チョイスされている作品はほぼ漫画作品。本という題材的にやりやすかった、というよりよく見ると空想科学漫画研究所って書いてあるから漫画寄り、マジンガーゲッターもアニメではなく永井石川の漫画版の表現。エヴァとガンダムのみ非漫画、エヴァの場合は有名なコミカライズがあるがそっちに対しての言及はなく設定画。
作者が今となっては役に立たないマルクス主義経済学を学んで居た(作者解説)せいか、経済目線からのロボット解説が結構あるのが面白い、ただし原作の世界観の読み込みが浅い部分があるためネタ文章的な部分はありますが。曰くザクは連邦による経済制裁の中で作られた曲線主体の不景気MSで、ガンダムは逆に直線的な好景気MSだそうだ。他にも経済とか景気とかのワードが随所にある。
他にもロボット三原則を無視しまくる鉄人、エヴァのケツが小さ理由、ゲットマシンが6機いればゲッター720まで作れる、ガロンは低血圧、ガロン合唱団に対して歌の練習寄りやることがあるだろうにとツッコミをいてている、全体的にどこかネタに走っている。ゲッター720とかまずデザイナーがしにそう。
B級漫画読本といった感じの内容でさらっと読める本だったと思う。
宝島社 瀬戸龍哉 山本敦司 1999
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