また、覚えてはいたけど、意味があるとは知らなかったという人もあります。
ところが、天才作家といわれる芥川龍之介は、
生活に書くべからざる思想は、あるいはいろは歌につきているかも知れない。
と言っています。
凄いことが、いろは歌に歌われているのです。
高校の倫理の教科書にも日本人の考え方ということで紹介されています。
いろは歌は、弘法大師が作ったともいわれますが、誰が作ったか不明です。
どんな歌かというと、漢字で書くと
色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔いもせず
という歌です。
共通した見解は、
諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽
という涅槃経のお言葉が元になっているということです。
この諸行無常というのは、生じたものは必ず滅する、ということで、
仏教が真理であるあかしの1つです。
すべてのものは、続かない、
そんなことは子供も知っています。
知ってはいても、わかってはいない
ということです。
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