創業者・早川徳次氏の記念館設立へ
本社移転時めどに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160404-00000504-san-bus_all
私も最初にこれを読んだ時には
「シャープという会社は何を考えているんだ?
こんなことをしている場合か?
このために鴻海の傘下に入ったのか?」
と首を傾げた。
だが時間が経って考えてみると
ひょっとしてこれこそ
「目の付け所がシャープ」なのかもしれないと
思えるようになってきた。
会社が危機の時に
普通なら作ったところで直接的な利益につながらない
創業者の記念館を作ろう!などという発想すら
浮かばないものである。
こんな時期に社内ですら批判を浴びそうな提案を
銀行が受け入れるはずはない。
「あんたたち、今の自分達の立場を分かっているの?
そんなことする前にやることがあるでしょ。」
と一蹴されるのがオチである。
だったら何でも言うことを聞いてくれそうな
鴻海さんにお願いしよーっと、てな感じで
官民ファンドの産業革新機構からの出資を断って
ひょいひょいっと鴻海の傘下に
さほど躊躇うことなく入ったように見える。
記念館を作ってくれるなら喜んで、とばかりに。
常人ならばとらない行動を
強い意思を持って遂行する、
これこそパイオニア精神ではないだろうか。
役に立つとか立たないとか、
そういう問題ではなく、
今必要だと感じるからそれを為す、
これこそ研究者魂ではないだろうか。
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