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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2020年03月28日

重戦機エルガイム

Zガンダムの前、ダンバインの後番組。
ペンタゴナという同じ軌道を回る5つの星からなる太陽系を舞台とした作品。多分SWの影響か、ライトセーバーっぽい武器や反乱軍、砂漠の惑星から始まる物語等SW要素が見られる。

後半になると三つ巴の戦いになるというが、実際にはポセイダル軍(さらにトップのポセイダルとは別に実働部隊のクワサンがいる上にクワサンは途中で離脱)、反乱軍(これもダバとは別にレッシイのホエールが独自で動く)、ポセイダルに反旗を翻したギワザ派(一番存在感のあるネイが離脱しているという何とも言えない状態)、秘密を持ってるアマン商会、いろいろな勢力とコンタクトを取ってるサートスター、一応ポセイダル軍だけどある理由からふらふらなギャブレーのスレンダースカラと戦力を持っている集団が多数併存してあっち行ってこっち行ってを繰り返しているので、結果的に三つ巴どころじゃない状態に。

この世界の人間はカタカナ表記や一部の呼び方で紛らわしいものの、日本と同じで姓が先に来る。例えばダバ・マイロードという名前は、マイロードが名前でダバが姓である。皆ダバと姓で呼んでおり、マイロードなどとは誰も呼ばない、長いしね。ちなみに小説版だとマイロードって呼ばれることが多い。

あらすじ
ペンタゴナという惑星系の惑星コアム、田舎から出てきた二人の若者、ダバ・マイロードとミラウー・キャオ、彼らは(最低でもキャオは)軍に入って出世することを目的に都会へと向かっていた。
旅の途中で一人の娘(アム)が盗賊に追われているところに出くわし、彼女を助けるが、それは盗賊の罠だった。
そこでの戦闘の途中で重症を負ったある男から100万ギーンの入った手形を武器商人アマンダラ・カマンダラへと届けてほしいと頼まれ、義理堅いダバは彼の遺言を受けてアマンダラを探す、そのときにまたコアムの田舎領主の子ギャブレット・ギャブレーがダバの食料を盗み食いしてダバと喧嘩、さらに盗賊に味方した挙げ句手持ちのHM「アローン」を破壊されてしまい、さらに途中で手下の裏切りで死んだ盗賊団のリーダーミヤマ・リーリンから盗賊団を預かる羽目になってしまう。ギャブレーはそのままアマンダラ経由で軍に自分を売り込んで盗賊団ごと軍に入ることに成功、逆にダバは100万ギーンの手形のためにアマンダラを探す中で軍と敵対、盗賊団から抜けたアム、途中で救出した有翼人のリリス、更に偶然捕虜にしたらそのままダバに惚れて寝返った軍幹部13人衆の一人レッシィを一行に加え、そのまま降り立ったミズン星で成り行きで現地の反乱軍に協力することになってしまう。
アマンダラに100万ギーンの手形をわたしてついでにアマンダラを殴ったダバは、ミズン星内でかつてミズンを支配していたヤーマン族が根絶やしにされ、その村がそのまま見せしめとして残されているところを見ることになる。
実はダバもヤーマンであり、ヤーマンのカモン王朝最後の生き残りカモン・マイロードだったのである。
その後反乱軍と正規軍は戦闘を続け、ダバたちは反乱軍の1員として徐々に反乱軍に入り込んでいく、その中でエルガイムの量産を開始することになるが、正規軍の総攻撃で反乱軍拠点リトル・セイは陥落、ダバは命からがら逃走することになる。そしてガストガルによってその後はポセイダルに特権を与えられている女フルフラット戸であい、反乱軍の活動が活発なトライデトアルへと向かうことになるのだった。


登場メカ
HM(ヘビィメタル)と称されるメカが主体。ペンタゴナはすでに資源の枯渇や技術力の低下が起こっているらしく、結果太古の昔に作られた性能の高いオリジナルHM、オリジナルに似せたA級HM、その劣化のB級HM、軽戦機マシンナリィとランクが付けられている。

反乱軍
エルガイム:ダバ・マイロード、ファンネリア・アム、リリス・ファウ
もともとはヤーマン王朝のオリジナルヘビーメタルのガイラムをベースにデチューンしたHM。具体的なタイミングや経緯は不明だが、ダバの養父であるダバ・ハッサーがガイラムの1機を持ち出し、さらにヤーマン王朝の最後の王の王子(ダバ・マイロード)も連れ出してヤーマン王朝の再興のために、ポセイダルにばれないようにデチューンを施すなどを行ってた。オリジナルのガイラムの1機はフルフラット用のHMとして後半登場する。一応A級HMだが、性能はいたって地味で、ジャンプ力などは高いもののパワーは不足気味で、ポセイダル軍のA級HMに対しては苦戦することが多い。
MK‐U登場後はほぼアム専用機っぽい立ち位置になる。最後の最後にMK‐Uが破壊されダバが再び搭乗する事になる。

スパイラルフロー
エルガイムのコックピットになるバイク。ヤーマンの技術であり、半ばヤーマンが禁忌となっている現在はあまり見られない。

エルガイムMk‐U
アモンデュール・スタックを改修して作った可変HM。後半の主役機。スタックはポセイダル軍関係者(ギャブレー等)から理解されず酷評されており、そのへんもあって開発者ごと寝返った形になる。

アモンデュール・スタック:キャオ
エルガイムMk‐Uのもとになった機体。ポセイダル軍のHMだったが、開発者ともども反乱軍に寝返る。劇中はスタックとだけ言われており、アモンデュールまでは言われない。

ディザード
エルガイムのコピー。リトル・セイの反乱軍基地で開発され量産された、リトル・セイ陥落時は外見がエルガイムに酷似していたために結果追手のギャブレーを騙すのに成功する。寄せ集めのパーツで組み立てられているらしく、短期間でまとまった数が生産される、パーツは話を聞く限りかなりくたびれた中古も多いらしい。
その後も反乱軍によって量産され続け、反乱軍の主力として使われていく。ただし基本的に通常のディザードは背景メカの域を出ず、もっぱらレッシイ専用の赤いディザードの出番が多い。

ディザード(レッシイ機):ガウ・ハ・レッシイ、ミラウー・キャオ、ファンネリア・アム、セムージュ・シャト
初期に制作されたディザードで、赤い塗装をされている。通常のディザードよりは高性能らしいが、詳細は不明。レッシイの専用機として主に使われ、エルガイムとこれしかまともなHMがいなかったワークスおよび初期のターナでは貴重な戦力だった。レッシイがターナを離れた際に持ち出されるがすぐにオート操縦でターナに返還される。その後はMk‐Uはダバ、エルガイムはアムが乗ることになったため事実上余ったため、回ごとにゲストやキャオ、セムージュなどネームドキャラがその都度乗ることになっている。

ヌーベル・ディザード:ガウ・ハ・レッシイ
レッシイがホエールとともにアマンダラからもらった新型のディザード。ヤーマンの技術が多く取り入れられており、ディザードにはなかったスパイラルフローも取り入れられている。レッシイのディザードと区別するために塗装は赤でもややピンクっぽい塗装をされている。

ゴロンゴ:ガウ・ハ・レッシイ
アローンの反乱軍バージョン、基本的にアローンであり、劇中でもアローンとあまり厳密に区別されていない、ゴロンゴタイプのアローンとか普通にアローンとか言われてゴロンゴと呼ばれることはほとんどない。ダバの加入まで反乱軍にはゴロンゴとマシンナリィくらいしかまともな戦力はなかった。ディザード完成前はレッシイもゴロンゴに搭乗し、敵HMにジャイアントスイングを食らわせたりしていた。

グライアノーダ
初期型のグライア。ポセイダル軍のHMだが、パラータスターで反乱がおきた際にパラータスターのグライアノーダが黄色い塗装をされてポセイダルに反旗を翻した。本来は緑色。

ワークス:ダバ・マイロード、ミラウー・キャオ、ファンネリア・アム、リリス等
初期のダバの乗り物、ホバートラック的なもので、1機のHMを搭載して移動する。

ホエール:ファンネリア・アム他
後半のダバ一行の母艦、アムがアマンダラから譲り受ける。

ターナ:ガウ・ハ・レッシィ
レッシィの母艦、ホエールとは別の時期にアマンダらから譲り受けた。

ポセイダル軍
オリジナルオージ:オルドナ・ポセイダル
オージェのオリジナルらしく、ポセイダル専用機として首都スヴェートに配備されていた、いろんな意味で追い詰められたポセイダルが破れかぶれ気味に搭乗、エルガイムMkUを圧倒した。しかしその戦闘力は首都スヴェートの全エネルギーを集めたもので、そのエネルギーフィールドから離れるとパワーダウンするという弱点がある。

オージェ(A級):ネイ・モーハン
13人衆の一人であるネイに与えられたA級ヘビーメタル、性能が高いうえにバリアー付きでだいたいの攻撃は通用せず、初期から登場したために強敵度が高い。くどいくらいしょっちゅう登場しており、毎回エルガイムを圧倒してくる。序盤の強敵であり、ほかにロクなA級ヘビーメタルが登場せず、マシンナリィが混じっているレベルの前半は最大クラスの強敵だった。金ぴかである。
ネイ以外にもう一機?オージェが登場するが、ネイの乗らないオージェはそれほど強くはない(資料によっては1機だからネイのオージェが別のヘッドライナーを乗せたかは不明)。
しつこいくらい登場したオージェだったが、後半になりリィリィ・ハッシーの乗るグルーンに役割を譲ることになった。ちなみにオリジナルヘビーメタルオージのレプリカであり、オリジナルはポセイダルの乗機である。

アトール:ギャブレット・ギャブレー
ギャブレットがクワサンから貰ったA級HM。モノアイっぽい頭部。

アトールV:マフ・マクトミン
マクトミンによって作られたアトールのカスタム機で、アトールベースに複数のHMのパーツを寄せ集めている。

グルーン:リィリィ・ハッシー他
A級ヘビーメタルで、ほかがほぼワンオフかせいぜい数機程度なのに対し、これに関しては結構な数が出てきており、事実上量産型っぽいポジション。ネイの出番がなくなり、リィリィが主な敵になるにあたってオージェと入れ替わりに主な敵として出てくる。リィリィ以外にもモブも登場している。リィリィ機はしつこく攻めてきたが、最終的にアムのエルガイムによって撃墜された。重々しく刺々しい外見で武器も重そうな感じで、鬼のような外見とでもいうべきか。

カルバリー・テンプル:クワサン・オリビー
クワサン・オリビーが乗っていたA級HM、テンプルシリーズの一つ。クワサンの特殊な立場や機体数の不足や登場の遅さも相まって、オージェやバッシュと比べると出番は乏しい。

アシュラ・テンプル:ギャブレット・ギャブレー、バーン・ガニア・キラーズ
赤っぽい機体、背中にサブアームを持っており、一気に4つのパワーランチャーを使用可能。

グライア:ギャブレット・ギャブレー他
B級HM。最も普及しているはずのアローンの出番が意外と不足しているうえに、バルブドは逆に特定のタイミングでしか出番がないせいか、事実上これがメインの量産機。巨大なモノアイの頭部があり、その結果割と目立つ。
ただし背景メカ率が高く、象徴的な活躍は出番の割に多くない。基本的にポセイダル地方軍の中では主力扱い(ミズンのポセイダル軍はマシンナリィを戦力にしているくらいあまり装備は良くない)で反乱軍は基本使われていないが、小説版だと反乱軍もグライアをよく使っている模様。

グライアノーダ
初期型のグライア、グライアと違い仮面のような顔をしている、一部がPSの反乱軍に奪われた。緑色をしているが。

バルブド
ポセイダル軍のB級HMであり、要は高級量産型のポジションを担当している。性能はアローンやグライアより上。やはり出番は多いものの、ちょっと目立たない。

アローン
一応基本的な量産機のポジションではあるはずなのだが、グライアと比べ弱いわりに、マシンナリィほど安くもないというポジションなのか出番は意外とない(ゴロンゴとの区別がつきにくいということなのかもしれないが)。

ミズン・アローン
アローンの内ミズン星で運用されているタイプ。腕が細く両肩にパワーランチャーが装備されている。

スレンダースカラ
ギャブレットギャブレーの乗艦。ギャブレーの活躍によってギャブレーが作戦参謀として赴任した。プラネットボンバーということもあり、終盤にギャブレーが実質反乱軍についた際にスレンダースカラも最終的にギャブレーに協力、ギワザ艦隊を爆撃により壊滅に追い込んでいる。話を実質終わらせたのはこの艦。

サートスター
ポセイダルとともに戦った女、フル・フラットが支配する小惑星。ポセイダルからは治外法権を認められており、一応ポセイダルの下にあるものの、ポセイダル軍の高官もおいそれと手が出せない。独自に反乱軍と接触していたりと行動も読めない部分がある。かつてヤーマン王朝が保有していたガイラムを多数保有している。ちなみに略称はSS、セガサターン。

ガイラム:フル・フラット
もともとヤーマン王朝のHMであり、かつて起こった第一次〜第二次聖戦の際に使われた模様。その後はサートスターの奥に封印されていた。
はっきりとはわからないが、すくなくとも50年前にはサートスターに送られ封印されていたことがフルフラットによって語られている。ダバは15年前に1機のガイラムとともに脱出した過去があるそうで、いまいち時系列がよくわからない(これは感想部分にて)。

べアズ
サートスターの専用HM。小惑星帯専用に開発されたB級HMで、小惑星帯では高い戦闘力を誇る。外見は人型ではなく、徹底的に小惑星帯での戦闘に特化している。

その他
ゼッタ
マシンナリィという低性能のやや小型のメカ。HMより安価で操作しやすく、軍や盗賊や民間など多方面で使用されている。中盤あたりまではリスタ共々各勢力がよく使っていたが、A級HMが増えてくる後半にはさすがに戦力外になっていたのか消えた。

リスタ
マシンナリィの一つ、マシンナリィは民間でも盗賊でも軍でも使われている。

スペースリスタ
リスタの宇宙版…ではなく外見だけ似てる別の機体らしく、B級ヘビーメタル扱いである。最も外見だけでなく扱いはリスタと大差ない。中盤あたりまでは各勢力でよくつかわれていたが、大規模化する後半はさすがに息切れかあまり使われなくなった。

アローン(民間):ギャブレット・ギャブレー
民間用のアローン。ギャブレットギャブレーが軍に入るために親戚中の金をかき集めて1機用意したが、勢いでダバと戦った挙句リリスに内部を破壊されたらしく動きが止まってしまいそのままギャブレーは乗り捨てて撤退した。

パードナー:ミヤマ・アスフィー
マシンナリィのような外見のB級HM。盗賊ミヤマ・リーリンの娘アスフィーが、ダバを親の仇と思い込み襲撃した際に使用した。有線により多数のマシンナリィを遠隔操縦できるが、事実上アスフィー以外まともに動かせないっぽく、アスフィー専用機状態。ほぼゲストメカ。

感想等
基本的に難は有るが楽しめました。

強く感じたのが設定面でのすり合わせがあまりされていないということでしょうか。ガンダムなんかはとりあえず戦争の期間は1年と言う明確な設定が有りました。エルガイムはその辺かなり曖昧、ファンタジー要素が強いが故でしょうか。
これは感想後半に書きますが、監督シリーズ構成設定の3名の脳内での設定をそのままやってしまったために、それぞれの時間感覚がバラけたせいかな?と思います。
エルガイムはベテラン監督と当時の若手によって作られた作品らしく、そういう意味でも世代交代をする時期の作品だったのかなとも思います、何か70年代後半と90年代前半の世界が80年代半ばと言う時間に置いて交差している感じがします。

ラストシーンの意図がネットの噂で、クワサン派だった監督がアム派のスタッフとレッシィ派の視聴者の板挟みのけっかあんなになったと聞いた時は妙に納得してしまった…。

感想というか疑問と考察
エルガイムを見終わって思ったことは、今ひとつ世界観がわからないということ。

大雑把に言えばこの世界は…

過去に5つの惑星が戦争状態だったのをポセイダルが半世紀以上前に台頭して最終的に統一、しかしすぐにポセイダルの支配は堕落しポセイダルは愛人をポセイダルに仕立て上げて商人になる、各地に反乱軍が発生する、そして幼少期に燃え落ちる宮殿から脱出したミズン星ヤーマン族カモン王朝の王子ダバ(カモン)マイロードは成り行きから反乱軍に入ることに

こんな感じ

ちなみに台頭して統一としているのは、台頭した時期と統一した時期がわからないから、以下その疑問を

問題はポセイダルがペンタゴナを統一するまでの過程の時系列、最後に滅ぼされたのがヤーマン、フルフラットらの言動からヤーマンが滅びたのが半世紀ほどと思われる発言が聞ける、しかし若者であるダバの言動から王宮が焼け落ちたのはダバの幼少期というのが聞ける。

要はペンタゴナ統一とカモン王朝滅亡時期が今ひとつわからないということ。
一応仮説としてペンタゴナ人は地球人とは年のとり方が違うとか惑星ごとに時間感覚が違うとか考えたのですが、後者はペンタゴナの設定が全部同じ軌道上に惑星があるということから多分ない。


最もこれはミズン星は50年前に制圧されたがしばらくの間はカモン王朝はポセイダルの監視下で存続し、その後ダバの幼少期に滅ぼされたとも考えられますが、全力でヤーマン滅ぼしたいポセイダルがそんなことするかというと?わからない

とりあえず疑問点をまとめると
・50年前にはフルフラットが隠棲し、ポセイダルも替え玉に入れ替わったような描写
・50年前には多数のガイラムが鹵獲されたこと(ほぼカモン王朝の抵抗力が奪われていたことを示唆する)
・カモン王朝の滅亡は見るからに若いダバの幼少期であり、ダバは王宮に住んでいたことがある、ただし王宮の記憶はあっても自分の立場を把握していない(50年前にしては新しすぎる、ポセイダルたちは最終的に無理やり若さを維持していたのが祟って一気に老化して死んでしまう描写があり、ペンタゴナ住民にとってポセイダルの生きた時間は死んでしまうほどの時間というのもわかる、またミズンとトライデトアルで老化速度が違うなどの描写もない)。

いろいろ読めるだけの資料は参考にしたのですが、いわゆる年表が手に入らずにダウン、ネットを調べると一応どこかに年表はあるらしいのですが、どこにあるんだ?誰か助けて。
小説版も一応読んでみたものの、そっちにも疑問を解消するものはなし、小説版はそもそも割とややこしくなっている原因のポセイダル=アマンダがなくアマンダラは普通に商人である、小説版の方は渡辺の設定で監督永野両名の手が入ってないのだろうか…?ダバがアマンダラを殴るシーンがなかったりと監督の手は入ってない感じは有る。

ただ資料などを読んでいくと戦争は2回あったような口ぶりのものと3回あったような口ぶりのものが混在しており、更に混乱に拍車がかかる。
第一次でミズン以外の勢力が制圧される(まだポセイダル達が本当に若い頃、フルフラットの回想時代)→第二次でミズン制圧(第一次からそんなに時間が経過していない、この時にガイラムを回収してフラットはSSに隠棲)→第三次でヤーマン(カモン)王朝が滅びる(ダバの幼少期、10数年前)って考えて見ると一応辻褄があうんだけど、ポセイダルのヤーマンに対する憎しみを考慮すると政治的意図(若しくは宗教的意図)であえてしばらく王朝を残す事をしたかと言う疑問が有る。どこかの資料で1回だけ大三次と言う単語が出てきてるんですよ、でもわからない。

多分これはZZにもいくらか感じたことなのですが、若手スタッフと監督の時間感覚のズレみたいなものが作品にダイレクトに反映されていたように感じます。

これらの疑問は年表が手に入れば全部一発でわかるのですが。ちなみにこれを書くときに調べ直したら年表の話を見つけることが出来ましたが「永野護作の(旧)FSSの年表」なのでTV版の年表ではない模様、基本的に永野の旧FSSはパラレルなので、TV版とは別のもの、ややこしい。

とりあえず言えるのはアニメ本編の描写だと過去の歴史が今ひとつわからないということです。
すぐに手に入った資料数冊だけだとまともにわからなかった、今度また国立国会図書館にでも行って調べてくるか…割と遠いんだよなぁ…。

感想(小説版との違い)
設定面がよくわからなかったために読んだ小説版ですが、基本的に小説版のほうが「まとまっている」「大人しい」という印象を受けました。
アマンダラが敵であるはずのダバ達にやたら肩入れする理由は小説だとそもそもアマンダラは敵ではないため、派手なオチが欲しくて途中で設定変更をした感じが、反乱軍が小説ではグライアを使っているのにアニメでは使わないは多分両陣営で同じ機体を使うと絵的に紛らわしいからと思われる。

2020年03月20日

クソコラム番外編3:今更「オタクはすでに死んでいる」を読んでみて、著者と真逆の視点から考える

現在ガンダムSF論争という80年に起こった論争について調査、考察を趣味と野次馬根性で続けています。
その途中参考資料として使えそうと言う事で、読んだ、岡田斗司夫著「オタクはすでに死んでいる」。
08年に書かれた本で、オタクの重鎮である著者のオタク論、ざっくりとこの本の結論だけ書くと、要は「種族としてのオタクが死んでいる、すでにオタクは1つのまとまった集団ではない、オタクと言う共通の文化が死滅しつつ有る」、という事。
第一世代オタクの著者が第二第三世代との認識のズレに違和感を持ち、そこを考察することで至った結論である。


元ゲオタ、それもポケモン世代として私のスタンスを言うと「結論の部分だけ言えばほぼ同意」
私の場合著者と真逆の視点、つまり第四世代の立場から第一二三世代を見てきた、なので真逆の視点だが、見ていた部分は同じ、なので理解はできるが視点が違うので、そこを書きたい。
また著者はSF世代で、基本的にSFとアニメには詳しい、反面多分ゲームに対してはそこまで詳しくない、特に年齢的に90年代半ば以降の流れ、00年代半ば以降の流れ、10年代に入ってからの流れは把握しきれていないと考えられる、なので著者の意見で気になった部分を私の視点を添える形で書いて行きたい。

今回は内容の要約はせずに、私の記憶に残った著者の主張に対して私の考えを述べていくだけにする。

前提としてオタクの世代を
60年代産まれ:第一世代(SFとか特撮の世代、ウルトラマン世代)
70年代産まれ:第二世代(アニメブーム世代、ガンダム世代)
80年代産まれ:第三世代(この当たりから錯綜し始めるが、オタク世代論ではエヴァ世代とされている、が私は反論有り)
90年代産まれ:第四世代(もはやなんの世代か不明、ハルヒ世代とされているが、私は前のクソコラムで反論している)
00年代産まれ:第五世代(カゲプロ世代とされているが、正直ないと思う)
10年代産まれ:第六世代(…小学生だぞ)
この分け方で捉えている、この本は08年に書かれ、第三世代までを考察対象としている、そのため私が所属しているはずの第四世代は考察対象外なので、第四世代の1人の目線から少し補足する事になる。

著者の視点1:第1世オタクは作品が拙かった頃からの成長を見ている、第2世代はそれが薄く第3世代にはそれがない

私はこれに「同意しつつ多少反論する」、正直言いたいことはわかりすぎるし同意したい、特定ジャンルオンリーとはいえ私の場合わざわざ生まれる前の作品から現在までの流れを見ている、初期はノウハウがない、そもそもジャンルが明確に確立されていない(ロボットアニメのジャンルとしての確率言うか巨大ヒーローやSFまんがからの独立は多分マジンガーZから)。

所がこれはジャンルによっては多分それ以降の世代も経験している、著者はSF、漫画(あえて漢字表記)、アニメ等を考察対象としている、が多分これら以外にもヲタ分野が増える現在はそれ以外での経験が有ると思われる。

私の場合3Dゲー的に言えば実質的に第一世代に属する、私以前の3Dゲーはハードスペックの関係上最新技術のデモレベルのものだったり、そもそも数が出ていなかったりした、3Dゲーは90年代半ばに急速に普及し始める、00年代に入ると2Dの大半が消滅、更に00年代後半には2Dは携帯機オンリーに、10年代に入ると2Dはインディーやソシャゲに、そのため第四世代オタク特に前半に属する層はゲーム的には3Dの普及期をもろに経験している、そのため3Dゲーが成長する様は経験しているのだ…最も普及期に出たヒゲオヤジ64の出来が良かったんで一度初期段階で完成しちゃった感が有るんだけど…はい。

私はギリギリ第四世代に属するために、第三世代以前と第四世代以降のゲーマーの差異として経験上
1ポケモンブームを経験しているか
23Dネイティブか
3エイムができるか
この3つに違いが有ると考えている。

ドット上がりのゲーマーは個人差が有るが基本的に3Dが苦手(よゐこの有野課長がわかりやすい)、特にエイミングは個人差は有るが概ね苦手である、これはPS2時代にエイムが日本上陸を果たす中で彼らが拒絶反応を示していたのをネットで記憶している。
逆に第六世代オタク「候補」はもはやスマホタブでバトロワをやっている世代、完全なエイムネイティブである、エイムが常識の時代に生きている。

基本的に旧世代は有る時期に情報がシャットアウトされる時代が来るのである、結果的に拙かった頃から完成度が高くなっていく流れを見ているようで、途中で情報がシャットアウトされるため実は流れが見えなくなる。
私がそれを感じたのは00年代、エイムの普及時期に私がゲーマー世代とよんでいる70〜80年代産まれが軒並み対応出来ずに、平成生まれから対応出来ていったことを私は経験上知っている、エイムができるのは私より若い世代ばかり。そして昭和ゲーマーの大半が引退したか、一部タイトルに籠もっているか(格ゲーがこれ)、昔話に花を咲かせている(RPGはこのグループ)。


著者の視点2:オタク貴族主義とオタクエリート主義

なかなか面白い視点、第一世代のオタクは貴族主義、第二世代のオタクはエリート主義と言う意見。
オタク貴族主義は毅然と構えてあくまで自己のオタクとしての道を進む、内にこもるタイプのゴーイングマイウェイ型オタクとでも言おうか、オタクエリート主義は常にオタクとして周囲の目を気にし、自身のオタクとしての確立を考える外にでていくオタク。
こうなった原因を宮崎勤事件から来るオタクバッシングとし、オタクバッシングに晒された第二世代オタクはそれと戦うことを強いられたためにこうなったと著者は解釈している…が第三世代に対しては影響をあまり認めていない。

著者の視点3:第三世代より第二世代に対するオタクバッシングの影響が大きいと考える

第二世代はオタクバッシングと戦った、戦わずに毅然と構えていた第一世代との温度差があると著者は主張し、第三世代のオタクバッシングの影響をあまり重要視していない。

これは私は反論言うか補足したい。第三世代、つまり80年代生まれの特徴は「まだオタクになって居なかった、自覚していたか微妙な頃にオタクバッシングを受けた」事が特徴と言える。
そのため「オタクは悪いもの」という刷り込みが強い。結果この世代は「オタクっぽいがオタクとして顕在化していない」「自分がオタクであることを否定するオタクっぽい人」が多い(経験上なのでソースはない)。

著者は自らをオタクと主張するオタク以外は考察対象としていない、なので所謂今の言葉で(死語だが)「萌え豚」と呼ばれる層だけをオタクとして考察している嫌いが有る。
そのため特に第三世代が持っているセンシティブさを理解しきれていない、この世代は「オタクじゃない系オタク」多かった世代、なので大半がオタクを名乗ってない。オタク度によって所謂隠れオタクもいれば、自分はオタクじゃないと本気で思ってるオタクっぽい人(主にゲーマーや漫画読者に多い)も居る。

第3世代が中学生〜大学生くらいだったPS2時代にガンダムのリバイバルが起こったのもこれが背景であると私は考えている、ガンダムはオタク向けでは有るが所謂萌え豚向け、深夜っぽいわけでもない。
この世代がオタクの主流だった時期に妙に硬派厨が多く、第四世代が台頭して第三世代が引退し始めた10年代半ば以降に硬派厨と言う言葉が死語になっていったのも、これが原因だと考える。よく硬派厨は金を出さない声だけ大きいと言われるが、これは先にも書いたが大半が偽物だと考えれば辻褄があう、大半が「格ゲーでの乳揺れを否定する」レベルの硬派でしかない、要は「そういうのが好き」と見られたくないあまり硬派っぽい主張しているだけであって、別に彼らは硬派ではない、萌えとかエロを否定するあまり硬派っぽくなっているだけ…と言う層が結構居ると感じるゲーマーとしての私。
これらも例のガンダムSEEDの大炎上の原因の一つになったとさえ思う。

著者の主張4:SF大陸の崩壊

私にとってこの本を読んだ理由が「ガンダムSF論争に対する資料になると直感したから」なのだが、本当にそれについて書いてあってヒャッハーな気分。

要は第一世代オタクは全員が「SFは読んでナンボ」であったのが、ガンダムから入ってきた新世代は、ロバートAハインラインのような作品には見向きもしなかった、勧めてもそんな古臭いものと冷たくスルーされた、と著者は言う。
そこれオタクの共通認識であっったSF大陸が崩壊するのである…と著者は説く。
これ後にガンダム世代も同じこと経験するんだよなぁ…歴史は繰り返すというか。

これも私はゲーマー目線から「ファミコン大陸の崩壊」と言う視点で補足しつつ主張したい。私も崩壊していく大陸を目撃しているのだ、ギリギリ第四世代の私は、崩壊していく大陸の外からその大陸を目撃した、ファミコン大陸という大陸を。
実はゲームは極端なことを言えば第二世代を含む第三世代と、第四世代、第五世代では根本的にいくつかの違いが有る。それがFCSFCの経験の有無である。80年代産まれはリアルタイムでFCSFCを経験している、所が第四世代からSFCの経験がほぼなくなる。第二第三世代はFC→SFC→PS1→PS2の流れに引退者を出しつつも多くが乗っている、でDSPDP以降の流れについていけずに引退と言う流れである。
所がPS1の頃にもう一つの流れが出来た、GBである。ポケモンブームによるGB市場の活性化、ポケモンは当時まだキッズと呼べる層が大半であり、いわば第四世代オタクに属する層は大半がポケモンブームに参加したと考えていい。これがもう一つの流れとなった、結果第二第三世代系のゲーマーと第四世代とは「ポケモンの経験の有無」という形で分断されるに至った。厳密に言うと初代〜金銀世代は88〜95年くらいまでの産まれが主体なので第三世代も多少入っているのだが…まあそれはそれで。

FC大陸崩壊の原因は96〜02年頃までの流れで起こった
・3Dの普及
→3D世代と2D世代を分かつ
・ポケモンブームによる第四世代によるGB市場の活性化
→携帯機は子供ばっかり、なので旧世代と新世代のゲーマーを分かつ原因に
・ポケモンブームの副産物、ポケモンカード
→結果的に遊戯王やデュエマ、ヴァンガードなどにつながる
・PS1時代に起こった大量ハードによるユーザー層が複雑に分断される
→共通認識であるファミコン文化が崩壊
・64によるひっそりとした小学生だけのスマブラブーム
→ポケモンと並んで世代を分けたゲーム
・00年代以降のエイムの普及
→エイムに対応出来ない旧世代とエイムを当たり前のものとして受け取る新世代に別れる原因に
・アーケードの衰退と高齢化とカジュアル化
→昔ながらのアーケード系のガチゲーマー達が消えていく

不思議とこれらは「宮崎勤事件が起きた時に産まれていたか否か」で世代が分けられる、マジでネットうろついてるとそんな感じ、35と25でマジで別人、30は25寄りの趣向だがやや35要素も有る感じ。
84年くらいの産まれは大半エイムは苦手なのに、94年くらい産まれだともうエイムは当たり前になりつつ有る。
84年産まれは、エイム苦手、ポケモン未経験、FF世代、スーファミでゲームデビュー、スマブラやらない(格ゲーは引退)、基本的にPS1でなければSS、GBは押入れ、流石にギャザはやってない。
94年は、エイムはできるが強いかは別、ポケモンは金銀の頃、GBでデビュー、スマブラ昔やってた格ゲーは未経験、GBファミリーは何かしら持ってた、遊戯王とか流行ってたなぁ(遠い目)。
くらいの差が有る。

これらによって96年以降に一気にファミコン大陸は崩壊した、95〜96年のコロコロコミックはなかなか面白い、今ならコロコロが取り上げないであろう格ゲーやRPGの記事が大量に有るのだから。今とはかなり世界が違う。
今のコロコロ読者の好きなゲームは、少し古いアンケートデータだと当時第五六世代に属するコロコロ読者達は、スマブラ、マリオ、イカ、フォトナ、ポケモン、にゃんこ、マイクラなどを挙げている、妖怪もあったが当時と今とだと更に今が衰退しているし…。96年以前のIPはマリオくらい、スマブラポケモンがここで挙げている第四世代の特徴である、イカ、フォトナ、マイクラ、にゃんこなどは近年のIPである、すでにかつて一世を風靡したIPの大半が居ない。世代交代を感じる。特にイカ、フォトナはエイムが有るため今の子供はすでにエイムを小学生時代にマスターしている事がわかる。

結果これはRPGを主体としたFC大陸を崩壊させるに至ったのである。ネットを彷徨きながらネットの各所に湧くゲーマーたちとやり取りしていると、彼らは「ポケモンの経験が有るかないか」で相当価値観が違う事が本当によくわかる。
私はよくガンダム系のゲーム実況を見るのだが、彼らは大半が世代的には第四世代に属している…と言うよりは動画サイトが「第四世代た作って第五世代が消費する」環境。更にガンダムVS全盛期は00年代前半であり、その頃はまさに小学生がVSをやっていた時代である。
そのためか多くがポケモン経験者である、反面リアタイで宮崎勤事件を経験して居ない、そのせいか昭和生まれと比べてオタク的なものに対する態度がどこかあっけらかんとしている部分が有る、要はアレルゲンが少ないからアレルギーが相対的に薄いのだ。
この世代はオタクが世間から隔離されていた時代の経験が薄いので、結果的にオタク的なものと非オタク的な物をセットで消費する事ができる。
オタクバッシングの中で自身をオタクとして開き直るか、若しくは自身のオタク性を否定せざるを得なかった第二第三世代とは異質なグループとして形成されてしまっている。

ポケモンだけが原因ではないのだ、しかしポケモンブームは不思議なくらい世代を分けている事にネットをさまよう私は感じてしまう、マジでポケモン経験が有るか否かで世代を分けていいくらい別人。

この世代をワンピース世代と呼ぶ人物も居るし、ワンピとポケモンは割と親和性がある、敗北者ブームの時の赤犬のフライゴン煽りなんかはまさにそれ。しかしワンピースはポケモンと同時期の作品だが、ポケモンより対象年齢が高かった+マスコミがおしすぎたせいもあってか、上の世代との隔離環境であったポケモンと比べるとオープン感が強いんだよなぁ…だから世代感が薄い。特にゲームハードと違って漫画は簡単に読めるせいで、環境的な隔離感がね、GBは極端なことを言えば子供が大半だったせいでポケモンが特定世代だけに高密度に消費される環境を作ったと言えるから、ワンピースはそこまで極端ではない。

補足:著者の視点にはない「動画サイト」

この動画サイトこそ、この本に書かれたオタクの世界と今の世界を分かつ最大のファクターであろう。この本が出版されたのは08年、認識的にはニコニコブームが始まる前の07年以前の時代を背景としている。
この本はオタクとオタクなのかよくわからないサブカル勢と一般人が隔離されていた時代を背景としている。特にセンセーショナルな報道を受けていた平成前半の環境が前提。
なのでニコ→つべのの流れの中で起こったオタクの曖昧化は考慮されていない、この本が書かれた時期に本格的に普及していった動画サイトは、結果的にオタク的なものと準オタク的なものを融合してしまった。ニコニコ御三家、つまりアイマス、東方、ボカロはその象徴であろう。ボカロなどは普通に子供向け扱いのコンテンツともコラボするし…このブログ的にはシンカリオンのミクですかね。
反面かつてのSFのような「オタク的すぎる物」は生きる場所を失ってしまったようにも感じられる。

著者の結論を考える:オタクと言う民族の崩壊

これは全面同意。私は元ゲーマー&元ニコ厨と言う目線からオタクについて考えたが、やはりゲームもまた民族が崩壊している、特にFFは3年前にタバティス(FF15の人)がすでに10代は7割がFFを知らないと発言している、ゲームでもまた崩壊が起こっているのである。そりゃあどこも崩壊するよねと。
ゲームだとポケモンが過去の流れを断ち切って新しい流れを作ったな…って今考えると思える。

例えばニコニコの人気者だったレトロアニメチャージマン研!、これの支持層(チャーケニスト、可愛そうなお友達)は大半が第四世代に属するのだ…恐ろしいことに。ネットという特殊環境がツッコミどころ満載のネタアニメ、奇声や迷セリフが多すぎてネタにしやすいと言う本作を人気にしてしまったのである。こういった部分もまた民族としてのオタクを崩壊させる原因だと思う。

私的Q&A

Qこの本は今更読むべきか
A読むべき、難しいことは書いてない、結構いろんな視点が書かれていて面白い、ここでは反論ぽいことを書いてしまったが、私的には書かれていることの多くに同意するスタンス

まとめ

・著者の主張はオタクという共通認識の崩壊をオタクの死として解釈するもの
・オタクの共通認識の崩壊はガンダムの頃にSF世代とガンダム世代で別れた事
・オタクバッシングに対する対応がオタク第一世代と第二世代で違うと著者は説く
・著者はオタクの第一〜第三世代についての考察を行っている

・その上で私は第二三世代と第四世代の違いを中心に考察した
・第三世代と第四世代の差は端的に言えばポケモンの経験等ゲームで現れている、第四世代はゲームだけ見てもそれ以前の世代とは違う特徴が有る
・著者の言うとおりもはやオタクたるものに共通認識なんてないんだから民族としてのオタクは崩壊した、現在も崩壊中である、常に新しい世代が供給されるので崩壊は加速する


感想

ガンダムSF論争について調査、考察のための資料として読んだら思ったよりも面白かった。
ガンダムSF論争を考えるがいつ完成するかは知らないけれど、割と読んだ理由があったと思うこの本。
つーかガンダムSF論争について考察するためにSF乱読も始めたし、なんかこっちの更新が出来ない事に。
今年こそ年間1000冊本読むんだ(メッチャームチャ)。



※1ポケモンは3〜4年スパンごとに完全新作を出し、そこで追加されたポケモンを世代と呼ぶ、なので紛らわしいが第一世代が初代であり、第四世代はDS出でたダイパである

2020年03月07日

太陽の使者鉄人28号

概要
鉄人28号の2度目のアニメ化作品。鉄人のデザインが大幅にリファインされており、他作風的にも80年代頭のスーパーロボットっぽくしたものになっている。
鉄人の戦後設定もなくなっており、時代背景も当時の近未来風になっている。その他設定も刷新されており、敷島博士に家族が出来たり、

登場メカ
鉄人28号:金田正太郎
くびれがついている、瞳がない等デザインが元と弄られている他操縦機が当時の近代的なデザインに変更されており、計器類などが一気に近代化されている、いつもの通り非武装。2話であっさりVコンをブランチ一味に奪われている。通常時はテニスコートの下に格納されている。独立連動システムによって腕が破壊されても戦力が低下しない。
また第二次世界大戦中に日本軍が開発した云々の設定も特になくなっているのか語られない。

08(ゼロハチ)
鉄人のサポート用サーヴァントロボ、人間サイズ。カセット交換でプログラムを入れ替えられる模様、なにかに付けて雑用ばかりやらされている。足関節は動かずキャタピラ移動、腕関節もやや硬い動き、攻撃技はぐるぐるパンチ。鉄人の修理も彼が行っている。

ビジョンコントローラー(Vコン)
鉄人用コントローラー、デザインは当時の近代的なデザインになっており、コントローラーのモニターに鉄人が見ている映像を投影可能。操縦可能距離もそこそこ長いと思われる。
7つの電波をまとめてどのような場所でも使用可能にしてあるレインボーウェーブという電波を使っている、それ故になかなか妨害を受けないが、敵に奪われると鉄人を止められなくなるという弱点になっている。

ブラックオックス:敷島博士
不乱拳博士によって開発されたロボット。博士の頭脳をコピーしたもののその後博士は射殺されてしまう。頭脳コピーが中途半端だったためか3歳児並の知能で止まってしまっている。
その後は敷島研究所で厄介になるも出番は少なく要所要所にしか出ず、最終的に操られて鉄人を攻撃してしまい、それに負い目を感じて敵の要塞を道連れに、火山を噴火させて基地を巻き添えに爆発、基地の爆発から残されたのは顔面のパーツだけだった。


敵組織は複数おり、主にブランチ、それから宇宙魔王が主体。

ブランチ一味
ブランチロボ1号:ブランチ
1話で出てくるやられメカ。

ブランチロボ2号:大塚所長、金田正太郎
ただのやられメカかと思いきや、まさかの大塚所長が敵基地から脱出する際にぶっつけ本番で操縦、その後ブランチに奪われた鉄人と戦闘するもボコられた挙げ句後一歩で死ぬところだった。大塚所長は特にこれと言ってロボット操縦経験がありそうにも見えないのだが。

ブランチロボ3号
分身能力を持つ。

ブランチロボ4号
南の島の守り神に偽装したロボ。エイロボットとともに鉄人を困らせる。

ブランチロボ5号
両腕にハンマーを装備している。ゴーストファイアーV9(グレンゴーストC3)みたいな感じ。この回は正太郎と鉄人が小さくなる回で、敵としてはある意味ドブネズミのほうが印象に残る気がする。

ブランチロボ6号
最後のブランチロボ。こいつがやられた後ブランチは宇宙魔王にさらわれ最後は死亡する。

宇宙魔王
スペースロボ一号
ロボットなのかもわからない怪獣のようなもの。

スペースロボ二号
カブトムシ。

スペースロボ三号
超巨大ロボ。

スペースロボ四号
アメーバ型。

スペースロボ五号:グーラキングJr
ライオン型。グーラの地球攻撃に使用された。

スペースロボ六号:グーラキングJr
球体から脚が生えているロボット。コックピットは脱出カプセルになっている。

スペースロボ7号:グーラキングJr
グーラが最後に乗り込んだロボット。

スペースロボ八号
最後のスペースロボ。

デモクレス:グーラキングJr
グーラの護衛、グーラが乗り込む。

エルサタン一味
ニセ鉄人28号
そのまんま偽物。裏で戦闘用ロボットを流通させている組織が開発した偽物の鉄人。盗み出した設計図が中途半端だったために性能は不完全。鉄人をうばうための囮として利用され、本物と入れ替えられ鉄人として運用され、ベラクルス(本物の鉄人の偽装)と戦闘し破壊された。

ベラクルス
鉄人以上の性能を持つロボットだったが、実はジーナの組織が盗んだ鉄人のガワを替えただけ。

デスラム
量産型ロボット。デスサタン一味が各地の紛争地域に販売していた。性能は戦車と比べれば高いが敵ロボットしては微妙。

バッファローロボ
エルサタン最後のロボット。鉄人への復習のために超危険爆薬ハイニトロを輸送中の鉄人を艦載機を使い襲撃。

その他敵組織
ガムダ1号、2号
御堂博士が開発した宇宙線を増幅するう装置を搭載したロボット。性能が凄まじいために2機のロボットを合体させて初めて機能するシステムにしている。危険なために御堂博士はそのデータを持ち出して1号を持って逃走したが死亡、その後鉄人と戦闘、背中の集光装置を破壊されて爆散。

チャレンジャー一号
鉄人に勝つために作られたロボット。

エイリアン
宇宙人、細かい背景は不明だが宇宙に帰りたがっていたのではと正太郎は語っている。

飛雄馬ロボット
かつて日本で絶大な勢力を誇っていたらしい飛雄馬一族が操縦するロボット。

雷神トール
バイキング風の男が操縦する、美術品強盗。

キングコング
サーカス団に所属するキングコング、に偽装したロボット。

タランチュラ
謎の怪物、3000年前のローラン王国を襲撃するも鉄人にやられる。

ライダーン
暴走族が使用しているロボット、実は大塚警部の失脚を狙うインターポールのジーグ隊長が用意したもの…インターポールこれ量産して配備出来ないのか?と思わなくもない。

登場キャラ
金田正太郎
主人公、鉄人の操縦者。所謂正太郎だが戦争関係の設定などがないためかなり色々曖昧な存在。両親はすでに故人で現在は敷島家で暮らす。銃は携帯しているが流石に子供に実銃はアレだったのか殺傷力はない麻酔銃なので安全である。因みにショタコンのショタはこの太陽の使者版の正太郎(ショウタロウコンプレックス→ショタコン)のことだったりする。

金田博士
正太郎の父、鉄人の完成を見ることなく亡くなった、日本軍などの設定は曖昧で多分消えている。

大塚茂
おなじみの人物。ブランチから奪ったロボを動かしてみたりしている。インターポールの警部。戦車などを指揮している事もある。因みに牧子には微妙に舐められてたらしく、所長の地位が思ったより高かったことを知った牧子が突然所長に礼儀正しい態度を取る回がある。

敷島大次郎
所謂敷島博士、顔がなんとなくカクカクした感じになっておりオリジナル博士の面影があまりなく、言われないと敷島博士だってわからない感じ。至って真面目な人物。

敷島歌子
敷島博士の妻、割と影薄い。

敷島牧子
博士の娘、所謂ヒロインだが基本いるだけ気の強いキャッキャした女の子。テニスが好きで何かとテニスをやっているシーンが多い。


宇宙魔王
元々ある星系の王だったようだが、その星系が滅びた際に宇宙魔王になってしまったらしい。

グーラキングJr
宇宙魔王の息子、どのタイミングかは曖昧だが、宇宙魔王の星系が滅びる前後に母星を脱出、地球にカプセルで送り込まれる。その後正太郎らに保護され一時友人となるが、その後記憶を取り戻し宇宙魔王の元に戻る。

ロビー
宇宙魔王の手下、元々宇宙魔王に母星を滅ぼされており、復習の機会を伺っている。最後は去った。

ブランチ
ロボットマフィア、色黒のハゲのおっさん。前半のメインの敵組織であり、何度も出てくる。最終的に宇宙魔王と手を組むがすぐに捨てられ囚われた正太郎と警部を脱出させて死亡。金田博士の研究成果を狙って研究所に侵入した時に博士を殺害しているらしい。

ブランチメンバー
ブランチの手下のモブ。モブらしく銃の命中率はクソエイム。

ジーナ早川(エルサタン)
テニスのコーチだが実態はロボット密造組織のリーダーであり、鉄人の設計図を奪いに来た。テニスプレイヤーとして世界を回りつつ、取引を行っていた。何度か再登場して、ブランチと並ぶ敵組織のボス。死の商人としての名前はエルサタン。

リバーキャット
どこか某怪盗3世を彷彿とさせる顔をした怪盗。

ジーグ部隊長
チンピラの暴走族を支配下に置いて手駒にしてマッチポンをしていた悪いインターポールの部隊長。どこかのマグネロボっぽい名前。

ジョー
ジーグの手下のチンピラ、最後にジーグに利用され仲間を殺されたためにジーグを殺して自分も死んだ、呆然と眺めるだけの正太郎。

その他
御堂
敷島の友人。ガムダ1、2号に搭載されている宇宙線増幅装置を開発した人物。その後脱出してそのデータを敷島らに伝えた。

恵蘭
香港警察。カンフー使いの若い娘、戦闘時のテンションが凄い。大塚警部は若い女だということに驚いていた。

ゴーギャン
警部、美術品の護衛をやっていたが奪われて辞表を書いて追いかけた。ノルマン人。

不乱拳博士
ブラックオックスを開発した人物。


感想など
この時代の4クール作品特有の、後半になるにしたがってだんだんエンジンがかかってくる感じ。前半部分はそれまでのロボットアニメのインフレもあってか、戦闘における被害に対して正太郎が危険すぎると言う状態になっていたりして、そのあたりあくまで第二次世界大戦で使用される予定だったロボット兵士でしかなかったオリジナル鉄人と比べて目視による遠隔操作は設定的に厳しくなってたなと思ったり。

ロボットアニメ300本以上見た人間がそれなりに真面目におすすめロボットアニメを考えてみる

まず超メジャー作品は逆にめんどくさいので除外します、主にガンダムとかエヴァとか一般向けアニメランキングに乗るタイプとかシリーズモノとかあの辺。語られ尽くしてコメントが思い浮かばないんですよ、下手に詳しいが故の悲劇。



無敵超人ザンボット3
高難易度のボス戦を延々と続けるような内容のアニメ。最初から最後まで絶望的な状況の中で、イマイチ頼りにならないスーパーロボットで多大な犠牲を出しながら切り抜けていくという話、情報がいい感じに絞られているんですよね、だから見ている方も話に集中しやすい。

太陽の牙ダグラム
リアルロボットと言うジャンルが確立された直後だからこそできちゃった多分今後は一切作ることが出来ないであろうリアルロボットの極北の極みとでも言うべきアニメ。ゲリラ+ロボット+政治という濃度を高めることに特化したアニメ。市場が元気なときはこういった作品が出てくるものなんです、どんなジャンルでも…多分。

銀河旋風ブライガー
作画のダメさをキャラや脚本や音楽で全力でごまかしたノリのいいB級作品。良い意味でB級というか、心の底から気楽に楽しめる娯楽に特化した低予算作品。

装甲騎兵ボトムズ
定番ですね、一応中堅作品扱いなのでこっちに。リアルロボットと言うジャンルの完成形みたいに言われる作品、ローラーダッシュ、パイルバンカー、降着等、機械的ギミックに特化した「人形だけど人間ではない」というメカ描写に到達した作品。

銀河漂流バイファム
強烈な個性こそないものの、脚本、作画、演出、設定とすべての点において高水準にまとまった高品質な作品。ロボットアニメとしては割とSF考証を真面目にやっているのか、ちょくちょくそれっぽいシーンが出てくる。

聖戦士ダンバイン
和製ファンタジーアニメとしては相当な古い作品、ドラクエより更に3年くらい早い時期の作品であり、高校生が突然異世界に召喚されて力に覚醒して戦うと言う平成以降はコテコテの設定を太古の昔(83年)にやった作品(同時期にファンタジーはごく少数しかなかった)。
ただ展開の遅さや基本的に逃走のシナリオ、後半の強引なテコ入れによる路線変更など、とにかく話が持ち上がらない等いくつか問題点もあります。

機動警察パトレイバー
ロボット犯罪に対抗すべく警察がロボットを持ったらと言うコンセプトの作品、ヒーローモノより警察モノ、近未来SF風の作風で、世知辛い世の中で割とブラックかつ法律に縛られる状況下で警察が色々仕事をすると言う話、いろんな方面で濃いめの作品。
ゆうきまさみが私の漫画はSFなのかわからないみたいな事言っていましたが、パトレイバーの場合アニメ版は近未来社会派SFっぽさが有るけど漫画版は同じシナリオを共有してるのにそういう雰囲気はあまりないです、不思議。

勇者特急マイトガイン
ロボットアニメの美味しいところだけを凝縮したようなてんこ盛りの作品。コテコテの正義の味方、コテコテの悪役、コテコテのラスボス、全てがコテコテの世界観、ロボットアニメって楽しいって部分だけをガッツリ盛り込んだ作品。再放送で子供時代にめっちゃハマった、私のロボ好きの原点の一つ。

メダロット
ホビー路線の作品。至って普通の4クール夕方アニメながら、全体的に高水準にまとまっています。作ってる人が面白いと思って作ってるのが伝わってくる作品。

蒼穹のファフナー
後半からの盛り上がりが良い作品。ただ正直良くも悪くもネットの評価が一番納得できたアニメ、見る前にすでに「脚本家が入れ替わってからが本番」と言われていたのですが、実際にそうでした。一騎が脱走〜カノンが仲間になったあたりからは明確に面白いんだけど。因みに今後のファフナーは交代後の脚本家がすべて担当。

天元突破グレンラガン
ものすごい勢いでインフレしてどんどん舞台が変わっていく、ロボットアニメの歴史の集大成みたいな濃い内容。圧縮脚本で、本来なら4クールどころか4クール1本と2クール1本くらいの話を強引に2クールに圧縮しています、なので見どころ満載。

銀河機攻隊マジェスティックプリンス
タイトルからしてB級臭がすごく、半分ネタで見たらいい意味で裏切られたアニメ。かなり丁寧な作劇が特徴。



300本見ておいてかつガチ有名どころは外すと言う条件まで付けてなおこの面白みのないリストよ…正直1000本未満のジャンルで隠れた名作とかこのネット時代にもうありえないんですよね…。
とは言ってもリスト見てみるとまだ見てない作品やここに入れるか迷う作品がかなりあったので、まだまだですね、なので未完記事にしておきます。
posted by 菌類 at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 解説等

2020年03月06日

クソコラムを通り越した独り言「オタクの対義語、一般人とは何者なのか」

ガンダムSF論争について調べる→ふとオタクの世代論の行き着く→オタクについて考える→一般人ってなんだろう…となったので少し私の経験から考えてみました。
基本的に00年代のネットの議論を下敷きにしているので、10年代20年代の現状とは少しズレます。というのも近年昔ほど一般人という単語を聞かなくなったので。

結論を言うと「地上波TVを主要な情報源としているTV層」のことではないか、となりました。

私の場合何度もいいますがゲヲタ上がりなので、一般人論もゲーム関係になります、で語られる一般人は「母親」なんです。一般人には抵抗がある=母親が引く、みたいな議論が大半「でした」。
ゲーム関係で語られる一般人代表は母親、特にWII時代が良くも悪くもそのイメージを決定づけた形だと思います。
母親とは何かと考えると、母親は主婦(兼業含む)なので家に居ることが多く、となると情報源はTVに、つまりTVの主張やノリがそのままダイレクトに反映されます、つまりオタクバッシングもゲーム脳もノリとしてはTVのノリなので、それがダイレクトに反映された形になると考えると割とスッキリします。

そしてネットで一般人論が衰退していった時期は10年代、10年代はスマホ普及の時代です、体感的に15年頃になると一般人論があまり語られなくなったと記憶しています、でもって15年と言うと若年層〜現役世代の大半にスマホが行き渡った時期です、11年頃から若者はスマホでしたし、私もスマホは11年からです。

最近オタクと一般人の境が曖昧になってきたのは「TVを主要な情報源としていない一般人、つまり今までの一般人とは違う層」が出現したためだと考えると辻褄が合います、つまり昔ながらの一般人が消えつつあると。だから考え方がTV依存じゃなくなる→昔ながらの一般人的でない人間が増える…と言う仮説。
明確な根拠はないんですが、ネットの空気の移り変わりから考える事。

2020年03月01日

機甲猟兵メロウリンク

概要
装甲騎兵ボトムズの外伝OVA作品、全12話。

戦間期、つまりボトムズアニメの時系列の頃に戦争末期に起こったある事件の濡れ衣を着せられた部隊の生き残りの兵士が、その濡れ衣を着せた者たちを追うという話。
兵士は機甲猟兵と呼ばれる対ATライフルを装備した兵士であり、1丁のライフルのみで各基地やATとの戦闘を続けていくことになる。

部分部分にアニメボトムズとのシナリオのリンクがあり、途中クメンが登場する、ビーラーゲリラが現役なことから、時系列的にはキリコと同じ時期にクメンに居た可能性もある。またバッテンタインが名前だけ搭乗したり、PS計画に言及されたりしている、最後は次の戦争が始まる所で終わるため、ボトムズの最終回とほぼ同日である。

クロスオメガとは言えただの対ATライフル持った兵士なのにスパロボ参戦済み…まあゼノマスですらないアイマスすら参戦してるしセーフ理論。

機甲猟兵とは
対ATライフルを装備した歩兵。所謂装甲騎兵以下の存在とされており、メロウリンクは元AT乗りだったがATを取り上げられて懲罰的に機甲猟兵となった。
対ATライフルでは遠距離からATの装甲を撃ち抜くことは困難であり、接近すれば攻撃を受ける、歩兵だから機動力もない、まさにボトムズ以下の存在である。

あらすじ
砂漠にあるメルキア軍の小さな基地、そこを襲撃する一人の機甲猟兵。彼は100年戦争末期に起こったある戦闘で捨て駒にされた挙げ句敵前逃亡と物資強奪の罪をなすりつけられた小隊の唯一の生き残りだった、その事件の名をブラバンドール・スキャンダル、軍もまたその一件が小隊レベルでできる規模ではないことを知り怪しんでいた事件である。機甲猟兵の名前はメロウリンク、1丁の対ATライフルを担ぎ、小隊に濡れ衣を着せた者たちを付け狙う。
基地で出会った謎の女ルルシーと、怪しい情報将校キーク、行き先で何故か居合わせることになるこの3人は果たしてどのように事件と関わっていくのか、事件の真相は、メロウリンクはただ仲間の仇を取るべく仲間のネームプレートを胸に宇宙を旅する。


登場メカ
主人公が生身なので主役メカなどは存在しない。

スコープドック:ギャルビン・フォックス、ガナード他
アストラギウス銀河で最も使われている超普及型AT。フォックス機は銀色、がナード機は赤色等それぞれ塗装、カスタムがなされている。

スタンディングトータス:スヌーク他
クメンで使用されているAT。湿地帯のクメンで使用されているために水中でもある程度可動でき、水中から奇襲するシーンが描かれている。

ファッティー
毎度おなじみバララントのAT。毎度のことながら基本空気で主な出番は小隊壊滅のエピソードくらい。

対ATライフル
パイルバンカー付きの大型の銃、30キロある。パイルバンカーはATのアームパンチ用の弾で使用可能、ただし1発しか装填出来ない。遠距離からではATの装甲は撃ち抜けないらしく、ある程度の接近が必要。

登場キャラ

主要キャラ
メロウリンク・アリティー
元メルキア軍。所属する小隊が味方の撤退支援のための捨て駒とされ、小隊は彼を除いて全滅、なんとか生き残ったメロウは軍に合流するも、そこで敵前逃亡と物資横流しの濡れ衣を小隊が着せられ、なんとか脱走したメロウは偽証した証人達を仇として付け狙うことになる。その事件はプランバンドール・スキャンダルと呼ばれる。元々は普通の装甲騎兵、所が捨て駒にされる時にATを没収された挙げ句旧式の対ATライフルを渡され機甲猟兵にさせられる、それ以降は機甲猟兵として仇を付け狙っていき、一切ATには搭乗しない。
仇の前で自らの血等で四本の赤い横線を顔に入れる。

ルルシー・ラモン
カードディーラーの謎の女。メロウを坊やと呼ぶが年齢差は大した事ない。毎度メロウの行く先に現れ何かと絡むごとになるが、実は元々ある貴族の娘であったが、叔父に家を実質乗っ取られている状態であり、その叔父がメロウの仇出会ったことから最終的に行動をともにすることになる。

キーク・キャラダイン
メルキアの情報将校、メロウリンクの行く先に先回りするように現れる謎の人物。メロウリンクが所属する小隊が全滅したことに関わる事件、プランバンドール・スキャンダルを追っていた。
関係者全員をメロウリンクに抹殺させ、メロウリンクを消すことで事件の解決を図っており、そのためにメロウの手助けをしていた。結局彼もメロウに殺害される。
メロウリンクの仇
裁判の時に嘘の証言をしたとされる人物。

ドックマン
最初の敵。基地司令ではあったが人望は薄く、基地に侵入したメロウリンクに基地を無茶苦茶にされた挙げ句部下にまで離反され、結果単独でメロウリンクを追った挙げ句に殺害される。

ギャルビン・フォックス
注意。メルキアの銀狐を名乗り、銀色のスコープドッグに乗ってバトリングで稼いでいた。メロウリンクにバトリングを挑まれ、一度は生身にライフルと地雷だけを装備したメロウリンクを追い詰めるも、対戦相手を掴み上げるという勝利宣言のパターンを読まれてジャッキで動きを封じられ、コックピットをパイルで撃ち抜かれメロウリンクに敗北する。

スヌーク
クメンにてスタブロスを名乗り地元住民から強引に土地を巻き上げて荘園を作り上げて恨みを買っていた。そのためビーラーゲリラに狙われていたが、むしろゲリラ狩りを楽しんでいた。しかしゲリラのドサクサに紛れて襲撃してきたメロウリンクに狙われ、死亡。義眼を付けており、どこかクメン編のゴンヌーを彷彿とさせる顔。

バンス
仇の一人、少佐。現在は刑務所の所長。メロウリンク以外の囚人の脱獄のせいでスキを作ってしまい、そこをメロウリンクに狙われて死亡。

ゴルフィ
メロウリンクの元教官。メロウリンクに敗北後メロウリンクを道連れにしようとするも、キークが助け舟を出したため結局失敗。死亡。

ガナード
メロウリンクの敵の一人、少尉、現在は山賊であり、世紀末っぽい感じのノリで装甲列車を襲撃する。AT用のパイロットスーツ風のカラーのATに乗っている。死亡時にメロウリンクに背後の黒幕の存在を示唆する。

ガルボネール・J・ボイル
ヘルメシオンの部下。ザ・卑怯なヌメリコフと違い堂々たる人物。メロウリンクに敗北するもその後救われ、貸しを返すとメロウリンクに協力。その後キークに撃たれる。

ヌメリコフ
ヘルメシオンの部下、ヘルメシオンの命でメロウリンクを狙うも案の定返り討ちで死亡。ルルシーの父を暗殺した人物でもある。

オスカー・フォン・ヘルメシオン
メロウリンクの最後の仇であり、ヂヂリウム強奪事件の黒幕であり、小隊に濡れ衣を着せた人物。またヌメリコフを使いルルシーの父を暗殺しヘルメシオン家を事実上乗っ取っている。彼の行動は更に軍のPS計画が一枚噛んでおり、バッテンタインが関わっていることが示唆されている。

その他
シュエップス・F・ブライアン
シェップス小隊小隊長であり、メロウリンクの元上官。回想シーンに他の小隊員とともに登場する。

ボルフ
胡散臭い痩せ男のマッチメイカー。メロウリンクとフォックスのマッチングを行う。借金だらけで色々ヤバイ。ゴウトの知り合いらしい。

謎の少女
ビーラーゲリラの少女。機甲猟兵でありスヌーク邸を襲撃した集団の一人。意味深な雰囲気だったが特に何もなく死亡。しかし結果的にメロウリンクの身代わりになった。

感想等
ボトムズのちっちゃなパロディみたいな印象、シナリオや人間関係、雰囲気などがTVボトムズっぽく、ロッチナっぽい立場だったりゴンヌーっぽい顔だったりマッチメイカーが序盤で出てきたり。

2020年02月29日

クソコラム番外編2:オタクバッシングとオタクの世代と層について考える

ガンダムSF論争について調べていた時の副産物2。
クソコラム番外編1はオタクの世代論の違和感を、ゲームが世代を形成している世代があるという目線から書いたものです。

クソコラム番外1の要約

・オタクは60年代から10年刻みで世代を分けており、それぞれの世代の代表作がある
・60年代産まれはウルトラマン、70年代産まれはガンダムみたいな形である
・90年代産まれは第4世代オタクと言うが、その世代の代表作ハルヒやらきすたはその世代に共有されているかと言うと少なくとも私は思わない
・90年代産まれで70年代生まれのガンダム並に共有できるコンテンツは少ないが、代表としてポケモンがある
・90年代産まれは一応ポケモン世代でいいのではないか?そうでなくてもワンピやトレカやニコニコ御三家が上がってきて、ハルヒらきすた世代にするには厳しいものがある
・80年代産まれに関してもファミコンスーファミ世代が多数を占め、DQFFの影響力は計り知れない
・ゲーマーとアニオタとで認識や環境に大きな差があった
大体こんな内容。

今回は90年代から00年代を通してあったオタクに否定的な感情は、漫画ゲームアニメで温度差が大きかったということを回想し、雪解け以降の環境についても少し語る。

オタクバッシングの漫画、ゲーム、アニメの温度差


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E5%B7%AE%E5%88%A5
参考資料程度にWIKI先生のオタク差別について。

要はオタク差別云々に対して、ターゲットはアニオタや所謂萌えヲタ層であり、ゲーマーは比較的どうでもいい存在だったということ。


ゲーム

私は、当時のゲームに関してはかなり極端な解釈を持っている、ゲームは不良的なイメージがあった、ゲーセンに屯す不良のイメージ、これは00年代頭まで続いた、それ以降は変質していったように思える、ゲーセン系不良はどこへ消えたのか、私にはわからない。

結論を言うなら、ゲームはPS2くらいまではどこか不良的、荒んだ文化という側面があり、結果的にオタクバッシングの時代をオタクっぽくないイメージで逃げ切ったと言う印象。
ゲームにオタクっぽいものやアニメっぽいものはあったものの、基本的に日陰の存在でスマホ以前は主流になることはなかった。
ゲームなんて売上上位はオタクっぽさはなく、アニメ系でも所謂オタクっぽいものは更に限られてます。テイルズはボーダーライン、ガンダムはセーフライン(連ジの頃)。

少なくともネットの資料を見る限り「ゲーマーは比較的平和」「ゲーマーはオタクバッシングの影響が比較的軽微」という主張が多い、私はその意見に同意してこのクソコラムを書いた。

またゲームはみんなで遊ぶものという側面があったのもオタク的な暗いイメージから避けられた原因だったかなとも思ってる、みんなで遊ぶゲームの1つの完全体がスマブラ。
ゲームがオタクっぽいイメージが増えてきた時期ってちょうどオンラインが普及し始めた時期と重なるなとも。

アニメ

アニメ全体でも漫画系は比較的マシだったと思う。萌え路線とかはモロにバッシングの対象。子供向けもいい年して的な意味でバッシングの対象であった。女児向けはもってのほか、こんな所だったかなぁ。私は微妙に距離感があったのでやや記憶が曖昧。ただやはりバッシング対象はこのグループだったと思う。

ゲームやマンガと違い「家から持ち出せない」「みんなでワイワイ系ではない」というのも悪いイメージを助長したのではと今になって思う。

私などスマホでアニメ見れるようになってからアニメ視聴数が増大したので、小回りが効かない娯楽特有の反感みたいなものをアニメは受けてしまっていたのではないかと。

漫画

一言で言えば「少年漫画系であれば未成人なら何も言われない」。要はドラゴボとかワンピとかならあんまり何も言われない。やはりゲームと同じで「不良的なイメージ」があったために、オタク的なイメージが相対的に薄かったのが救いだったのだと思う。
また売れ筋の大半がオタクっぽいものではなかった。そもそも大半の売れてる漫画が4大少年誌、残りは少女漫画と青年誌がいくらかと言った形だったので、オタクっぽさは薄い。

値段が安く軽量で家から持ち出したり貸借しやすかったのも割といい影響だったと思う。

https://www.netoff.co.jp/tag/?tagid=1003
ぐぐったら真っ先に出てきたネットオフまとめ、スラムダンク、ドラゴンボールなど、強烈にオタクっぽいのはあんまりないですね。

サブカルの不良文化とオタク文化

究極的に言えば漫画とゲームは不良文化としての側面があった、おかげでオタクっぽいイメージが薄かった(エロゲ除く)、結果オタクとして見られにくかったのが、オタク冬の時代に影響が軽微だった、と考えている。
その後不良という概念が薄まった現在、不良文化としてのゲームは消滅しましたとさ。

オタクバッシングがサブカル勢に与えた2種類の心の傷

1つ目が当事者のオタク、つまり直接叩かれたグループ、このグループは被害者意識があるため発信が多い、なので比較的主張を拾いやすいし語られている。

2つ目は厳密な意味でのオタク扱いされなかったゲーマーなどのサブカル勢、このグループはオタクバッシングを避けるために「私は所謂オタクではない」と主張する必要があった。このグループ特有のオタクに対する嫌悪感みたいなものを私は何度かみている。つまり「オタクっぽい要素が自分の巣に入るのを極度に嫌う」現象である。そう思われたら自分も「そっち系」だと思われるから。厳密な意味でオタク扱いされなかったサブカル層特有のオタクアレルギー的なものがあったように感じる。

硬派厨や大人向け主張勢は「オタクの防衛反応」ではないかという仮説

ネットでは所謂硬派厨と呼ばれる存在が語られる、具体的には自分でググって。私はいろんなサブカル系の掲示板やコミュニティの議論に意味もなく首を突っ込んできた経験上「オタクと思われたくないオタクとも非ヲタとも言えない層」とでも言うべきものを何度か見てきている。

単にそう言う系だと思われたくない層が方便として硬派を主張していたのではないか、当然「本物」だって居る、でも本物に便乗する形でそういったグループが居だのではないか。例えば格ゲーで女キャラ出すなとか、その手の主張は「そういった層として見られたくない」「女キャラ目当てでそのゲームをやっている層と見られたくない」だけであり、別に硬派ではない、と考えると納得できる。だから硬派厨は声が大きいと言われてしまうのではないか、大半が偽物だと考えると割と納得がいく。

またゲームをやっていると子供向けを極度に嫌う層が一定数おり、特に比較的平均年齢が高い特定のコミュニティに出現する傾向にある。この層もやはり同じ傾向にあるのではないかと思う。周囲の目を気にしての事だと。そういう年齢と言われる学生よりももっと高い層にそういうタイプが一定数まとまっているのである、これも防衛反応が今でも生きていると考えると割と納得できたりする。

比較的テキトーな平成生まれのサブカル勢

平成生まれのサブカル勢、最早オタクと言っていいのかよくわからない層、彼らは比較的適当。最早防衛反応を示す必要すらない。
なぜって言っても問題ないからである。

https://snowmiku.com/2020/location_n11.html
今なんてこんな調子(雪まつりミク)。

動画サイト&SNSによるオタク、サブカルチャーのオープン化とごった煮化

上の方で、オタクのイメージの悪さは、話題、遊びを共有できないという点ではなかったかという視点を書いた、ゲーマーが比較的バッシングの対象にされなかった理由もそこにある。1人で周囲が理解できないことをやっている、それがそのまま悪いイメージにつながり、そこにマスコミが加わった結果、最も私の頃はリアルタイムバッシング世代ではなく、雪解け世代なのでそのあたりは曖昧。

所が近年は動画サイトやSNSが台頭した、例えばプラモ1つとっても、動画やSNSとして投稿しやすくなったために、1人でしこしこ作るクローズな環境から、作るのは1人でも共有するのは万人というオープンな環境が産まれ、それが明るいイメージを作ったのではと思う。
更に素材として汎用性が高いサブカル系の素材はなんでも使われる、代表が東方。結果どこでもオタコンテンツがあふれる環境になった。
動画サイトは大体投稿者は受けそうなネタを片っ端からぶち込んでくる、結果どの動画もごった煮感がある、結果的にヲタ系サブカル系の話題は横断的、ごった煮的になりやすい、つまりもう漫画ゲームアニメの境が私の幼少期より曖昧になっている、今は曖昧なオタクが存在するだけだし、オタクも昔と比べて死語になりつつあるように見える。

逆に「アニメ単独のオタコンテンツ」はむしろこの状況下では必ずしも調子が良いわけではないとも思う。

ロボットアニメが苦戦する理由

やっとこのブログの主題に到着。

前になぜロボットアニメが衰退したかで、近年はアニメ自体が曲がり角、大体アニメ以外も含めて網羅しているコンテンツが近年は強いと書いたが、ロボットアニメはまさにこれで苦戦しているように見える。
また近年はサブカル全体がどこか同人文化的な所があり、二次創作やファン活動がやりやすい作品じゃないとキツイ所がある、ロボットアニメはその辺アニメの枠内に大半がきれいに収まりすぎてしまっているようにも見える。漫画ゲームアニメその他オタクサブカル系全般の境が曖昧になる現環境下で、アニメとしてのロボットアニメは苦戦するであろうと。
今の時代は話題になるというのは素材になると同義語な所がある、代表選手がチャージマン研、素材としての有用性を理解されたが故に、73年の超マイナーアニメが平成の世に復活した。

かろうじてガンプラやガンゲーなどががあるガンダムはその辺も今の環境でなんとか食らいついていける土壌を提供している気がする。

あとがき

私は周囲が何故か大半ゲーマーというよくわからない環境で幼少期を過ごしました、今でも割とその要素は残っており、自作PC勢やあるオンライ対戦ゲーの上位勢などが今でも知人に居ます。結果的に良くも悪くもゲオタ的な趣向が強く、このブログにわざわざゲームの項目を作っているのも、そういう事なんです。
それだけに「厳密な意味でのオタクかよくわからない」環境だったため、オタクに対する立ち位置も恐ろしく中途半端、結果的にどの意見にも違和感があり、こんなクソコラムを書くことに。
状況が状況だけに家に閉じ込められて暇なのも助けてます。

2020年02月28日

クソコラム番外編:オタク世代論の第4世代論の違和感

このクソ記事はガンダムSF論争について調べていた時の副産物。これ自体は当ブログのメインであるロボットアニメに関する要素はほとんど無い上にクソ長いので読まないでいいです。
※私は平均的なオタクからはかなりかけ離れている人種ですがオタク以外定義出来ない人種でもあります、なので一応オタクの1人として書くことにします、私はアニオタよりゲヲタ寄りで、周囲も大半がゲヲタ系で、アニオタ系の知人はほとんどいません。

はじめに
私はオタク世代論だと90年代産まれを指す「第4世代オタク」に含まれているらしい、しかし私の知っている実態とネットでぐぐったら出てきた4世代オタク論は「間違っては居ないけどどこかズレている」何故か。

オタク世代

ネット情報によるオタク世代は
50年代産まれ→プレ世代
60→第1世代(マジンガー、ライダー、ウルトラマン、SF)
70→第2(ガンダム等アニメブーム)
80→第3(エヴァ等セカイ系)
90→第4(苦しめにハルヒなどが上がる)
00→第5(実質そういう作品がない)
となっている、下の世代ほど地味だ、なぜか。

ゲームの視点

そう、このオタク論はゲーム視点が弱い(漫画視点もないが私が詳しくないので言及する程度)。

ゲーム史は書き出したらキリがないので今回必要なゲームとして
86〜FFDQとJRPG群
96〜ポケモン
この3つだけをメインでチョイス、この3つは「その世代のサブカルの共通語」というべき作品だから。
ガンダムはある世代のサブカル勢(あえてオタクと言わない)の共通認識と言っていい、皆「ガンダムくらいは知っている」ことが前提になっている。
私〜私よりいくらか下のサブカル勢、つまり第4世代に属する層は大体「ポケモンだけはかろうじて共有している」傾向にある、とここ数年感じている(次点でワンピース)※1。

オタク論の限界

オタク論は本質的に、「テレビ番組と出版物」を主体に構成されているように思える。そのためゲームや動画サイトを含めた包括的なオタク論が未だに存在しない、結果ゲームが主体になっていく世代以降のことはよくわからなくなってしまう。

ポケモン世代という世代

ポケモン世代にはガンダム世代のような高揚感も無ければ幻想感もないし一体感もない、ただ「たまたま90年代産まれの便宜上オタク第4世代と言われる世代の大半が1作はポケモンというゲームを遊んだことがある」程度、なのでガンダム世代ほど語られない、結果的に存在を無視されやすい。

FF世代という世代

私はこの世代ではないのだが、ゲーム系の話題にばっかり首を突っ込んでいる為にこの手の人たちの主張を聞くことが多い。
そこで感じるのが「オタクで言う1、2世代に属するクリエイター側はどこかFFに幻想のような感情を抱いているのに」なのに「オタクで言う3世代に属するプレイヤー側はどこか醒めている」ということ、FFほど作ってる側と遊んでる側の温度差を感じるゲームはない。DQに至っては「若者(中年)の水戸黄門」状態で幻想もクソもない、作ってる側が基本的にクールな編集者思考なので温度差はあまり無い。

ガンダムSF論争から考える1、2世代のオタク

この世代は理想、幻想が強い、としか言いようがない。とにかくサブカルは進化する、あるべき姿があると考える理想主義者。プレ、1、2世代で考えるサブカルの理想型にずれがある、それこそがガンダムSF論争を起こしたのではないか、論争というものはお互いに正しいと思うビジョンがあり、それにズレがあって初めて起こるもの。ガノタがめんどくさい言われるのもこの時代の思想を受け継いでいるからに他ならない…と思う。

オタク・サブカル進化論

プレ、1〜4世代の主張や感覚を比較して考えるのが、世代が下るごとに「醒めている」ということ。上の世代ほど「サブカルは進化する」という思想が強い、こだわりが強い、アクが強い、理想が強い、幻想が強い。

いつ頃サブカルは醒めたのか

私はゲームハードで言うPS2時代が一つの壁になっていると考える。あの時代のネットはまだ「〜はこうあるべきだ」みたいな流れが強かった。その最たるものが多分ガンダムSEEDに関する一連の論争。しかし今は種を知らない世代が増えてきている、止まるんじゃねぇぞ…。

90年代産まれのオタクっぽい人とそうでない人

ポケモン系のサブカル勢は比較的オタクっぽくない人が多いのは事実。この世代でもテンプレオタクっぽいイメージの人はラノベヲタだったりエロゲヲタが多いように見える※2。私の知人でハルヒ勢は居たが、やっぱりすごくオタクっぽかった。

オタクに抵抗感がある80年代産まれゲーマー

90年代以降の生まれのゲーマーがどこかいい加減なのに対して、80年代産まれゲーマーは「ゲーマーの定義とは」「俺達はオタクじゃねぇ」的なノリを見かける。これについての考察は後述。

その世代を自覚する条件

私個人の経験によることだが、私がポケモン世代だと自覚したのは実はここ数年である。というのもネットのいろんなところに顔を出すと、高齢化が叫ばれる所とキッズの巣窟とされる所でポケモンの立ち位置が違いすぎる、高齢コミュは「なんか知らんけどずっと売れてるよくわからないなにか」という扱いなのに対してキッズコミュは「何故か通じるなにか」「共通語」みたいな扱いである。まさに世代の壁を感じる。

ニコニコ御三家

ポケモンは流石にオタクっぽくなさすぎだろうという方のために、今度はかつてニコニコ御三家と言われた「アイマス、東方、ボカロ」についても言及する。
このニコニコ御三家、揃いに揃ってこっちはしっかり所謂萌え路線のデザインである。正直ハルヒより遥かに長生きであり、未だに皆現役のコンテンツである。
また支持層が比較的若く、所謂平成生まれが主体になっている。つまりオタク第4第5世代とも言うべき層である。

因みにボカロとアイマスは当ブログの主題であるロボットアニメとしっかり関係している。どっちもスパロボ参戦済みだし(小声)。

アニメの存在の希薄化

ここまで書いて一応結論っぽいものを出す。第4第5世代オタク(第3世代にも言えるが)は、アニメ(若しくテレビ番組)の存在感が第1第2世代のオタクと比べて希薄なのだ。

動画サイトのごった煮文化

動画サイトはごった煮である、内輪ネタで馴れ合って消費する。その内輪ネタで馴れ合って消費する文化においては、皆に通じるネタで盛り上げないといけない、結果的に「通じるネタ」が強くなる、私が挙げたDQ、ポケモン、ニコニコ御三家などは動画サイト的に「通じる側」のネタ。またこの中にはチャー研のような「動画サイトだけの謎作」も存在する。

90年代生まれのポケモン以外のサブカルの体験、トレカ

この世代はトレカ普及世代でもある。ポケモンカードの後に遊戯王カードが登場した、これが大当たり、それ以前の世代ではマニアックな遊びだったトレカは、この平成生まれの世代にとっては当たり前の遊びになっていた。トレカなどもそれ以前のサブカル論的にはかなりイレギュラーなブームである。

オタク的なヒット作かその世代に共有されているサブカルか

ガンダムはその両方を抑えているのである。だから違和感が無い。しかしエヴァからはやや怪しくなってくる、ハルヒに至っては私の世代には別に共有されていない、まだニコニコ御三家挙げられたほうが違和感が無い。
4世代オタク(というよりはサブカル勢)にギリギリ共有されていると言えるのはポケモンである。後ワンピか遊戯王かニコニコ御三家か、といった所。オタクらしい、アニメベースのコンテンツで共有されているものって…なにかあったっけ?状態。

オタクバッシングによる世代の影響

12345世代のサブカル勢の考えの差に「宮崎勤事件によるオタクバッシング」がかなり影響を及ぼしているように思える。
2世代以前「すでにオタク化してからオタクバッシングを経験した」
3世代「幼少期にバッシングを経験した為に、オタクは悪いものというイメージを植え付けられた」
4世代「バッシングが右肩下がりの時期を経験した為に、オタク的なものがだんだんゆるくなっていく時期を経験している」
5世代「何それ美味しいの?」

3世代のサブカル勢(オタクよりやや広い定義)はオタク的なものにどこか忌避感情が見られる、2世代以前のオタクはこうあるべきだ系とはまた違う「オタクだけどオタクじゃないと主張する」。最近のエセオタクと呼ばれるオタクじゃないのにオタクだと自傷する層とは真逆の層がこのオタクバッシング経験世代には目立つ。
オタクバッシングの経験は「オタクっぽいものだけをオタクとする」オタク論を作り出してしまった気がするのだが、どうだろうか。

オタクバッシングの深刻度はアニオタとゲオタでかなり差がある

ゲオタは比較的影響が軽微だった、そのためゲーム系のほうがアニメ系よりもサブカル的には動きやすかった。
深刻度もゲオタは比較的軽い。

結論

結局
1オタクの定義の曖昧化
2オタクバッシングによる「オタク的でないものとオタク的なものの分化」によるオタク論の混乱
3動画サイトによる「オタク的でないものとオタク的なものの融合」によるオタク論のさらなる混乱
4ネットの普及による、オタク活動のやりやすさ
5それらから来るオタクの定義の曖昧化
がオタク論を混乱させているんだろうという結論。結果的に4世代以降のオタク論はどこか曖昧。


あとがき

ガンダムSF論争について調べていくに連れて、アレがオタクの世代間闘争だという解釈を聞いてなるほどと思い、オタクの世代について調べていった結果、平成生まれに対するオタク論が妙に曖昧な事に気がついた。
その違和感を覚えた部分をこのクソコラムで書いた。
要はその世代の「代表的なオタクアニメ」と「代表的なヲタコンテンツ」と「共有されているサブカルコンテンツ」がズレているということ。結果的にオタク世代論がどんどんわかりにくくなっている。
これは3世代の頃には傾向があって、3世代はオタク的にはエヴァ世代だが、サブカル的にはDBDQFF世代といったほうが正しいように少なくとも近年のネット民の反応を見る限り思える、主観だけど。


※1敗北者ブームの時にワンピースとポケモンの誕生年が1年違いでしか無いため層がもろかぶりだと指摘されていた
※2あくまで経験上で資料があるわけではない、つまりただの主観




2020年02月27日

ベターマン

※正直この作品、同説明していいのかわからなかったため、説明を放棄します、つまりこの記事を読んでも何もわからないため、読まないほうがいいです。視聴終了記念記事として一応書きます。

ガオガイガーの関係者によるガオガイガーと同一世界観によって作られた作品。

時系列的には
03年ガイが事故
05年ガオガイガー本編
06年ベターマン本編
07年ガオガイガーFINAL
ということになってるみたいです

ただガオガイガーとの繋がりはそれほど明瞭に描写されておらず、あれほど大騒ぎだったゾンダ−騒動から1年程度しかたってない割にはあまり影響も見えない感じで、あまり言及されず。
牛山一男の弟で牛山末男の兄である牛山次男が出てくるのが一番ガオガイガーの関連作としての主張かもしれないくらい。

一応スパロボに参戦済み。

あらすじ
地底の大遊園地ボトムザワールドで大事故が発生、蒼斧蛍汰は間違ってボトムザワールドに入り込んでしまう。そこで謎の化け物女に襲われる、逃げ回る内にロボットに乗った最近転向してきた幼馴染、彩火乃紀に出会う、そしてそのロボ、ニューロノイド覚醒人1号を操縦して敵を撃退する。
その後は成り行きでモーディワープという組織の調査に協力する形で、世界を脅かす病、アルジャーノンの調査を行う事になるのだが…。

登場メカ
ニューロノイド 

覚醒人1号
アカマツ重工が開発したニューロノイド、見た目はイマイチだけど結構強いby蛍汰。なんというかビーダマンとコンバットアーマーとウォーカーマシンを足したような作業用的外見。
燃料であるリンカージェルがすぐに限界が来る、つまりすぐ燃料切れを起こす。シナプス弾撃は連発して使えない。

ティラン
モーディーワープフランス支部で開発されたニューロノイド。性能は覚醒人より上だと蛍汰談。ボノボの脳が使われているが試作型は人間の脳が使われている。


登場キャラ
蒼斧蛍汰
主人公、一般人。偶然ボトムザワールドに入ってしまい、そこでアルジャーノンに

彩火乃紀
名前は「ひのき」。口癖は「私馬鹿だから」。蛍汰の幼馴染だが転校してしまいしばらくあってなかった。その後蛍汰の学校に転校してきて話が始まる。

都古麻御
謎のメガネの女性、生体工学者。

八七木翔
自分や他人に暗示を書けて能力をコントロールする擬示という能力の持ち主。弟を事故で失っている。

紅楓
のほほんとした人物でダウジング能力を持つ、八七木翔と結婚するも最終的に死亡。子供のみ生存。

阿嘉松滋
有限会社アガツマ重工の社長、子持ち。獅子王雷牙の息子であり、ルネの異母兄、剴の従兄弟。なにかふわふわしたところがある登場人物の中で多分いろんな意味でどっしりした貴重な人物…と言うか変人だけどキャラの中ではトップクラスで常識人だと思う。

紗孔羅
阿嘉松滋の娘、極度のADHD体質。

チャンディー
毎回一行の前に現れる謎の少女、よく蛍汰を助けてくれる。梅崎によって作られた強化人間の一体であったが梅崎の束縛を離れ独立。

ラミア
彩火乃紀の兄に酷似したベターマン。

用語
アルジャーノン
突然暴走する謎の病。多くの人物がこれを発症している。

ボトムザワールド
地底遊園地、ここの職員がアルジャーノンに感染して暴走したのが物語の発端。

イマイチ感想になってない感想など
長くなります。というのも私はこの作品の「軸」を上手く捉えることが出来なかったためです。
知らない時代の歴史小説を読んでいるような気分になる作品、部分部分はわかるのに結論というか核、軸の部分がイマイチわからない感じ。

例えばリーンの翼なんかは結構ふわふわした内容ですが「サコミズ王」という軸が明確にあったのでそこが根っこになってその部分だけはわかりやすかったのですが。
大体どんなアニメも一応誤解上等で無理やり一言で内容を説明できるのですがベターマンはそれが出来なかった、どんなアニメも妙に印象に残るポイントがあるのですが、ベターマンは強烈に記憶に残る部分があんまり。
例えば
ブレンパワード→壮大な家族喧嘩
バディコンプレックス→壮大なストーカーの話
Vガンダム→カテジナさん
オーディアン→主人公機がまるで活躍しない
などなど

内容をすべて語るのは不可能ですが、印象に残った部分だけを切り出して無理やり一言で説明出来るのですが、ベターマンは‥なんだろう。近未来モノっぽくもあり、宗教系のようなセカイ系のような、一種の気持ち悪いバイオ系っぽくもあり、それでいてキッズアニメギャグアニメ的でもあり、どれが軸なのかわからないです、要素が多すぎてどの要素に着目していいのかわからない感じ、要素ごとのかみ合わせがなんか…謎です。ただ暗い話をギャグ描写で描いているせいかどっちつかず感が。
セカイ系にありがちな冷静に考えるとくっそ単純な話を思わせぶりに描いてる感じでもないですし。

とにかく要素がめっちゃ多いんですけど、なにか過渡期の作品という印象。流石にこの量の要素は多すぎたのか後の作品でここまでこの規模でこれだけの要素を打ち込む作品はあんまり見られません。
見終わって記憶に残ってるシーンが…メインシナリオに関係ない部分(社長の発明品とかラブコメパートとか)ばっかりで、話をうまく説明出来ない…。

2020年02月26日

サクラブリゲイド

概要
漫画作品 全7巻、あずま京太郎 日向寺 明徳 14〜17年

南の島に取り残され、存在を抹消された部隊の戦いを描くロボット漫画。妙にエロいカットが多い。

あらすじ
太平洋に浮かぶ島国、イルコパ王国。その国には日本国防軍の唯一の基地が存在し、新兵器「人型」の技術試験が行われていた。しかしアメリカで突然テロが発生、アメリカはイルコパ人の仕業と断定、突如イルコパをテロ支援国家と認定して攻撃をしかけてきた、しかし日本はと言えば突然軍事鎖国を取り、イルコパの軍は存在しないものとして切り捨てる。
あまりにもスムーズな動き、何かが仕組まれているように感じつつ、八〇八技術試験中隊の生き残りは自分たちの未来のためにイルコパ軍に協力する事になる。そして八〇八技術試験中隊はブリキ旅団と名を変えて戦闘を繰り返し、なんとか米軍を撃退したのだが、突然イルコパ軍から謎の組織「アルカディア」に売り渡されてしまうのだった。アルカディアは世界中の戦争を裏で操る組織であり、兵器の試験のために各国の兵器と戦うことになってしまう。

登場メカ
ブリキ旅団
人型:望月桜他
日本国防軍の新型兵器。レーダーに映らない等性能は現有兵器を圧倒する。

改人
第一鼎団の人型を改造したもの。読みはカイジン。

101:望月桜
改人の1つ、隊長機、生存及びサポートに特化した性能。雷獣により周囲の電子機器を破壊できる。

102:上村雛
改人の1つ、装甲を薄めて機動性を高めたもの。煙々羅という装置により敵の目をくらましつつ戦える。

103:大場梓
改人の1つ狙撃機。八握脛という機能により一気に8つのライフルを操作可能。

フラワーシャワー:上村雛、大場梓
終盤に突然ある人物によって上村、大場両名に託された人型。

アルカディア
アルファ・オメガ:クラシカ
クラシカ専用の大型の人型。

サムライ:男谷信友
クラシカの配下の人型の一つ。

死神
サムライとともに出現したエース。

魔王
戦闘機、人型を輸送可能。

人型(アルカディア)
アルカディアの人型、名前などは不明。

人型(米軍):ドロシー・ハミルトン、キャロル・スノウ、リリアナ・アスキス
海兵隊の少女3人が搭乗した人型。便宜上(米軍)としているが、色々と経緯が曖昧なため所属は曖昧、そもそもアルカディアからもたらされたっぽいので一応アルカディア扱い。それぞれ全く使用の違う機体だが諸元は不明、名前すら不明。

中国
鉄蛇:梁美帆
中国軍の超巨大兵器。

インド
インドラ
インド軍の兵器、出番ほぼなし。

登場キャラ
ブリキ旅団
存在を抹消された八〇八技術試験中隊が名を変えた姿。すべて体に何かしらの障害を背負っており、それをセカンド・ナーヴシステムという人工神経で補っている、それを用いて人型を操作している。

望月桜
主人公。

上村雛
ヒロイン1、日本人とイルコパ人のハーフ。浅黒い肌で小柄。

大葉梓
ヒロイン2、背が高く胸が大きい方。

笹浦翔
主人公の友人枠。

藤代啓介
ブリキ旅団の総司令、少佐。

出井顕子
一見地味だが…。

イルコパ軍
ロベリア・ポワレ
若い女だが中将。

ジオ・エシプ
大尉、ロベリアの部下。

ゼノ・エシプ
大尉、特殊部隊。

米軍
マルディナ・コール
老婆、中将。

アルバート・ケンウェイ
おっさん、実験に使われていた3人の少女を救出し養子にしたが…。

ドロシー・ハミルトン、キャロル・スノウ、リリアナ・アスキス
アルバートの養子、セカンド・ナーヴシステムと思われるシステムを付けられて実験体として使われていたが、アルバートの救出される。セカンド・ナーヴシステムで動かす戦車を操作している。

日本国防軍
大場忠康
梓の父、大佐。終盤反アルカディア連合に参戦する。

中国
梁美帆
鉄蛇の操縦者。

アルカディア
クラシカ
アルカディアの幹部。アメリカとイルコパの戦争を仕組み、ブリキ旅団を各国の新兵器と戦わせようとしたり謎が多い。

感想など
面白い部分は面白かったけど、話がまとまりきらず情報過多だった印象も受けました、深夜アニメっぽい展開にするために頑張りすぎた感じ。ありとあらゆる要素が掘り下げきれなかったような気がしました。
ある意味オーディアンっぽいストーリー。
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