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別居後、初めての連絡





なんか、こうやって書いていてもなかなか神経が休まらない。
こうやって書いているのは、もはやなかなか勉強も手につきにくくなっているからだ。我ながら、弱い。困ったインプットはなかなかできないまでも、アウトプットならいくらでもできる。そう思ってこのブログを始めた。
このブログについて、相手方への名誉棄損行為にならないかについては配慮しているつもりだ。おそらく誰も顔と名前が一致することはないだろう。そもそも名前は出してない。類推させるようなことも言ってない。そもそも、多分に夫婦二人だけの関係に関することばかりだ。彼女の社会的信頼を棄損するつもりはない。笑顔
そういや今日もまだ一食もとっていない。昨日もそういやこないだ訪れた両親が残していったお菓子を辛うじて一口、口にしただけだった。

私は、何よりその後のことに非常に傷ついている。

こんな私を心配して、最近姉がよく電話してくれるし、家に訪れてくれる。今日も電話で励まされた。
「私ね、自分の弟の事だってことは言わずに、職場の女の人達にこの話してみたのよ。みんな、信じられないって言ってた。夫婦って、助け合うのが前提じゃないって怒り
「俺も、それが普通なんだって思ってる。実際、そういう義務がある」
「みんな、逆に慰謝料取れるんじゃない?って言ってる」
今のとこ、そういうつもりはないんだ。それでモメて離婚協議長引きたくないし。俺も早く別れたいから
実は、家族にだけはある程度細かくは教えている。なにせ、父親が離婚というその決断自体に猛烈に反対したからだ。父親は、戦争で父を亡くし、母一人子一人で育てられていて、その母の苦労を目の当たりにしてきているからだ。その父親に事情を説明するにはある程度詳しく語らないとどうしようもない。その場に姉もいた。女の子
だが、親しい友人にもこういう話は一切していない。ほんの3年前ほど、結婚を祝ってくれた人たちだ。言えるはずもない。第一、仕事を辞めてから激変が起こるまでの間に、みんなで集まってホームパーティを開いた。乾杯夫婦で参加した。その時まで何も問題のなかった二人だったのだ。楽しく過ごした。みんな銀行員やら教師やら独立開業型の資格保持者や外資系社員やら、まあお堅い仕事から転職が当然な仕事まで様々だったが、俺のこの転身については理解を示してくれていた。笑顔
「まあ、りゅうきの場合、公務員だと不満だろうな。だから、司法試験辞めて公務員になったって聞いた時、偉いなあとか思いつつ不思議でもあった。もともと地元に帰ってくるような奴じゃないと思ってたし」
「いや、俺はもともと地元志向は強いんだよ。だから学生時代から地元で開業できる資格を得ようと思ってたんだし
「でも、こいつのデカい顔ががいきなりテレビに出てきた時は驚いた」テレビ
「ああ、何回か映ったからね。でも、それ見てお前、さっそく職場に訪ねてきてくれたじゃん」
大学時代から、てんでんばらばらに全国に散った高校時代の友人達だった。学生時代は疎遠になっていたが、地元に帰ると再び連絡を取り合うようになった。
外資系に務めていた友人が言った。「でも、公務員になる人って、絶対その仕事にしがみつく人ばっかりっていうイメージだけど・・・・・・・」
「だから、やっぱり俺とは考え方が違うんじゃないかな?体質が合わない」
「まあ、そうだな・・・・・・・・・・・。まさか、全国ニュースにもなったあの件って、りゅうきのことじゃないよね?」
・・・・・・・・・・・・・・・心外な。そもそも職域も年齢も違う。俺はその不祥事を起こした職員の顔も知らない。なにせ大きな組織だ。
まあ、こうして率直に語り合える関係ってのはいいもんだ。もともとこいつは面白いやつだ。俺は高校時代から買っていた。別に腹も立たない。笑顔
この人物も、同じくこの時点で無職になっていた。今度アメリカに留学していた時に知り合った彼女と、長い遠距離恋愛の末結婚することになったらしい。彼女は向こうで働いている。彼がアメリカに行って職を探しながら、彼女の実家にしばらくは居候することになるらしい。実は、この人物、20歳の頃にはすでにバツイチになっていた。型にはもともとハマらない奴だ。トランペット





いや、ハメる型なんて人間にそもそも存在するのだろうか?自分の生き方は自分で決める。それが当然だと思ってる。こうあるべき、こうでなければいけないという既成概念なんて必要ない。ただ、人の権利を侵害しない限り本来人間は自由なのだ。
こういう、私の考え方自体、型にはまりすぎる妻には合わないのだろう。その後の展開から、この妻は、私の妻になりたくて結婚したんじゃなくて、公務員の妻になりたくて結婚したんだというのがわかったから
私も、前述の友人と同じく型にはとらわれないタイプだ。
公務員時代は誰にも言えなかったが、学生時代のバイトでホストもしたことがある。乾杯ただ、その業界の汚さに嫌気がさして、すぐに辞めた。この経験についても今後書くことはあるかもしれない。月

ともかく、妻が出て行ってから初めて連絡をとってみた。携帯
「今、どうしてるの?」
あ、もう実家でまた働く準備してる。今度引越しに行くから」と第一声。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」絶句。
あの後、1回も話すことなく、もうそこまで準備してるのかよ。まあ、暗に離婚をほのめかしたのは俺だけど。しかし、妻には私も愛想を尽かしていた。
「ふん。そうか。じゃあ、離婚に関しては争いがない事実だな。でも、あれから1回の話し合いもしないってどういうこと?」妻が実家に帰ってからほんの5日程の後の話だ。困った

