親鸞聖人は、浄土真宗の宗祖といわれると、
何か新しい教えを作り出したかのように思われていますが、
そうではありません。
親鸞聖人は、口癖のようにこういわれています。
更に親鸞珍しき法をも弘めず、
如来の教法をわれも信じ人にも
教え聞かしむるばかりなり
だから、親鸞聖人はブッダの教えの結論である
一向専念無量寿仏
を徹底して教えて行かれました。
無量寿仏とは阿弥陀如来のことです。
一向専念無量寿仏とは、
阿弥陀如来一つに向きなさい、
阿弥陀如来だけを信じなさい
ということです。
それはなぜかというと、
阿弥陀如来でなければすべての人は助からないからです。
阿弥陀如来は、すべての人を必ず助けると誓っておられます。
大日如来や薬師如来のように、
修行できないといけないとかの差別は
阿弥陀如来にはありません。
だから、一向専念無量寿仏
阿弥陀如来だけに向け、信じよと教えられています。
当然のことと言えます。
その親鸞聖人の教えて行かれたことがすべて書かれている、
浄土真宗の根本聖典が教行信証という本です。
すべての人が救われる道が説かれているという点で、
全人類の根本聖典です。
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