「世間へつかうことは、仏物を徒らにすることよ、恐ろしく思うべし。
さりながら仏法の方へはいかほど物を入れても飽かぬ道理なり」
(御一代記聞書227)
フランクリンが小さい頃、
笛が欲しくなって、定価の3倍の値段で買ってしまった。
高く買いすぎた。
しかしそれ以来、他の人が価値以上のお金を出しているのをみると、
あれは高く買いすぎていると自分を戒めた。
フランクリンは 避雷針で有名。
『7つの習慣』で、素晴らしい成功者として挙げているのが、
フランクリン。
人間欲の心を起こすと、実際の値段の4倍の値段でも買ってしまう。
真価以上の金を払ってしまう。皆さんと同じ年齢の人で、
グレイのコンサートに行く人がある。
S席のチケットでは、数万だろう。
日本のトルシエジャパンがシドニーに行った時、
3戦目がブラジル。
試合を見て帰るだけのツアーが即日完売。20万。
秋のしらべといって、歌手がツアーをやる。
1食で5万円。高く買いすぎている。
人間がお金をかけるとか、時間をかけるとか、幸せになると思うところにかける。
それでどれほどの安心満足が得られるか。
ほんのちょっとした安心満足をうるために費やしている。
世間ごとに一万円出すのはひげをなでるより簡単。
仏法のために一円を出すのは、生爪はがれるよりもいたい。
世間のことには結構使っている。
あるときスピード違反でつかまった。
昔は罰金が10万近かった。
うそだろう?と、むしりとられる。
情けないなと落ち込む。
出せるじゃないか。
不本意ながら切り取られる。
スピードを高く買いすぎた。
一瞬の気の緩みで、ちゃんとしておけばよかったのに、
高く払い過ぎないといけない。
人生とはそういうことがすごく多い。
松坂がシドニーオリンピック前に、アナウンサーの柴田のところへ行った。
松坂は会見で、別にいいんじゃないですかと言っていた。
スポーツ担当で、江川の横に出ていた。
取材対象が松坂。
モラルには反している。
高校の女教師が生徒と仲良くなるみたいな。
昨日の新聞見ると松坂厳重処罰。
野球活動禁止とあった。
彼女のところに行く時に免停中であった。
しかも駐車違反貼られていた。
他の人に代わってもらった。
それがフライデーに、一部始終が掲載されたためにばれた。
これがモラルにも劣る。
駐車違反でもいくらか払っておけば良かった。
そこで犠牲にするものが大きい。
適切な代償を払ったものでない。
そんなところへお金や時間を取るのは、幸せになれない。
それに比べると、もっともっとお金や時間をかけていいものにかけていない。
自分の好きなCD買うとか、パソコン買うとか。
そういうところに使った方が得で、自由で幸せになれると思っている。
仏法の為にお金や時間を使うのが損かのように思う。
これは得するようで損をしている。
「世間へつかうことは、仏物を徒らにすることよ、恐ろしく思うべし。
さりながら仏法の方へはいかほど物を入れても飽かぬ道理なり」
(御一代記聞書227)
仏法の為に使えばいいものを、世間へ使って無駄にしている。
仏法の方へどれだけお金を入れても、物を入れても、
そこまで入れんでもいいよということはない。
自分に値打ちがあるものにお金や時間や労力、神経を使う。
これが自分を幸せにしてくれると思うものに時間を使う。
ロボットこそ命と思う人はそこへ使う。
資格試験が命と思う人は予備校へ使う。
笛が欲しいと思えばそこに金を使う。
そんなに幸せにしてくれないものに、お金や時間を使い過ぎている。
仏法を求めさせていただくには、高いな、もったいないなと思う。
これが損しているということを
御一代記聞書で教えられている。
「世間へつかうことは、仏物を徒らにすることよ、恐ろしく思うべし。
さりながら仏法の方へはいかほど物を入れても飽かぬ道理なり」
世間の幸せは、一時的なはかないものだから、
その時限りで消えてしまう。
本当の幸せにしてくれるのは、仏教なんですよ。
もっと力を入れて仏教を学ぶべき
ということ。
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