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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2018年04月21日

浄土真宗の会合の目的

蓮如上人が、浄土真宗の会合の目的を

教えられているところがあります。

 

しかるに当流において、毎月の会合の由来はなにの用ぞなれば、

 

当流とは、親鸞聖人の教えられた浄土真宗です。

親鸞聖人の教えを聞き求めて毎月集まってきている、
それは何のためか。

 

在家無智の身をもって、いたずらにくらし、いたずらにあかして、

一期はむなしくすぎて、ついに三塗にしずまん身が、

 

在家とは、出家ではなく、私たちのことです。

無知ですから、本当の生きる目的を知らず、

暮らし明かして何も残りません。

 

一期とは一生のことです。

光陰矢の如しで一生があっというまに虚しく終わって、
ついに三途に沈んでいきます。

 

三塗とは、地獄餓鬼畜生の世界です。

 

そういったことも分からないで

ただ毎日毎日を過ごしています。

 

一月に一度なりとも、せめて念仏修行の人数ばかり道場にあつまりて、
わが信心は、ひとの信心は、いかがあるらんという、
信心沙汰をすべき用の会合なるを、

 

そんな煩悩に引きずられて過ごしている私たちが
せめて1ヶ月に1度なりとも集まってくる、
そのときに信心の沙汰をしなさい。
その為の会合ですよ。

 

何のために仏法を聞かせていただいているのか、
それは後生の一大事の解決以外にはありません。

そのための会合なのに、

 

ちかごろは、その信心ということは、
かつて是非の沙汰におよばざるあいだ、
言語道断あさましき次第なり。


近頃はその信心の沙汰というのが全くなされていません。
まったく口にしないものばかりではないかと。

蓮如上人はお叱りになられ、

 

所詮自今已後は、かたく会合の座中において信心の沙汰をすべきものなり。
これ真実の往生極楽をとぐべきいわれなるがゆえなり。あなかしこ、あなかしこ。

 

会合に集まってきたならば信心の沙汰をしなさいよと

教えられています。


信心の沙汰というのは、
「私はこのように聞かせていただきました」
とか、
「仏法って素晴らしいですね」
という仏法讃嘆です。

posted by 陽葵 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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