永井豪が流れた企画であるゴッドマジンガーを、その名前が忘れられずに全く関係のない作品として再誕させたもの…と聞いているのですが…マイナー作品の宿命かあまり情報がない。
マジンガーと名乗っているが、マジンガー的なデザインではなく動く巨神像である、武装もブレストファイアーなどはなく、武装は剣等でミサイルやビーム等の搭載兵器は殆どない。世界観も過去のムー大陸に学生が召喚されて戦うというもので、マジンガーとの設定面でのつながりは…あってもわからない。マジンガーという名前がないとマジンガーシリーズだとわからないくらいにはマジーンガー要素がなく、キャラデザなどになんとなくダイナミックっぽさを感じる位。
ドラクエ以前の和製ファンタジーと言った内容であり、SFオカルト的な要素が強い。
OPが妙に穏やかで動きも乏しく、EDのようなOPになっている。EDはEDみたいな内容。
最終回が2話の所を1話短縮になってしまい2話分を合体させたのか、レイズナーほどではないが唐突感有る展開。本来はどんな話だったのだろうか、なにか結構な伏線が未消化に感じる。特にこの世界は異世界ではなく過去なので、未来とどう繋がるんだ感とヤマトが帰ったのか否か等色々わからないまま、敵が全部打倒されて終わった。
あらすじ
ラグビー部の火野ヤマトはまた女子にフラレてしまう。しかし帰る途中に突然太古のムーに呼び出されてしまい、そのままゴッドマジンガーを動かし、ムーを救う戦いに身を投じることになる。その後重症を負ったヤマトを救うべく妹も呼び出されてしまう。
そしてヤマトは徐々にムーの戦士として覚醒していくが、ドラゴニアの攻撃でムーの都は落城、ムーから脱出したヤマト達は、光宿りしものを探してさまようことになる。
登場メカ
ぶっちゃけゴッドマジンガー位、敵は恐竜を改造して襲いかかってくるが、特に目立った名前があるわけではない。
ゴッドマジンガー:火野ヤマト
ムーの神殿に置かれていた神像であり、ムーの守護神。通常時は石像として眠っている、外見は古代の武人と言った格好をしており、マジンガーというよりは「魔神」そのもの(大魔神?)。意思も持っており独自で動くことも多く、ヤマトの命令を無視することも有る。正体は今ひとつわからないまま終わった。武装は剣、飛び道具などの武装は乏しい。
ゴッドマジンガーの名前は結局作られなかったマジンガーの名前の流用だが、本来のゴッドマジンガーの企画とは全く違うデザイン、設定になっている模様。後半になると怒りの顔になって牙がむき出しになって戦闘力が高まった。
ライガー:エルド
エルドがこっそり作っていた謎のロボット。外見的には獣神ライガーっぽい感じである。一度はヤマトを殺すものの、その後復活したヤマトの前に死亡する。
恐竜
そのとおり恐竜、ドラゴニアの兵器として使われている、イマイチどういった存在か曖昧。小型の恐竜は家畜的な使われ方をしているのも確認できる。描写的にもロボットなのか普通の恐竜なのか一種の怪物(召喚獣)なのかはっきりしない感じがすごい。
登場キャラ
火野ヤマト
ラグビー部の高校生。女子には持てないらしい。過去に飛ばされそのままドラゴニアとの戦いに身を投じる。徐々にムーの戦士として覚醒していく。ラグビー部なので運動神経と体力はあるが、剣道はやってないので剣は素人、そのせいか剣道でもやっときゃよかったとぼやいていた。
火野カオル
ヤマトの妹。ヤマトと同じ血液型をしているため輸血のために召喚される。その後ムーの都が陥落した後逃走生活に疲れ果てて、先に未来に帰還、その後は不明。ムーではムーの写真を撮るのが日課だった。マドマとは仲が良かった。
アイラ・ムー
ムーの女王、祈りを捧げ続けてヤマトを過去に召喚した。後にヤマトに惚れる。基本守られている姫だが、シャーマン部隊程度なら普通に相手に出来るらしく、劇中では数キル程度はしている。
ムラジ
アイラの側近の老人、元兵士。光宿りしものを示す円盤の片割れを奪還すべく敵地に乗り込み、片割れの所在を知るエルドに交渉を持ちかけるがだまし討ちにされて死亡。
ギロン
ムーの4剣士の一人。声が甲児君。性格は生真面目でリーダー格の1号機乗りタイプ。
ゾルバ
ムーの4剣士の一人。ニヒル系の2号機乗りタイプ。
デリヤ
ムーの4剣士の一人。酒好きの巨漢で3号機乗りタイプ。
ノロー
ムーの4剣士の一人。チビデブの大食い。4人の内唯一中盤で死亡した、3号機乗りタイプ。
マドマ
ムーの宮殿に仕える少女。カオルと仲がいい。
ドラゴニア
ドラド
ドラゴニアの王。黄金の仮面をかぶっているが、謎が多い人物。最後に仮面の下の素顔を表すが、怪物的な顔をしている。死が迫っていると予言されており、その予言の通り死亡した。
エルド
ドラゴニアの王子。ドラドと違い顔は人形。ドラゴニアの王位と光宿りしものを狙っており、光宿りしものを残した石版を勝手に回収し、自前の戦闘メカも開発していた。ドラドが死亡後ドラゴニアの王となるが
ヨミト
エルドの腹心、エルドのために様々な策謀を巡らせるが、最終回で死亡。
ブラー
ドラゴニアの将軍、前半の敵幹部である。ドラドの死の話を聞いて謀反を企てヨナメを誘うが、ヨナメによって殺されてしまう。
ヨナメ
特殊部隊であるシャーマン舞台のリーダーで様々な妖術を使う。露出度の高い格好をしている。基本的にはドラドに忠実である。最後はアイラを襲撃して光宿りしものを奪うも当人は死亡。
シャーマン
敵の特殊部隊のモブの女兵士、えらく露出度の高い服装をしている。爪が伸びるなどいくつかの特殊能力を持っており、ジャンブ力が非常に高くよく城内などに侵入してくる。人間ではないらしく、死体が残らない。毎回死んでる。
感想等
後半の伏線未消化感等、シナリオ的に攻めに欠けた感じが。前半はそこそこ何だけど、後半に色々未消化だった気がします。ある意味昔のファンタジーのシナリオ「らしい」感じ(冒頭がピークなあたりが)。
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