蓮如上人の御苦労を教えられたお言葉があります。
蓮如上人、細々五兄弟衆等に御足を御見せ候。
御草鞋の緒くい入りきらりと御入り候。かように京・田舎、御自身は御辛労候て、
仏法を仰せ開かれ候由、仰せられ候いし云々。
(御一代記聞書303)
草鞋の緒が跡に残るほど、全国を回られて布教をされたことが分かります。
3頭の駿馬を乗り継がれて、馬の方が先にまいってしまうほど
激しく活動的に仏法を伝えられたのです。
そのような善知識方のご苦労があればこそ、
今の私たちが仏縁を結ばせて頂けたのです。
法然上人に対する思いを聖人は和讃の中にこのように
言われています。
昿劫多生のあいだにも
出離の強縁しらざりき
本師源空いまさずば
このたびむなしくすぎなまし
(高僧和讃)
真の知識にあうことは
かたきが中になおかたし
流転輪廻のきわなきは
疑情のさわりにしくぞなき
(高僧和讃)
命をかけて伝えて下さった色々な方のご苦労があって
今の仏縁があります。
有り難いご縁に感謝して、
仏教に教えられた本当の生きる目的を
達成しましょう。
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