パートナー的なロボットを目指した作品であり、鉄鋼人という謎の自律型ロボットを作り出した少年たちが、その鉄鋼人とともに成長していくさまを描く。
本放映時は制作が遅れた挙げ句枠が足りなくなって終盤は放映されていない、今のバージョンは全話揃ったものになっている。
雰囲気的に前半は探偵ものとか古い時代的なSFとか、後半はロードムービーっぽくなっている。
登場メカ
鉄鋼人
GADから生み出された人形機械のようなもの。基本的にGADに触れても何も起きなかったり亜鉄鋼人という怪獣になったりするのだが、触れた人間によってはこういった姿の鉄鋼人を生み出す。たまに触れた人間の思いに二面性があったりすると2つの鉄鋼人が生み出されたりすることもある。1つのGADから2つの鉄鋼人が生み出された場合片方だけでは不完全なようだ。物によってはロボット型ではなくヒューマノイド型の鉄鋼人になり人間として暮すこともある。全ての鉄鋼人は寿命があり、最後は消滅しており、劇中で明確に残っていたのはメッサーシュミットのみである。鉄鋼人にはコックピットは存在せず剥き出しで肩などに乗ることが多く危険。
ライトニング:真田ハジキ
ハジキが生み出した鉄鋼人、ホバーなのかローラーダッシュなのか水平移動能力がある。性能は極めてオーソドックスで高性能。マフラー的なパーツがついている。実は片割れがおり父とつながっていた事が終盤に判明する。
ゼロ:カタナ
カタナの鉄鋼人、武装を施されており極めて戦闘的な鉄鋼人でありカタナがユニットの裏社会でのし上がるための切り札としており、高い戦闘力を生かしてユニット内で恐れられていた。しかし終盤にはかなりガタが来ている事が判明しておりカタナの敵対組織にもバレていた模様。
サンダーボルト:如月タクミ
タクミの鉄鋼人、タクミの自己の心の穴を埋める為に正義を標榜して戦う心に反応したらしく、タクミとともに戦ってユニットの犯罪者を攻撃していた。最後はタクミのう言うことを聞かずに暴走したままひたすらメッサーシュミットを殴り続け、その内に武装も追加されたがしばらくして消滅した。
ハヤテ:篠塚アラシ
アラシの空を飛びたい願望だけで生み出された鉄鋼人。故に飛行能力があるが戦闘はとくにしないでアラシと一緒に飛んでいる事が大半、終盤にシュラク隊してマスドライバーを支えてハジキを宇宙に送り出してその後消滅した。
メッサーシュミット:アイコ・マリー・ハーモニー
アイコが偶然父のGADコレクションから生み出してしまった鉄鋼人。厳つい外見をしているがアイコが戦闘を一切しないタイプ故に戦闘には一切参加せず、サンダーボルトが暴走した際に殴られまくって半壊してしまう。そのまま格納庫で放置されているようで修復はされていない。他の鉄鋼人と違って最終回後も一応壊れた状態で残っている。アイコはいつか消えてしまうけどそれで良い的なことを言っている。
きらら
鉄鋼人の中には人形の姿をするものも居る、彼女はオリジナルが死亡した際にその時の死の瞬間の思いがGADを人形の鉄鋼人へと作り変え、最後の思いであるガラス細工の制作を行っていた。しかし3ヶ月しか体が持たず消滅してしまう。
亜鉄鋼人
GADから生み出された怪物、大半のGADはこっちになり、意思を持ち生み出したものの言うことを聞かず暴走する、ものによってはユニットを破壊するレベルのものもありユニット・コバルトはこの亜鉄鋼人(ガドリアン)の暴走で滅ぼされている。ガドリアンという表現も用いられているが、違いは不明。
鉄重機
ただの関節などを持つ大型機械。発掘兵器の一種でありかつての文明の遺産として発掘されている。一応所持は違法らしいがそこそこ普及しており、前半にはよく出てきた。基本的に鉄鋼人も知らない人間には鉄重機扱いである。
登場キャラ
鉄鋼人を持つもの
真田ハジキ
主人公、父親の死後に家を買い戻すために蜂須賀運送でバイトする日々であり、学校にはろくにいかない。ある時偶然手にしたGADからライトニングを生み出してしまう。どこか淡々としておりどこか冷めた言動をする事が多い。
蜂須賀運送でのバイトの中で事件やGADを探す女カトリーヌに巻き込まれたりしながら日々を過ごしていたが、そのうちにユニットを出て父に似た人物の情報を得ることになる。
カタナ
裏社会で生きる少年、元々鉄重機乗りで依頼をこなして報酬を受けていたが、そのときにハジキが生み出したライトニングと戦闘になる。その後カタナもGADからゼロを生み出す。そしてゼロを手に入れてからはゼロを使ってのし上がろうとしており、良くハジキとはぶつかっていた。その後ハジキがユニットを出た後はユニット内で抗争を続けていたが状況が悪化していき、最終的にサユリを追ってユニットを出た。
篠塚アラシ
ヒロイン、黒髪ロング、格闘家の娘で父親が男児を望んだためアラシという名前を付けられたがその名を嫌って家出してきた。逆ブタゴ…カミーユ現象である。父親から空手を習っており戦闘力は高め。一見清楚な雰囲気だが格闘家&少々単細胞で嫉妬深い性格で何度かハジキに鉄拳を食らわした事があり、ハジキは彼女のことをビビっている。ただし戦闘的な性格というわけではないので鉄鋼人で戦うことはほぼない。後半はハジキがユニットを出たが、その際に同行したのは彼女のみなので後半はやたら目立つ。
アイコ・マリー・ハーモニー
父が資産家でGADをコレクションしている、そこで鉄鋼人メッサーシュミットを生み出すが、基本的に戦わず、メッサーも戦闘に一切使用していない。鉄鋼人使いを仲間として見ているが今ひとつまとまりはない、また銭湯に参加しないし積極的に動かない立場もあってかメインシナリオにはそこまで関わらず。ハジキがユニットを出た後はタクミとの絡みが多い。
如月タクミ
女の子にしか見れないが一応少年らしい。正義感が強く鉄鋼人サンダーボルトとともにユニットで悪人退治を行っている。サンダーボルトが消えた後に、しかし実際には心の穴を埋めるために戦っていただけという事に気がついていく。
他
八須賀小五郎
ハジキがバイトしている八須賀運送の社長。
カトリーヌ・フローベル
八須賀運送に転がり込んだ謎の美女。なにか過去を持っておりGADを追い求めており良くハジキを巻き込むが彼女の過去は結局ぼかされたままだった。
真田キョウコ
ハジキの母、中華料理屋で働いている。
真田サツキ
ハジキの妹。
真田ユウジロウ
ハジキの父、ライトニング号で宇宙に飛び出すがそのまま帰ってこなかった。
まずいラーメン屋
情報屋であり情報を買うときはラーメンを食う必要がある、とてもまずい。
サユリ
カタナとともに行動する少女、カタナの幼少期の写真に映っている少女に酷似している。正体はカタナがゼロとともに生み出した鉄鋼人であり、カタナの心に反応した結果この姿をしている。
感想等
なにか微妙に掴みどころがない独自の雰囲気がある作品。話の筋自体は難しいことしてないし、設定面でも複雑なものもないんだけどなにか微妙に話がつかみにくい、独自の癖がある気がする。
あと後半になってハジキがユニットを出たためユニットに残った主要キャラの半分が事実上フェードアウトした状態になっていたので、主人公ハジキの話とGADについては決着がついたものの少々消化不良感あり。
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