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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
プロフィール

2020年04月26日

リーンの翼

概要
富野由悠季原作小説を元に、設定を一新してセルフ監督したWEBアニメ。原作と言うか原案とは別のルートであり、ダンバインともパラレルで別のもの…らしい。

あらすじ
朗利、金本の2人が起こしたテロ、それに巻き込まれたエイサップス鈴木だったが、そこにオーラシップが現れた。そして再びオーラロードが開かれてエイサップたちはバイストン・ウェルに飛ばされてしまった。そこでサコミズ王に見いだされたエイサップだったが…。

登場メカ
ナナジン
名無しのオーラバトラー、ナナジンは名無しが訛ったもの、サコミズ王が鈴木くんの名無しを七福神と勘違いして七神と読んだせい。

オウカオー:サコミズ・シンジロウ
元特攻隊員、現ホウジョウ国の王、サコミズ王のオーラバトラー。名前の通りモチーフは桜花。

シンデン:矢藩朗利、金本平次
ライデンの後継機。

ライデン
ホウジョウ国の量産型のオーラバトラー。

ギム・ゲネン
反乱軍のオーラバトラー。

アプロゲネ
反乱軍のオーラシップ。

レンザン、シンザン
ホウジョウ国のオーラシップ。

キントキ
ホウジョウ国の新型オーラシップ。



その他
桜花:サコミズ・シンジロウ
特攻機、サコミズが載っていたものではなく、レプリカがホウジョウ国に存在する。

B29
サコミズ王とともに過去に飛んだときに登場、過去の事実は変えられないので斬っても斬れない。

登場キャラ

地上人
エイサップ・鈴木
米軍の大佐と日本人の女性の間に産まれた子供、父親はアメリカに妻がおり、両親との関係は複雑で、いつもの富野主人公的でも有る。サコミズ王からは鈴木君と呼ばれる。

アレックス・ゴレム
アメリカに妻が居るが、日本で鈴木敏子と恋に落ちる。エメリスの協力者でもあった。色々複雑な背景があったが、最終的にアメリカの妻と別れて鈴木敏子と結婚した。

エメリス・マキャベル
あまり描写は詳細でないが、世界に対して手持ちの艦隊を持って大反乱を起こそうとしている。人類そのものを危機に陥らせることで人類の生存のために試練を課そうとかいう感じの思想らしく、良くも悪くも富の作品的。
容姿や雰囲気は本編でガロウラン呼ばわりされているのでそんな感じ。皆ガロウラン呼ばわりなんだけど。

鈴木敏子
エイサップ鈴木の母。

矢藩朗利&金本平次
鈴木君のルームメイト、米軍相手にテロを起こした挙げ句オーラロードを通ってバイストン・ウェルへ、その後シンデンの聖戦士となり、地上に上がって今度は東京へ核弾頭を落とそうとする。

海楽&田中
自衛隊の飛行艇のパイロット。オーラロードを通ってバイストン・ウェルへ。

バイストン・ウェル
サコミズ・シンジロウ
元特攻隊員、特攻のときにバイストン・ウェルに飛ばされてしまい、その後再び地上に上がって小倉に落とされた第三の原爆を阻止して、そのまままたバイストン・ウェルに行ってホウジョウ国を建国。地上では70年を経過しているが、未だに若い姿をしている。地上に上がることを欲している、地上に上がった後は東京を見て絶望、老化するも、その後の混乱の中で東京へ落とされそうになった核弾頭を防ぎ死亡した。

リュクス・サコミズ
サコミズ王の娘。先妻の娘らしい。

コドール・サコミズ
サコミズの後妻。サコミズを信用せず裏切る。

コットウ・ヒン
コドールの不倫相手で協力者。富野作品の不倫率の高さを見るに、何か個人的な体験が反映されてるのかなと思ったり…どうなんだ?親子関係がギクシャクしていたのは聞いたけど…?。

アマルガン・ルドル
反乱軍のリーダー、元々サコミズ王の同志だったらしい。

エレボス
ミ・フェラリオ。エイサップたちのサポート役。

ジャコバ・アオン
ダンバインとかなり外見が違って緑色のきのこみたいになっている。

感想等
去年見終わった作品ですが、記事にしたのは今。如何せん原作を読んでからの方が良いかな→気力がない→しばらく読めそうにない→良いやと言う流れで結局今記事にしました。
一言で言えば主人公と言うか、物語の中心の必要性みたいなものを強く感じた作品。この作品、正直何が起こってるかイマイチわからない、作品の焦点が散漫な所が有り、昔の小説のような話の切れ目のわかりに草が有る。のですが、一応サコミズ王の主張と行動が中心に存在する、なので一応話は〆られているんです。
わかりにくい話は〆るところだけ〆ておけばなんとかまとまるってのがなんとなくわかりました。要は起承転結の部分の内結だけとりあえずなんとかなっていれば、特に映像作品はまとまる感じ。

話の作り方がF91をよりややこしくしたと言うかたくさん居るキャラが全員バラバラに動いて居る感じ。

2020年04月25日

超電動ロボ鉄人28号FX

概要
鉄人28号3回目のアニメ化、92年放映。金田正太郎が大人になって結婚して子供作ってその子供が主人公の話で、旧鉄人28号のパラレルワールド的な続編。旧鉄人も引き続き正太郎が操縦する形で登場する。言え旧鉄人の戦中の兵器設定は多分無いと思われる。
横山光輝は設定に不満があったらしい。

玩具の売上は結構良かったらしい。見る機会が乏しく某ロボット大戦などにも参戦していないので、あまり語れることが無かった作品。

あらすじ
鉄人28号と金田正太郎少年の活躍から数十年、次世代の鉄人を作るべく新鉄人計画が始動、世界中で新世代の鉄人が開発され、ロボットコンテストに展示されることになった、しかし鉄人の操縦機。
かつてのヒーロー金田正太郎は、妻の金田陽子が開発した鉄人28号FXを発表する時を待っていたが、未だにコントローラーのグリッドランサーが完成していなかった。所が鉄人の発表会をネオブラック団が襲撃、鉄人たちは奪われてしまう、そこに行方不明になっていた正太郎の息子正人が帰還、FXを動かしてネオブラック団を撃退するのであった。
そこからネオブラック団と鉄人28号FXの戦いが始まる、ネオブラック団は世界中の鉄人を攻撃、鉄人28号FXはネオブラック団の計画を阻止していった。
何度も計画を阻止されきたネオブラック団は、かつて金田正太郎と戦った天才不乱拳博士の細胞を元にフランケンシュタイナーという少年を作り出し、彼の開発した新型ブラックオックスを使ってFXに対抗した、しかしフランケンシュタイナーは不完全なクローンであったために活動時間が短く寿命も短い、そのためセルロース博士という人物のデータを元に強化を試みたが、そのデータは偽物のために成長はしたが寿命は更に短くなった。しかし成長したフランケンは、金田探偵事務所に身分を偽り潜入した際に詩織と関係を深める事になり、それがきっかけで改心してしまう、ネオブラック団のゾーン総統はそれを許さずフランケンを落雷で殺害。
金田探偵事務所や鉄人軍団とネオブラック団の決戦の時は近づいてきたのだった。

