這えば立て立てば歩めの親心
わが身につもる老いを忘れて
これは両親、親の願いなんですね。
あなたを、本当に可愛く大切に育てて下された。
あなたが生まれたときに這っています。
立てるようになれば、やっと立てるようになったと喜びます。
今度は歩けるようになって欲しい。
わが子の成長を一心に念ずる。
念じているまま、お母さんお父さんは年を取っていきます。
親ならば、我が身の老いを忘れてはなりません。
子供が成長するまま子供は年老いていきます。
ところが我が身の無常を忘れています。
忘れては駄目だぞ。
仏教で大事なのは無常観。
久しぶりに帰ると、親は皺が増えています。
白髪がいっぱい増えていたとか。
半年ぶりで帰ったらそういうことがありました。
我が身が成長するまま親がどんどん年を取っていきます。
あなたを育てるためにご両親は大変な御苦労をされています。
時間と体力とお金をどれ程使われたか分かりません。
親も私も共に無常ですから、真の親孝行は仏法を伝えること。
親があなたに願っていることは、正しく生きよ、幸福になれかし。
これが両親があなたに願っていること。
ならば正しく生きるとはどういうことでしょうか。
本当の幸福とは何か。
それは仏教に教えられています。
正しく生きるためには本当の生きる意味を知らなければなりません。
仏法を聞き、本当の幸福になる、
これが一番の親孝行です。
まず我が身が仏教を聞いて絶対の幸福になることです。
また仏法を求めるまま、自利がそのまま利他になります。
仏教で言われる自利は利他になります。
真剣に求道するまま、周りの人に善い影響を与えます。
ご両親も少しずつ仏縁を深められます。
頻繁に親に連絡するのも大事ですね。
仏教に何が説かれているか分かるほど、
伝えたいという気持ちが出てきます。
親の恩、これを通して忘れてはなりません。
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