか当たれば220ヤードは飛ぶようになった。
170ヤードが打てない。今までは6番アイアン。
ミドルホールなら2オン2パットでパー。でもなかなかそうはいかない。今は3オンでうまく寄せれば1パット、2パットでボギー。
オールボギーだと90で回れる。でも、やはりそんなにウマくいくわけはない。
退院後のベストは96。亡くなったAさんの追悼コンペを、Aさんと良く行ったゴルフ場5月に。
しばらくは行っていなかったが、健常な時でもここでは96はなかったように思う。Aさんがパットを入れてくれたのだろう。
9月10日のゴルフは99点。なんとか100は切れた。最後のトリがなかったら優勝だった。
ゴルフも人生も“たら”はないものだ。
2017年09月12日
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