次回へ続く。






妻が出て行ってから








その後、しばらく自分からは連絡を取らない。
向こうからも連絡はない。携帯
まあ、お互い考える時間は必要だ。何より、私は時間を無駄にするわけにはいかない。
こういう状況を忘れるためにも、勉強を頑張る。不思議と集中はできる。むしろ、勉強していた方が楽だった。夫婦喧嘩するよりは。重ねて言うが、私は極端な平和主義者だ。クローバー若い頃、弁護士になろうと考えていたのが今となっては若かったなと思う。自分の適性をわかっていなかった。ステータスや年収等で志したというのが真相かもしれない。私は、人の争いごとにまで首をつっこみたくない。特に訴訟なんてごめんだ
まあ、私が独立しようとしてる資格も、法律系。言っても問題ないか。行政書士だ。まったく争いに関係ないとは言わないけど、どちらかと言うと、争いを未然に防ぐような仕事が多いと思う。契約関係の文書の作成や、遺言書の作成等など。もちろん、今回みたいな離婚協議に関する文書の作成も行う。まあ、中心は官公庁に提出する営業許可や建築許可等の文書の作成なのだが。
実はこの仕事、公務員をある程度の年数続けていると自然と手に入る。試験内容だって、公務員試験に共通する科目が多い。公務員試験を志す場合だって、結構この資格のテキストを利用する人もいるくらいだ。ただ、公務員試験と違って、科目数が絶対的に少ない。ただ、その分専門性は高い。メモ
公務員試験の勉強をしていた学生時代に思っていたことだが、公務員試験にあれほどの専門科目の勉強を必要とする意味がわからない。法律科目だけでも憲法民法刑法行政法労働法商法。あと、政治学行政学社会政策社会学がある。それに、私にとってはまったく畑違いのミクロ経済マクロ経済経営学国際関係会計学まであった。今はどうなってるかわからない。果たして、一人の人間にここまでの専門科目を要求する必要があるのだろうか?挙げていても頭が痛くなってくる。
実際、公務員の仕事をしていても、やっぱりその人の得意分野はある程度加味されるので、私が経済関係の知識を使ったことはあまりない。まあ、会計にかんしてはやったけど。





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実際、マクロ経済、ミクロ経済に関しては、今も大まかにしかわかっていない。FXをやっているという話をこのブログでしたことはあるが、FXやるのにマクロ経済ミクロ経済はあまり関係ないように思う。実際に多くの本でそう言っている。それよりも、FXっていうのは心理学だと思っている。お金
こういうと、「え〜」って言うかもしれない。
しかし、実際そうなのだ。心理学と言うと大げさなのかもしれないが。
でも、マクロ経済やミクロ経済に精通しているだろう経済学者がFXをやったとしても、必ず儲けられるってわけでもないらしい。現実の話。むしろその知識は邪魔をするかもしれない。
一番重要なのは・・・・・結構どの本でも書いてあるが・・・・・・ある情報が出た時に、市場がどのような心理を受けるかということだ。テクニカル派、ファンダメンタル派、やり方はトレーダーごとに違うけど、でもやっぱりファンダメンタルは基な気がする。名前のとおりだが。事実、アメリカの雇用統計が出た時には大きく動くことが多い。なんだかんだで、世界の中心はアメリカなのだ。トランペット
誰だって損したくない。だから、市場の心理が積極的になったり消極的になったりする。日本の通貨は、なんだか世界での信用が高いようだ。だから日本企業は円高で悩んでいる。困った祝日
日本の借金問題は深刻だが、これは海外ではあまり問題視されてないようだ。日本国債はせっせと自国民が低金利で買ってくれるから。国債償還の金利を7パーセント以上まで上げないとなかなか買い手がつかないヨーロッパの諸国とは違う。
日本の政治問題も、あまり重要視されない。消費税増税法案も、小沢の離党、与党の少数与党転落の可能性の時もほとんど反応しない。
そんな状況で日銀の無策ぶりが腹がたつ怒り量的緩和はできないのか?
これ以上の記述は、また別稿に譲るとしよう。





また話が大幅に逸れた。徒然なるままに書いているとこうなった。メモ
なにぶん、ブログ初心者だ。お見苦しい点があったら申し訳ないすいません
しかし、自分が行政書士を目指しているとはいえ、まさか、自分に関する離婚協議書の作成をするとは思ってなかった。自分のやつだ。これはまだ資格を手にしてなくとも登録してなくともできる。
この離婚協議書を作らなければいけないと思った経緯についてはこれから触れていく。

なんだか、これを書いていながらも、いっこうに腹が減らない。困った最近まったく食欲がないのだ。妻が出て行ってから5日程で、一気に5キロほど体重が落ちた。今は何キロ落ちてるんだろ?最近中年太りとも幸せ太りとも言える太り方で体重は増えていた。しかし、鏡を見ると20代後半までの顔に戻っている。体重計は、2週間ほど前に妻が引越しの時に持って行ったから量ることができない。落ち込み
料理は自分でもできる。学生時代から一人暮らしだ。バイトでキッチンで働いたこともある。しかし、腹が減らないことには作る気もしない。

なんか、大幅に話がずれてきたぞ。結構文字数も増えてきた。
とにかく、妻と再び連絡取るまで5日程空けた。







ついに別居に至るまで











ある日、妻の失業保険の認定日となった。
「どうだった?今日は」
「うん。失業保険はもらえることになって、説明は受けてきた。結構ハローワークに人多かったよ。中には、うちの子より小さい子供連れてる人もいた」
「え?そうか。そういう事情のある人はいるよね」今日は半日私が子供の面倒をみていた。赤ちゃん
「でも、帰ってくるの意外と早かったね」
「うん。人がいっぱいで」
「なんか良さそうな仕事はあった?」
情報がほとんどなくて、よくわからない
「え〜、ネットとかで自宅でも見れるようにはなってないの?」パソコン
私も興味があったので見てみることにした。受験しても落ちるかもしれないし、合格したにしても合格発表までの時間と、開業の登録までの時間があるので、その間は働くつもりだったし、そういうことは今まで妻にも話している。
ハローワークのHPを見てみる。
・・・・・・・・・・・・・・・・めちゃくちゃ詳しい情報が出ている笑顔
「結構使えるじゃん。あ、4時間とかで勤務できるやつもあるよ。別に資格とかもいらないみたいだし」
「あ、これとか前職と同じじゃない。これならプロでしょ」
「うん。やっぱり官公庁の臨時職員も募集してるね。こういうの、何も専門性っていらないから」
なんとなく見つけたままに言っていく。
すると、妻はとっとと台所にひっこんだ。どうやら、俺が妻の嘘を暴くつもりでこういうことをしていると感じたようだ。困った
・・・・・・・・・・・・・・・もう、このことには触れないでおこう。
結婚してからわかったことだが、妻はけっこう「それは私にはできない」と初めから決めつけるタイプだった。
ひょっとしたら、俺があれはこれはと言うと、またその発言が飛び出すかもしれないなと思った。
それ以降は、私は黙って勉強を続けた。

