「未来日記」といえば、
「ウンナンのホントコ」というテレビ番組の看板企画。
もはや、この「未来日記」なるコーナーは、
社会現象といっていいほどの大ヒットとなっています。
サザンの「tunami」、福山の「桜坂」
ミリオンヒットを記録したこれらの曲も、
このコーナーのテーマソングでありました。
「ドラマみたいに切ない恋をしてみたい」と
夢見る男女を一般から公募、
主人公に選ばれた、互いに見知らぬ男女2人は、
「未来日記」という台本を読み、そのシナリオとおりに
擬似恋愛をしてゆく、というものです。
さて、このコーナー、最近は一人立ちして
映画にもなるそうな。
この未来日記には、今の自分と全く別人の
もう一人の自分の未来、そのシナリオが記されている、
ってわけです。
人生も30歳を過ぎると結構、先が見えたりする。
このまま今の彼女と結婚して、子供が出来て
40歳で課長、50でよくても部長とまりか…。
マイホームくらいは欲しいな…。
退職までローンを払って、60歳になったら、老人ホームか。
若いときは「無限の可能性」なんて言ってても
文学部英文学科に入った人が、今から医者になろう、
と頑張っても、それは非常に難しい話。
しばしば私達は、人生がやり直せたら、と考えます。
あのときの自分に戻って、もう一度やり直せたら。
そういえば、井上揚水のデビュー曲は
「人生が二度有れば」
今とは違ったシナリオ、あこがれます。
しかし、実際には、不可能です。
泣いても笑っても人生は一度しかない。
だからこそ、本当に自分の進むべき道は、どの方角なのか、
よくよく考えておく必要があるのではないでしょうか?
40、50になって、もう一度大学時代に…
と願ってもそれは無理な話です。
そのような後悔を残さぬよう、
「わが人生かけて悔いないものは何か」
本当の生きる目的を知ることが重要です。