2012年07月03日
妻と出逢った経緯
実は、妻と出逢ったのは、今話題の婚活の末だ
30を超えて、ふと気づいてみると、周りはどんどん結婚していっていて、一人残った形になった。さすが公務員たち、身を固めるのが早い。
今まで私の出逢いの場はほとんど合コンだったのだが、それに一緒に行く人がいなくなった
実はその頃、私はまだ昔の彼女のことが忘れられないでいた。それほど素敵な人だった。機会があれば書こうと思う。
考えた末、有料の結婚相談所に登録することにした。ここなら、一人で活動ができる登録する時に、すごく驚いたのは、さまざまなアンケートに答えるにあたって、こと細やかに証明を求められるのだ。学歴、職業、収入など。まあ、考えてみれば当たり前か。何せこの場では自分自身が商品なのだ。詳細な商品概要について嘘があってはいけない。
登録したら、月に2度ほどマッチングシステムで検索されたお相手のプロフィールが送られてくる。もちろん、学歴、職業、収入まで書いてある。この内容に誤りはないはずだ。趣味や興味があることなども細かく記載されている。中には、自分より200万円以上も年収が高い人がいるそういや、女医さんもいた気がする。女医さんは、もっと年収あったかな。
そして、相談所を通じて会いたい旨を伝える。向こうが了承すれば直接連絡がとれるようになる。ん〜、これって1対1の合コンだよな・・・・・・。もちろん、相談所に行ったら、端末で相手の写真が見れるようになっている。だから会う前から相手のお顔は知っている。
何人か会った。私はよく飲みに行った。その方が早く打ち解けられる気がするし、何より私はお酒が好きで、一緒に飲める相手を求めているのだ
中には、非常に綺麗な若い女性もいた。「この人は、相談所に登録しなくても引く手数多だろう」と思った。話を聞くと、資産家の令嬢みたいだ。ますます意味がわからない。会った瞬間から緊張してしまって、いつもと様子がおかしい自分に気付いた。だが、別に話もはずまないわけじゃない。悪い人じゃなさそうだ。
ただ、生活が派手そうなのが気になる。彼女の生い立ちからすれば仕方ないけど、こちとら、しがない公務員。養えるか自信がない。その方とは、何度か連絡を取り合う仲になったが、確かメールの返信が3日後になってしまったのをきっかけに相手から連絡が来なくなった。
まあ、俺が悪いのさ。
その後、実質的には活動休眠状態になった。一つには仕事が忙しく、婚活どころではなくなったから公務員だって忙しい部署はあるんです。いえ、意外と多いんです。その間も、お相手のプロフィールはどんどん送られてくる。どんどんたまっていく。
そんなある時、偶然その相談所の担当の人に偶然街で出会った。「最近来所されないですね。どうされたんです?」「いえ、ちょっと忙しくて・・・・・」そんな会話をした。
「世間はもうすぐクリスマスですよ。あっ、そうだちょうど今度パーティがあるんですけど、是非いらっしゃいませんか?」この一言から運命が変わった。
そういえば、そういうパーティも開催されていることは知ってたが、行ったことがなかった。もしこのパーティに出席しなければ、私はまだ結婚したことがなかったのかもしれない。
後日その担当者から案内が届き、申し込む。パーティ当日、人が会場に集まっている。なんだかみんな落ち着かない様子だ。無理もない。みんな初対面なのだ。結構年配の人も多い。みんな結構悩んでるんだなって思った。
異様な緊張感の中、パーティが始まった。段取りよく進められていく。男性4人、女性4人ぐらいがチームをつくって、男性が各テーブルを順番に回っていく。持ち時間はどれくらいだっただろう。覚えていないが、そんなに長い時間じゃない。とにかく効率よく回っていく。それぞれ初対面同士の男性・女性チームだ。チームワークも完全にはかみあうはずがない。第一、次のテーブルに移ったら、また一から自己紹介から始めないといけない。どうにも落ち着かない。
回っているうちに、一際目を惹く女性グループがあった。しかも、その中には、あの連絡が途絶えた綺麗な若い女の子がいる。ちょっと焦るが、何も悪いことはしてない。彼女もまだ活動していたのか。
堂々と、「あっ、お久しぶり。」と声をかける。「えっ、何?どういう関係?」と周りの男女が聞いてくる。
「いや〜、マッチングで会ったことがあって・・・・・・」なんとなくまずいことに触れてしまった気がする。
マッチングで会ったことがあって、二人ともこのパーティに来ているということは、つまり会った結果うまくいかなかったということだ。
「あ、そういう人いるよね。実は俺もあっちのテーブルにいる人と会ったことあって」
「実は私も・・・・・・」口々にそういった声が出る。どうやらみんな似たような経験はしているのだ。
その後、わりとこのテーブルでは和やかに会話が進んだ。自然な流れで、自分の婚活の話に移行したからだ。みんなこの話に当然興味がある。なにせ、今自分が取り組んでいることだから。
このテーブルの、綺麗な若い女性の隣に、これもまた綺麗目な女の人がいた。ただ、この人はそこまで若くはなさそうだった。実は、会場にこの人が入って来たところを俺は目撃していた。ちょうど手持無沙汰で会場の様子を観察している時に、ぱっと目を惹いたからだ。
このテーブルでもっと話したかったが、容赦なく進行されていく。そうして転々と、いつくものテーブルを回り終わる頃には、結構疲れていた。だが、ずっと一緒に回っていたこともあって、男性同士の息はあってきた。なんとなく仲良くなれた気がした。
そうして、そのパーティはお開きになった。その会の最後に、司会役が「2次会とかは、みなさんご自由に行動なさってください」と促すが、誰も動こうとしない。しかし、みな名残はあるのだろう。その会場を離れようともしない。
膠着状態が続く。やむなく、仲良くなれた気がする同じ組の男性と一緒に、みんなに声をかけて回った。「2次会行きませんか」
それから急きょ店を手配しようと、近くの居酒屋を数軒覗いたり、電話をかけてみるが、2次会に応じてくれた20人近いグループが急に入れるところはなかなかない。時期は12月当然と言えば当然。
ふと、カラオケボックスが目にとまった。「そういや、ここなら結構料理もあるぞ。」
店員に聞いてみると、10人前後の部屋が2部屋に分かれてもいいなら取れるとのこと。
ここに決めた。だらだら大人数連れてさまよっても仕方ない
パーティの2次会、3次会の様子に続く。
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