―――――――突然、事件が起こる。注意
なんと、俺がいる部屋のドアが開かないびっくり
このドアには、鍵はかかるようにはなっていない。開かないはずはないのだ。
しかし、確かに何日か前からレバー式のノブの調子はおかしかった。
隙間をのぞいてみると、どうやらラッチが動いてない
どないしよ・・・・・・・・困った
「そうやわ。今1階にあいつがおるがな」
ドアをノックする。何度か。
今度は、やや強めに叩いてみる。何度か。
(気づかないのかな?)
今度は、床をどんどん蹴ってみる。何度か。
やっと妻に伝わったようだ。よかった。まだそんなに暑くはないが、ここに閉じ込められると、トイレにも行けない
今の状況を伝えて、とりあえずドライバーを持ってきてもらうことにした。汗
「とりあえず、ドライバーでこのノブはずしてみて」
ノブがはずれた。だが、はずしてもどうしようもない状況だった
普通回転させるとラッチが動くものだが、空回りしている。
「ダメだ。鍵屋を呼ぶしかないのかな・・・・・」カギ
「あっ、そうだ。とりあえず、隣の部屋の窓を開けて」
こうして、なんとか屋根づたいに隣の部屋に逃れることができた。
しかし、開かずのドアになった場所は、しばらく開かない状況だった。
これを自力で開ける方法については、後日書くとしよう。みなさんも、いつこういう状況になるかわかりませんよ。家

話がそれた。もとに戻ろう。
その後は1階に戻った。妻は子供に食事を与えていた。子供は最近、わざと食べ物をこぼすようになっている。そのたびに妻はいらいらしてるのだが、今日は一際語気が荒い。怒
「なんか、最近疲れてるね。こないだも言ったけど、いいよ。しばらく旅行に行くなり実家に帰るなりしてゆっくりしてくれば?」温泉
「でも、今度町内会の会費の集金に行かなくちゃ」
「それまで時間あるじゃない。なんか、今がいっぱいいっぱいになってる状況に俺には見えるから、そう提案してる」笑顔
「でも、やっぱりいい。ありがとう」
と本人は言うのだが、妻は結構ちょっとしたことでもいっぱいいっぱいになる人だということを知っていた。育児疲れはあるのかもしれない。落ち込み
「ほんとにいいの?無理しなくていいよ。まだ俺の試験は直前期じゃないんだから、今なら俺は余裕あるし。何か、俺には君が今すごくいっぱいいっぱいになってるように見える」
いっぱいいっぱいになってるのは、誰のせいよびっくり
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」俺のせいって言いたいのか。
「何もいっぱいいっぱいになることないじゃない。今までと何か生活は変化したのか?」
「でも、将来のことが不安で」落ち込み
「不安なんて、誰でも持ってるんだ。世の中突然リストラされたりする人だっているんだから。だから、1年ぐらいは働かなくても食っていけるって説明したでしょ。ただ、開業資金をなるべく残しておきたいから、働いてもらいたいっていう話をしただけじゃん」
「まあ、そんなにすぐ仕事が見つかるとは思ってないけど。このご時世だし。だから、今すぐに働けなんて、俺1回でも言ったことあるか?」はてな
「それはそうだけど・・・・・・・・。今日ハローワークのHP見てたのだって、私のためにしてくれてるんだってわかったけど」
「だいたいな。見方が悲観的すぎるんだよ。」
「あなたが楽観的すぎるだけでしょ」
「あのな、俺だってもともと慎重だし、どっちかというと悲観的な人間だけど、はっきり言って人間何でもできるんだ。やる気になりゃ。そんなにすべてを悲観してちゃ何もできない悲しい

その後、また今まで繰り返し繰り返し話してきたような夫婦の会話が続いた。正直、何度も言ったことなので俺もうんざりだった。
つい、言わでものことまで言った。
あのさ、人の話ちゃんと聞いてる?何回も説明してきたよね?」怒り
ああ、もうその口調が嫌
「・・・・・・・・・・・・夫婦の間で、口調が嫌と言い出したら、これからどうするのさ」はてな





沈黙の時間が流れる。雷

もう俺は夫婦喧嘩をきりあげて別のことに移っていた。パソコンでいろいろ情報収集している。
情報収集しながら、考えていた。
ほんと、妻の実家に行ってから、妻は別人みたいになってしまっていた落ち込み今までそんなこと言ったことはないのに、「あなたは信用できない。」などと侮辱するようになった。こんなにことあるごとにモメるなんてこともなかった落ち込み
ひょっとしたら、母親に離婚しろ離婚しろって言われてるのかな?これは俺の主観でしかないから事実はどうかわからない。
聞いてみた。
「なあ、そんなに俺が信頼できないか?俺といると不安なのか?
「・・・・・・・・・もし病気にでもなったらって。それも心配で」
「その不安もみんな持ってるんだぞ。そんなこと言い出して生きていけるか。俺が聞いてるのは、俺のことが信頼できないのか?俺の能力じゃ開業しても成功しないと思っているのかと言うことだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」黙っている。
そんなに俺のことが信頼できないなら、もういいです悲しいそのまま、パソコンに目を移した。
実は、俺の中で数日前から考えていたことだった。今まで夫婦関係を修復しようと努めてきていたつもりだけど、なんとなく元に戻れない程溝ができているように感じた。何より、こういう一身に専属するような夫婦間の決定にまで親の意思が介入し、それを忠実に守るような妻とは、今後うまくやっていけないと感じていた妻のマザコンに対する我慢は、もう限界にきていた落ち込み
俺に悪いところがないとは言えないさ。確かにもともとの原因は、仕事を辞めたことにある。しかし、事前に妻に説明し、納得してもらって辞めたんだ。ある日急に辞めてきたわけじゃない。

しばらくすると、妻がバッグをかついだ。いつも持ち歩くもの。
「どこ行くの?」
「私も考える。実家に帰る」子供を抱きかかえた。赤ちゃん
「子供を連れて?」
「うん」
「ふ〜ん」ここで子供の奪い合いはしたくなかった。有形力の行使ならば、私に分があるのは当然だ。それを後日DVなどと因縁をつけられちゃかなわない。夫婦の喧嘩の際だって、なるべく口調にさえ気を付ける。怒鳴ったりしたことはないつもりだ。注意
何より、子の目の中に争っている両親の姿を見せたくなかった。

そして、私の声は結構野太く、低い。職場で、「〜さん、電話です」って取り次ぐ時の声について、女性の先輩に「りゅうき君の声って、地響きがするみたいな感じだよね」って言われたことがある。
実は、この声のことについて離婚協議にいたる過程で後日談があるのだが、それはまた書こう。メモ

