物理的な満足がそのまま人生の意義に繋がっているとは限らない。
そうした意味では
旧約聖書の言葉の中にもある
「人はパンのみにて生くるものにあらず」でも言われるように
精神的な面からみたときの人生の捉え方のほうが
その人にとっての人生の価値に繋がっているように思えます。
心理学者のフランクルは著者の体験を綴った「夜と霧」の中で
「私達が生きることからなにを期待するかではなく
むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているのかが問題なのだ」と語っています。
すでに自分には生きる意味が決まっているとみて探すのではなく
逆に自分自身がつねにそのありかたを問われているものだと観る必要があります。
輪廻転生からくるような人生における使命ではなく
あくまでも自分の手で使命を作り出していくこと。
そんな強い気持ちがあることが
何よりも強い意志の力を生み出すものである、という
生きた教訓を感じさせられるメッセージでもあります。
人生の意味を求めるという答えを探す中に
本質的な人生のありかたが見えてくるのではなく
自分から能動的に意図を持たせることがあってこそ、というものであること。
生き方という答えのないものだからこそ
そこに仮説を持たせ続けていくことから
理想のあり方を感じさせられるものがあります。
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