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2021年11月01日

急遽実家へA

木曜日も同じような状態だった。
前からある膝の痛みに加え、腰や背中、太ももが痛いようだ。これが腎臓結石による新たな痛みなのだろう。それによってただでさえ歩くことが難儀だったのが余計に歩き辛い状態なのか。

それでも動かないといけない。リビングからキッチンまでを両手に杖をもって歩く。尿の袋はベルトを付けて腰にぶら下げる。
昨晩調べて4点で支える杖はアマゾンに注文していた。持つところはコの字、両手で持てるタイプ。
ケアマネージャーはすごく機敏な人だ。木曜日だけでも3回来てくれた。
介護ベッドとリビングまでの廊下に自立式の手すりを手配してくれた。
入浴介助も金曜日から入ってくれるようになった。次のスケジュールとして介護認定だ。

父親はケアマネージャーが来ている時はしっかりしていた。
父親の定位置はソファになった。腰から下に座ると起き上がるのに一苦労だ、ソファに座るしかない。
並んで座って話していた。ずっと座っていてもヒマだから何か手を動かすことをしたらいいよと。
例えば字を書く、折り紙を折るとか。
そんな話をしていたのだが、ガサガサ音がする。

夕刊をクシャクシャにしていた。
何してるの?と聞くと手を動かすと言われたから、動かしていたと。半分ウトウトしていたようだ。
それからは起きているのか寝ているのか判らない状態。
その後はまともに会話ができない。急に昔のことを短いセンテンスでつぶやく。聞き直すと黙り込む。
姉がや曜日に連絡してきた時はこの状態だったのだろう。
夕食を食べるために移動したりすることはできるが、ずっと遠くを見ている。
食べるためにスプーンを口元に持っていきはするが、口の位置がわからない。
夕食後椅子に座らせるが、食後の薬はボリボリ噛んでいた。

こちらが言う事に反応して身体を動かしてくれるが、何の感情も出ていない。
時々何か言うのだが、はっきりしない。言っていることは昔のことのようだ。21時過ぎにベッドまで移動した。
母親と困ったなと話す。痴呆になってしまったのだろうか。まだ動き回らないからいいが。
このまま良くはならず、こんな状態になってしまうのか。

翌朝、話声で目が覚めた。
いつも寝る部屋は2階。もともと姉が使っていた部屋。自分の部屋は物置きになっている。
あわてて下に降りる。
なんと、ふつうの状態に戻っているのだ。母親よりも早く目を覚まし、自分で介護ベッドの背もたれのスイッチを使っていた。
痛みも緩和しているようだ。ソファまでの移動し、人心地ついてから朝食のためキッチンへ移動。
ピンポンと来客。誰かと思ったらかかりつけ医が様子を見に来てくれた。7時半だ。往診ではない、心配して様子を見に来てくれたのだ。感謝しかない。

昨日の様子などを報告する。
先生は急に自分の状態が悪くなったので脳がパニックでそうなると言う。ただ、これまでの普通の生活をすることで良くなるという。
その通りなのだが、前のように畑に行ったりグラウンドゴルフができる状態ではないのだ。ただ家の中を自分の足で動くという事は継続しないといけないだろう。
そのまま入浴にも使える車いすをケアマネが持って来てくれていた。レンタルではなく個人として貸してくれている。昨日の夕方以降はこれで家の中を移動したが、歩くことだ、短い距離でも。
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posted by shigenon at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 頚髄損傷
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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