2015年04月17日
戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスについて!
こんばんは!
今日は、戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスについて書いていきます。
前回話した値引きロスと廃棄ロスはバーコードなどのデータで管理されていてどんだけロスがでたのだろうと調べれば出てくるのですが、この3種類はデータでの管理ができないロスです。経験と勘を頼りに考えていく必要があります。
それでは戦略的ロスから説明していきましょう。
戦略的ロスは広告商品や目玉商品などを売るときにいつもより陳列数を増やして売る量を増やします。この結果、ロス高(売れ残った商品の全額)はいつもより増えると思いますが、それとともに売上高も増えるため最終的にはロス率は低くなります。
では実際に計算してみましょう。
いつもは6万円分の商品を陳列させて5万円しか売れない商品があります。このときのロス高は1万円ですね。
ではロス率の計算をしていきましょう。
ロス率は、ロス高÷売上げ高×100で求められます。
この場合は、10000÷50000×100=20%ですね。
ではいつもより多く売るために、10万円分の商品を陳列させると8万5千円分売れました。この時のロス高は1万5千円ですね。
ではロス率を計算していきましょう。
15000÷85000×100=17.647%となります。
わかりましたか?
ロス高は増えていますが、ロス率は減少しています。
これが戦略的ロスの考え方です。
これはあくまでも例なので、あまり商品数を増やしてしまうとロス率が逆に増えてしまう場合もあるため、経験と勘が必要なのです。1日あたりどれくらい売れるのか予想して陳列数を決定していきましょう。
次にチャンスロスです。
チャンスロスは言葉で説明ができます。
これは、商品があれば売れたのに品切れのためにお客様が買えず増えるはずの売上げ高が増えない状況になってしまうことです。
これはあってはいけないことですよね。お客様が求めているものを品切れさせるのは信用問題にもかかわります。そのうえ売上も増えないのならなおさらですよね。
しっかり売場管理をして、品切れしそうな商品は早めに補充するようにしていきましょう。
最後に許容ロスです。
許容ロスとは、言葉のとおりこれくらいのロスは許してあげようという意味です。
値引きロスや廃棄ロスが全く無い状況というのは言い換えてみればもしかしたらまだ商品があれば売れていたかもしれないという状況でもあります。
そうです。さっき話したチャンスロスですね。
なので、これくらいのロスは仕方がないという値を設定しておく事が重要です。
ロス率をコントロールすることで売上げ高もコントロールできてきます。
最終的には利益を増やすことになるので、この戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスを見直して数値管理をしていきましょう。
それではこれで戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスについてを終わります。
ブログランキングのクリックも2箇所あるのでよろしくお願いします。 i
今日は、戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスについて書いていきます。
前回話した値引きロスと廃棄ロスはバーコードなどのデータで管理されていてどんだけロスがでたのだろうと調べれば出てくるのですが、この3種類はデータでの管理ができないロスです。経験と勘を頼りに考えていく必要があります。
それでは戦略的ロスから説明していきましょう。
戦略的ロスは広告商品や目玉商品などを売るときにいつもより陳列数を増やして売る量を増やします。この結果、ロス高(売れ残った商品の全額)はいつもより増えると思いますが、それとともに売上高も増えるため最終的にはロス率は低くなります。
では実際に計算してみましょう。
いつもは6万円分の商品を陳列させて5万円しか売れない商品があります。このときのロス高は1万円ですね。
ではロス率の計算をしていきましょう。
ロス率は、ロス高÷売上げ高×100で求められます。
この場合は、10000÷50000×100=20%ですね。
ではいつもより多く売るために、10万円分の商品を陳列させると8万5千円分売れました。この時のロス高は1万5千円ですね。
ではロス率を計算していきましょう。
15000÷85000×100=17.647%となります。
わかりましたか?
ロス高は増えていますが、ロス率は減少しています。
これが戦略的ロスの考え方です。
これはあくまでも例なので、あまり商品数を増やしてしまうとロス率が逆に増えてしまう場合もあるため、経験と勘が必要なのです。1日あたりどれくらい売れるのか予想して陳列数を決定していきましょう。
次にチャンスロスです。
チャンスロスは言葉で説明ができます。
これは、商品があれば売れたのに品切れのためにお客様が買えず増えるはずの売上げ高が増えない状況になってしまうことです。
これはあってはいけないことですよね。お客様が求めているものを品切れさせるのは信用問題にもかかわります。そのうえ売上も増えないのならなおさらですよね。
しっかり売場管理をして、品切れしそうな商品は早めに補充するようにしていきましょう。
最後に許容ロスです。
許容ロスとは、言葉のとおりこれくらいのロスは許してあげようという意味です。
値引きロスや廃棄ロスが全く無い状況というのは言い換えてみればもしかしたらまだ商品があれば売れていたかもしれないという状況でもあります。
そうです。さっき話したチャンスロスですね。
なので、これくらいのロスは仕方がないという値を設定しておく事が重要です。
ロス率をコントロールすることで売上げ高もコントロールできてきます。
最終的には利益を増やすことになるので、この戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスを見直して数値管理をしていきましょう。
それではこれで戦略的ロス・チャンスロス・許容ロスについてを終わります。
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