欧州に関しても一部市場で価格が公開され、web上でも予約が開始されているなど、欧州市場では新型RXの販促活動が先行して行われています。
https://www.lexus.eu/car-models/the-all-new-rx/pre-order/
そんな中、今回欧州市場で、8月29日付で新型「RX」に関するニュースリリースが公開されました。
日本版のニュースリリースにない情報もいくつかありましたので簡単に紹介させていただきたいと思います。
https://www.lexus.eu/discover-lexus/lexus-news/#lexus-news-hero
https://newsroom.lexus.eu/the-all-new-lexus-rx/
■動物由来の本革素材の使用制限
高級車を中心に、動物由来の本革の使用が徐々に縮小(レザーフリー)しているようで、RXでは一部グレード(日本ではおそらく「標準」グレード)で、シート、ステアリング、シフトノブを中心に、動物由来ではない素材(合成皮革?)を中心とした素材に置換されるようです。
(https://newsroom.lexus.eu/the-all-new-lexus-rx/ より。以下同様)
今までは、”標準”、”F SPORT”、"version.L"どのグレードを選択しても、ステアリング、シフトノブのベースとなるのは「本革」でしたが、これが今後は異なるのかもしれませんね。新型RXでは、人工皮革の「ウルトラスエード」を積極的に採用しているのも、「レザーフリー」の第一歩なのでしょう。
■フェードインイルミネーション
ブレードスキャン式AHSを備える3眼フルLEDヘッドライトには、「フェードインイルミネーション」を備えているとのこと。
フェードインなので、点灯の際に「パッ!」とつくのではなく、「じんわり」点灯するのでしょうか?レクサスでは今までに無い表現ですので、新型「RX」ならではの演出でしょうか?
■”F SPORT”のシートは「ブラック」と「ダークローズ」の2色
残念ながら、北米と同様、欧州でもF SPORTの内装色は「ブラック」、「ダークローズ」の2色のみのようです。
だいたい3色〜4色から選択できるのがレクサスの魅力ではありましたが、2色はちょっと寂しいですね・・・
■軽量化は細かなところまで
新型RXは従来型より「90kg」もの軽量化をしたことはすでに明らかになっていましたが、給油口カバーや、RX450h+の給電ポート付近のパーツをスチールから「樹脂製」に置換するなどの取り組みも行われているとのこと。軽量化に関しては、かなり徹底してますね。
■AVSは”F SPORT”に加えてラグジュアリークラス("version.L"相当)にも?
これは嬉しいニュースです!
北米では、F SPORTのみの設定である減衰力可変サスペンション(AVS)ですが、欧州仕様では、日本では"version.L"に相当する「Luxury」グレードに標準装備されることが明らかに!
ここ最近のモデルでは、”F SPORT”=AVS、それ以外のモデルにはコンベンショナルなダンパーを使用するのが定番となっていましたが、果たして日本市場ではどうなるでしょうか?
■”F SPORT” のブレーキローターは「400mm」と大型!
21インチホイールと組み合わせられるブレーキローターは「400mm」の大口径で、これはレクサス「LSのF SPORT」および「LC」と同サイズ!(まったく同じパーツの可能性もあり?)
かなり本格的で、IS500と比べてもかなり大きいものが使用されています。
■RX450h+とRX350hには、新開発のブレーキシステムを搭載
RX 450h+とRX 350hに装備され、ドライバーのブレーキペダルの踏み込みとサスペンションの垂直方向の動きに応じて、前後のブレーキ力配分を変化させる、新開発のブレーキシステムを搭載とのこと(ビークルポスチャーコントロール)
これにより、ブレーキ踏み込み時のボディの沈み込みのコントロールなど、乗り心地、車両の姿勢安定性の向上が見込めそうです。
新型RXについてはNXより大きく、重いボディを確実にとめるため、ブレーキシステムにはしっかり手が入っているようです。
■後輪操舵(DRS)は、”RX500h”のみ
新型クラウンクロスオーバーでは、全車「DRS」(Dynamic Rear Steering)を採用していますが、新型RXに関しては、「RX500h」のみの搭載とアナウンス。これも北米仕様と同じですので、日本仕様に関しても同様と考えられます。なお、後輪の最大切れ角は「4度」とかなり大きめです。
■トレイルモード搭載!
滑りやすい路面や凸凹道の走行時に車輪のスリップ等を防止するため、タイヤの動きを統合制御する「トレイルモード」をRXとしては初搭載!
(新型「NX」ではAWDシステム搭載車にも装着済)
■RX450h+とRX500hのパフォーマンス差は?
北米ではプラグインハイブリッドの「RX450h+」が投入されませんので、「RX450h+」と「RX500h」のパフォーマンスの違いが分かりづらかったですが、欧州仕様では「RX450h+」は0-100km/h加速タイムが約「6.5秒」、RX500hが約「6.2秒」と発表。(RX350hは「約7.9秒」、「RX350」(ガソリン)は「約7.6秒」とアナウンス、これらとは明らかな差があります)
■21スピーカーの上級マークレビンソン
「スピーカー数が多い=音質が良い」は必ずしも成立しませんが、クラウン・クロスオーバーの上級グレードが「10スピーカー」、新型NXが「17スピーカー」を備える中、RXでは、より上級の「21スピーカー」を採用、北米では「Pure Play」のネーミングが付加され、現行RXマクレビの15スピーカーを大きく超え、ドアトリムにも専用加飾(スピーカー)が加わるなど視覚で楽しむ効果もありそうです。しかし、「納期」には注意でしょうか?
■新構造のパワーシート
「スライド(前後)、リフト(上下)、リクライニング」の位置を同時に調整できる、レクサス初の新パワーシート調整システムを搭載とのこと。
また、従来の「パワーイージーアクセスシステム」には、乗降がしやすいよう、シート座面の「自動リフトダウン機能」を追加とのこと、これはまさに「おもてなし」感がありますね!
なお、レクサスLSには一部のグレードで、シートのサイド部分(土手)の角度を変えたり、エアサスペンションで乗降時に車高を調整する機能がありますが、レクサスRXのシステムは、単純ではありますが、効果がありそうです。
■ドアポケットにもアンビエントライト
レクサス「LS」にはドアポケット周辺を照らすライト(行灯をイメージ)がありましたが、RXでは、「ドアポケット」にも、マルチカラーのアンビエントライトを一部グレードで採用との正式アナウンスあり。ドアポケットへのライティングは実用的でもありますし、今後の他車種への展開も期待したいですね。
欧州のニュースリリースで新たに公開された画像でも、特段のサプライズはありませんでしたが、海外市場ではすでにマスメディア・モータージャーナリストを中心とした実車がお披露目、レポートが続々行われております。
新型「RX」に関しての日本仕様の発表も、そう遠くないハズ・・・!予約開始時期・方法は未だに不明ではありますが、これらの情報から、近々なんらかのアナウンスがありそうな気もします・・・発売当初はすべてのパワートレーンは準備されていないかもしれませんが、期待しましょう!
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