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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2017年09月17日

なぜ仏教のことは急ぐのか

お金ためた、大きな会社作ったといっても最後はおいていかねばならない。
白骨の章にもありますが、最後は、白骨だけが残る。

 

あわれというもなかなか愚かなり。

 

我々は、無限の欲に引きずられ最後は白骨となっていく。

 

されば人間のはかなきことは、老少不定の境なれば

 

されば人間のはかなきことは、「老少不定」である。
年老いた人が先で若い人が後から死んでいくということは決まっていない。
年取った人が先に死んでいくなら若い人は安心できる。
そんなことは決まっていない。
いつどんなことで死んでいかなければならないかは分からない。

 

肉体の年齢はいろいろあるが、無常ということから言えば同じ年。


人間の世界というのはそういうものですよ。

 

ある人が高価な絵を買った。
それで有名な一休和尚さんに言葉を
入れてもらおうと思った。
ありがたい言葉を書いてくださいと。
一休「よっしゃ、まかせなさい」。

 

親死に子死に孫死に

と書いた。
「何てことを書くのですか!」

親が最初に死んで、子供が死んで、孫が死ぬこれ以上ありがたいことでないか。
世の中には親より子や孫が死んで悲しんでいる人ばかりでないか。

 

誰の人も早く後生の一大事を心にかけて

 

「誰の人も」…今まで話したことは、例外がない。
この人はあてはまらないという人は一人もいない。
アメリカの人もハワイの人も。
例外がない。

 

「早く」…「老少不定」だから早く人生の目的を果たさなければならない。
「後生の一大事を心にかけて」…生きている人間がやがて死んでいく。
これ以上の一大事はありません。

この後生の一大事ほど深刻な問題はない。
これ以上私たちにとって大変なことはない。
その後生の一大事を忘れてはなりませんよ。

 

これこそ、「人生の目的」「人生急之事」
すぐに趣味や生き甲斐ばかりに私たちは目を奪われてしまう。
目先の浅いものばかり。
この生死の一大事を忘れてしまう。
そして、たった一度きりの人生なのに丸太ばかり求めて土左衛門になる。
だから後生の一大事を忘れなさるなよといわれる。
部室を出ると、すぐに忘れる。
食事のことテレビのことばかりに目が奪われる。
だから心にかけなさいといわれる。
かかっているなら心にかけよといわれない。

後生の一大事の解決が人生の目的であることを忘れてはならない。
この一大事の解決以上に、全ての人が何よりも急いで求めるべき問題はない。

 

大無量寿経』に

「世人薄俗として、共に不急之事を諍う」
みんな「不急之事」そんなに急がなくてもいいことを争って急いでいる
本来、急ぐべきは、今晩とも知れない後生の解決、

これこそ「人生急之事」

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