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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2020年09月29日

意味のない努力は耐えられない

その昔、ドイツとアメリカが戦争をしていたとき、
ナチスヒトラーの大勝利であった。
アメリカがドイツ兵をひっとらえたとき、
最も苦しい方法で苦しめてやろうということで、
こういう拷問があった。

囚人に穴を掘らせる。
やらないと殺される。
やらないわけにはいかない。
やらされて仕方なしに、やれっていうから穴を掘る。
盛り土ができて穴があく。
汗びっしょりになって、ようやくできたかと思うと、掘った穴を埋めよ。
問答無用でやれ。
強制的にさせられる。
仕方がないから埋める。
そうすると、違ったところを掘れといわれ、また埋めよといわれる。
意味もないことを何回も何回も繰り返される。
時間も使って労力も使って、やらされるというのは、やがて頭が変になる。
捕虜のほとんどが、気がおかしくなった。
精神的な錯乱状態になって、死に至らしめる。
何の意味も目的もなしに、ずっと繰り返されるとむなしくなる。

受験勉強で、「努力」「忍耐」と机の上に貼っておく。
努力しようと鼻をつまみながらやる。
日本人は努力、忍耐に美学を持っている。
正しい目的に向かって意味がある。
そうでないとやった甲斐がない。
正しい目的を果たすために、辛抱する。
目的が何のために努力するのか、わからないのに耐えるのは、虚しい。
受験勉強するのに、何で大学行くのか、就職するため、何のために就職するのか。
みんなもやっているし、先生もやれって言っているし。
子供のころから続いており、心の中に虚しいもの、疲弊感が出てきて当然。
人生にどういう目的があるか、分からないところから来ている。

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