「無常だからこそイイ。はかないからこそ風流だ」
諸行無常というのは、
大事にしていたものを失うとか、なくすとか、
ダメになるとか、裏切られるということ。
駅にとめていた自転車を撤去されたらショック。
「はかないからこそ風流だ」と言っている人はいない。
毎週毎週金曜日のあの時間にある人気ドラマ。
これがなんの前触れもなく終わってしまって
何となく世の無常を感じましたという人もいる。
雲仙普賢岳が爆発した。
東日本大震災が起きた。
無常だからこそイイ。
はかないからこそ風流だといえない。
もしいても、
自分がガンの宣告されるとかたまったものじゃない。
お釈迦さまは人間というのは
噴火山上で踊りを踊っているようなものと言われた。
大爆発によって吹っ飛ぶ。これが後生の一大事。
事実を事実を説かれても説かれても迷いが深いから、あれは人のことでしょうとなる。
この後生の一大事というのは全人類が絶対逃げることができない。
突如おこる。
なんの言い訳も待った無しにやってくる。
そういう問題なのにも関わらず、全然自分のことと思っていない。
全然眼中にない。
眼中になりから、今しばらく目の前の仕事どうしたらいいか。
今しばらくどうやって楽しむか。
肉体を喜ばす。
そういうようなことにしか関心があつまってない。
全然関心があつまっていない後生の一大事はとうの昔から自分に迫ってきている。
そういうのに全然慌てもびっくりもしない人達に説かれたのが仏教。
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