欲が妨げられると、どんなことをするか分かりません。
太平洋戦争の末期、フィリピンの方に行った日本兵に、
先輩から「おい、喰われるなよ」という言葉がかけられたといいます。
要するに、食べるものがなくて、同じ仲間で殺し合って、
その肉を食べたということです。
自分さえよければ後はどうなってもいいということですね。
韓国では、犬を食べるそうです。
中国だったら、ネコを食べるといいます。
日本人は驚きますが、
そういう文化で、そういう環境なら普通のことです。
縁さえ来たらどんなことでもするのが私たちです。
人も殺す。どんなことでもしてしまいます。
縁が来ていないだけです。
韋提希夫人はそれだけ苦しんでいたわけで、
私たちもそういう縁が来たら、やってしまうんですね。
王舎城の悲劇を通して、
そういう恐ろしいことを思う私たちなんだと、
そしてそういう恐ろしいことをやって、苦しむ、
惑業苦で自業苦から地獄に引きずり込まれる姿を
知らねばなりません。
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