2012年07月03日
離婚協議にいたるそもそもの原因
私は、今1歳6か月になる子供の育児にも積極的に関わってきた。生活費も十分に差し入れている。DVだってないし、不貞もない。しかし、私が独立開業をしようと仕事を辞めたことから事件は始まった。向こうの親が一方的に離婚させると言い出したのだ。
私は、今年3月まで、非常に安定した職業に就いていた。公務員だ。でも、この仕事をしながら私は非常に疑問を感じていた。そう、よく世間一般に言われるように、自由な発想や行動は拒否する土壌なのだ。20代で、抜擢されて企画部門に配属されたが、その企画部門ですら雁字搦めだ。とにかく前例がないとまず動かない。前例って、自分たちで創り出すものではないのか
そういう、自己実現ができない状況の中で、私の悩みは増えていった。「このまま、定年までここにいて、手に入れるものって、退職金とちょっと多い年金だけか・・・・・・」
確かに、それが羨ましいと思う人はいるだろう。しかし、公務員への風当たりが強くなっている昨今、この制度が将来的に持続できているとは思えない。ちょっと電話を受けても、公務員への不平や不満が激しいのがわかる。正直、電話に出るのが怖かった世間からはよほど気楽な商売に思われているみたいだが、その職業にはその職業なりの苦労がある。日常的に「税金泥棒」呼ばわりされたり、税金に群がるノミ・ダニ・シロアリ呼ばわりされるのは、耐え難い苦痛だ私たちだって、普通の一般市民として働いている。
公務員という仕事は、ちょっとしたことで辞めさせられない反面、つぶしのきかない職業ではある。公務員は公務員でみんな辞めたいと思うことはあるのだが、ここを辞めたら次はないと思ってみんな踏ん張っている。なにせ、その仕事のキャリアは、公務員であるから通用するもので、公務員でなくなったら民間企業で役に立つキャリアとは思えない。
しかし、私は転職を考えた。今のところ残り25年とされる定年までの人生を無駄にしたくなかったから。まだ幼い子供のためにも、仕事に生きがいを感じられない抜け殻のような父親の姿を見せたくなかったからいつも溌剌として、小学校の父兄参観にでも行ったら、「素敵なパパだね」って言われて、子供の自慢になりたかったから。
私は、独立開業型の国家資格の取得を志した。確かに独立開業型で公務員とは大きく異なるが、仕事内容的には今までの仕事とも共通する部分は多い。実は、もともと独立開業したいという志向が、私には強かった。大学時代、小さくとも一国一城の主がいいと思い、司法試験を志したことがある。結果は2戦2敗。やむなく、公務員になったというのが実情だった
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント