概要
鉄人28号の2度目のアニメ化作品。鉄人のデザインが大幅にリファインされており、他作風的にも80年代頭のスーパーロボットっぽくしたものになっている。
鉄人の戦後設定もなくなっており、時代背景も当時の近未来風になっている。その他設定も刷新されており、敷島博士に家族が出来たり、
登場メカ
鉄人28号:金田正太郎
くびれがついている、瞳がない等デザインが元と弄られている他操縦機が当時の近代的なデザインに変更されており、計器類などが一気に近代化されている、いつもの通り非武装。2話であっさりVコンをブランチ一味に奪われている。通常時はテニスコートの下に格納されている。独立連動システムによって腕が破壊されても戦力が低下しない。
また第二次世界大戦中に日本軍が開発した云々の設定も特になくなっているのか語られない。
08(ゼロハチ)
鉄人のサポート用サーヴァントロボ、人間サイズ。カセット交換でプログラムを入れ替えられる模様、なにかに付けて雑用ばかりやらされている。足関節は動かずキャタピラ移動、腕関節もやや硬い動き、攻撃技はぐるぐるパンチ。鉄人の修理も彼が行っている。
ビジョンコントローラー(Vコン)
鉄人用コントローラー、デザインは当時の近代的なデザインになっており、コントローラーのモニターに鉄人が見ている映像を投影可能。操縦可能距離もそこそこ長いと思われる。
7つの電波をまとめてどのような場所でも使用可能にしてあるレインボーウェーブという電波を使っている、それ故になかなか妨害を受けないが、敵に奪われると鉄人を止められなくなるという弱点になっている。
ブラックオックス:敷島博士
不乱拳博士によって開発されたロボット。博士の頭脳をコピーしたもののその後博士は射殺されてしまう。頭脳コピーが中途半端だったためか3歳児並の知能で止まってしまっている。
その後は敷島研究所で厄介になるも出番は少なく要所要所にしか出ず、最終的に操られて鉄人を攻撃してしまい、それに負い目を感じて敵の要塞を道連れに、火山を噴火させて基地を巻き添えに爆発、基地の爆発から残されたのは顔面のパーツだけだった。
敵
敵組織は複数おり、主にブランチ、それから宇宙魔王が主体。
ブランチ一味
ブランチロボ1号:ブランチ
1話で出てくるやられメカ。
ブランチロボ2号:大塚所長、金田正太郎
ただのやられメカかと思いきや、まさかの大塚所長が敵基地から脱出する際にぶっつけ本番で操縦、その後ブランチに奪われた鉄人と戦闘するもボコられた挙げ句後一歩で死ぬところだった。大塚所長は特にこれと言ってロボット操縦経験がありそうにも見えないのだが。
ブランチロボ3号
分身能力を持つ。
ブランチロボ4号
南の島の守り神に偽装したロボ。エイロボットとともに鉄人を困らせる。
ブランチロボ5号
両腕にハンマーを装備している。ゴーストファイアーV9(グレンゴーストC3)みたいな感じ。この回は正太郎と鉄人が小さくなる回で、敵としてはある意味ドブネズミのほうが印象に残る気がする。
ブランチロボ6号
最後のブランチロボ。こいつがやられた後ブランチは宇宙魔王にさらわれ最後は死亡する。
宇宙魔王
スペースロボ一号
ロボットなのかもわからない怪獣のようなもの。
スペースロボ二号
カブトムシ。
スペースロボ三号
超巨大ロボ。
スペースロボ四号
アメーバ型。
スペースロボ五号:グーラキングJr
ライオン型。グーラの地球攻撃に使用された。
スペースロボ六号:グーラキングJr
球体から脚が生えているロボット。コックピットは脱出カプセルになっている。
スペースロボ7号:グーラキングJr
グーラが最後に乗り込んだロボット。
スペースロボ八号
最後のスペースロボ。
デモクレス:グーラキングJr
グーラの護衛、グーラが乗り込む。
エルサタン一味
ニセ鉄人28号
そのまんま偽物。裏で戦闘用ロボットを流通させている組織が開発した偽物の鉄人。盗み出した設計図が中途半端だったために性能は不完全。鉄人をうばうための囮として利用され、本物と入れ替えられ鉄人として運用され、ベラクルス(本物の鉄人の偽装)と戦闘し破壊された。
ベラクルス
鉄人以上の性能を持つロボットだったが、実はジーナの組織が盗んだ鉄人のガワを替えただけ。
デスラム
量産型ロボット。デスサタン一味が各地の紛争地域に販売していた。性能は戦車と比べれば高いが敵ロボットしては微妙。
バッファローロボ
エルサタン最後のロボット。鉄人への復習のために超危険爆薬ハイニトロを輸送中の鉄人を艦載機を使い襲撃。
その他敵組織
ガムダ1号、2号
御堂博士が開発した宇宙線を増幅するう装置を搭載したロボット。性能が凄まじいために2機のロボットを合体させて初めて機能するシステムにしている。危険なために御堂博士はそのデータを持ち出して1号を持って逃走したが死亡、その後鉄人と戦闘、背中の集光装置を破壊されて爆散。
