Matzocoatl「毒蛇だって知ってただろ？」

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クリストファー・ミラー監督作の3DCGアニメーション映画「くもりときどきミートボール」の感想。




ジュディ・バレット氏の書いた絵本が原作の、

ソニー・ピクチャーズ・アニメーション制作3DCGアニメーション。


幼い時から発明家を夢見る青年フリント・ロックウッドが発明した

「水から食べ物を作るマシーン」が寂れた街 スワロー・フォールズに

食べ物の雨を降らせるが・・・。

という話。


3DCGというとやっぱりディズニー・ピクサーやドリーム・ワークスが先に来て、

「オープン・シーズン」は劇場で観たものの・・・イマイチ・・・だった。


そしてこの作品も劇場でやっている時は全く見向きもしなかった。

食べ物が降ってくる・・・と言われても想像もつかなかったし、

それだけではなんとなく興味も沸かなかった。

しかし色んなところで評判が良く、ついにDVDをレンタル。


本当に後悔した。

劇場で観れば良かった！


どこから書けばいいのか分からないが、

まず「食べ物が降ってくる」事。

観るまでなんとなく「汚い」イメージがあった。

いや、だって外で何か食べるってそんなに無いし。

・・・っていう自分のイマジネーションの無さがちょっと嫌になった。


アニメなんだしいいじゃん。

もちろん実写だったら画にならないだろうが、

これはアニメであり、「夢」な訳で。

実に画になる。


そう、画が良い。

食べ物が降ってくる画もかわいく仕上がってるし、

最初に食べ物が降ってくる時にみんなが振り返るショットはウケた。

後半では結構ドキドキするアクションも楽しい。


ストーリーも良い。

なにより「泣ける」！


・・・不器用なお父さん好きですね。

いやぁ・・・久々にアニメーションで泣いた気がする。

「この肉は大きすぎないか？」

日本語吹き替えで観たのだが、 あの低音が響く。

マニーもそうだが低音ヴォイスって良いなぁ。


映画でよく「伏線の回収」という事を言う。

この映画はその伏線の回収がうまい。

さりげなく前半に出てた事がうまく後半に出てくる。

・・・というかクライマックスはまさにそれだが。


ピクサー並みにうまい脚本だと思った。

演出もうまい・・・チラッと出口って見せたりとかね。


あんな事になってたら絶対に死者は出てるし、

世界を救ったけど街は崩壊してるじゃんかとチラッと考えてしまうが、

そうこれは「夢」なんだ。

この映画を観る時にそんな考えはいらない。



楽しい夢を見るように観れば良いと思う。

・・・本当に映画館で観れば良かった。

くもりときどきミートボール IN 3D [Blu-ray]