絶対の幸福になったときにえられる
現生十種の益の2番目に
至徳具足の益というものがあります。
至徳とは、至とは最高無上、至上ということです。
徳とは功徳です。
最高無上の功徳が至徳です。
功徳には二つあります。
一つは善根功徳。
もう一つは菩提功徳です。
善根功徳の善根とは善い種、善因ということです。
ですから善根功徳とは、善い行いのことです。
功徳は、そのように使われるのが7、8割です。
菩提功徳。
菩提とは本当の幸せです。
菩提功徳とは幸せということです。
全く別のものではなくて、密接な関わりがあります。
最高無上の功徳というのは、南無阿弥陀仏のことです。
善本、徳本、至上の功徳、至徳、万善万行の総体などといいます。
その南無阿弥陀仏について仰有った、蓮如上人のお言葉があります。
「南無阿弥陀仏」と申す文字は、その数わずかに六字なれば、
さのみ功能のあるべきとも覚えざるに、この六字の名号の中には、
無上甚深の功徳利益の広大なること、更にその極まりなきものなり。
(御文章5帖目13通)
南無阿弥陀仏という文字はたったの六字だから、
そんなにすごい働きのあるようには思えないだろう。
功能とは、功徳のお力ということです。
しかし、この六字の中には無限、底なしの功徳がおさまっているのだよ。
利益とはどういうことでしょうか。
利益の利とは施すという意味。
益とは幸せということで、私たちを最高の幸せにする働き。
御文章にそうおっしゃっています。
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