ともかく、妻は家を出て行った。
・・・・・・・・・・・・が、ちょっとしてすぐに戻ってきた
(ん?考えでも変わったのかな?もう一度じっくりと話し合おうと思ったのかな)
カギをかちゃかちゃやっている。
俺は、内側から開けてあげた。
しかし、どうやら話し合いにきたわけじゃないみたいだ。他に持っていくような荷物をあさっている。
私は黙って自分の仕事を続ける。
しばらくして、また出て行った。自動車
妻の実家までは、1時間40分ぐらいだ。
実は、この事実関係についても、離婚協議の間で一つ後日談がある。

なるべく、事実関係について正確に記述してきたつもりだ。私は今後の離婚調停の場であっても主観は交えない事実関係についてはを堂々と述べるつもりだ。違うと言うのなら、言ってみて欲しい。本当にそうだと言えるものなら。例え、調停が不調になり、裁判の場に持ち込まれたとしても、この記述は裁判所にだって提出できる。それぐらいに正確に書いている。メモ




その後の二人と子供一人の生活





その後、妻は実家にいたきり、子供を連れたまま3日間帰って来なかった
考える時間は必要だと思い、私も1日目は連絡しなかった。まさか、そんなにずっと実家にいるとは思わなかったので2日目に電話してみた。携帯
「え?まだ帰って来ないの?」
「うん、頭が痛くて」
「あのね、俺はお母さんにああいうこと言われたけど、離婚なんて考えたことないから笑顔
うん。私もね。考えたことなかったんだけど、母親が『もし開業が軌道に乗らなかったらすぐ離婚しなさい』って言ってる
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」絶句。落ち込み
自分の意志はどうなんだ?どっちの感情の方が優先するんだ?
「とにかく、帰ってくるの待ってるから。明日は帰って来れる?」
「うん。体調がよかったら」
私は、やや不安を感じた。妻は私に「私はマザコンだけど、それの何が悪い?」と言い放ったことがある。ダメ
そう開き直られても困るのだが・・・・・・・・。ちょっとは自立するような意志は持って生きて欲しいとは思っていた。でも、人間多かれ少なかれマザコンなのかとも思う。自分を生んでくれた母親をぞんざいに扱えるはずはない。
ただ、やや過度に思える態度は気になってはいた。妻は、普段の生活でも、母親の習慣通りにしないと気が済まない性質だった。母親のするように、炊飯器の蓋も毎回分解してまで洗う。母親のように、犬は臭いと嫌う。母親のように、タオルはわざわざ乾燥機でやらないとふわふわにならないからと嫌う。まあ、長く自宅兼会社にいると、そういう癖はしみついてても仕方ないとは思っていた。

だが、ことここに至ると、また別の話に感じてきた困った
「もし妻が、母親のあの論調に引きずられて離婚を考え始めたらどうしよう?」困った
翌日、妻は一応戻ってきた。だが、なんとなく態度が今までと違う。
俺の中で、彼女の母親への憤懣はあったが、それと彼女自身は関係ない。もうあの母親とは会いたくないと思ったが、結婚生活を続けていく以上、そういうわけにもいかない。なるべく自分のそういう感情は隠して、いままでの生活を続けた。
しかし、妻はことあるごとに、不平や不満、不安を口にするようになっていた
事前に説明して納得してもらったはずの、公務員を辞めるというその決断すらも問題にし始めた。・・・・・・・・・その時納得したじゃないか。また、今後の展望に関して問われると、そのたびに、ビジョンは示したつもりだ。
ただ、妻に言わせると、私の話を聞いていると、いつもうまく丸め込まれているように感じるということだった。彼女は常々言っていた「口げんかしても絶対に勝てない」
俺はああいえば上祐か・・・・・・・。一緒にされたかない。宇宙人
でも、ひょっとしたらこれは俺の一番悪いところなのかもしれない。もともと口下手だったが、いろんな経験をしてくるうちに、いつの間にか口が達者になっていた。特に法的な観点を交えての考え方で相手を論駁してしまう。論駁するまで必要ないが、仕事上も理屈は常に求められる。
そうして、言い返せない不満も一気に爆発したんだろうか・・・・・・。
なんだか二人の関係がぎくしゃくし始めた。子供が泣いている雨
そうした生活はしていたが、二人の間では、まだ離婚の話は出なかった。
ただ、今後の開業資金の温存のためにも、妻に失業保険でも受給してもらい、仕事が見つかったならば働きに出てもらえればという話はした。
実は、公務員は失業保険をもらえない。つまり私自身はもらえないのだ。理由は「退職金が十分出てるだろうから」・・・・・・・・・・いえ、微々たるものですが。汗
妻が働きに出る数時間の間は、私が子供の保育をするつもりだった。受験勉強中とはいえ、それは可能だと思った。今までも結構一人で長いこと面倒をみていたことはある。昼寝させちまえば、その間勉強はできる。メモ
しかし、妻はあまり乗り気じゃないようだ。
え?結婚する前に、共働きじゃないと厳しいよという話はして、その上で結婚したはずだ。何度も言うが、公務員はけして高給ではない。特に若いうちは低い。周りの家庭も共働きは多い。1馬力の家庭の方が少ないと言っていい。
まさか、ずっと専業主婦やるつもりだったのかびっくりはてな口には出さないが、疑念がよぎる。
次回、ついに二人の間でも離婚の話が出ることになる。






激動





5月に入って、向こうのご両親に仕事を辞めた旨を夫婦二人で直接伝えに行くことにした。
「こんにちは」と挨拶する。
しかし、相手の母親は無視している。なんだか妙だなと感じる。今まで普通に話せる人だった。別に、婿姑関係の悪さはなかったつもりだ。もちろん話が合わないことはあるが、それはそういうものだろうと思っていた。
そういえば、一度向こうが一方的に腹を立てたことはあった。向こうの家で飼っていた犬が死んで悲しんでいる向こうの父親に「また飼うことは考えてらっしゃらないんですか?」と聞いたのがきっかけだった。犬父親は乗り気だった。そうしたら、「せっかく臭い犬が死んで私のストレスがなくなったのにびっくり」って腹をたて始めた。その時は、(そういう人もいるんだな)ぐらいにしか思ってなかった。
さっそく話があるっていうのを聞かせてもらおうか」椅子にどっかり座り見下ろす。怒
「あの、実は3月いっぱいで今の仕事を辞めたことを報告させていただきに来ました」
「何?公務員を辞めてどうするの?」
「ええ、国家資格をとって独立しようと思いまして」
なんだかこの高圧的な態度を見ると、ひょっとしたら私が説明する前になにがしかの情報が妻から伝わっていたのではないかと思った。
独立ってね。簡単に言うけどそんな簡単なもんじゃないのよ。どうせ、FXとかやって月に100万稼いだことがあるからって、甘く考えてるとしか思えない怒
この人は、私がFXをやっているというのも前々から不満のようだった。
「いえ、別にFXで食べていこうとしてるのじゃなくて、今までの知識や経験を生かして独立したいと思ってるんです