登場メカ

鉄人
鉄人第二計画によって作られた鉄人、1〜30号まで有るが出番がない〜ろくに出番がない鉄人も多い。大半が解説の総集編で止め絵で出てくるだけ。

鉄人1号ドリルヘッド
穴掘りロボット。

鉄人2号アームローダー
ショベルカー10台分の仕事。

鉄人3号ロードランナー
足の速さなら一番かも。

鉄人4号パワーベルダー
腕の力が強い。

鉄人5号マルチワーカー
作業が得意。

鉄人6号アーリーバード
ジェットノズルで飛べる。

鉄人7号ヘラクレス
パワーユニットの開発に重点が置かれてるらしい。

鉄人8号マスターピース
鉄人28号FXの素体になった。7号までのいいとこ取り。外見はFXに似ている。特に活躍はない。

鉄人9号シザーズ
クワガタみたい。

鉄人10号Xレイト
水中型鉄人、一度だけ登場し鉄人の水中戦を支援した。

鉄人11号スケルトン
ここまでで初期のプロトタイプは完成。ここまで開発はすべて榊博士。総集編で

鉄人12号:オーロラ
ロシアに配備、雪上に強い。足がキャタピラ、頭身が低い。

鉄人13号アステカ:司元一
後半に元一が操縦者になる、出番はわずか1話のみ。前半の時期に誰が動かしていたかのデータはない。

鉄人14号サバンナ
ケニアにて動物を守っている。

鉄人15号ビレンドラ:マヤ
腕が4本、クーデター勢力によって奪われた。

鉄人16号スフィンクス
エジプト、特に出番ない。

鉄人17号フェニックス:夏木三郎他
鉄人28号FXの背中の羽になるメカ、単独でも稼働する。

鉄人18号アイアンイーグル:マイケル・ジャスティス
その他鉄人の中では比較的よく出てくる、FBIのロボット。

鉄人19号キングダム:チャールズ・ボンド
イギリス。

鉄人20号マインツ:ハンス・ミラー
東西ドイツ統合の象徴。

鉄人21号エアロダイナー:マラネロ・アルマーニ
元レーサーのマラネロ・アルマーニによって盗み出され、暴走事件に使われた。

鉄人22号ナルビク
ノルウェー、水陸両用。

鉄人23号ロッキー
カナダの森林警備隊に配備。

鉄人24号赤龍号:フーメイシー
カンフーが得意。中国に配備、何度か出てくる。

鉄人25号ミラージュ:フランソワ・ボルドー
フランス。鉄人と同じ超電導システムが搭載されているが、そのチップをフランケンに奪われる。

鉄人26号ジャンボ:イカム・マナト
通常ジャンボ26と呼ばれている。パワーは有るがそれだけと言ったところ。アフリカに配備されている。

鉄人27号サキガケ:仁科詩織
GMポジション的な鉄人。地味な警察用鉄人、後半は詩織が操縦する、詩織機以外にも存在する。

鉄人28号FX:金田正人、夏樹三郎他
新たに作られた新世代の鉄人。超電導パワーと言う形で一時的にパワーを増大させるシステムを搭載している。武器は鉄人なせいか特になく、飛行能力は鉄人17号フェニックスと合体しないと使えない。FXはFutureXの略称。正人が長らく行方不明だったため三郎が操縦者として育成されていたが、正人が帰還したために成り行きで正人が操縦者に、三郎は半ば予備パイロット状態。因みに1回ジャイアントロボ風の偽装をして登場した時が有る。

ブラックオックス→鉄人29号OX:フランケンシュタイナー、夏樹三郎
フランケンシュタイナーが新たに作ったブラックオックス。フランケンが死亡する寸前に三郎に操縦方法を教えて託しており、フランケン死後は後は鉄人29号として運用される。

鉄人30号ミラクル・ビー:光瀬双葉
双葉のために用意された最後の鉄人、小型サイズ。全47話中43話と言う登場の遅さもあってろくに出番がない。

鉄人28号:金田正太郎、金田正人
おなじみ旧鉄人。すでに建造から数十年が経過してロートル化しているが現在でもなんだかんだ言って稼働する。多分戦中の兵器としての設定はないと思われる(時代が合わない上に戦車のデザインが妙に新しい、敵ロボは妙にレオトロ)。開発は金田博士と敷島博士。

エアロトレッカー:司元一他
鉄人を運ぶメカ。

その他
ブラックオックス:不乱拳博士
旧鉄人最強の敵、オリジナルのブラックオックス、回想に登場するのみ。倒れたときにオリジナルの不乱拳を潰した。

レッド・クイーンビー:スカーレッドローズ
スカーレッドローズのロボット。強化型の2世、デスクイーンビーが存在する。

登場キャラ

金田探偵事務所
金田正人
金田正太郎の息子、1年近くネオブラック団に攫われてネオブラック団の戦闘員として訓練を受けていた、が脱走して金田探偵事務所に復帰した。それ以降鉄人28号FXの操縦者としてネオブラック団と戦っていく。ヒーローと言う言葉にこだわっている。

夏樹三郎
正人が行方不明だったときに鉄人28号FXのパイロットとして訓練を受けていた少年。正人の復帰もあって予備パイロットみたいな形になるが、その後は17号フェニックスが来てからはフェニックスを動かす役となり、フランケンが死亡した際にブラックオックスを引き継いで、それ以降ブラックオックスの操縦者となる。

仁科詩織
金田探偵事務所の営業。かなりしっかりしており、出動依頼の報酬などの交渉を行う。服装も制服風で、言動も大人びており、何かOL風である。
独り立ちしてむしろ周囲との比較がなくなったためかやや年相応さが出てきた気もする。

司元一
エアロトレッカーの操縦者、機械に強いく、大柄であり大人のような体格をしている。後半になって海外へ異動となり13号アステカを預かることになったが、出番は1話だけになってしまい、ほぼEDのみの存在になってしまっている。

光瀬双葉
詩織とちがってえらく子供っぽい。背も年齢の割に低く、性格もお子様。親をなくしており、その時の経験からヒーローに憧れているが、操縦技術はからっきしであり鉄人を動かす事はほぼ出来ない。ある子供に対して鉄人の操縦者だと嘘をついたことも。

金田正太郎
金田探偵事務所所長、後にインターポール。かつてのショタも今じゃおっさん。数十年前に旧鉄人28号にを操縦して大活躍していたヒーロー。ヒーローの心得についてあれこれ語ったりしてる。現在は結婚して子供が1人。

金田陽子
旧姓榊。博士であり鉄人28号FXの開発者はこっち。実家の榊財団が鉄人をバックアップしている。ギャンブルが得意でアメリカに言った時は旅費を稼いでいたことも。

ネオ・ブラック団

ゾーン総統
ネオブラック団の総統、実はデビル火刀の作り出した幻影。

デビル火刀
火の刀と書いてかとうと読む。決して加藤ではない。ゾーン総統の正体であり、元々宇宙作業用のロボットだったが事故の後何年も放置され、そこに宇宙エネルギーを受けて今の姿になった。人間に対する復習のためにネオブラック団を結成した。

ゾルリック
ネオブラック団の幹部。なんとなく宇宙人めいた外見をしているが背景等は不明、火刀の発言を聞く限り人間らしい。基本的にギャグキャラ。

エルビス兄弟
おかまのおばさん兄弟。ピンクマフィアと呼ばれるピンク色の車などを使って、ニューヨークで活動するマフィアのボス。ネオブラック団の壊滅後は裏ロボットバトルを行っていた。

バットラー
フランスに居る幹部。顔を覆面で覆っている。

フランケンシュタイナー
ネオ・ブラック団によって作られた不乱拳博士のクローン、美少年化している。不完全な体であり、長くは生きられなかった。オリジナルの記憶からか鉄人に敵意を向けるが、不完全故に毎回時間切れで撤退を繰り返す。後にセルロース博士の偽データを盗み出したネオブラック団によって青年化する。その後詩織と恋に落ち改心、最後にセルロース博士の再手術を受けようとしたときに、ゾーン総統の落雷によって死亡。
そのときに周囲には鉄人メンバーが全員無防備で居たにも関わらずフランケンだけピンポイントで落雷を落とし、周囲の人間は殺さないゾーン総統は紳士的なのか抜けてるのか不明である。

鉄人計画
マイケル・ジャスティス
18号アイアンイーグルの操縦者。その他鉄人組の中では出番が多いが概ね噛ませポジ。

フー・メイシー
24号赤龍号の操縦者。

イカム・マナト
26号ジャンボの操縦者。

フランソワ・ボルドー
25号ミラージュの操縦者、元一に惚れられているが特にフラグなどは無かった。

チャールズ・ボンド
19号キングダムの操縦者、スパイか探偵かみたいな感じの少年。


ランファ
ネオブラック団に攫われて戦闘員にされた少女、正人が脱出したときに一緒に脱出しようとして撃たれ、そのまま洗脳された。
爆弾を仕込まれており、裏切ったとわかったときに爆発したが、危機一髪で爆弾を外せたため生存、爆弾が爆発したおかげでネオブラック団は彼女が死んだと思いこんだおかげで救われた。その後は病院に入院中。

大仁田警部
インターポールの人。ちょくちょく鉄人に出動を依頼する。

天竜寺
メタルサタンの開発者、正太郎とかつて戦った。

ハザム
過去の世界にあったアルファトラ王国の王子、双葉のそっくりさん。ちなみに男。

クレンナ
不老不死の能力を持った女、過去の世界に合ったアルファトラ王国の王子ハザムに仕えており、タイムスリップしてきた正人とともに敵と戦う。その後正人が未来に帰ったときに病院で彼女の姿を確認し、アルファトラ王国の遺跡にて正人と一目合って再会の約束を果たし崩れ落ちた。

スカーレットローズ
表向きは女優マルガリータとして活動、しかし裏では暗殺者として活動していた。詩織はマルガリータのファンだったために主に詩織との辛みが多い。後半は敵勢力が存在しない中で複数回に渡って登場する敵。

オデッサ
イメルダ共和国の革命兵士。戦闘で背中に銃弾を受けてしまい、もはや命尽きようとしていたため、メカロイドを奪ってなんとか延命を図る。

マヤ
クーデター勢力で盗まれた15号の操縦者。

感想など
概ね普通の30分cmであり、王道路線で回によってムラは有るけど概ね楽しめた。ただやたら膨大な鉄人の設定が使いきれてなかったりした感は有り。

2020年04月19日

厨二病を考える…厨二病ってなんだろう

要するに厨二病に対して、私なりに考えていきたいと思います。
前に書いたリアリティについてと内容は大体一緒です。要は小学生くらいの頃の経験が厨二病を産み出す

なんでこんな事を考えたかと言いますと、ネットの厨二病論に私は少し違和感があったからです、私が認識する厨二病と他人が認識する厨二病論にズレがあった、よく厨二病論を聞いていくと人によって捉え方が違い、特に年齢言うか世代で捉え方がまるで違うという事、層によって少し厨二に対する考え方が違うということなどでしょうか。
ざっくり言うと私より上の世代は唾棄すべきものと捉えているのに対して、私より下の世代はファッションと捉えている、また私より上の世代が考える厨二作品と私が考える厨二作品が微妙にずれる、そんなところでしょうか。

結論
最初に結論を書きますと…

1厨二病は世代によって内容が変わる
2原因は幼少期の体験や世相が時代によって変わるから
3幼少期に体験した子供っぽいもの対する反発が厨二病の原因
4若しくは幼少期に体験した大人っぽい(と判断基準の範囲内で感じられる)もの
5幼少期に子供っぽいものを体験しきらないと厨二病は軽くなる

6昔はテレビなどを通して皆同じコンテンツに触れていたから、比較的共通認識があった
7近年はある程度自由にコンテンツに触れられるようになってしまい、共通認識が昔ほど厳密ではない
8結果的に集団現象としての厨二病が発生しなくなった


岡田斗司夫のオタクはすでに死んでいるを読んで
岡田斗司夫の主張するオタクは、私が主張する厨二病に近いです、要は彼は「日本人は子供っぽい、日本のアニメには大人っぽい要素が有る、それがオタクを産み出した」「日本にはお小遣いという概念がある、それがオタクを生み出した」ということを言っていました。

私の厨二病に対する考え…厨二病は小2前後の経験と10歳頃の世相で決まる
1経験
小学生時代は、幼稚園児と比べて自分で考え行動するようになりますが、まだ大人の統制が効いています、そのため大人がある程度情報をコントロール可能、当然供給される情報もある程度子供向けで統一されます。
そのときに経験した「子供っぽいもの」に対する反発が厨二病になると考えます、なので「そのときに経験した子供っぽいもの」の内容が違うと厨二病の内容も変わってくると言う事を私は主張したいんです。

2世相
この世相ですが、前に書いたリアリティ論と同じで、その頃にニュースを盛り上げていたテーマや、当時の先端科学技術、世界情勢、流行、そういった物が、10歳を越えるとある程度入ってきます、ただし断片的に。
そういった断片的な情報の内容がそのまま問題意識や大人に対するイメージを作り出します。

初めての衝撃
どんなものでも初めてが一番衝撃が有ります。これはいくつになっても同じこと。厨二の時期はまさに初めての衝撃を初めての衝撃として体験できる一番濃い時期。

小学校低学年くらいまではすべてが初めてなので逆に初めてもクソも無いんですよね、子供の頃は楽しかったというのはすべてが初めてのものだから。10歳を越えると段々初めてじゃないものと初めてのものが別れてきます、そこで初めて初めてのものに対する衝撃が誕生します。
大人になると今度は忙しさなどから初めてのものに対するストレスのほうが強くなって、そういった初めての衝撃自体を避けようとし始めます。

最近の子供は厨二病にならないについて
最近ネットでたまに耳にする表現に「最近の子供は厨二病にならない」という言葉があります。これに関しては私なりに考えがあります。

要は子供時代に昔の子供ほど今の子供は子供っぽいものを経験していないと言う事若しくは昔ほど統一された子供っぽいものに対する経験が無いなんじゃないでしょうか。

何故か、それは何度も書いた「テレビ文化と雑誌文化の衰退」若しくは「メディアの多様化」が原因だと考えます。
まずテレビ文化、昔の1家1テレビネット何それな時代には、個別のコンテンツ消費が難しかった、結果的に大衆向けと言うべき作品が一定の幅を効かせる事が出来た、結果そういったものは子供から大人までをターゲットにしているので、ある程度緩めの内容になりがち。
私的には祖父母と見た水戸黄門が割と勧善懲悪ヒーロー者のイメージを形成しているんですよね。
さらに言えばネット普及前はまだ子供がテレビにたくさん居たせいか、夕方になるといつもアニメをやっていた、少なくとも05年頃までは夕方にアニメをやっていた。
結果的に皆ある程度同じような経験をする結果になった。

次に雑誌ですが、雑誌は買ってしまえばそこに書かれているすべての情報を買うことになり、情報の選別は出来ません。大人になると資金に余裕が出来て、求める記事(漫画)だけを読んで捨てると言う贅沢も出来ますが、学生はそこまでの贅沢はやりにくい。

要は昔は求める情報をピンポイントでというのが難しかった、結果的に皆ある程度経験が画一化されていったという流れがあったと考えます、それが情報やコンテンツを提供する側の都合である程度までコントロール出来た。

それに加えて少子化である、子供相手の商売は段々金にならなくなってきたわけで…。

所が今はネットの普及で、求める情報(コンテンツ)にピンポイントにアクセス出来るようになってしまった。結果的に昔ほど皆が共通して同じ経験をしなくなり、更に昔ほど子供っぽいもの漬けにならなくなった。
そうなると昔のような、皆が同時多発的に同じような症状の厨二病を発病しなくなった。
仮に厨二病になっても人によって差が出てしまう上に、症状が弱い。結果的にネットが本格的に普及する前〜直後くらいまでの集団現象としての厨二病はなくなった。

アニメに関してはまどまぎがファッションではなく天然物の厨二感(高2感)があったのですが、それが最後ですかね…。

オーディーン 光子帆船スターライト

概要
85年公開。やっぱりポストヤマトということで西崎P主導のもとで制作された作品。これ以外にいくつかの企画があったようだが、公開されたのはこれだけの模様。
謎の異星文明が有るという惑星オーディーンへと向かう旅を描く話。

あらすじ
最新の光子帆船スターライト号は、木星付近にいるアルフォード号からSOSを受信、途中で落第生の筑波あきらの戦闘機を収容し、訓練生中心で効性されたスターライト号のクルーはSOSに答えるべく急行、しかし時すでに遅く、一人の少女を救助しただけであった。
その後付近にあった謎の人工物を調査、しかしアルフォード号を襲ったと思われる人工物を感じ取って攻撃する存在であり、調査隊は死亡、スターライト号は天王星付近に飛ばされる事になる、そこでサラは正体不明の異星人の宇宙船を察知、調査した結果その宇宙船はオーディーンと呼ばれる遠くの星から2万年前に飛来したということが判明した。
船長はオーディーン行きを拒否し地球帰還を図るが、筑波あきらたちは反乱を起こしそのままオーディーンへ向かう、しかしそこに待っていたのは謎のメカニズムで構成された敵であった。


登場メカ
スターライト号
光子帆船、軍艦ではないので武装はない…が通信機や作業用のマシーンを改造してレーザーやミサイルを作って無理やり戦闘用として使われている。途中で作業用から転用したと思わしき電子スクレーパー砲を装備する。

登場キャラ
数が多い割に一人ひとりの出番が少なく、正直私、顔と名前がまるで一致してません、なので間違ってる可能性あり。

筑波あきら
主人公、卒業試験で教官を殴ってスターライト号には乗れず、しかし戦闘機を持ち出してスターライト号に乗り込む。その戦闘機が最終的に役にたった。

イサム・ネルソン
あきらとは同級生だった、こっちは優等生らしい。

サラ・シアンベイカー
アルフォード号の生存者。なぜか2万年前に墜落した古い異星文明の宇宙船のデータを読み解くことが出来た。

鈴鹿武
船長…の名前これでいいんだよね、どれが船長か微妙にわかってない。資料ないし…。もうワンパターン化してる感じで戦死。

感想等
多分皆さん幼少期に1作くらいこのタイプの作品を見たことがあったのではないでしょうか。ノンブランド(要するにジブリとかじゃないしテレビ放映アニメの映画ではない)の単発劇場版アニメ、基本的に国産だどたまに海外アニメもあり。良くも悪くもその一つ。空気劇場版アニメですね。EDで等々に謎実写が入る当たりが時代を感じる。やっぱりブルーノアと同じく全体的に地味感拭えないのが弱点か…後キャラが多い割に全体的に地味なのも弱点と言える気がする。

こういう単発アニメ映画レビュー専用ブログとか作ったら面白そう…需要もなさそう。


posted by 菌類 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙戦艦

2020年04月18日

宇宙空母ブルーノア

概要
ポストヤマトとして作られた作品、ガンダムと同時期(79〜80)で主人公の中の人も同じ(古谷徹)。
かなりマイナーな作品なので視聴可能機会はあまりない。

戦艦の次は空母ということで空母、一応タイトルには宇宙空母と有るものの大半が海洋で潜水空母として使われ、敵に制圧された地球で潜水艦として奇襲攻撃を繰り返す形になっている。そのためほぼ海洋物、更に主人公はもっぱら潜水艦に乗り込んでいる上にブルーノアも大半潜航しているため、潜水艦メインの話になっている。

そもそも打ち切りのため3クール予定→2クールに、なので本来もっとブルーノアは宇宙空母としての出番があったそうだが、結局3話だけしか宇宙空母としての活躍はなかった。
そのせいか終盤の展開はやや強引、しかし伏線とかあまりない古いアニメなのでまあなんとかなった感。
ポストヤマトと言う事で鳴り物入りで始まったらしく、グッズは充実していた模様。しかし現在は入手困難。
1話は2時間スペシャルだったため、4話に分割されたバージョンが有る。

音楽担当はヤマトの宮川泰(他1名)のためか、ちょくちょくヤマト感が有る。

あらすじ
地球人類は太陽系の各惑星に進出、平和と繁栄を謳歌していた、そこに母星を失ったゴドムが攻撃を仕掛け、地球はまたたく間に壊滅してしまう。ゴドムは第二の故郷であるゴドム人工惑星を地球の軌道上に浮かべ、地球改造計画を開始。ゴドムの攻撃を生き延びた真達は、父親の遺言でポイントN1に向かい、父から預かった起動キーであるペンダントを使い、ブルーノアを起動してしまう。その後ブルーノアの館長達がブルーノアのパーツでも有る潜水艦シイラに搭乗して合流、真たちはそのままブルーノアに志願、シイラの乗組員として訓練を受ける。
そしてシイラは訓練中に不時着した戦闘機を発見、そこで救出したパイロットのドメニコから、ポイントN9で反重力エンジンを付けて宇宙空母へ改造する事が出来ると聞かされる。
ブルーノアは南下し、ゴドムの基地を叩き、軌道エレベーターを破壊、収容所の民間人を救出しながらバミューダに有るポイントN9へと向かう、その途中でゴドムの地球改造のための重力コントロール基地を攻撃、南極基地を攻撃したブルーノアは奇襲に成功しあっさり南極基地を破壊、しかし独立して北極基地を攻撃したシイラは発見され清水艦長が戦死、その後真がシイラの指揮を引き継ぐことになる。そしてバミューダに到着したブルーノアはゴドムとの最終決戦を行うために宇宙空母へと改造されるのだった。


登場メカ
ブルーノア:土門鋭以下多すぎるためクルー参照
戦略空母、本来の仮想敵は木星圏であり、木星圏が地球に独立戦争を挑んできたときのための対策として造られた。
武装として主砲、対空砲多数、他中性子ビーム砲、ミサイル、魚雷、フォノンメーサー等が装備されている。ミサイルは宇宙まで飛ぶものもあり、ゴドムの衛生攻撃に使われた。
空母のため艦載機多数他、潜水艦シイラと戦闘ヘリバイソンを搭載している。シイラとバイソンは搭載時はブルーノアの一部となる。他に水中探査用のバイオットと言う有機ロボットや、探査ドローンが搭載されている。
潜水能力を持っており、制空権を敵に握られているためにもっぱら潜航している事が多い、潜水中は飛行甲板を閉じているため一部の機能が使えなくなる。
氷山を改造して即席ドッグを作る機能があり、軌道エレベーター破壊作戦で大損害を受けたため、11話で大改修が行われ、対レーザー装甲が施された。
海中の微生物から食料の元を作る装置が搭載されている、なので食事のクオリティは高い。ただし海中の微生物次第で有毒な食事になってしまう。名前からわかるようにノアの方舟として造られており、動物のデータも保存していたりする。
宇宙空母へ改造後はシイラ、バイソンは外され、戦闘機も宇宙空母仕様の物が配備された。シイラのあった船首部分は格子状のスリット状のパーツとなった。宇宙空母へ改造後は短期間だったがアイキャッチが宇宙空母仕様へと変化している。
余談だがヤマトで同名の艦が登場している。

戦闘ヘリバイソン:ドメニコ他
戦闘ヘリとあるがローターはなく、81m有る大型の空中戦闘艇、大型で機体に余裕が有るので人員輸送にも使われる。大型レーザーを装備、通常時はブルーノアの後部に搭載されており、搭載時はレーザーはブルーノアの副砲として使われ、エンジンも補助動力として使われる。21話でサハラ基地を攻撃する際に基地本体に特攻。

潜水艦シイラ:清水忠治、日下真、土門慶、和泉洋、田村道郎、三好勝彦、井上達也、河内山健太、ヤコペッティ
実質主役メカであり、主人公の真は戦闘時は主にシイラに乗船している、通常時はブルーノアの球状船首になっている。武装は魚雷、2連装レーザー砲、ミサイル等。他に試作水中戦闘機が3機。ブルーノアが航行不能になっている時等はシイラが単独で作戦行動を行う事も多い。名前のモチーフは魚のシイラだが、微妙にマイナーなためにあまり通じない(極稀にスーパーで売っている)。
妙に出番が多いのは潜水艦なので凸凹が無いため描きやすいからな気がする…。

護衛艦:平賀一臣、松倉征士、中平卓、土門慶
ブルーノアの護衛艦としてバミューダのポイントN9で3隻が建造された、特に目立った特徴はない、艦名は不明。1〜3番艦の内、2番艦はゴドム近辺での戦闘で失われ、艦長以下乗組員は全員戦死したと思われる。1、3番艦はその後も残り生還している。

戦闘機:ドメニコ、飛鷹翔
一応空母なので戦闘機の出番は多い…かと思えばそこまで出てこない。

ゴドム
兵器に関しては明確な名が有るわけではない。

戦艦:ユルゲンス他
そのとおり戦艦。艦首に顔のようなパーツが有る。巡洋艦なども近いデザイン。

空母
そのとおり空母。そんなに出番はない。

潜水艦:ユルゲンス
ユルゲンスブルーノアに対抗するために建造させた潜水艦。

戦闘機
OPに出てくる戦闘機。小さい。

新型戦闘機
後半に出てくる、ヤマトとかに出てきそうな外見。

宇宙戦艦
ゴドムの宇宙戦艦。

旗艦:ユルゲンス
ヘーゲラーの旗艦、しかしユルゲンスが代わりに乗船して指揮を取る。最後にブルーノアに一騎打ちを挑んで沈んだ。

地球総督府
サハラに存在する、建物の下に巨大な飛行要塞が眠っていた。打ち切りのためかえらくあっけない出番。

ゴドム人工惑星:ザイデル他
ゴドム人の第二の故郷。ザイデルの設計。2億人のゴドム人を収容して宇宙を航行できる。しかし地球に近づいたときには設計ミスからすでに内部環境は悪化し始めており、最終的に死の星となってしまう。そのため兵士の補充すらままなくなっていた。その後エンジンが故障、地球へと墜落軌道を取るが、へーゲラーがなんとかコントロールして回避するも、そのまま完全にコントロール不能となり太陽へと墜落する。

登場キャラ

ブルーノア
土門鋭
ブルーノア艦長。ヒゲは生えていない。任務を優先するあまり、妻の危篤時にも帰ってこなかったこともあり、娘の慶との関係はギクシャクしている。基本的に非情に真面目な人物。
最後のユルゲンスとの戦闘で負傷、その後慶に看取られる形で死亡した。

平賀一臣
ブルーノア戦務長、後に護衛艦艦長。

松倉征士
ブルーノア航海長、後に護衛艦艦長、宇宙での戦闘で戦死。

中平卓
ブルーノア通信長、やはり後に護衛艦艦長。

島貫文蔵
ブルーノア機関長。

ドメニコ
ブルーノア第一航空隊長、ポイントN9からブルーノアに宇宙空母への改造計画を伝えるために飛んできた。戦闘機以外にバイソンの操縦もこなす。サハラの地球総督府を攻撃する際に特攻して戦死。

飛鷹翔
ブルーノア第二航空隊長、収容所から救出された。カピラ達とは以前からの友人。

ブルーノア(シイラ乗組員)
清水忠治
ブルーノア戦務長、シイラ艦長。真たちの上官。北極のゴドム重力制御コントロールセンターを攻撃するも失敗し戦死、その前に身の上話(土門艦長が帰ってこなかったのは清水の結婚式を優先して清水を帰してくれたため)をして死亡フラグっぽい雰囲気を醸し出している。

日下真
主人公、ブルーノアの設計者の息子で、事切れる寸前の父からブルーノアの起動ペンダントとブルーノアの名前、ブルーノアの場所を教えられる。シイラクルーを別カテにしたせいでこの位置。志願後は同期とともにシイラクルーになり、シイラの副長となる。その後シイラ艦長代理、シイラ引退後はブルーノア戦務長、艦長負傷後はブルーノアの指揮を引き継ぐ。

土門慶
土門艦長の娘、仕事を優先し続けた父との関係はギクシャクしている。ゴドムの攻撃で家族を失い、そこを真に救出される。初登場時はろくにセリフがなく、謎めいていたが特に何も無かった。
その後はシイラクルーとして魚雷を担当。他のシイラクルーがブルーノアに配置換えになる中で一人降ろされるが、護衛艦に勝手に乗り込む、結果的に宇宙で父の死に立ち会う事になった。

和泉洋
1話で真とともに行動していた学生、その後真とともにブルーノアに志願、シイラ操舵種。シイラ引退後はブルーノアのブリッジクルーへ、これは他のシイラクルー全員に言える。

田村道郎
真の同期の1人、シイラのレーダー担当。後にブルーノアクルー。

三好勝彦
真の同期、シイラクルー、後にブルーノア。

井上達也
真の同期、シイラクルー、武器担当、後にブルーノア。

河内山健太
真の同期、シイラクルー、後にブルーノアへ。ユルゲンスの潜水艦との戦闘で負傷するもヤコペッティに救われるがヤコペッティは死亡してしまう。

ブルーノア(非戦闘員、その他)
カピラ
太平洋の島、クエゼリン島の住民、ゴドムの収容所に捕まっていたが救出される、一度望郷の念からブルーノアを降りるもブルーノアの補給基地を建設していると勘違いした敵の攻撃によって足を失いブルーノアに戻る事に。その後はブルーノアのクルーになる。

タラ
カピラの恋人、後に結婚。

ヤコペッティ
ブルーノアのコック長、たまにシイラにも乗り込む、ゴドムの攻撃で家族を失っており、その敵討ちのためにブルーノアに乗り込んだ。ユルゲンスの潜水艦との戦闘で戦死。

サヨコ
ヤコペッティの愛犬。ゴドム兵の弱点(ヘルメットの後ろのパイプ)を知り尽くしており、ゴドム兵を多く葬り去っている。

桜町小夜子
医者、おばちゃん。犬のサヨコとの名前のつながりは不明。

ファラ・アルヌール
生物学者、オーストラリアで生物のデータを集めていたがブルーノアに救出される。夫(ゴドムの攻撃で故人)も生物学者であったが、ブルーノアに少し関わっており、ブルーノアの生物データベースを開発したらしい。ブルーノアで食中毒が発生した時はその治療に尽力する。

その他地球

日下健次郎
真の父親、冒頭で死亡、そのときにブルーノアのことを真に伝える。

加倉井
ポイントN9の司令官。

土門保&土門良
慶の妹、記憶喪失、日本で死亡したと思われていたが、どういうわけかバミューダのポイントN9で保護されていた。

ゴドム
ユルゲンス
ゴドムの太平洋方面軍第一航空機動部隊司令、ブルーノアを警戒してブルーノア対策を進言するも上の反応は鈍く、ブルーノアの行動の自由を許してしまう。ブルーノア対策のために潜水艦を開発するが、シイラに敗れる。その後は最後に残った旗艦にのりブルーノアに一騎打ちを挑むも敗北し戦死。

ガルフ
ハゲ、地球総督。相次ぐ作戦失敗から解任され、逃走しようと企んで刺殺された。

ゾルゲル
ユルゲンスの上官、左遷された後に基地のダムを破壊されて死亡。

ウスリー
ゾルゲルの後任として太平洋方面軍司令長官になるが、ブルーノアに敗れ戦死。

ヘーゲラー
ゴドムの総督、ザイデルに不満をいだき、最後はザイデルの隠していた真実を知りザイデルを殺すもそのままゴドム人工惑星が暴走、最後に手動でコントロールを行い太陽をスイングバイして太陽系外へ飛びさろうとするが失敗、間違った指導者を選んだことを悔やみ、地球が同じようにならないよう警告して太陽へと落ちていった。

ザイテル
ゴドムの総帥、ゴドム人工惑星を作った科学者でもある。ゴドム人工惑星の欠陥を隠し地球侵略を結構するも失敗、ゴドム人工惑星は死の星となる。

感想
一言で言えば松本要素のないヤマト、ざっくり言うとヤマトがちょっと地味になった感じ、話とかの雰囲気は後期ヤマトっぽい感じ、良い点は有るんだけど有る種の商売っ気が薄いというか、総合的に華がない感じなのが最大の難点だと思います…と言うより全体的にキャラが地味(比較対象同時期の某白いアレ)。
基本的に西崎Pはミリタリー物と言うよりは海洋物がやりたいのかな(というより海洋物で育ったのかな)と、ヤマト→ブルーノア→オーディーンの流れを見て思います。と言っても私はそのジャンルはからっきしなのであまりわからないのですが。
後西崎要素が無いヤマトがハーロックなのかなとも思います。
ちょっともったいない要素として、戦闘機などの描写はこの作品からの数年間で一気に進歩する時期なんですよね。

ふと思ったのが、昨画面でダメージ描写の作画ミスっぽいシーンが何箇所かあり、ヤマトの第三艦橋がやたらめったら破壊されるのは、ダメージ描写の作画ミスを避けるためなのではないかと思ったり、複数有る砲なんかは作画ミスでの復活の可能性があるが、第三艦橋なら復活しない。
posted by 菌類 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙戦艦

2020年04月07日

リアルロボットのリアリティって何よ、ロボットアニメのリアリティの限界について考える

タイトルの通りになります、リアルロボットのリアルってなんなのという話と、リアルロボットというジャンルがそのリアリティの追求によって限界が来てしまったという私の仮説です。

元々別のジャンルに対する考察をロボットアニメに流用したものなので、大半のジャンルに適応可能…だと思います。

要はリアリティなんて所詮主観的なもの、経験的なものだから個人差が有るしそれ以上に世代差が有る、性差もある、更に主観的、経験的であるが故に理論とズレが生じる、なのでどこかで破綻する、という話。

リアルは学問(知識)から、リアリティは経験から

リアリティというのは見ている側がリアルだと感じる事、リアルとは少し違います。要はリアルっぽければリアリティがあるということ。
おなじみ大河原氏が、ザクの動力パイプは弱点が露出しているのでリアルではないが、人は自分が見慣れているものを見るとリアリティを感じる的なことを著書で言っていました。まさに私が言いたかったことです、経験と理論は往々にして矛盾します、主観的に感じている事と理論的に正しいことは往々にして矛盾します、だから迷信みたいなものが産まれるんです、視聴者が人間である以上これは避けられないこと。

リアリティというのは例えば「こんな事があった」「こんな人居た」みたいに経験が絡んできます。
例えばアニメの宇宙描写、音は有るわ破片が飛び散るのに艦隊の密度は高すぎるわスペースシャトルですら2万8000kmで飛んでるのに遅すぎるわといろいろ問題だらけ。
でも視聴者は全員宇宙に行ったことがないので嘘だと知識がない限り判断できない、経験では嘘だってわからない、こういった理論的に間違ってるが視聴者がリアリティがないと感じられない現象が発生します。

リアリティと問題意識…問題意識から産まれるリアリティ

リアリティは経験とは別に、問題意識からも生まれると私は考えます。興味関心と言い換えてもいいですが、知識から来るリアルと経験から来るリアリティの中間的な性質がこれ。なんとなく注目している、なんとなく接している情報はなんとなく気になります、なんとなく考えます。
自分が問題だと感じていることをある作品が取り入れて、理論的に間違っていても、それについて何か語っていればそれはリアリティが有るのである、知識は乏しいが問題意識の有る分野というのは、時期によって変わる、そしてそう言ったものは様々な形を取って一種の流行を作りやすい。
逆に自分が問題だと感じていない、無関心なことを徹底的にリアルに描写しても、リアルと感じるフックがないので自分の中を素通りします。

そして問題意識は多種多様、なのでリアリティの有るテーマというのは受けが悪い、しかも問題意識は一面敵になりがちで、現実の現象には複数の問題が絡み合っている、なので創作物で何かしら問題をテーマに取り上げる限り、尺が長くなるほどボロが出る、つまり一面でリアリティがありながら別の面でリアリティが無くなってくる。
わかりやすいのが環境問題でしょうか、公害病が問題だった時期は「地球が汚れきって世界中が公害病みたいな状態になった未来の地球」的なSF描写にリアリティがありました、所が公害病から別の環境問題に入れ替わると、汚染された地球と言うイメージは遠ざかります。

経験から来るリアリティの限界

経験というのは一人一人違います、また世代ごとに違いますし、層によって違います。なので、リアリティは共有されないんです。その人物の生きた時代、経験、共有される常識、それらの複合としてリアリティは個人個人の間に産まれます。
だからリアルロボット全盛期は視聴者層が単一よりだったために、比較的リアリティを視聴者が共有していたためにまだなんとかなった。
しかし90年代に入ると昔からの層と現在のリアリティに矛盾が生じるんですよ、だからリアリティの共有が出来なくなる。
私の経験上20歳の年齢差が有るとリアリティは共有できないなって考えます、仕事に対する考えでも技術に対する考えでも。
世代ごとの経験ってバラバラです、受験勉強、氷河期、校内暴力、過去に色々あったみたいですが、学生の段階でもうあり方がバラバラ。

リアルロボットを支えた2つのリアリティ

第二次世界大戦&冷戦です。ついでに技術革新とか経済成長とか色々。

リアルロボットの時代は、80年代前半くらいとされています、ちょうどおしんが流行った時代、この時代はまだ戦中世代がたくさん残っており、それが戦中〜戦後の混乱を描いたおしんがヒットした原因、おしんにリアリティがあった時代…と聞いたことがあります(事実は知らない)。
また冷戦の途中であり、2大勢力がいつ戦争を始めるかと言うこと、また2つの思想の対立などがリアリティがあった時代。
更にSFであれば、まだ冷戦の一環出会った宇宙開発競争の残り香があった時期なので、SF的な物に対する需要が今よりもあった頃。
所謂この時代のリアルロボットとされる作品は何かしら、第二次世界大戦〜冷戦、若しくはSF無いし宇宙的な要素が散見されます。
ボトムズなんかはモロですね、ギルガメス、バララントの関係から100年戦争、更にクメンのベトナム戦争感など。

要はリアルロボットのリアルというのは、当時のリアルの反映、なので少なくとも冷戦が終わった段階で、リアルのあり方は大幅に変化してしまっていた。
とは言え冷戦というのはすべての日本人が何かしらの形で知っているテーマであり、意見が違えども認識はしていたテーマだった、だからこそリアルロボットはあり得たのではないでしょうか、それ以降になると、視聴者すべてがそのテーマを共有するのが難しくなっと考えます。
90年代になるとリアルロボットは80年代の形式を守るか、現在のリアルを追い求めるかその中間かで別れていったように感じます、そして空中分解。

戦争の記憶と冷戦が、リアルロボットのリアリティを支えていたので、記憶が薄まり冷戦が終わったら、リアルロボットのリアリティが迷子になってしまったということ。


共有される常識とリアリティ

これはリアリティとは別の問題も孕んでます、例えば西洋の作品は「みんな聖書くらいは読んでる」ことを前提に作られています、これが〜がなぜ日本で売れないかの原因の一つになっていると私は考えます。
これは宗教単位での話ですが、先に書いた問題も含めて、その集団だけで共有されている常識というものは多々あります、そしてその常識もリアリティの原因になります、その常識を持っている集団ならその時にその行動をするということが、別の集団ではありえないなんてのは多々あります、それらもリアリティに直結します。ありえない、ありえるは個人差どころか集団差が大きい、そして人は他人にはなれないのでそれがわからない、だから会話も成立しない。


知識から来るリアルの限界

私の場合歴史が専門です(一応)、なのでまあ歴史は一般人よりは知識が有ると思いますよ。歴史を学ぶと歴史に関係する分野にも首を突っ込む事になります。なのでその範囲の知識はありますが、その範囲外になるとわかりません。
要は人は一面的なリアルしか理解できないんですよ、作る側も消費する側も、だから限界が発生する、100%そういった問題を拾い切るのは難しい、特に社会的なテーマが有れば有るほど、現代における2人の関係までならなんとかなるものの、架空世界における多人数の関係になるとまず無理。
先に書いた認識、意識の差異に経験の差異に知識の差異が加わった結果、リアリティを感じる範囲というのが人によっててんでばらばらになるんですよ。

大抵の人は知識の量、つまり頭がいいか悪いかで考えたがります、私は知識の体系の差が大きいと言う考え、これは私が歴史分野で、この分野は素人とそうでない人間、専門的に学んだ人間とそうでない人間でかなり差が有るんですよ、一見楽なテーマだから舐められるんですが。範囲が広すぎるんです、だから専門外の範囲も広い。思想史とか哲学ですし、そんなものです。

私は常日頃から言っているのですが、他人がなぜ理解できないか理解できない時は、自分が理解できないものについて考えなさいって。


リアルは手段か目的か

これは、リアルを追求することがあくまで作品を盛り上げるスパイスなのか、それそのものが目的なのかという事。大体初期はスパイスです、所が時代が下ってくると別れてきます、あくまで作品を楽しませるため、作品ほホントっぽく見せるためのハッタリアルか、本物そのものにするためのリアルか、後者は先に書いたように、その経験や知識体系が有る人間以外には嘘か本当かわからないんです、だから世間にそれが共有されてないと意味が無くなってくる、だからよくわからないことになる。

形式主義と思想主義

要はそのジャンルを成り立たせるのに、そのジャンルの形式を取っていればそのジャンルか、そのジャンルの思想を取っていればそのジャンルかという話。
要は「リアルロボットとされる記号を全力でぶち込んだけどリアル、リアリティにはこだわってない作品」と「リアル、リアリティにこだわっても形式にはこだわらない作品」が出てきてしまう、これはありとあらゆるジャンルに言える事で、多くのジャンルが形式と思想の対立の前にあえなく崩れていった。形式主義に陥るとその形式以外認められなくなるし、思想主義に陥るとジャンルの範囲や定義がぐちゃぐちゃになる。


リアリティが無い→リアリティが有る、嘘をリアルに描く事の限界

よく言われるのが無能描写や混乱描写、現実にはもっと秩序だって行動するはず→実際に似たような事が起こったらヤバイくらい大混乱した、みたいな事。

結論・客が同質の集団だからこそ可能なリアリティの追求

要は客が同世代同年齢、同一の経験が有る、同一の家庭環境、同一の学歴で知識体系の中に生きている、同一の性別、同一の民族、同一の宗教、同一の文化、同一の技術…と同一性が高ければ高いほど、リアリティの範囲も固定化させやすいので、リアリティの追求がやりやすい、皆似たようなことを考えているから、リアリティが有ると感じられる範囲も特定しやすい。所が客がバラけ始めると問題が生じる、客によって意識の差が大きいために(こんなに俺と地球人で意識の差があるとは思わなかった…!byアトリーム星人)有る客にとってはリアリティを感じても、別の客はリアリティがないと憤慨する。

リアルロボットで最初にその問題が目に見える形で発生したのは案外ガンダムSF論争なんじゃないでしょうかね、ただあの時は批判者側が外部の人間だったからあまり問題がなかった。客ではない外部の人間に批判されてもそれが規制レベルにまで発展しない限りあまり問題ないんですよ、創作物って。内部批判が怖いんです、コミュニティ崩壊に繋がりますから、シリーズ物が長くなると発生します。

これってロボットアニメの話じゃないですねもう。

2020年04月05日

ロボットアニメから見る世界、流行、歴史…ロボットアニメは時代をどう描き、どう影響を受け、どう取り入れてきたか

ロボットアニメの歴史、これはいつからかわからないが、多分マジンガー以降にジャンルが確立される。
そして時代時代の世相や流行を取り入れながら制作され続けている。
そんなロボットアニメは時代時代にどんな要素を取り入れながら作られてきたのかをなんとなく考える。

なんかえらく仰々しいタイトルになってしまいましたが、如何せんいいタイトルが思い浮かばなかった、先に文章を考えてからタイトルを考えたのですが…言いたいことが先行してタイトルが全く思い浮かばない。

〜〜マジンガー以前〜〜
黎明期

そもそもジャンルが確立されていなかった時期なので、あまり詳細に書けない。

鉄人28号
キーワード:戦後、遠隔操作、少年探偵
まだ戦後の時代に制作された。鉄人は実戦投入されなかった戦争末期の兵器であり、また少年探偵物だったり時代を感じる。

〜〜70年代〜〜

はじまり

ロボットアニメ的には
まだSFが1大ジャンルだったり、冷戦中で宇宙開発競争が終わってなかったり、戦前、戦中、戦後世代がまだ現役だったり、まだスマホどころかPCすら無い時代だったり、ロボットも今よりずっと拙い、AI何それ美味しいの?だったり、ネット何て有るはず無いがすでにカラーテレビは普及中、車もガンガン普及している時期。

マジンガーZ
キーワード:科学者、搭乗式
このマジンガーZでは科学者が重要なファクターとなっています。科学万能感と言うべきか、このノリは後代になるにしたがって曖昧化していく。社会がどんどん発展していった時期を感じます。


UFOロボグレンダイザー&勇者ライディーン
キーワード:オカルト
2つまとめて、この作品、どちらも当時のオカルトブームが反映されている。超能力とUFO、まさにオカルト。
オカルトブームのさなかにオカルトをテーマにしてしまう商売っ気に、ジャンルの若さを感じる今日この頃。

私が大学時代に聞いた話ですが、図書館では子供のリクエストを受け付けてなかったのを、この時期に有る図書館が子供のリクエストを受けた所、UFOの本のリクエストばかりが来た。というのも当時オカルトブームでUFOの話題で持ちきりだったため、というものがありました。子供は流行に敏感、そして飽きやすい、なかなかめんどくさい層。UFOをリクエストした子どもたちも今じゃ定年。
これ以降もしばらくオカルトブームは続き、超能力やUFOや侵略宇宙人と言ったオカルト的なギミックがいろいろな作品に見られ、80年代頭くらいまではそういう要素が散見される感じでしょうか。

ゴワッパー5ゴーダム&マグネロボガ・キーン
キーワード:女
ゴーダムはメインパイロットが、ガ・キーンはメインパイロットの片割れとして女性パイロットが設定されている、ゴーダムは主役機のメインパイロットが初の女性パイロット、しかしロボはかなりふとましい。

〜〜80年代〜〜

前半と後半で大きく変わる世相

この時期になると、アニメの対象年齢が上がってきます。この時代は前半と後半で雰囲気が違い、後半になるにしたがって、ファミコンの普及、冷戦の終結と世相が大きく変化していきます。

機動戦士ガンダム
キーワード:戦争、2大勢力、宇宙
戦争をテーマにしており、まだ戦前〜戦後世代が生きていた頃の作品。そして当時のSFブーム※1もあり、こういった形式も出やすい。
また冷戦中ということもあって人類が滅びかける戦争と言うのに一定のリアリティがあった時代なのも後押ししたのではないかと思います。と1stのリアリティは当時の世相の中にあったと思う。
70年代なんですが一応こっち側に。

超時空要塞マクロス(仮)
キーワード:アイドル、ゲーセン
如何せん私の知識不足で、80年代アイドルがどれほどのものだったのかわからないんですよね。なので(仮)、ゲーセンはマックスとミリアの出会いの場、新しい若者の遊び場だったことがわかるシーン。

蒼き流星SPTレイズナー
キーワード:冷戦、北斗の拳
まず特徴として冷戦を背景としている事。この時代までは冷戦をテーマに出来た。これ意向こういったテーマの作品は急速に衰退していく。後半は北斗の拳になります、世相とかジャンルの流行ではなく単独作品として流行ってた。高橋良輔作品は方向性は違えどどこか冷戦的な雰囲気がある、ダグラムはゲリラ、ボトムズもバララントの設定にソ連を感じさせるものになっている。

魔神英雄伝ワタル
キーワード:ファミコン、RPG、SD体系、ファンタジー
結構いろんなキーワードが有る作品。まずこの時期にファミコンRPGが大量生産されはじめたころ。またSD体系なのも特徴、ちょうどSDガンダムなんかが流行ってた時期。ファミコン〜スーファミの時期はマシンスペックの関係から、リアル頭身なんてごく一部しかなかった。そしてゲームは当時の子どもたちに大人気、SD体系が増えた理由もわかる。
ガンダムに置いてSDGFが00年代半ばに放映されていたが、そこまで話題にならなかったのも当時のゲーム環境がPS2でSD体系が減り、ガンダムゲーのヒットもVSシリーズのヒットが記憶に新しかった頃だったせいだと考えていたりする。この時期と逆のシチュエーションと私は考える。
その後また携帯機バブルでシチュエーションが変わるのだが、ロボットアニメと言うジャンルがその流れに乗れたことはなかったのであまり語ることはない。

機動警察パトレイバー
キーワード:バブル
一言で言えばバブル、パトレイバーの世界観では近未来に東京湾を埋め立てて東京の土地を一気に増やすバビロンプロジェクトが行われている設定。バブリーな雰囲気を感じられる。

〜〜平成〜〜

ネット普及前の微妙な時代


この時代になるとキーワードがわからない作品が増えてきます。エヴァとかどうしろって言うんだよ(愚痴)。またロボットアニメと言うジャンル自体が古くなり始め、またゲームの隆盛によりアニメがオタク、サブカルにおける絶対的な存在でもなくなってきます。

勇者エクスカイザー&絶対無敵ライジンオー
キーワード:王道、小学生
この時期になると完全にロボットアニメの歴史が一巡し、初期のスーパー系で育った世代はほぼ卒業してしまった。その頃を表すかのように作られた王道路線。

機動武闘伝Gガンダム&レッドバロン(アニメ)
キーワード:格ゲー
この時期、格ゲーブームの真っ最中だった。格闘家達がしのぎを削る物語、多数の企業が参入してまさにバブル状態だった。その時代を伝える作品。

新世紀エヴァンゲリオン
キーワード:世紀末、セカイ系
この時期になるとバブル崩壊や世紀末やらで暗い雰囲気の作品が見え隠れするように。文字通りこの手の系統は流行だったんだろうなと今になって思う。
設定は壮大だけど話は身内と言うセカイ系は、私はあまり積極的に考察対象にしていないので解説が難しい。

ビーストウォーズ&ゾイド
キーワード:3DCG
この時期の最新技術、3DCGがふんだんに使われている作品。ゲームでFFのムービーが持て囃されるなど、時代は3Dだった頃。

メダロット
キーワード:携帯型
格ゲーブームも下火になり、今度はポケモンブームがやってきた。ということでポケモンの便乗と言えるゲームが色々出ていた時期。メダロットもその一つ。

〜〜21世紀〜〜

この時期になるともはやロボットアニメと言うジャンルが古くなり、時代の象徴と言える作品がほぼ見当たらなくなります…リスト見てもこれが特徴的だ!というのがあまり無い。そんな中でこの時代の特徴を反映していると勝手に判断した作品を強引にチョイス。
ただ入れたかったんだけどめんどくさそうだから入れなかった作品もちらほらあります、その辺もこの時代の面倒臭さの一つ。この時代になると目に見えて懐古趣味な作品が増え始めるのも特徴かと。

電脳冒険記ウェブダイバー
キーワード:電脳世界、ネット
ネットが普及し始めて一般家庭も大体ネットにつながるようになったくらいの時期の作品であり、ネットの世界を舞台に戦いが繰り広げられる。


交響詩篇エウレカセブン
キーワード:懐古、思い出
この時期の作品になると、リメイクだったりシチュエーションが意図的に古かったり、過去を強く意識した作品が見え隠れしてくる。90年代頭がスーパー系だったのに対して、00年代になるとリアル系の作品が見え隠れ。
エウレカは代表としてチョイス。

惑星大怪獣ネガドン
キーワード;懐古、個人制作
この作品も懐古、ただし方向性が違い、特撮に対する懐古。そして何より個人制作であるということ、この時代になるとPCの発達もありいろんなものの個人制作が可能になり、ちょくちょく個人で作られた作品が発表され始める時期。
近い時期に君の名はの新海誠も個人制作でほしのこえを発表していたりする。


〜〜10年代〜〜

全体的に流行が見えない時代

この時期になるとこの時期の特徴と言える作品が思い浮かばない、ロボットアニメは言わずもがな、それ以外でも前世紀と比べて微妙。理由として考えられるのは…

・TV離れが進み、TVで押せば流行が生まれる時代でもなくなたt
・ネット社会も多様化、メディアも複雑になり昔ほど流行が大規模にならない
・サブスクの普及もあり、1作1作に対する時間が相対的に薄まった
・反面ネットの普及で既存コンテンツの消費はやりやすくなった
・ゲームは大半がシリーズ物、漫画も長寿化して、現在の流行が曖昧になった
・メディアの総量が増えて、1メディアごとの影響力が相対的に薄まった
・ネットで作品が発表できるようになり、海外のコンテンツにも触れやすくなり、コンテンツの総合料が爆発的に増えた
・大衆に薄く売るより金払いの良い固定層に厚く売るスタイルが増加、反面何でもオンライン化したために、現物より体験が重視されるように(劇場版や舞台が重視されるようになったのもこれだと思う、現物の円盤から体験の映画や舞台へと…ロボットアニメ?一応ガンダム00の舞台化はありましたね、舞台向けのジャンルではないですからね)

要は1作1作があまり大切にされなくなった、逆に大切にされるのはシリーズ物、それもシリーズ単位であって単作ではない状態が作られた。
昔のような爆発的ヒットは起きにくくなった、難くなっただけで起きる時は起きるのですが。

直球表題ロボットアニメ
キーワード:MMD
MMD(MikuMikuDance)によって制作されている。内容的には個人制作のスパロボ風動画をオリジナルロボに差し替えたOPムービーだったり、本編はラジオに動きを付けた程度のものだったりするものの、過去と比べてこういった簡易的なものは作りやすくなっている。

ナイツ&マジック
キーワード:なろう、異世界転生
現状この系統のロボットアニメがこれくらいしか無いので、問答無用で代表チョイス。なろうに関しては動画サイトの隆盛なんかも含めてまとめて考察したほうが良さそう(個人制作コンテンツが無視できない規模になってきた)。

ガンダムNT
キーワード:劇場公開
最近はアニメ映画の興収が上がり気味、原因は不明だがアニメ映画ブームとも言うべき状態はジブリが退場したあたりから、絶対王者のジブリが消えて戦国時代になったために活性活かしたのだろうかと私は思っているが。
ガンダムも近年は昔より劇場公開が増えている。


※1ガンダムSF論争については後でやります
posted by 菌類 at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 解説等

2020年03月31日

ふと考える「再評価」ってなんだろう?

クソコラムですらなく独り言…有る所で再評価に関する議論を見たので、私なりに考えてみた。

再評価はマッチングのミスマッチが原因という仮説

私の結論だと「マッチング」なんだろうと思う。要はその作品を求める人の所にそれが送り届けられなかったということなのではないだろうかと考える。
どんな商品であれ作品であれ、高評価だろうと不満な人は居るし、低評価だろうと好きな人は居るもの、なので求める層に本放映時、発売時等に届かなかった作品が所謂再評価される作品と言える気がする。

宣伝量が少ない、ターゲット設定と内容がミスマッチ、受ける層に宣伝出来なかった、マイナーな枠での展開、同時期にヤバイライバルが居た等、求める人間の元に届かなかったということ。

単に否定意見が消えたパターン

シリーズ物はだいたいこれ、古参勢が批判に回る→新作が出るとそっちが批判されるため相対的に評価が上がる系。ガンダムは割とこのパターンの繰り返し。

しかしシリーズ衰退の戦犯みたいなのは延々と叩かれ易い、ゲームシリーズでよく有る現象。ゲームシリーズは先払いの買い切りのために信用で買われる為、固定ファンが買いがちなので、新規が入らなくなってもしばらく生きていられる、逆に言うと売上が維持されていても新規が入らなくなりがち、アニメのように無料だからとりあえず見るが期待できないので。
なので愚痴りながら固定ファンが買い続けると言う現象が出現しがち、要は新規が一握りで大半が不満の有る古参みたいな感じになる。

なのでガンダムのような新作が出ると相対的に過去作の評価が上がると言う現象は微妙に期待できない。


評論家(大人)受けが悪かった

何かの間違いでこの記事を読んでくださっている方たちは多分皆「元子供、元若者」だと思う。
いつの間にか子供じゃなくなった(あえて大人になったとは言わない)ら、いつの間にか新しいものが受け付けなくなったと思う。
30過ぎたら人は新しい音楽を聞かなくなると言うデータが有る、大半が30過ぎの評論家に最新作について聞いても評価は難しくなる。特に消費環境が変わると評価が難しくなる、TVでの宣伝がメインの時代から、動画サイトやSNSでの宣伝が主体になると受けるタイプも変わってくる。

また大人になると評価がどうしても真面目になってしまうのも原因、私の場合スマブラ(発売前レビューは悪かったのに、キッズ層にはバカウケからの20年)でそれを強く感じた。
なんせあのゲーム、おバカな小学生って人種には相性がいい、一種のバカゲーなのだ。バカが集まって馬鹿なことする時のあの楽しさは半端ない、だけに真面目なレビューだとそりゃあ評価されないわなと。仕事で評論やレビューしてる人はどうしてもスタイルが固定化されやすい。

としょーもない独り言。

機動戦士ガンダム外伝 宇宙 閃光の果てに…(ノベライズ)

概要
ゲーム「めぐりあい宇宙」に収録された1年戦争外伝エピソード、宇宙 閃光の果てに…のノベライズ版。ゲームの方は数ステージから構成されており、ガンダム5号機を操り最終的にジオン共和国の首相ダルシアをグラナダに送り届ける事が任務である。
基本的な展開はほぼゲーム版と変わらないものの、全体的な掘り下げがなされている。

あらすじ
ホワイトベースがジャブローを出発したのと同時期に、2機のガンダムを搭載した1隻のペガサス級強襲揚陸艦が同じくジャブローを出発した、その名はサラブレッド、2機のガンダムとともにソロモンとグラナダの間の中域でジオンを撹乱する任務を帯びていた。
順調に作戦を続けていくサラブレッド隊だったが、ジオンの大艦隊に囲まれ危機に陥る、ガンダム4号機のパイロット、ルース・カッセルは試作段階のメガビームランチャーを使って状況を打破しようと考えるが…。

登場メカ

地球連邦軍
ガンダム4号機:ルース・カッセル
機動力を強化したセカンドロットと呼ばれる後期型のガンダム、(凸)ジムの母体となった後に改修を受けて宇宙戦仕様となる。メガビームランチャーの暴発で失われた。

ガンダム5号機:フォルド・ロムフェロー
ガトリングガンを搭載したガンダム。基本的に4号機と近い仕様。

ガンキャノン:ニコルソン・スルーノー、ダニー・ボイド、カーク・ウォルバーグ
3機がサラブレッド隊に配備された。

サラブレッド:キルスティン・ロンバート
ペガサス級強襲揚陸艦の1つ、サラブレッド。ホワイトベースがジャブローを旅立ったと同時期にジャブローから旅立つ。

サラミス
よくでてくる連邦の巡洋艦。サラブレッドの僚艦として2隻がルナツーより加わった。

ジオン公国軍
ザク
普通のザク、F2型が主。ダルシアのチベ護衛にも使用された。

リックドム
ドムの宇宙戦仕様型、中身はヅダの土星エンジン、デュバッ☆。

リックドムU:リリア・フローベール、ギュスター・パイパー、ユイマン・カーライル
リックドムを統合整備計画で再設計したMS。

アクト・ザク:マレット・サンギーヌ
ビームライフルを装備したザク。

チベ:ダルシア・バハロ
ジオンの重巡洋艦。艦隊旗艦などに使用されている。

ムサイ
ジオンの軽巡洋艦、MS3機搭載可能。主砲とミサイル以外に防衛手段がなく、特に艦底部の被弾に弱い。

登場キャラ

地球連邦
フォルド・ロムフェロー
ガンダム5号機のパイロット、ゲームでは彼を操作、小説版ではルースの弟子であることや髪が逆だっているのはあまりにも剛毛だからと言う設定が明かされている。

ルース・カッセル
30歳ですでに禿げかかっているベテラン。強引にガンダムのメガビームランチャーを動かしたために敵は壊滅させたが当人も戦死した。ゲームと比べると戦死までのプロセスはかなり詳細になっている。

ミユ・タキザワ
サラブレッドのクルーの1人、ガンダムのオペレーター。

キルスティン・ロンバート
サラブレッド艦長、ルウムにも参戦している。

アニー・ブレビッグ
ガンダム戦記のメカニックの女。まさかの登場。MSをいじりたいという理由から軍に志願したらしい。

ニコルソン・スルーノー、ダニー・ボイド、カーク・ウォルバーグ
ガンキャノンパイロット3人。

ジオン公国

マレット・サンギーヌ
アクトザクのパイロット。急進的なジオニズム信奉者であり、選ばれた人類の中でも自分こそがと言う思想を持っている。

リリア・フローベール
ジオンのパイロット、某天パよりは年上だがまだ未成年、よくマレットにムチで叩かれている。

ギュスター・パイパー
俗物的な人物、メガビームランチャーの攻撃で戦死。

ユイマン・カーライル
ベテラン、ギュスター共々メガビームランチャーによって戦死。

ノルド・ランゲル
ジオンのグラナダ艦隊の司令官。

ダルシア・バハロ
ジオン共和国首相、連邦への停戦交渉のためにグラナダに赴く、その護衛を行うのが最終任務。

感想
思ってたより面白かった、さっぱりした内容。基本的にPS2めぐりあい宇宙のノベライズなんで、そっちに統合しようかなぁ…。

2020年03月29日

プロジェクターを導入してみた…最大100インチで家でちょっと映画気分

コロナのせいで家に引きこもっている状態…なので、去年買ってずーっと放置していたプロジェクターをついに使ってみました。これで家でも大画面で色々見れるように。
元々新型ではないものを安く買って、更に塩漬けにしておいたので性能は更に旧式化。

PCからHDMIを使ってプロジェクターに動画を投影してみます。とりあえずロボットアニメ…でもせっかく映画っぽい環境が作れるから映画をチョイスしてみます…ずーっと見てなかったスタードライバーの映画をとりあえず。

スクリーン?そんなものはない。ということで壁に白い紙を貼って無理やりスクリーンっぽくしてみました。一応Amazonで2000〜1万円くらいで売ってますね、100インチくらいのスクリーンが。

ポンコツ格安プロジェクター、格安PC、紙で作った簡易スクリーンっぽい何か、格安サブスクサービス、その辺にあった間に合わせのHDMIと言う激安コストな環境ながら結構な見応え…壁の大きさ的にインチ換算だと70インチ程度になっていますが、それでも結構なもの…椅子がイマイチなのが辛い。ポップコーン?そんなものはない。
何か昔じゃ考えられない、昔(いつ頃?)同じことをしようとすれば数十万とかかかってた気がする…本当に技術は一応進歩しているんだなと感じる今日この頃。

最近は6000円台から普通にそれなりの性能のプロジェクターが、スクリーンも3000円前後から、再生するための装置と音響とコンテンツは置いておいて1万円程度で一応それなりに見れる環境が作れてしまうことに驚く。
昔はプロジェクターだけで10万とかしたみたい…USBとかと違って昔の価格があまりわからないのが辛いですが…。

人によって考えに違いは有ると思いますが、基本的に私はこういうのは最初はとりあえず一番安くてスタンダードなものを買ってハマったら次を考えると言う考え。
ハマらない場合高いガラクタが増えるだけですからね…とりあえず試す、これが基本だと思います。プロジェクターで家で映画館気分もただ店で偶然プロジェクターを見つけて「今こんなに安いのか、HDMI接続だしこれ買ったら家で映画館風できるんじゃね?」と何も考えずに買ってきてしまった…。

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