ジムの他は何をやるか?前からチェックをしていた中国の鍼灸院には入院中に予約を入れていた。
電車で行くことだけが心配だった。
座れない時、電車のブレーキなどの揺れにはなかなか対応できなかった。吊り革を握ってはいるのだが、握力の弱さで耐えきれない時があった。乗り換えも含めて30分程度。今もそうだが、優先席で譲ってくれる人には感謝している。
中国の鍼灸の待合室は一杯だった。
最初に先生の問診があり、頸髄損傷であることと手の痺れを治したいと言うと「治ります」との言葉。
信じるしかなかった。
ベッドにうつ伏せになり、10本程度の中国鍼(日本のと比べて太い)を打つ。そのあと電気を流してもらう。15分か20分で終了。それで6500円。仰向けでも打った方が良いと言われ仰向けでも鍼をしてもらう。これも6500円。「裏」「表」で13,000円。
早く治すには1週間に一度の治療が必要と言われる。
その中国の鍼灸院は「どんな難病も治す」とHPに掲げているため、様々な患者さんが来ていた。
結果3回しか行かなかったが、いつも初診の問診票を書いている人が多かった。完全予約制で、いつも待合室は一杯だった。
脊髄損傷で車いすに乗った男性、広島から来ていた母娘。皆がすがる思いで来ていたのだろう。
何故3回で辞めたか?どうも僕には効果が感じられなかった。それと電車に乗って行くのが面倒だった。4回目の予約を入れる前に、近所の鍼灸院を探して予約して行ってみた。
近所のO鍼灸院には電話で「頸髄を損傷しているが、手の痺れなど緩和できるのか」と尋ねていた。その時の回答としては「良くすることができます」だった。どこの院も治せると答えるものなのだろうか。
初めて行ったのは4月22日。ここでダメなら中国の鍼灸に戻ればいいやと思っていた。
担当は女性の副院長だった。軽くマッサージをした後に10本程度の鍼。ここは電気を通さないようだ。
その後、活法整体・・例えば足を押さえられて外に倒すといった・・をしてもらい、後は生活のアドバイス。足首・手首を冷やさないようにとか。フットバスが気持ち良かった。1回500円。これは家にあればいいなと思って、帰ってからアマゾンで購入した。(結局、あまり使っていない)
日によって支払額は変わった。初回は1万を超えたが、2回目からは6000〜8000円位だった。
初回の印象が良かったので中国の鍼灸はやめて、O鍼灸院に通うことにした。ここも毎週1回行った。
ここは女性の患者さんが多かった。産後の骨盤調整らしい。待合室には赤ちゃんがいつもいっぱい。
決して子供は嫌いじゃないのだが、一斉に泣き出すときもあり施術中に気になるときもあった。
日によって施術内容が違うのだが、何を基準に変えているのかが解らなかった。
また違う施術をする度に「○○入ります!」と大声で他の施術者に叫ぶ。居酒屋か。
平日しか予約を入れてもらえなかった。病院のリハビリをこの鍼の日に会わせた。
このO鍼灸院に通いながらも毎日ジムに通った。普通であればそろそろ筋肉が付くのだが、荷重が軽いためか筋肉の付きは遅かった。
会社は休んでいたが、規則正しい生活はしていた。酒もたばこも少しずつリハビリしていた。
受傷前日に行っていた居酒屋Yには時々顔を出した。酒の強さは前と同じくらいに回復?していた。
近所を歩いていると、昔よく行っていた整骨院の院長とばったり会った。頸髄を損傷したことなどを話すと、一度来たらと誘われた。ここは保険の効く接骨院。ここにもしばらく通った。
入院の費用は結構かかった。会社は休んでいる間、健康保険からは療養費が出ていた。当然、高額医療の申請も。また、入院保険からは手術費が20万円、入院期間に1万×60日、その後の通院に1万×30日が出る。
ただ、その後の通院が「病院」「鍼灸院」でないと出なかった。接骨院もしばらく通ったが、あまり効果を感じなかったので行かなくなった。
2017年07月04日
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