2012年07月05日
別居後、初めての連絡
なんか、こうやって書いていてもなかなか神経が休まらない。
こうやって書いているのは、もはやなかなか勉強も手につきにくくなっているからだ。我ながら、弱い。インプットはなかなかできないまでも、アウトプットならいくらでもできる。そう思ってこのブログを始めた。
このブログについて、相手方への名誉棄損行為にならないかについては配慮しているつもりだ。おそらく誰も顔と名前が一致することはないだろう。そもそも名前は出してない。類推させるようなことも言ってない。そもそも、多分に夫婦二人だけの関係に関することばかりだ。彼女の社会的信頼を棄損するつもりはない。
そういや今日もまだ一食もとっていない。昨日もそういやこないだ訪れた両親が残していったお菓子を辛うじて一口、口にしただけだった。
私は、何よりその後のことに非常に傷ついている。
こんな私を心配して、最近姉がよく電話してくれるし、家に訪れてくれる。今日も電話で励まされた。
「私ね、自分の弟の事だってことは言わずに、職場の女の人達にこの話してみたのよ。みんな、信じられないって言ってた。夫婦って、助け合うのが前提じゃないって」
「俺も、それが普通なんだって思ってる。実際、そういう義務がある」
「みんな、逆に慰謝料取れるんじゃない?って言ってる」
「今のとこ、そういうつもりはないんだ。それでモメて離婚協議長引きたくないし。俺も早く別れたいから」
実は、家族にだけはある程度細かくは教えている。なにせ、父親が離婚というその決断自体に猛烈に反対したからだ。父親は、戦争で父を亡くし、母一人子一人で育てられていて、その母の苦労を目の当たりにしてきているからだ。その父親に事情を説明するにはある程度詳しく語らないとどうしようもない。その場に姉もいた。
だが、親しい友人にもこういう話は一切していない。ほんの3年前ほど、結婚を祝ってくれた人たちだ。言えるはずもない。第一、仕事を辞めてから激変が起こるまでの間に、みんなで集まってホームパーティを開いた。夫婦で参加した。その時まで何も問題のなかった二人だったのだ。楽しく過ごした。みんな銀行員やら教師やら独立開業型の資格保持者や外資系社員やら、まあお堅い仕事から転職が当然な仕事まで様々だったが、俺のこの転身については理解を示してくれていた。
「まあ、りゅうきの場合、公務員だと不満だろうな。だから、司法試験辞めて公務員になったって聞いた時、偉いなあとか思いつつ不思議でもあった。もともと地元に帰ってくるような奴じゃないと思ってたし」
「いや、俺はもともと地元志向は強いんだよ。だから学生時代から地元で開業できる資格を得ようと思ってたんだし」
「でも、こいつのデカい顔ががいきなりテレビに出てきた時は驚いた」
「ああ、何回か映ったからね。でも、それ見てお前、さっそく職場に訪ねてきてくれたじゃん」
大学時代から、てんでんばらばらに全国に散った高校時代の友人達だった。学生時代は疎遠になっていたが、地元に帰ると再び連絡を取り合うようになった。
外資系に務めていた友人が言った。「でも、公務員になる人って、絶対その仕事にしがみつく人ばっかりっていうイメージだけど・・・・・・・」
「だから、やっぱり俺とは考え方が違うんじゃないかな?体質が合わない」
「まあ、そうだな・・・・・・・・・・・。まさか、全国ニュースにもなったあの件って、りゅうきのことじゃないよね?」
・・・・・・・・・・・・・・・心外な。そもそも職域も年齢も違う。俺はその不祥事を起こした職員の顔も知らない。なにせ大きな組織だ。
まあ、こうして率直に語り合える関係ってのはいいもんだ。もともとこいつは面白いやつだ。俺は高校時代から買っていた。別に腹も立たない。
この人物も、同じくこの時点で無職になっていた。今度アメリカに留学していた時に知り合った彼女と、長い遠距離恋愛の末結婚することになったらしい。彼女は向こうで働いている。彼がアメリカに行って職を探しながら、彼女の実家にしばらくは居候することになるらしい。実は、この人物、20歳の頃にはすでにバツイチになっていた。型にはもともとハマらない奴だ。
いや、ハメる型なんて人間にそもそも存在するのだろうか?自分の生き方は自分で決める。それが当然だと思ってる。こうあるべき、こうでなければいけないという既成概念なんて必要ない。ただ、人の権利を侵害しない限り本来人間は自由なのだ。
こういう、私の考え方自体、型にはまりすぎる妻には合わないのだろう。その後の展開から、この妻は、私の妻になりたくて結婚したんじゃなくて、公務員の妻になりたくて結婚したんだというのがわかったから。
私も、前述の友人と同じく型にはとらわれないタイプだ。
公務員時代は誰にも言えなかったが、学生時代のバイトでホストもしたことがある。ただ、その業界の汚さに嫌気がさして、すぐに辞めた。この経験についても今後書くことはあるかもしれない。
ともかく、妻が出て行ってから初めて連絡をとってみた。
「今、どうしてるの?」
「あ、もう実家でまた働く準備してる。今度引越しに行くから」と第一声。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」絶句。
あの後、1回も話すことなく、もうそこまで準備してるのかよ。まあ、暗に離婚をほのめかしたのは俺だけど。しかし、妻には私も愛想を尽かしていた。
「ふん。そうか。じゃあ、離婚に関しては争いがない事実だな。でも、あれから1回の話し合いもしないってどういうこと?」妻が実家に帰ってからほんの5日程の後の話だ。
次回へ続く。
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