あなたの命、今月限りですよ。
来月は迎えられないですよ、と言われたらどうですか。
私の命は今月限り。
毎日毎日カウントダウンと同じです。
それでも現在と同じ生活パターンのままですか?
今、やっていることを、同じ様にやり続けますか?
人生の目的とは、死の宣告を受けても断行する、というものです。
死ぬとなったら、とてもやってられないというものは、
人生の目的ではない、本当に、大切なことではないのです。
ここに、かつて東大の宗教学の教授だった、岸本英夫さんの手記があります。
「死を見つめる心」これを通して、人生の目的、私たちにとって、
本当に大切なことは何かを考えて見たいと思います。
岸本さんは、宗教学の教授でした。
宗教学とは何か分かりますか?
宗教とは、宗とする教えということです。
宗とすべきものとは、私たちが、生まれてから死ぬまで、
何を指針として生きてゆけば、とりあえず幸せというのではなくて、
本当の幸せになれるか、
どの方角へ進めば、一時の幸せではなくて、変らない幸せになれるか、
ということです。
それを教えるのが、宗教。
その宗教学を、研究していた人が、岸本教授です。
だから、当然、私たちよりも長く、深く、生と死について考えていた。
その研究に人生を費やしていた人ですから。
生と死について考える毎日であったということです。
その岸本教授が、渡米中にガンの宣告を受けて
病魔と戦いながら亡くなるまでの十年間に書き残したものが
「死を見つめる心」という手記です。
宗教学は何の役にも立たなかったと言っています。
仏法に明日はない。
はやく仏教の教えを聞きましょう。
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