ナイロンを発明したのは、アメリカのカロザース。
デュポン社は、カロザースが生涯どこへ海外旅行をしようが、
どんな高級レストランで飲食しようが、費用の一切は会社が持つという。
ところが、そのカロザースが、41歳の若さで自殺してしまったのである。
ここで、人間の幸福とは何か、を考える一つの小話を紹介しよう。
ある南の国。
登場人物はアメリカ人と現地人。
ヤシの木の下で、いつも昼寝をしている男にアメリカ人が説教する。
「怠けていずに、働いて金を儲けたらどうだ」
「金を儲けて、どうするのだ」
「銀行に預けてふやせば、大きな金になる」
「大きな金ができたら、どうする」
「立派な家を建て、もっと金ができれば、暖かい処に別荘でも持つか」
「別荘を持ってどうするのだ」
「別荘の庭のヤシの下で、昼寝でもするよ」
「オレはもう前から、ヤシの下で昼寝をしている」
結局幸せとは何だろう。
タグ:幸せ
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image