ナチスヒトラーの大勝利であった。
アメリカがドイツ兵をひっとらえたとき、
最も苦しい方法で苦しめてやろうということで、
こういう拷問があった。
囚人に穴を掘らせる。
やらないと殺される。
やらないわけにはいかない。
やらされて仕方なしに、やれっていうから穴を掘る。
盛り土ができて穴があく。
汗びっしょりになって、ようやくできたかと思うと、掘った穴を埋めよ。
問答無用でやれ。
強制的にさせられる。
仕方がないから埋める。
そうすると、違ったところを掘れといわれ、また埋めよといわれる。
意味もないことを何回も何回も繰り返される。
時間も使って労力も使って、やらされるというのは、やがて頭が変になる。
捕虜のほとんどが、気がおかしくなった。
精神的な錯乱状態になって、死に至らしめる。
何の意味も目的もなしに、ずっと繰り返されるとむなしくなる。
受験勉強で、「努力」「忍耐」と机の上に貼っておく。
努力しようと鼻をつまみながらやる。
日本人は努力、忍耐に美学を持っている。
正しい目的に向かって意味がある。
そうでないとやった甲斐がない。
正しい目的を果たすために、辛抱する。
目的が何のために努力するのか、わからないのに耐えるのは、虚しい。
受験勉強するのに、何で大学行くのか、就職するため、何のために就職するのか。
みんなもやっているし、先生もやれって言っているし。
子供のころから続いており、心の中に虚しいもの、疲弊感が出てきて当然。
人生にどういう目的があるか、分からないところから来ている。
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