「今の世の中、弁護士でもなかなか難しいって言うのに、その資格で何が独立?」
「もちろん、ダブル資格の取得で今後仕事の幅は広げていこうと考えてます」
「その平均年収はどのくらい?」やっと向こうの父親が発言する。
「平均はあくまで平均ですが、300万円と言われています。もちろん、仕事のやり方によりますし、ダブル資格の取得をするともっと安定します」
「バカみたい。そんな、公務員を辞めて独立するなんて、娘にそんな苦労させるなら、離婚させるびっくり私たちがまだ面倒も見れるし、孫も私たちが育てるびっくり
愕然、茫然、唖然とした。瞬間的に、憤懣もうずまいた。怒り
そんなこと、母親のあなたが言い出すことではないだろ
そもそも、今まで夫婦の間で、離婚の『り』の字さえ出たことがないのだ。そういう夫婦間において、母親がそこまで口を出す権利があると言うのだろうか?
娘・・・・・・私の妻だがは、黙っている。何も言わない。
その後は、一方的に人身攻撃、私の目指す仕事への攻撃が始まった。その場には向こうの両親と何故か妻の兄弟まで同席していた。その兄弟までもそういう母親に同調する。
まるで家族裁判だ。しかも、審判をするのは一方当事者でしかない。もともとこの家は家族経営の会社で、結びつきは過度と言っていいほど強い。ただ、今までその兄弟たちとも楽しくやってきていた。笑い
正直言って、ショックだった。相手の言い分は、あたかも公務員でない私自身は何の価値もない人間であるかのように思っているよう感じたからだ。ここで、ほぼ正確に記述することはできる。しかし、止めておく。あまりに具体的すぎるから。あれから2か月たった今でも鮮明に思い出すことができる。それほど衝撃的な光景だった。
私は、かろうじて「私が目指そうとしている職業について、そのように悪く言っていただきたくはないですね」と振り絞った。それを言うのが限界だった。かろうじて冷静を保った。しかし、その形相が変わっているだろうことは、鏡がなくても自分でわかった。カバン
もともと、なんだかんだで気は強い。ただ、極端な平和主義者だ。自分から争うのを好まない。
そういや、転校先でいじめられた時、いじめてきた奴二人を、一人でボコボコにして、いつしか俺自身がガキ大将になっていたことがある。でも、俺から喧嘩をしかけたことはない。相手が攻撃してきた時に初めて応戦するだけだ。本来、ほんとに争いたくないのだ。クローバー
殴り合いの喧嘩も、相手を怪我させるまでやらない。相手がもう向ってこなくなったら止める。ただ、中学1年生の時に、正当防衛だが相手に大怪我させてしまってからは、応戦するのも止めた。それ以降、喧嘩を売られてもじっとこらえた。ガキ大将の名も返上した。
もし人類が暴走して、再び核戦争をし始めたとしたら、という前提で大学時代友人と議論したことがある。「そんな、歴史に学ばない馬鹿な人類の中では、俺は別に生きたくない。素直に死ぬ」と答えた。友人は驚いていた。悲しい
しかし、性分は性分なのだろうか。あまりの侮辱に目は吊り上る。表情は強張る。それが自分でもわかる。
それは向こうも察しただろう。こう言い出した。
「娘の意見が聞きたいからあなたは帰って。あなたがいると娘が率直に話せないから
やむなく、帰ることにした。ここへは車で来たので、別々に帰るとすると電車かと思いながら。
すると、向こうの父親が言ってくれた。
「駅まで送ろうか?遠いからね」自動車
私はこの父親に常々温かみを感じていた。苦労している人だろうに、人柄がいい。いや、苦労しているからこそ人柄がいいのか。この家族経営の会社も、実質的にはこの人物の仕事なのだ。ある意味、独立開業しているという意味で言うと憧れているところがある。あの家族裁判みたいな状況でも、この人物だけは別に非難めいたことを言っていない。どちらかというと、理解を示そうとしているような雰囲気だった。ただ、こと家族関係でいうと、あまり発言権がないのか。落ち込み
半ば茫然自失としながら家路についた。あまり途中のことは覚えていない。それほどにショックだった。公務員を辞めたということだけで、ここまで攻撃されるとは思っていなかった。
仕事を辞めた後も、生活費は十分に渡しているし、水道光熱水費・通信費等もすべて私の口座から引かれる。今まで妻に生活費を出させたことすらない。結婚して、妊娠して6か月ぐらいになるまで妻は私の家近くで働いていたが、その金も一切使ってないはずだ。妻の小遣いは除いて。
国家資格の取得、そして開業登録にかかるぐらいまでの生活費の貯金はある。その後も、しばらくは軌道に乗らなくとも大丈夫なぐらいな蓄えはある。これは、独身時代からこつこつと貯めてきたものがほとんどだ。お金
公務員の給与というのは、世間で言われているほど高給ではない。よく、公務員の平均給与とかがマスコミで放送されるが、それも平均は平均だ。今の組織は、やはりまだ高齢の人が多い。今の若者の採用人員は抑えられている。だから高くなるのだ。基本的にリストラはないし。
しかし、その平均と言われている年収もほんと?って思ってしまう。数年前まで、給与明細は電子上ではなく紙で配布していた。私がその役目をしたこともあるのだが、部長級(定年間近)で700万円代だ。カバンまさか、マスコミで発表されているように、平均で40代前半700万ってことはないはずだが・・・・・・・。どこの公務員の話??注意
かくして、私は突然離婚を一方的に通告されるのだが。どうなるびっくり



変化







だいぶ、話が逸れてしまったようだ落ち込み今は別になれそめを語りたいわけじゃない。
結婚してわかったのだが、実はそのBさんの家も、資産家というわけではないが、比較的裕福な家庭だった。彼女は結婚まで自分の親が経営する会社で働いていた。パソコン
結婚生活は平穏だった。やはり彼女は温厚な性格だったし、私を立ててくれる人だった。会話だって共通点が多い。二人の間には、結婚してすぐに子供ができ、無事に生まれてきてくれた。
子供が生まれてだんだんアクションを起こすようになると、夜更かししがちな私に、「パパにおやすみ言いなさい」とか言って子供に手を振らせる。アウト正直幸せな家庭生活だった。仕事以外には、私は満たされるようになった。
人間の幸せってこういうものだよな笑顔

