信心の行者には天神・地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし
(歎異抄)
信心の行者には魔界外道も障碍することなし、
魔界外道というと、一つ目小僧とか妖怪を思い出すかもしれませんが、
魔界外道とは真実の信心を妨げるもののことです。
親鸞聖人は誰も邪魔することが出来なかった。
親鸞聖人が受けた非難に3通り。
親鸞聖人は
阿弥陀仏一仏でないと助けることがが出来ない、
外道を捨てよと言われましたが、
権力者は、日本は神の国だという神信心のものですから外道です。
親鸞聖人は
偏ったことを言っている
偏執者と言われました。
そうゆう非難を浴びられても
この親鸞聖人の前進を止めることは出来ないどころか
ますます突き進んでおられます。
親鸞聖人が権力者に言い返されたお言葉は。
「主上臣下法に背き義に違しいかりをなしあだを結ぶ」
とんでもない奴等だ!!!と言われています。
もっと激しいのが口伝鈔に
「上一人よりはじめて偏執のやから一天にみてり」
神信心している権力者から偏執者と言われていますが、
親鸞聖人は
「お前らこそ助ける力もないものにむりやりすがっているではないか!!」」
と徹底的に天皇に言い返されている。
また親鸞聖人は聖道門仏教を捨てよと言われましてたから、
聖道門のものからこてんぱんに言われています。
あの親鸞は「肉食妻帯の破戒僧だ」と言われましたが、
この程度のことで親鸞聖人の前進はとまりませんでした。
「聖道の諸教は行証久しく廃れ」
「諸寺の釈門教にくらくして真仮の門戸も知らず」
弥陀の本願には老少善悪の人を選ばず、何を勘違いしているのか!!
また弥陀の本願を念仏称えたら助かるとか言っている連中から
「背師自立の横着者」
と言われていますが、恐らくは親鸞聖人は一番悲しまれた。
「定散の自信に迷うて金剛の真信にくらし」
信心の行者には天神・地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし
とは、一切の者は親鸞聖人の前進を妨げることは出来ないと言われている
親鸞聖人の体験のことです。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image