チャレンジャー一号
鉄人に勝つために作られたロボット。
エイリアン
宇宙人、細かい背景は不明だが宇宙に帰りたがっていたのではと正太郎は語っている。
飛雄馬ロボット
かつて日本で絶大な勢力を誇っていたらしい飛雄馬一族が操縦するロボット。
雷神トール
バイキング風の男が操縦する、美術品強盗。
キングコング
サーカス団に所属するキングコング、に偽装したロボット。
タランチュラ
謎の怪物、3000年前のローラン王国を襲撃するも鉄人にやられる。
ライダーン
暴走族が使用しているロボット、実は大塚警部の失脚を狙うインターポールのジーグ隊長が用意したもの…インターポールこれ量産して配備出来ないのか?と思わなくもない。
登場キャラ
金田正太郎
主人公、鉄人の操縦者。所謂正太郎だが戦争関係の設定などがないためかなり色々曖昧な存在。両親はすでに故人で現在は敷島家で暮らす。銃は携帯しているが流石に子供に実銃はアレだったのか殺傷力はない麻酔銃なので安全である。因みにショタコンのショタはこの太陽の使者版の正太郎(ショウタロウコンプレックス→ショタコン)のことだったりする。
金田博士
正太郎の父、鉄人の完成を見ることなく亡くなった、日本軍などの設定は曖昧で多分消えている。
大塚茂
おなじみの人物。ブランチから奪ったロボを動かしてみたりしている。インターポールの警部。戦車などを指揮している事もある。因みに牧子には微妙に舐められてたらしく、所長の地位が思ったより高かったことを知った牧子が突然所長に礼儀正しい態度を取る回がある。
敷島大次郎
所謂敷島博士、顔がなんとなくカクカクした感じになっておりオリジナル博士の面影があまりなく、言われないと敷島博士だってわからない感じ。至って真面目な人物。
敷島歌子
敷島博士の妻、割と影薄い。
敷島牧子
博士の娘、所謂ヒロインだが基本いるだけ気の強いキャッキャした女の子。テニスが好きで何かとテニスをやっているシーンが多い。
敵
宇宙魔王
元々ある星系の王だったようだが、その星系が滅びた際に宇宙魔王になってしまったらしい。
グーラキングJr
宇宙魔王の息子、どのタイミングかは曖昧だが、宇宙魔王の星系が滅びる前後に母星を脱出、地球にカプセルで送り込まれる。その後正太郎らに保護され一時友人となるが、その後記憶を取り戻し宇宙魔王の元に戻る。
ロビー
宇宙魔王の手下、元々宇宙魔王に母星を滅ぼされており、復習の機会を伺っている。最後は去った。
ブランチ
ロボットマフィア、色黒のハゲのおっさん。前半のメインの敵組織であり、何度も出てくる。最終的に宇宙魔王と手を組むがすぐに捨てられ囚われた正太郎と警部を脱出させて死亡。金田博士の研究成果を狙って研究所に侵入した時に博士を殺害しているらしい。
ブランチメンバー
ブランチの手下のモブ。モブらしく銃の命中率はクソエイム。
ジーナ早川(エルサタン)
テニスのコーチだが実態はロボット密造組織のリーダーであり、鉄人の設計図を奪いに来た。テニスプレイヤーとして世界を回りつつ、取引を行っていた。何度か再登場して、ブランチと並ぶ敵組織のボス。死の商人としての名前はエルサタン。
リバーキャット
どこか某怪盗3世を彷彿とさせる顔をした怪盗。
ジーグ部隊長
チンピラの暴走族を支配下に置いて手駒にしてマッチポンをしていた悪いインターポールの部隊長。どこかのマグネロボっぽい名前。
ジョー
ジーグの手下のチンピラ、最後にジーグに利用され仲間を殺されたためにジーグを殺して自分も死んだ、呆然と眺めるだけの正太郎。
その他
御堂
敷島の友人。ガムダ1、2号に搭載されている宇宙線増幅装置を開発した人物。その後脱出してそのデータを敷島らに伝えた。
恵蘭
香港警察。カンフー使いの若い娘、戦闘時のテンションが凄い。大塚警部は若い女だということに驚いていた。
ゴーギャン
警部、美術品の護衛をやっていたが奪われて辞表を書いて追いかけた。ノルマン人。
不乱拳博士
ブラックオックスを開発した人物。
感想など
この時代の4クール作品特有の、後半になるにしたがってだんだんエンジンがかかってくる感じ。前半部分はそれまでのロボットアニメのインフレもあってか、戦闘における被害に対して正太郎が危険すぎると言う状態になっていたりして、そのあたりあくまで第二次世界大戦で使用される予定だったロボット兵士でしかなかったオリジナル鉄人と比べて目視による遠隔操作は設定的に厳しくなってたなと思ったり。
2020年03月07日
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