だが、やはりこの子のためにも、私が死んだ目をして仕事に行く姿を見せたくないと感じ始めていた。だんだんこの子も物心がつき、父親の様子を察するだろう。まだ1歳6か月にしかすぎない今でも、両親の表情を読み取るのだ。赤ちゃん
親が怒っている時には反省の態度を示し、にこやかな時には、まさに天使のような顔で微笑む笑い顔も、誰が見ても私にそっくりだと言う。事実、私の幼少の頃の写真と比べてもほぼ同じ顔をしている。親ばかだが、私はこの子がかわいくてかわいくてしょうがない。この子の誇れる父親になりたい。ますますそういう思いが強くなった。

私は日ごろ、市民からノミ・ダニ・シロアリ・ゴキブリみたいな言われ方をすることが多い。
そういや、つい最近もそんなドラマが始まった。
そんなに公務員が悪いのか?世の中、悪徳公務員はいるのかもしれないが、少なくとも真面目にやっている人はいる。いや、それが大多数だ。しかし、ちょっと公務員の不祥事が出ると、十把一からげに攻撃されることが多い。電話を受けると、その瞬間から怒鳴り散らす人もいる。こちらが一言も発する前に。
どうやら、一部の市民にとって、ここは何でも聞いてくれるストレス解消の場になっているようだ。そんな人たちばかりじゃないのはわかっている。でも、こういう電話を実際によく受けていると、みんなそう思ってると錯覚してくる。
今の世の中、特に文句を言わなくても反感を持っている人は多いだろう。先輩職員たちは結構あしらうのも上手い。だが、私は結構まともに受け止めてしまう。まともに受け止めて、落ち込む。落ち込み
「税金で食ってるってことで、なんでここまで人間以下の扱いを受けないといけないんだ?」先輩職員の中には、長い公務員生活の中で『死んだふり』なる技術を見出した人がいる。{ドクロ}ほんと、死んだふりなり、眠ったふりなり、聞いてないふりなりできないとやってられない。それほどの罵詈雑言が日常的に飛び交う
ある意味では仕方ないのかもしれない。例えば、客と店との関係は、客が不満を感じるのなら、その店を利用しないだけで済む。しかし、行政と市民との関係はそうではない。市民は、その居住地にいる以上、選択可能性がないのだ。だから、逃げ場のない市民は、その行政を攻撃する。怒
私は、悩みに悩んでいた。家庭には恵まれてるけど、これがあと25年続くのか?夢も希望もないな。ひょっとしたら、今の年金制度からすると私が定年する頃には65歳定年制になっているかもしれない。そうしたら、あと30年か。人生って長いよな
長い人生、悔いを残さないように生きたいよな。俺のもともとの夢って・・・・・・・。そう考え始めた。
やっぱり、俺は独立して開業したい。もともと法律頑張って勉強してきたんだ。その法律系の国家資格でも取って、もう一度チャレンジしよう。キラキラ
しかし、独立開業型の国家資格を取るとなると、そう甘いものではない。それは学生時代に司法試験を経験しているだけに身にしみている。今回は弁護士になろうとするのではないが、それでもちゃんとした勉強時間は必要だ。
そこで、そういう旨を妻には十分に説明して、納得してもらった上で、今年3月いっぱいで仕事を辞めた。ただ、公務員という仕事の不満に関してはあまり口にしなかった。あまりぐちを言うのは男らしくないし、妻にそういうかっこ悪いのも見せたくない。何より、自分としても積極的転身のつもりでしかない。炎
仕事を辞めて、4月は平穏に過ぎた。いつもと変わらない幸せな日々だ。子供の無邪気な笑顔に癒される。妻の様子も何も変わらない。バニー
ただ、ちょっと気になったことはあった。仕事を辞めることについて、相手のご両親には話していなかった。
基本的には夫婦の問題だと思っていたし、まあ事後承諾でいいのかと思っていたのが甘かった。






パーティの2次会、3次会の様子





みんなでカラオケボックスに入る。
カラオケという言葉に難色を示す人もいたが、「別に歌わなくていいから。せっかくだからなるべく話せるようにするから」と納得させる。私も歌う気はない。そんなことしていてはせっかくの時間がもったいない汗
2部屋に分かれて入ることになるので、みんなを誘導する。やはり、最初のパーティで同じ組だった人同士は一緒に行動してるみたいだ。さっきの綺麗な女性二人はやはりまとまって入った。だが、
不思議とこの部屋に男性が入らない。これは好機キラキラとすかさずそっちの部屋に入る。
みんな部屋に入り終わって、とりあえずはめいめいの部屋でざっくばらんに話してもらうことになった。
さっきのパーティみたいにガチガチに管理されちゃたまらない乾杯
まだ話したことのない男性も一緒に入ったが、他は、一度話した間柄だ。パーティの時とは違う。話は自然と進む。マッチングで会った綺麗な若い女性Aも、何だか俺に怒っている風でもない。もともと、ちょっとしたすれ違いで連絡を互いに取らなくなっただけなのだ。
Aが私たちの行動を誉めてくれた。「でも、あのままじゃ誰も動きそうになかったから、ほんと声かけてくれて良かったよ。あのまま帰るっていうのも・・・・・・・」
すると隣に座っているBもこう言った。「よく急に入れたよね。カラオケボックスって手があったか」
このAとB、並んで座っていると、テレビに出てくるなんとか姉妹みたいにゴージャスなオーラを放っている。あんなに作り物っぽくはないがキラキラしかし、この二人はなんとなく似ている。
「まさか、姉妹じゃないよね?」
「実は・・・・・・・」
「やっぱり」困った
「なんてね嘘嘘。今日初めて会ったんだよ」
「そのわりには仲が良さそうだね」
なんて会話をしながら、和やかに会話は進む。他の男性陣もなかなか話しやすいメンバーだった。
話していると、Bは恰好こそはやや良さそうなものを着ていたが、会話自体は素朴なところを感じさせる人だった。なぜそう思ったのかはっきりとはわからない。とにかく、会話全体からそういう雰囲気がするのだ。猫
会話は大いにはずんだ。その場にいた、関西人のおかげもある。あっという間に時間になった。星
気が付けば、向こうの部屋と一回もメンバーチェンジしてない。まあ、自然な流れだから仕方がない。
後で聞いたら、向こうの部屋は大変な雰囲気だったらしい。会話がはずまず、時間が経つのが妙に遅く感じたらしい。
2次会も終わった。最後に、Bに名刺を手渡すことにした。パーティ時に使用するため、実は自分で作成する手書き式の名刺の土台を事前に用意されている。今回、そのパーティ時には誰にも手渡してないものだった。
こちらが名刺を差し出すと、Bはいそいそと自分のバッグを探りだす。時間がかかる。やっと自分の名刺を見つけ出し、渡してくれた。その手際の悪さが、なんだか新鮮に感じたクローバー
実は、このBこそが、後日結婚をした相手なのだが、この時はそこまでわかるはずがない女の子
結婚に至るまでは、また後日に語ることもあるだろうリボン





