人生の目的が、生きている人に向かって説かれている仏法。
どんな人でも、この仏の道を求めていくと、生きているこの世で、
はっきりと私は、絶対に崩れない、絶対に変わらない、
本当の幸せになれましたよ、
こういう完成がある、決勝点がある。
どんな人にもある、まっくらがりの心が、一念いで破られ、
何がやってきても崩れない、本当の幸せになれる、決勝点があるぞ。
ゴール、決勝点があるぞ、こういう事を、生きている人に向かって
釈尊は言われたわけです。
この決勝点の事を、信の一念、と仏教で言います。
日本晴れの心を、信って仏教では言いますね。
一念とは、あっという間もない。
ぎゃーという間もない、一念いで大安心大満足の日本晴れの心に、
心が180度がらっと大変わりする。
突破したのか、突破していないのか、
わからないという事はありえない話で
がらっと変わる。
火に手を突っ込んで、あちっちちち・・・。
生きている人に説かれた仏の教えを生きている内に聞いて、
果たした人は、がらっと心の大転回があるので、
廻心ということただ一度あるべし。
(歎異抄)
一生涯でたった一度ある。
ある人で一度、ない人はない。
これは、生きている人に向かって説かれたので、
死んでいる人に説かれたという事はありえない。
丁度、ここからここまでは、暗い部屋が、
闇黒に閉ざされていて、光がまったくなかった。
スイッチをONにする。
闇幕で覆われていた部屋をさっと開ければ、
ずーっとまっくらがりであった部屋でありましても、
一念いで、部屋が明るくなる。
こういう事を、仏教の言葉で、明来闇去。
明かりが来て、たちまち光に包まれる。
丁度、私達人間の心の奥底にも、
千年来まっくらがりだった蔵のような心があって、
心が、決勝点を突破しますと、がらっと変わる、
そういう決勝点がありますから、
仏教を聞けば、その決勝点を、すべての人が突破する。
永遠に消えない光を心に頂いて、大安心大満足の心に、
がらっと180度変わるんだ、と教えられます。
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