日本村100人の仲間たち
世界と比べて日本が以下に恵まれているか。
こんなに恵まれているのに日本村では年々若い人たちの自殺が急増しています。
世界で七番目に自殺に多い村になってしまいました。
なぜそこまで日本人は頑張ることができたのかというと
豊かで便利。
これこそが幸せと信じて努力を重ねてきました。
ところが豊かで便利な日本なのに、何かが足りない。
豊かで便利。が必ずしも幸せではないのでないか。
では何が不足しているのかというとよくわからない。
大学生の8割が虚しさを感じている。
心のそこから満たされる何かが足りない。
沿う感じている人がすくなくなりません。
欲しいものを手にいれてもなぜその幸せに不安や悲しみが交じるのか。
それは幸せに2つあることを知らないからです。
皆さんは何が幸せと感じるでしょうか。
お金が手に入った時
美味しいものを食べた時
1日25時間だったら?もう1時間寝ていたいという人もある。
こういう幸せは相対的な幸せ。
何と比べるかによって喜んだり悲しんだりする。
試験の点数比較でも、80点とっても
いいのか悪いのか分かりません。
クラスの平均点が95点ならかなり悪いですし、
50点ならかなりいいほうです。
こう聞くと他の人と比べるからよくないんだ。
自分は自分。
今の自分より少しでも向上できればいいじゃないかと
いう人があります。
レスリングの吉田選手、
リオオリンピックで金メダルを逃し
銀メダルだったその後の記者会見で申し訳ないと涙を流していた。
銀メダルでもすごいじゃないかと私たちは思いますが、
前回金メダルをとっていたのに
今回はとれなかった。
本人にとっては非常に悔しい。
私達も
小学生の時は小遣い1000円もらえれば喜んでいた。
中学生になると欲しいものがゲームなど
高校大学と上がっていくとファッションに興味をもったり、
パソコンがほしいと
幸せのハードルがどんどん上がって嘗ての幸せでは喜べなくなる。
それでもこのように求め続ければいいじゃないか。
無限に向上が素晴らしいという人がある。
しかしいつまでもそれを続けることができるでしょうか。
悪魔の頭脳といわれたノイマンはハンガリーの数学者です。
コンピューターのうち99%はノイマン型コンピューターといい
現在のコンピューターの基本的な仕組みは
ほとんどこのノイマンが開発したもの。
アインシュタインやハイゼンベルク等その時代の学者の中で、
一番頭がよいのはノイマンだと彼らがいっていた。
IQ300。
東大生の平均は120といわれますから
そんな凄い才能のノイマンですが、
53歳ガンを発症し、
全身に転移し、
最後は三角関数も解くことができなくなり
若くして亡くなりました。
求め続けているときは喜びですが
やがて老いや病によって求めることができなくなる時があります。
求めたいのに得ることができない。
これほど私達の求めているこれらのものは
喜びや楽しみを与えてくれるものではありますが、
残念ながらずっと続くものではありません。
このような相対的な幸せでは、心からの安心も満足もありませんから、
絶対の幸福でなけれぱならないのです。
その絶対の幸福は、例えば鎌倉時代の古典、『歎異抄』などに教えられています。
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