その後、男性3人だけで3次会に行くことになった。初めから同じグループだった人Cと、2次会でも違う部屋に入った人Dだった。いずれも40近くだった。お互いの婚活の情報交換をしようということになった。
バーに入って3人で飲む。グラスもう3次会とあってそれなりに酔っているので、初対面であってもあまり関係ない。自然と会話はさっきの女性AとBのことになった。
「私は、Aさん気に入ってるんですよ」Cが言う。この人はすごく真面目な人だ。随分年下の私に対しても敬語を使う。
あの、派手な二人のことね。うん、確かにあの二人は会場で始めっから目立ってた。あの二人、姉妹じゃないの?」とD
「やっぱりDさんもそう思いました?俺たちも聞いてみたんですよ。違うらしいです」
「でも、雰囲気が似てるよなあ」
「似てますよね。なんかゴージャスっていうか。Cさんの気に入ってるAさんは、資産家の令嬢らしいですし」鐘
「そういえば、りゅうき君、彼女とマッチングで会ったことあるんでしたよね?」
「ええ、何度か会いましたよ。でも、彼女と付き合うにはお金が持ちそうにないです」
「確かに、相当に派手ですからね。でも、話してみた感じ、嫌な人じゃありませんよ」
「それは俺も思いますよ。そういう人なら何度かも会いませんから。ただ、生活実態の違いって、結婚するにあたって、相当な障害になると思うんですよね。こちとら400円の弁当買って食ってるのに、相手は3000円とかのランチ食いに行きそうじゃないですか。当たり前みたいに料理
「それはありますね・・・・・・。でも、あんな子が、なんで結婚相談所に登録してるんでしょう?」
「そこは俺も謎なんですよね。第一、まだ20代前半ですよ。いくらでも出逢いなんてあるじゃないですか」
「資産家の令嬢ということで、ひょっとしたら相手は限定されるのかもしれないな。下手な男につかまったら大変だから、素性の知れた相手から選ぼうとするのかもしれない。まあ、俺はバツイチだから、その時点で無理そうだな。マッチングでも、結構それだけではじく相手は多いからな」
「そういえば、りゅうき君は、気になった人いたんですか?」
俺は、Bさんが気になってます
「ゴージャス2号か」キラキラ
「ええ、ちょっとは派手そうなんですけど、性格はいたって素朴っていうか・・・・・仕事も普通ですし。今度連絡してみようと思います」
そういうメンズトークが続く。メンズトークというには、おっさんの会話なんだろうが悲しい
その後、お互いの健闘をたたえあい、3次会も終わった。CさんはAを狙い、俺はBを狙う。Dさんはマッチング待ちということでドキドキ大






妻と出逢った経緯





実は、妻と出逢ったのは、今話題の婚活の末だハート
30を超えて、ふと気づいてみると、周りはどんどん結婚していっていて、一人残った形になった。落ち込みさすが公務員たち、身を固めるのが早い。
今まで私の出逢いの場はほとんど合コンだったのだが、それに一緒に行く人がいなくなったジョッキ
実はその頃、私はまだ昔の彼女のことが忘れられないでいた。ハート割れそれほど素敵な人だった。機会があれば書こうと思う。メモ

考えた末、有料の結婚相談所に登録することにした。ここなら、一人で活動ができるびっくり登録する時に、すごく驚いたのは、さまざまなアンケートに答えるにあたって、こと細やかに証明を求められるのだ。学歴、職業、収入など。まあ、考えてみれば当たり前か。何せこの場では自分自身が商品なのだ。詳細な商品概要について嘘があってはいけない。注意
登録したら、月に2度ほどマッチングシステムで検索されたお相手のプロフィールが送られてくる。もちろん、学歴、職業、収入まで書いてある。キラキラこの内容に誤りはないはずだ。趣味や興味があることなども細かく記載されている。中には、自分より200万円以上も年収が高い人がいるびっくりそういや、女医さんもいた気がする。女医さんは、もっと年収あったかな。
そして、相談所を通じて会いたい旨を伝える。向こうが了承すれば直接連絡がとれるようになる。音符ん〜、これって1対1の合コンだよな・・・・・・。炎もちろん、相談所に行ったら、端末で相手の写真が見れるようになっている。だから会う前から相手のお顔は知っている。
何人か会った。私はよく飲みに行った。ジョッキその方が早く打ち解けられる気がするし、何より私はお酒が好きで、一緒に飲める相手を求めているのだグラス
中には、非常に綺麗な若い女性もいた。「この人は、相談所に登録しなくても引く手数多だろう」と思った。話を聞くと、資産家の令嬢みたいだ。ますます意味がわからない。ハート矢会った瞬間から緊張してしまって、いつもと様子がおかしい自分に気付いた。だが、別に話もはずまないわけじゃない。悪い人じゃなさそうだ。
ただ、生活が派手そうなのが気になる。彼女の生い立ちからすれば仕方ないけど、こちとら、しがない公務員。養えるか自信がない困ったその方とは、何度か連絡を取り合う仲になったが、確かメールの返信が3日後になってしまったのをきっかけに相手から連絡が来なくなった。ハート割れ
まあ、俺が悪いのさ。





その後、実質的には活動休眠状態になった。一つには仕事が忙しく、婚活どころではなくなったから汗公務員だって忙しい部署はあるんですいえ、意外と多いんです。その間も、お相手のプロフィールはどんどん送られてくる。どんどんたまっていく。

