元々美大卒業後営業職などをやった後、タツノコプロへ入社したそうです。アニメの仕事のデビューはなんとあのガッチャマンのタイトルロゴだったそうで、修正を食らうかと思ったらそんなこともなく採用されたということだそうです。
関わった各作品には大体コメントを寄せており、例えばゴーダムはタツノコ的にはメカよりヒーローがやりたかったがスポンサーサイドの要求でロボが出たとか、実はザンボットよりダイターンの方が企画的には先だったとか、ハロはダイターン用のデザインだったとか、ダイオージャのデザインは変形→合体ロボのデザインに苦労したとか、スコープドッグは売れないとタカラから猛反対を受けたがなんとか説得したとか、ドラグナーは多色のランナーが作れるようになったのでそれを生かすためのデザインにしたとかいろいろと語られてます。
メカデザインの本なので、実際のデザインも載っていますが、例えば大河原版ドム、所謂ドムとは違うもっと細いバージョンが載ってたりします。
またアニメのメカに求められること、売れる主役メカが必要、すべての方向から見る事が出来る、実際のデザインはモックをつくり売り込む等いろいろと語られてます。
またガンダムの監督である富野喜幸監督及び作画監督&キャラデザの安彦良和両名に対する言及もあり、富野監督は曲線の多いメカが好きだそうです。
また個人的な事で、血糖値が高い家系なので運動するようにしているなどといったことも語られています。
感想等
これは相当面白い、単にメカデザイナー云々以外にある種の昭和サブカル史といった内容になっています。
とりあえずガンダムとかロボットアニメ見てるなら一度目を通しておいた方がいい内容、各作品の裏話なんかも乗ってますので、中々色々と面白い。
特に富野監督は曲線のあるメカが好きというのはすごい納得出来て、確かにと言う感じ。その他色々と「あー確かに」って感想がひたすら漏れてきます。
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