自分の未来っていうことを考える機会があまりないかもしれません。
最後死という壁に突っ込んでいく。
こういう事実をほとんどの人が考えていない。
だから成功しそうで失敗する。
「Begin with the end in mind」
目的をもって始めなさい。
世界中で1000万部を突破した本、7つの習慣。
世界中の成功者と調べて、共通の7つの習慣がある。
これは活動のワナというところにある。
何の為に活動しているか、忙しくなると忘れてしまう。
見失う人ばかり。
一貫して見失わないのが人生成功の秘訣。
将棋をするならば、最終的に狙いとするのは王将。
将棋には局面がある。
桂馬の高飛び歩のえじきになる。
どうしたら飛車を失わずに済むか。
金もとった銀もとった、香車もとったが、王将を取られたら負け。
名人は肉を切らせて骨を断つ。
王将を取ったら勝ち。
臨終は人生の総決算といわれる。
人生が本当に素晴らしいものか、成功を納めることが出来たか、これは臨終を迎えたとき。
人は棺を覆うて名定まる。
人の評価ができるのは、棺おけに入ったとき。
臨終を迎えたとき。
その都度の局面を乗り切った果てに負けたら意味がない。
私達はいいところに就職できるか、どんな映画をみたらいいか。
これらは、将棋の局面と同じ。
死んで後悔する人生なら失敗。
死んで行く時に、満足して死ねるなら成功。
100%確実な未来、後生、死に無関心で、興味がない。
目の前の飛車をとられないように精一杯。
これでは人生の名人ではない。
最終的に、王将を早く取るのが人生の名人。
昔、豊臣秀吉がいた。
大阪城、関白。秀吉が小さな頃猿と言われた。
女の子が近づくとみんな逃げて行った。
天下統一して、美女をみんな買ってしまった。
お金にしても財産にしても、城にしても素晴らしいものを手に入れた。
臨終を迎えるとどうであったか。
辞世に
「おごらざるものもまた久しからず
露と落ち 露と消えにし我が身かな 難波のことも夢の又夢」
といった。
おごる平家久しからず、という教訓を持っていた。
おごらざる者もまた久しからずで、勢いが衰えて、老いぼれて死んでいく。
一生振り返ってみると、みんな葉っぱの上にあった露が儚くなったようなもの。
しばらくの間であった。生まれてくるのも一人ぼっち。
栄耀栄華も夢の中で夢を見ているような儚いものでしかなかった。
人が夢を見ていると書いて儚い。
人生は夢中で恋を追いかける。
受験なら受験で夢中。
ゲームならゲームに夢中。
テレビならテレビに夢中。
そういうことを繰り返しながら、その時は面白かったということでも、
はかないことで終わってしまった。
これじゃあ成功をおさめたと言えない。
素晴らしい人生であったとは言いがたい。
死んでいかねばならないときに、
素晴らしいと胸張って言える人生でしたといえるものでないと失敗。
我が人生悔いなしといえるもの。
人間に生まれてきて良かったといえるもの。
これをはっきりさせないといけない。
人生の目的は死が来ても崩れない、
いつ死んでも悔いなしという身になることを
後生の一大事の解決という。
後生暗い心をぶち破るのが大事。
これはこれで、乗り越えるのはいいことだけど、
最終的に、絶対に崩れない幸せな身に、
生きているうちにならないと人生の成功者とは言えない。
仏教では、死と言う問題を今に持ってきて、死の解決であると教えられている。
今死んでも変わらない幸せを、絶対の幸福という。
無碍の一道に出るという。
死んでいくときに、みんな置いていくものをうるためでない。
それを果たすために、これらの楽しみがある。
最終的にどうなるか、知らないうちに王将を取られては負け。
死の解決をして絶対の幸福になるにはどうすればいいか。
それまでに上手に乗り切っていく。
絶対の幸福になるとはどういうことか。
どうしたらこういう身になれるのか。
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