そんなある時、偶然その相談所の担当の人に偶然街で出会った。「最近来所されないですね。どうされたんです?」「いえ、ちょっと忙しくて・・・・・」そんな会話をした。
「世間はもうすぐクリスマスですよ。あっ、そうだちょうど今度パーティがあるんですけど、是非いらっしゃいませんか?」この一言から運命が変わった。
そういえば、そういうパーティも開催されていることは知ってたが、行ったことがなかった。もしこのパーティに出席しなければ、私はまだ結婚したことがなかったのかもしれない。カギ

後日その担当者から案内が届き、申し込む。パーティ当日、人が会場に集まっている。なんだかみんな落ち着かない様子だ。無理もない。みんな初対面なのだ。結構年配の人も多い。みんな結構悩んでるんだなって思った。
異様な緊張感の中、パーティが始まった。段取りよく進められていく。男性4人、女性4人ぐらいがチームをつくって、男性が各テーブルを順番に回っていく。持ち時間はどれくらいだっただろう。覚えていないが、そんなに長い時間じゃない。とにかく効率よく回っていく。それぞれ初対面同士の男性・女性チームだ。チームワークも完全にはかみあうはずがない。第一、次のテーブルに移ったら、また一から自己紹介から始めないといけない。どうにも落ち着かない。汗
回っているうちに、一際目を惹く女性グループがあった。しかも、その中には、あの連絡が途絶えた綺麗な若い女の子がいる。ちょっと焦るが、何も悪いことはしてない。彼女もまだ活動していたのか。
堂々と、「あっ、お久しぶり。」と声をかける。笑い「えっ、何?どういう関係?」と周りの男女が聞いてくる。
「いや〜、マッチングで会ったことがあって・・・・・・」なんとなくまずいことに触れてしまった気がする。
マッチングで会ったことがあって、二人ともこのパーティに来ているということは、つまり会った結果うまくいかなかったということだ。ハート割れ
「あ、そういう人いるよね。実は俺もあっちのテーブルにいる人と会ったことあって」汗
「実は私も・・・・・・」口々にそういった声が出る。どうやらみんな似たような経験はしているのだ。
その後、わりとこのテーブルでは和やかに会話が進んだ。自然な流れで、自分の婚活の話に移行したからだ。みんなこの話に当然興味がある。なにせ、今自分が取り組んでいることだから。
このテーブルの、綺麗な若い女性の隣に、これもまた綺麗目な女の人がいた。ただ、この人はそこまで若くはなさそうだった。実は、会場にこの人が入って来たところを俺は目撃していた。ちょうど手持無沙汰で会場の様子を観察している時に、ぱっと目を惹いたからだ。電球
このテーブルでもっと話したかったが、容赦なく進行されていく。そうして転々と、いつくものテーブルを回り終わる頃には、結構疲れていた。だが、ずっと一緒に回っていたこともあって、男性同士の息はあってきた。なんとなく仲良くなれた気がした。笑い
そうして、そのパーティはお開きになった。その会の最後に、司会役が「2次会とかは、みなさんご自由に行動なさってください」と促すが、誰も動こうとしない。しかし、みな名残はあるのだろう。その会場を離れようともしない。ブタ
膠着状態が続く。やむなく、仲良くなれた気がする同じ組の男性と一緒に、みんなに声をかけて回った。「2次会行きませんか」
それから急きょ店を手配しようと、近くの居酒屋を数軒覗いたり、電話をかけてみるが、2次会に応じてくれた20人近いグループが急に入れるところはなかなかない。時期は12月当然と言えば当然。
ふと、カラオケボックスが目にとまった。「そういや、ここなら結構料理もあるぞ。」
店員に聞いてみると、10人前後の部屋が2部屋に分かれてもいいなら取れるとのこと。
ここに決めた。だらだら大人数連れてさまよっても仕方ない月
パーティの2次会、3次会の様子に続く。グラス





離婚協議にいたるそもそもの原因





私は、今1歳6か月になる子供の育児にも積極的に関わってきた。生活費も十分に差し入れている。DVだってないし、不貞もない。しかし、私が独立開業をしようと仕事を辞めたことから事件は始まった。向こうの親が一方的に離婚させると言い出したのだ。宇宙人
私は、今年3月まで、非常に安定した職業に就いていた。公務員だ。でも、この仕事をしながら私は非常に疑問を感じていた。怒りそう、よく世間一般に言われるように、自由な発想や行動は拒否する土壌なのだ。20代で、抜擢されて企画部門に配属されたが、その企画部門ですら雁字搦めだ。とにかく前例がないとまず動かない。前例って、自分たちで創り出すものではないのか汗
そういう、自己実現ができない状況の中で、私の悩みは増えていった。「このまま、定年までここにいて、手に入れるものって、退職金とちょっと多い年金だけか・・・・・・」落ち込み
確かに、それが羨ましいと思う人はいるだろう。しかし、公務員への風当たりが強くなっている昨今、この制度が将来的に持続できているとは思えない。ちょっと電話を受けても、公務員への不平や不満が激しいのがわかる。正直、電話に出るのが怖かった汗世間からはよほど気楽な商売に思われているみたいだが、その職業にはその職業なりの苦労がある。日常的に「税金泥棒」呼ばわりされたり、税金に群がるノミ・ダニ・シロアリ呼ばわりされるのは、耐え難い苦痛だ汗私たちだって、普通の一般市民として働いている。
公務員という仕事は、ちょっとしたことで辞めさせられない反面、つぶしのきかない職業ではある。公務員は公務員でみんな辞めたいと思うことはあるのだが、ここを辞めたら次はないと思ってみんな踏ん張っている。なにせ、その仕事のキャリアは、公務員であるから通用するもので、公務員でなくなったら民間企業で役に立つキャリアとは思えない。落ち込み

しかし、私は転職を考えた。今のところ残り25年とされる定年までの人生を無駄にしたくなかったから。まだ幼い子供のためにも、仕事に生きがいを感じられない抜け殻のような父親の姿を見せたくなかったからキラキラいつも溌剌として、小学校の父兄参観にでも行ったら、「素敵なパパだね」って言われて、子供の自慢になりたかったから。

私は、独立開業型の国家資格の取得を志した。確かに独立開業型で公務員とは大きく異なるが、仕事内容的には今までの仕事とも共通する部分は多い。実は、もともと独立開業したいという志向が、私には強かった。大学時代、小さくとも一国一城の主がいいと思い、司法試験を志したことがある。結果は2戦2敗。やむなく、公務員になったというのが実情だった











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