ネコと贅沢　ボンビーライフ

食品営業許可の更新である。

飲食店の免許も車の免許と同じように
更新しなければいけない。

有効期間は６年。
更新のはがきが来る度に
よくぞ６年ももったものだと感慨深くなる。

ただ嬉しくないのが
更新費用が１４、０００円もすることだ。

なんでそんなに高いのか？

保健所から年に数回封筒が届く。
衛生講習会のお知らせや、食中毒に気をつけよう、
という内容だ。
そんなことに一年あたり２０００円強なのか。

しかも途中で廃業したとしても
戻ってくるわけではない。
飲食業などというものは廃業する率が高いから
６年もつ店など一握りのはずだ。
更新料はどこへ行くのだろう。

廃業率が高いからといって毎年更新なんていうことになると
継続して営業し続けている我々にとっては
面倒なことが増えるだけだし、
なにかうまい方法はないものだろうか。

そのうえ更新時には食品衛生協会なる団体への加入を勧めてくる。
おそらく車の免許の安全運転協会みたいなもので、
厚生労働省の天下り先なのだろう。

ここだけの話だが、
私の昔の勤め先の料理人が
保健所に無届けで店を営業して
保健所に摘発されたことがある。
だからといって特段ペナルティーを科せられたわけではなく、
開業の手続きをして何食わぬ顔で営業を再開していた。

私などは開業前、
保健所の許可が下りなかったらどうしようと
ビクビクしていたものだが。