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posted by fanblog

2019年07月23日

エヴァンゲリオン × 日本史

はじめまして

プロフにも書きましたが、以前にツイッターをやっていました。

あれからずいぶんと時間が経ってしまいましたが(7〜8年?)、ようやくここまでこぎつけました。

しかし、このブログというものを書くのは初めてなので、正直、全く勝手がわかりません。

加えて、僕はアナログ人間なので、ブログを見栄え良く綺麗に作る技術もありません。

ですが、今後他の方のブログを参考にさせてもらったり、自分なりに試行錯誤しながら少しずつでも改良し、このブログを一人でも多くの方に見て頂くことができたらと思っています。


さて、このブログのコンセプトですが、日本史にあまり興味のない人にも読んで頂きたいという観点から

現代にも繫がる日本史

を基本テーマにしていきたいと思っていますが、そこだけにこだわっていてはアッという間にネタ切れになります。(笑)

なので、人物伝・事件簿・名言・記念日などにエピソードを織り交ぜ、日常生活の中でちょっとでも関連するものに出会ったら、つい話したくなることを語っていきたいと思います。

また、どのエピソードをどの順番で出したらいいか?
読んで下さっている方が何を求めているか?

など、まだ迷っていたりわからないことだらけの段階なので、皆さんからのアイデアやリクエストがあれば、ぜひ参考にさせて頂きたいと思っています。
ヤシマ作戦とは?

前置きが長くなりましたが、最初の投稿ということでお許し下さい。

さて、その記念すべき一発目にこともあろうにエヴァを持ってくるとは、我ながら大胆不敵というか・・・・ハッキリ言って完全に奇をてらっております。(笑)

それと同時に、(最初からこんなタイトルを付けてしまっては、この後竜頭蛇尾になる恐れが)と、ビビッてもおります。(汗)

この「ヤシマ作戦」とは、『新世紀エヴァンゲリオン』の第六話「決戦、第3新東京市」に登場する第5使徒ラミエル(=まあ、敵の怪獣みたいなものです)を迎撃するために、日本中の電力を一度に集約して、一撃で敵を仕留めるという作戦のことです。

この内容は後に作られたヱヴァンゲリヲン新劇場版:序でもメインになります。

この作戦は、ネルフ(=対使徒の作戦本部、ですかね)の作戦部長・葛城ミサトが提案したものです。



ヤシマ=八州=屋島

実は、このヤシマ作戦という名称には二つの日本史的意味合いが含まれているのです。


まず一つめに、(日本全土から電力を集約する)作戦であること。

この日本全土のことを古い呼名で「八州」といいます。

日本を八州と呼んだのは、日本列島が本州・九州・壱岐・対馬・隠岐・四国・淡路・佐渡の八つの島(=八州)から成り立っているという由来です。


もう一つは、(一撃で敵を仕留める)作戦であること。

これは源平合戦の一つである屋島の戦い3月23日付ブログ参照)の中の「扇の的」というエピソードからきています。

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屋島の戦い

屋島の戦いとは、文治元年(1185年)2月19日讃岐国(香川県)屋島で行われた。

都落ちした平家を追って源義経軍と平家軍が海を挟んで対峙していたが、夕暮れ時になって平氏方から一艘の舟が現れた。

その舟には高貴な女性が乗っていて、女性は長い竿の先に挟んだ扇を舟の先端に立てた。

どうやら、「源氏方に我らを脅かすほどの兵(つわもの)はおるのか?もしおるというのなら、見事この扇を射抜いてみせよ、おほほほほ!」(笑)

と、挑発しているらしい。

これを見た義経は、弓の名手との呼び声が高かった那須与一(なすのよいち)を抜擢し、扇を射抜かせることにした。

しかし、もし一発で射抜けなかったら「源氏の兵は所詮その程度か?」と敵にあざ笑われ、味方の士気にも関わる。


”絶対に外すことはできない”

とてつもないプレッシャーが掛かる中、与一は見事一発で扇を射抜いてみせた!
扇の的.jpg

これをきっかけに源氏方は一気に士気が上がり、平氏方は恐れ慄き、さらに西国へと敗走していった。



まとめ

  • ヤシマ=八州(日本列島の古い呼称)→日本中から電力を集約した

  • ヤシマ=屋島(屋島の戦い)→「扇の的」一撃で戦いの勝敗を決する


この二つの意味を兼ねて「ヤシマ作戦」と命名するとは、葛城ミサトもなかなかの日本史ツウと言えますね。

・・・・こらぁ、やっぱり竜頭蛇尾になりそうだなぁ。(泣)
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カナケン
元高校教師。 以前に「日本史講座」のタイトルでツイッターをやってました。 ここでは(現代にも繫がる日本史)をテーマにエピソードを多数紹介し、肩肘張らず(ほー、なるほど)と思える話を語っていきたいと思います。
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